就活生の中には、実はあっさり内定をもらう人もいます。「意外と受かるな」と思っている人もいるでしょう。本記事では、就活であっさり内定をもらう人の特徴や、あっさり内定をもらうための方法を紹介。入社を決める前に確認すべきポイントも解説するので、参考にしてみてください。
独自調査:自己アピールや笑顔など自分にあった工夫をする傾向
(ABABAの学生ユーザー50人へ独自にアンケート調査)
ABABAを使っている学生50人に調査したところ、就活において工夫した点で上手にいった対策のトップ3が「自己アピール」・「笑顔を作る」・「自信を持つ」「企業研究」(同着3位)でした。
自己アピールや企業研究はESや面接対策などの事前準備として大切な内容であり、残りの2つは面接の場での工夫点です。笑顔と自信を持った応対ができると、面接官への第一印象がぐっとよくなるでしょう。
一方で、トップ5のポイント差が4.1ポイントととても僅差です。どれか1つに取り組むのではなく、さまざまな角度で自分に合う工夫が重要であるといえます。
就活であっさり内定をもらう人もいる
就活というと、「何社も受けてようやく内定がもらえるもの」「つらくて大変なもの」といったイメージが強いかもしれません。しかし、実は就活生の中には1社目や2社目であっさりと内定をもらう人もいます。
同級生や友達からあっさり内定をもらった話を聞いて、羨ましいと思う方もいるかもしれません。また、中には自分自身が実際にあっさり内定をもらって、内定を承諾するか悩んでいる方もいるでしょう。
本記事では、あっさり内定を獲得する人の特徴や、あっさり内定が出た場合に確認すべきポイントなどを紹介していきます。
就活であっさり内定を獲得する人の特徴
まずは、就活であっさり内定を獲得する人の特徴を見てみましょう。就活で意外と受かる人の特徴は下記の通りです。
・企業研究ができている
・企業が注目する実績やスキルがある
・就活の軸がしっかりしている
・スケジュールを把握している
・通常選考以外のルートを受けている
・相性のよい企業を受けている
・中堅・中小企業も受けている
・コミュニケーション能力が高い
企業研究ができている
内定獲得に欠かせない準備が企業研究です。業界についてよく研究し、競合他社の情報も把握したうえで志望動機を考えていると説得力が一気に増します。
企業研究を丁寧に行って企業のことをしっかり理解すると、自身の就活の軸と合致する箇所があるか探すことが容易です。就活の軸と企業の方向性が合えば大手企業にこだわる必要はありません。自分の軸と企業の相性の良さをアピールできる人はあっさり内定が出るでしょう。
企業が注目する実績やスキルがある
企業で求めている実績やスキルがあるとあっさり内定が出る場合もあります。リーダー候補を探す企業では、部活の部長として人をまとめた経験がある人材は魅力的です。他にも、ITスキルを持っている学生はエンジニアを募集する企業にとって即戦力として魅力的です。また理系の就活では必ず研究実績の話をして、勉強したことが生かせるか判断されます。
文系学部だとスキル面をアピールすることは難しいものの、多くの企業は人柄を重視し、入社後の伸びしろに期待しています。実績やスキルが見つからない場合は、成長意欲の高さを積極的にアピールしましょう。
就活の軸がしっかりしている
目立った強みがなくても、就活の軸がしっかりしていることで内定が出るケースです。就活の軸があれば、エントリーシートや面接の質問で一貫性のある回答ができるため、入社意欲が伝わりやすくポジティブな印象を持ってもらいやすくなります。
スケジュールを把握している
時期ごとに注力すべき活動や、各企業の選考開始時期など、就活全体のスケジュールを把握しているのもポイントです。事前に計画を立てて準備できることはもちろん、要所要所で的確な情報を掴めるので、その分有利に就活を進められます。
通常選考以外のルートを受けている
インターンシップやイベントなど、通常選考以外のルートを受けることであっさり内定が出ることもあります。特別選考では選考の回数が少なかったり、通常選考よりも早い時期に内定が出たりするため「意外と受かる」と感じることもあるでしょう。
相性のよい企業を受けている
自分と企業の相性を見極めた上で選考にエントリーすることも重要です。就活ではいわゆる「持ち駒」を増やすことはとても重要ですが、ただやみくもに選考を受けていては内定をもらえる確率は低くなります。相性のよい企業に絞ってエントリーすることで、自然と通過率は上がるでしょう。
中堅・中小企業も受けている
中堅・中小企業は大手企業と比較して内定をもらいやすい傾向にあります。また、企業によっては選考の回数が少ない場合もあるでしょう。人気企業のみに絞ってエントリーするのではなく、中堅・中小企業も受けることであっさり内定が出る場合があります。
コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力が高い人もあっさり内定をもらう傾向があります。初対面の人とも気さくに会話でき、相手の立場になって話せる人は重宝されます。また自分の思いを他人に伝える際、上手に言語化できる人もスムーズに内定を獲得しやすいです。
コミュニケーション能力が高いと、社内外問わず人間関係構築が上手です。業務を円滑に進めてくれると判断し、内定を獲得できる可能性が上がります。
就活であっさり内定を獲得する方法8選
ここからは、就活であっさり内定を獲得するための方法を見てみましょう。効率よく内定を獲得するために意識したいポイントは下記の通りです。
・各ステップの選考対策を行う
・さまざまな企業にエントリーする
・倍率の低い企業にエントリーする
・インターンに参加する
・内定直結イベントに参加する
・リクルーターを通して受ける
・エージェントやスカウトサービスを活用する
・逆求人サイトを利用する
各ステップの選考対策を行う
エントリー・書類選考・面接とそれぞれのステップに合わせて選考対策をしっかり行うと、あっさり内定が取れる場合もあります。選考フローに適性試験が含まれているなら能力検査対策を行い、面接が苦手な場合はよく聞かれる質問への回答の準備や模擬面接で場になれる必要があるでしょう。それぞれの選考フローに対する入念な準備も内定獲得の近道です。
さまざまな企業にエントリーする
特に就活初期の頃は、選考の練習も兼ねてさまざまな企業にエントリーしてみましょう。人気企業や大手だけでなく、中堅・中小企業の中にも優良企業は存在します。
より好みしすぎず、できるだけフラットな目線で自分との相性や条件を確認するのがポイントです。
倍率の低い企業にエントリーする
人手不足で求人数が多い企業やあまり人気ではない業界など、選考倍率が低い企業を狙うことも一つの手です。建築やサービス業、ドライバーなど求人数が多い仕事は中途採用でも頻繁に募集されており、実務経験がない新卒でも受かりやすい職種です。
ただしシフト制で勤務時間が不規則なことや、仕事量が多い可能性も否定できません。求人の内容を確認し、仕事内容を見極めたうえでエントリーしましょう。
インターンに参加する
インターンへの参加が早期選考につながる企業もあるので、積極的に参加してみましょう。短期インターンよりも長期インターンの方が選考に直結しやすいため、あっさり内定を獲得したい方にはおすすめです。
早期選考を設けていない場合も、実際に業務体験をした上で選考に臨めるため、他の応募者よりも有利に進められる可能性も高まります。
内定直結イベントに参加する
早期内定を目指すなら、内定直結イベントに参加するのも1つの手段です。一般的に内定直結イベントとは、説明会と選考に同時参加できる合同の就活イベントを指します。
複数の企業の説明を受けた上でそのまま選考に参加できるので、あっさり内定をもらいたい場合はチェックしてみるとよいでしょう。
リクルーターを通して受ける
リクルーター制度を使って選考を受けるとあっさり内定が出る場合もあります。リクルーターは企業側から優秀な学生にアプローチする方法です。通常の選考より工数が減り、すぐに内定が出る可能性もあります。ただし、リクルーター制度は大企業が特定の大学も対象とするケースが多いため、必ずしも利用できる制度ではありません。
エージェントやスカウトサービスを活用する
効率よく就活を進めたいなら、エージェントやスカウトサービスの活用も欠かせません。絵担当者が付くエージェントなら、ESの書き方から面接対策までサポートしてくれるので、自分では押さえ切れない情報もキャッチして就活を進められます。
また、登録することで自分に興味を持った企業からのオファーが届く、スカウトサービスの利用もおすすめです。
逆求人サイトを利用する
逆求人サイトとは学生がプロフィールや自己PRを設定し、企業がそれを見てスカウトを送る形の就活サイトです。自分で企業を探して応募する手間が省けて、自分ではなかなか見つけられない優良企業からあっさり内定をもらえることもあります。
ベンチャー企業や中小企業で働きたい人や、理系学部の学生におすすめしたい方法です。
就活であっさり内定を獲得したときに確認すべきこと
実際にあっさり内定を獲得した場合、いくつか確認すべきポイントがあります。特に「特別準備をしたわけでもないのに簡単に内定が出た」という場合は要注意。
すべての企業が当てはまるわけではありませんが、場合によっては人手不足といった理由で内定者を多く出している場合もあります。承諾前に、以下の点を含めてしっかりと最終確認をおこないましょう。
・口コミや評判を確認する
・不安な点があれば確認する
・内定先企業との相性を確認する
口コミや評判を確認する
公式HPや会社説明会などでは、採用のためにポジティブな情報しか紹介されない場合がほとんどです。そのため、内定先企業の情報を得る際は、企業発信の情報だけでなく第三者による口コミや評判もチェックしておきましょう。就活四季報を使用して、客観的なデータを得るのもおすすめです。
不安な点があれば確認する
給与や賞与といった基本的な内容のほか、残業手当の有無や休日日数など、不安な点があれば必ず確認しておきましょう。内定者面談を設けている企業も多いので、上手く活用してみてください。
内定先企業との相性を確認する
待遇条件がよくても、企業との相性が悪ければ入社後にミスマッチが起きる可能性があります。業務内容が本当に自分に合っているか、入社後に働いているイメージが掴めるかも確認しておきましょう。仕事に対する意欲があり、入社を楽しみに思える状態が理想です。
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就活であっさり内定をもらったときのQ&A
就活を始めたばかりであっさりと内定が出てしまったら焦る人もいるでしょう。内定があっさり出たときに気になる質問をまとめました。
内定をすぐに承諾してもよい?
内定を承諾すると労働契約が成立し、法的拘束力が発生します。法的には入社2週間前までなら辞退できるものの、内定承諾した後に辞退すると企業側に迷惑がかかります。多くの企業は内定承諾まで1〜2週間猶予があるため、すぐに承諾せずにじっくり考えてから返事をするようにしましょう。
内定が出たら就活をやめるべき?
内定が1社でも出たら就活をすぐに終えたくなる気持ちも分かります。しかし、あっさり内定が出た場合、後からその企業に対する不満が生じる可能性もゼロではありません。内定が出た企業と比較する意味も込めて、他に気になる企業があれば就活を続けましょう。
就活であっさり内定をもらう人もいる!早め早めに対策しよう
就活であっさり内定をもらう人の特徴や、内定獲得のポイントを解説しました。就活というと大変なイメージが強いですが、実際にはあっさり内定をもらう人もいます。しかし一方で、人手不足により大量採用している可能性もあるため、承諾を受ける前に不安な点があれば確認しておきましょう。
本記事で紹介したポイントを押さえて、スムーズな内定獲得を目指してみてください。