一次面接前に行うイメージがある適性検査ですが、最終面接前に行うケースも珍しくありません。しかし就活生の中には“選考途中の適性検査で落ちたくない”と考える方もいることでしょう。本記事では、最終面接前の適性検査のポイントと落ちないための対策を解説します。
最終面接前に適性検査を行う意図とは?

企業がなぜ最終面接前に適性検査を行うのか、就活生と転職者の多くは気になるところでしょう。企業が最終面接前に適性検査を行う意図としては、面接前に就活生がどのような人物なのか把握したいという理由が考えられます。
能力と性格の見極め

企業が適性検査を行う意図は、就活生の能力と性格の見極めに活用するためである場合がほとんど。学力と性格面に問題がないか、企業との相性の良さなど適性検査の結果をもとに検討します。※
最終面接前の適性検査では結果を元に人物像をしっかり見てくれるため、一次選考前のように足切りで落とすことはあまり多くありません。ただししっかり適性検査に臨まないと、最終面接での選考結果で不利になってしまう可能性は十分あります。
※”『株式会社アイデム 人と仕事研究所』2018年卒新卒採用に関する企業調査“
内定者の能力記録

企業によっては、内定者の能力記録として最終面接前の適性検査を導入しているケースは珍しくありません。このような企業の場合は年度ごとに新入社員の能力を記録しているので、ある年度だけ適性検査が行われないということはほとんどないでしょう。
適性検査のコスト削減

適性検査の実施には、何かと費用またはコストがかかります。受験にかかるコストは1人あたり約数百円から数千円ほど。選考前の足きりとして適性検査を実施してしまうと、膨大なコストがかかってしまいます。
そのため最終面接前に適性検査を行う目的としては、費用削減を狙った意図があるかもしれません。
最終面接前の適性検査で落ちる?

最終面接前の適性検査の選考通過率について、気になっている就活生もいることでしょう。最終面接前の適性検査を足きりとして使っている企業は少ないため、比較的選考通過がしやすいです。
ただし無策の状態で試験に臨んでしまうと落とされる可能性は十分あるので、日頃から適性検査の対策をするのが望ましいでしょう。
最終面接前の適性検査で落ちないためには?

最終面接前の適性検査もしっかり対策を行わなければ、選考に落ちる可能性が高くなります。しかし具体的にどのような対策をすればよいのか分からない方もいることでしょう。そんな方のために、最終面接前の適性検査で落ちないためのポイントを紹介します。
事前に適性検査に対する準備を整える

適性検査に対応するためには、事前に試験に対する準備を整えることが重要です。
本格的に選考が始まる前に参考書を用意し、試験に向けて練習問題をこなします。WEBやアプリなどでも適性検査の問題は解けるので、参考書と並行してみるのもよいでしょう。
さらに企業によって適性検査の問題の種類は異なるので、事前に出題傾向を把握することが重要です。
例えば玉手箱形式であればどういう問題形式で出題されるのか、玉手箱で何を重要視しているのか、しっかり出題パターンを把握しましょう。志望企業の適性検査を受けた知人や先輩などがいれば、出題傾向について聞いてみるのもよいかもしれません。
能力問題を解く練習をする

能力問題では、長文読解や文の並び替えなどの言語問題と数学的な問題が出題される非言語問題の2つが行われます。
これらの問題は日頃から対策を行っていないと、高得点を出すのは難しいです。また試験には制限時間が設けられているので、問題を解く時間配分も考慮に入れなければなりません。
能力問題で高得点を取るためには、得意な分野で点数を稼ぐのがポイントです。能力問題では必ず苦手分野があるので、問題で躓いてしまうと時間が無くなってしまいます。
どうしても解けない問題がある場合は諦めることも重要。解けるところからスピーディーに問題を潰していきましょう。
性格検査は正直に回答する

性格検査は、面接の時と矛盾点がないか見られるため正直に回答することが重要です。少しでも自分を良く見せようと見栄を張ってしまうと、面接時の受け答えと矛盾が生じてしまいます。
恣意的な回答は面接官に見抜かれてしまうので、ありのままに自分が思ったことや考えていることを回答しましょう。
さらに回答項目欄にある「どちらでもない」や「分からない」という回答は、可能な限り少ないのが望ましいです。これらの回答が多いと、企業側はどのような人物像なのか把握しにくくなります。
どうしても分からない場合は「どちらでもない」や「分からない」という回答でもよいですが、可能な限り明確な回答をしましょう。
適性検査のみならず最終面接の対策も行う

最終面接前に適性検査があると試験対策に注力しがちですが、面接対策も重要です。最終面接は社長や役員など採用決定権を持った人が面接するため、しっかりとした受け答えができなければ落ちてしまいます。
企業によっては雑談程度で済むところもありますが、選考フローの中では重要な面接。採用決定者に少しでもよい印象をもってもらえるよう、日頃から面接対策を徹底しましょう。
最終面接でなかなか受からない場合は『ABABA』がおすすめ

就活生の中には「最終面接前の適性検査や面接まで行ったにもかかわらず落ちてしまった」という方は少なくありません。人によっては最終面接で落ちてしまうと今までの努力が無駄だったと考えてしまうことでしょう。
もし最終面接の結果が芳しくない場合は『ABABA(アババ)』がおすすめです。『ABABA』とは、就職活動の「過程」が評価されるスカウト型サービスのこと。不採用通知の内容をもとに企業が就活生の努力を評価し、スカウトしてくれます。
『ABABA』を活用すると1次面接や2次面接などが免除されるため、スピーディーに最終面接を受けることが可能です。定期的にスカウトのメールが届くので、自分に合った企業と出会いやすくなります。
もし最終面接で結果が出ないとお悩みの方は、ぜひ『ABABA』を活用してみてください。
最終面接前のみならず適性検査もしっかり対策しよう

本記事では、最終面接前の適性検査のポイントと落ちないための対策について解説しました。
最終面接前の適性検査は企業側の最終確認を意図した内容が多く、1次選考よりは落ちる可能性は低いでしょう。しかし多くの企業はさまざまなスタイルで適性検査を行っているので、日頃から対策をしておく必要があります。
希望の企業に就職するために、面接と適性検査対策を徹底しましょう。