二次面接を通過すると内定に近づいたと感じるかもしれませんが、最終面接で不採用となるケースも少なくありません。企業によっては二次面接が最終選考となる場合もあり、その位置づけは様々です。
本記事では、二次面接の通過率や企業が重視するポイント、そして通過後に注意すべき点について詳しく解説します。これらを理解し、万全の準備を整えることで、内定獲得への道が開けるでしょう。
内定を勝ち取るためには、初対面の面接官に自分の強みを客観的に伝える力が不可欠です。「REALME」はAI面接官と面接練習を行うことで、自分の強みや志望企業の合格可能性を可視化できます。
面接での受け答えが不安な人や自分の強みがわからない人は、二次面接に向かう前にAI面接官と面接練習して、自分の強みを可視化しておきましょう。
独自調査:二次面接後の内定率には個人差がある

(ABABAの学生ユーザー50人へ独自にアンケート調査)
ABABAを利用する学生ユーザーへのアンケート調査の結果、二次面接通過後の内定率として最も多い回答は30~60%でした。
その一方で、すべての回答が20%以上を占めているため、特別な傾向はほぼ見られないといえます。
これは、二次面接が最終面接の企業とそうではない企業があることも、確立がばらけやすい要因と考えられます。
このアンケートの結果から、二次面接に受かったからといって高確率で内定するとは限らないといえるでしょう。
二次面接を通過しても落ちる場合がある

一般的に二次面接は一次面接や最終面接と比べると、合格率が高いといわれています。そのため、二次面接に通過したらほぼ内定と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。
最終面接で落ちるケースも少なからず存在します。そのため、二次面接に合格したとしても、気を引き締めて面接に取り組むことが大切です。

企業によっては二次面接が最終面接のこともある

「一次→二次→最終」という、一次面接と最終面接の間におこなわれるのが基本です。
しかし、企業によっては二次面接が最終面接と似たような役割を果たしている場合があります。その場合であれば、二次面接に合格したらほぼ内定獲得といえるでしょう。
二次面接の立ち位置は企業によって異なります。
選考パターン
- 一次→二次(最終):前述の内容
- 一次→二次・・・二次→最終:選考という建付けだが企業が学生と接点を作る手段として活用。採用像に合った段階で最終へ進む
- 一次→二次(最終)→(最終):最終もあるが、二次で良かったら内定がもらえる。のちに、最終という建付けで役員面談や会食がおこなわれる場合も
これは、実際に筆者が就活時に体験したパターンです。
会社の面接が何次選考まであるかを確認し、二次面接の重要性について確認しましょう。
二次面接での質問内容とは?
1. 入社したらやりたいこと

二次面接では入社したらどのようなことをやりたいのか質問されることが多いです。人としての魅力については、一次面接である程度判断できています。
そのため、より具体的な入社してからのビジョンについて、確認されることが多いと考えておきましょう。
2. 学生時代に力を入れていたこと
「ガクチカ」とも呼ばれる学生時代に力を入れてきたことについて聞かれることも少なくありません。これは、学生時代にどのようなことを学び、どのようなスキルを身につけたのかを確認するための質問です。
回答を考える際は、学生時代に力を入れていたことや具体的なエピソード、その経験をどのように仕事に活かすかの順序で考えます。回答に対して深掘り質問されることも想定して、具体的に内容を考えましょう。
3. 他社の選考状況

二次面接になると企業もより本格的に採用を検討し始めます。そのため、他社の選考状況についても聞かれるケースが多いでしょう。
他社の選考状況については正直に答えて問題ありません。入社を迷っているのであれば、その旨も素直に伝えるようにしましょう。
4. なぜ入社しようと思ったのか

一次面接でも確認されますが、志望動機については質問されるケースが多いです。一次面接と言っている内容が違うと不信感を抱かれてしまう可能性があるため、回答は一貫させるように意識しましょう。
内定を勝ち取るためには、初対面の面接官に自分の強みを客観的に伝える力が不可欠です。「REALME」はAI面接官と面接練習を行うことで、自分の強みや志望企業の合格可能性を可視化できます。
面接での受け答えが不安な人や自分の強みがわからない人は、二次面接に向かう前にAI面接官と面接練習して、自分の強みを可視化しておきましょう。

二次面接の通過率を上げるためにやっておくこと
以下を実践することで、二次面接の通過率を上げられます。
・企業研究を深めておく
・同業からその会社を選んだ理由を考えておく
・その企業と自分が合っている点をアピールする
・入社後のキャリアプランを考えておく
それぞれについて詳しく解説します。
企業研究を深めておく
一次面接の対策時と比べて、より深く企業研究をしましょう。なぜなら、一次面接よりもその企業に関する内容について聞かれる質問が多くなるためです。
企業研究を行い、どのような質問をされるのか、企業の特徴は何かなどを確認しましょう。
改めてその企業に関する研究を深めておくことが、二次面接突破の鍵です。
同業からその会社を選んだ理由を考えておく
なぜその企業を志望したのかについて、より具体的に考えましょう。
志望動機は多くのケースで聞かれます。ESや一次面接で聞かれることも多い質問ではあるものの、二次面接ではより具体的な回答が求められます。数ある同業他社のなかから、その会社を選んだ理由について聞かれるため、理由を具体的に伝えましょう。
この際、その会社のビジョンを交えて意欲をアピールすることで、好印象を与えられます。どの企業にも当てはまる内容で回答すると、「志望度が高くない」「企業研究ができていない」と思われる可能性があります。
その企業と自分が合っている点をアピールする
企業に対して自分がマッチすることのアピールも大切です。なぜなら、二次面接はより入社後の具体的なプランまで踏み込んで質問される傾向にあるためです。
自分の能力と入社後に活躍できることを結び付けて答えると、よい印象を与えられます。例えば、営業職の選考でコミュニケーション能力の高さを強みとする場合、営業でコミュニケーション能力を活かせることについてアピールしましょう。
入社後のキャリアプランを考えておく
入社後すぐではなく、将来的にやりたいことやそのために必要な経験について語ることも大切です。なぜなら、入社後のキャリアプランがなかったりあやふやだったりすると、「志望度が低い」「すぐに辞めてしまうのではないか」と思われるためです。
入社後にどのような仕事をしたいのか、どのような役職に就きたいのかなど、具体的にキャリアプランを伝えましょう。
二次面接で聞いておきたい逆質問の例
二次面接では、逆質問を聞かれるケースがあります。この際、「特にありません」と質問をしなかったり、ホームページや求人票に載っていることを質問したりすると、マイナスイメージを与えるでしょう。
そこでここでは、二次面接で聞きたい逆質問の例をご紹介します。
事業内容に関する質問
二次面接になると、企業についてより深く知ることが大切です。事業内容が自分に合っているかを確認するために、以下のような質問をしましょう。
・御社がここまで成長された要因は何ですか
・◯◯事業部の売上が前年と比べて大きく伸びていますが、どのような施策を打ったのですか?
・現在は◯◯事業に力を入れているかと存じますが、今後注力していこうと考えている事業はありますか
業務内容に関する質問
自分が働きたい内容とマッチするか、自分の強みを活かせる仕事かを確認するために、業務内容に関する質問もおすすめです。業務内容に関する質問の例には以下があります。
・◯◯部の仕事内容を具体的にお聞きかせいただけますか
・仕事のやりがいを感じられる場面について教えてください
・◯◯部で活躍するために今から習得するスキルや知識はありますか
キャリアパスやスキルに関する質問
キャリアパスやスキルに関する質問をすることで、将来を見ていることがアピールでき、志望度が高いと思ってもらえます。キャリアパスやスキルに関する質問は、以下のような内容がおすすめです。
・御社の◯◯の業務に携わるためには、どのようなキャリアパスを積めばよいのでしょうか
・御社で高く評価され、順調に昇進した方の特徴を教えてください
・御社に入社してからすぐに活躍できるよう◯◯について勉強をしていますが、さらに勉強することはありますか
二次面接で落ちてしまう理由とは?
企業が求める人物像ではない

二次面接ではその人の人物像や熱意などをより具体的にチェックされます。企業が求める人物像ではないと判断されてしまえば、二次面接に落ちてしまう可能性はあるでしょう。
自分のパーソナルな部分を企業に合わせるのは非常に大切です。しかし、無理をしてしまうと、入社後に苦しい思いをするかもしれません。自分が企業側が求める人物像ではなかった場合は、縁がなかったと思って切り替えることも大切です。
入社への意欲が薄い

複数の企業を受けている場合は、1社1社に対する入社の意欲が薄いと判断されてしまう場合があります。もちろん、すべての企業の面接に同じモチベーションで臨むのは難しいかもしれません。
しかし、企業側も時間を割いて面接の対応をしてくれています。そのため、入社意欲がしっかり伝わるように面接に取り組みましょう。
志望動機が曖昧である
志望動機が曖昧だと、面接で落ちる可能性が高まります。なぜなら、志望動機が曖昧=志望度が低いと思われるためです。
志望動機を聞かれた際は、なぜその企業でなければならないのかを伝えることが大切です。どの企業にも当てはまるような内容の回答は、印象には残らず志望度の高さもアピールできません。
「なぜその会社でなければならないのか」に対する理由付けが浅いと、不採用になる可能性が高まります。
一次面接とのギャップが激しい

一次面接の内容と二次面接の内容があまりにも違う場合は、回答に嘘があると思われてしまうかもしれません。志望動機や入社したらやりたいことについては、取り繕って回答することも可能です。
しかし、一次面接とのギャップが不採用につながってしまう可能性もあるため、自分の思いや考えは一貫させておくようにしましょう。

二次面接に関するFAQ

Q. 二次面接で内定をもらえる確率は?
A. 二次面接の通過率は約20〜50%
あくまで目安のため、各企業の採用率に関しては四季報で確認ができるのでチェックしてみてください。
Q. 二次面接が最終面接の場合の合格率は?
A. 最終面接の合格率は約50%
二次面接が最終面接の場合は、より合格率が高くなる傾向があります。
Q. 「ほぼ内定」とはどういう意味?
A. 2回しか面接を行わない場合は、二次面接の通過がほぼ内定です
4、5回ほど面接を行う企業もあれば、面接官の負荷を考慮して2回しか行われない企業も一定数存在します。そのため二次面接の通過がほぼ内定といわれることもあります。
Q. 二次面接で確認される内容は?
A. 人柄に関することが多い傾向があります
二次面接は一次面接より深掘りした質問を多くされる傾向があります。人柄に関する内容やコミュニケーション能力、ビジネスマナーなど、履歴書では測れないような内容を聞かれます。

二次面接の結果はいつ返ってくる?連絡が遅いときの対処法を紹介
二次面接の結果は合否に関わらず連絡するといわれたものの、なかなか連絡がこないこともあるでしょう。
連絡がこないことで、不合格ではないかと不安に感じる人もいます。
ここでは、二次面接結果の連絡が遅いときの対処法について紹介します。
留守番電話やメールを再チェックする
二次面接の結果発表が遅いと感じるときは、自身のメール設定によって連絡が届いていないこともあります。
期日を過ぎても面接結果のメールが届かないときは、迷惑フォルダーに振り分けられていないかを確認しましょう。
迷惑メールフォルダーへは自動で振り分けられるため、迷惑メールではない重要なメールが入ってしまうこともあります。
就職サイト経由で連絡が届くシステムの場合は、受信ボックス以外のフォルダーも確認しましょう。
他には、留守番電話が来ていることに気が付いていないケースもあります。
着信履歴を確認し、応答していないものを確認しましょう。
期日を過ぎても連絡がない場合は問い合わせてもよい
期日を過ぎても連絡がなく、迷惑メールフォルダーや留守番電話を確認しても見当たらない場合は、面接先に問い合わせましょう。
連絡がないから不合格だったとは限らず、受かっていても面接先の不手際で連絡が来ていないケースもあります。
問い合わせはメールか電話で行い、相手に要件が分かりやすいように発言もしくは文章を書きます。
電話・メールどちらの場合も、営業時間を確認し、忙しい時間帯を避けて行うことがおすすめです。
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二次面接前に自身の受け答えや押し出す長所を見直したい方は、AI面接サービス「REALME」がおすすめです。
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AI面接で志望企業の内定判定が確認できる
「REALME」では、無料のAI面接によって志望企業の内定率を判定できます。
自分の受け答えや考え方が志望企業の欲する就活生像に合致するかを簡単に確認可能です。
また、内定率が低かったときはすぐにエントリーせず、受け答えを改善した適切なタイミングでエントリーできます。
現在の内定率を知って受け答えを改善したい人は利用しましょう。
合格ラインにいる就活生のESや面接データが閲覧できる
「REALME」では自分の内定率を確認するだけではなく、志望企業の合格ラインに対応した模範回答を閲覧できます。
二次面接に向けて確実に合格できる受け答えができるようになりたいときに、模範回答を参考に受け答えを考えられます。
2回まではチケットなしで利用が可能です。
自分の言葉で回答した後、添削して再挑戦がおすすめです。
AI分析で自身の強みと弱みを確認できる
「REALME」では、AIによる分析から自身の強みと弱みを把握できます。
その結果、二次面接での受け答えにおいて長所を強調することや、短所のフォローが容易です。
また、強みと弱みがグラフによって視覚的に見られるため、自分の強みが分からない人でも客観的に分析が可能です。
一次面接通過後、二次面接で強調するポイントが分からないときは、「REALME」で自身の適性を見直すとよいでしょう。
二次面接はほぼ内定ではない!

二次面接はほぼ内定とは限りません。対応次第では二次面接で落とされてしまうこともあります。そのため、油断をせずに面接に取り組むことが大切です。ぜひ、本記事を参考にして二次面接を乗り越えてみてください。