就活浪人の割合は?過ごし方や対策ポイントも紹介

もくじ

就活浪人とは

就活浪人とは、新卒の就活で希望する職に就けなかったり、内定を得られなかったりした結果、卒業後も引き続き就職活動を行う就活生のことです。

実際には内定が出ていたものの辞退した場合や、あえて就活をしなかった場合も就活浪人に含まれます。

就活浪人の割合

文部科学省の統計データによれば、令和5年に就活し、内定を獲得した大学生の割合はおよそ86.0%であると報告されています(※)。このことから、就活浪人の割合は約14%であり、およそ7人に1人が就活浪人であるといえるでしょう。

“文部科学省 公式HP” 参照

就活留年との違い

就活浪人と就活留年の主な違いは、既卒であるかどうかです。一般的に、大学を卒業している場合は「就活浪人」、就活をやり直すために留年している場合は「就活留年」とよばれます。

第二新卒との違い

第二新卒は、新卒入社から3年以内程度で転職する人のことを指します。就活浪人は就活のみをおこなうのに対し、第二新卒は正社員として働いた経験を持つ上で転職活動をおこなう点が主な違いです。

第二新卒の場合は基本的に中途採用枠での応募となりますが、企業によっては新卒枠に応募できる可能性もあります。

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就活浪人は選考で不利になる?

就活浪人の場合、選考で不利になるのか気になる方も多いでしょう。実際の選考に影響するかどうかは企業の方針や就活生個人によってそれぞれ異なりますが、ここでは一般的な傾向や就活浪人のデメリットについて紹介します。

ネガティブイメージを持つ企業もある

就活浪人に対して、ネガティブイメージを持つ企業や面接官がいることは否めません。「何か原因があるのでは」「準備が足りないのでは」といった印象を持たれてしまえば、何かと就活を進めにくくなる場面も出てくるでしょう。

一方で、企業を納得させられるような明確な理由を伝えることができれば、気にしすぎる必要はありません。

エントリーできない企業もある

企業によっては新卒者のみを対象とし、「就活浪人」や既卒者の応募を受け付けていない場合があります。エントリーできるかどうかは企業の採用方針によって異なりますが、就活浪人をしても志望先の企業の条件を満たしていなければ、応募資格から外れる可能性があることは理解しておきましょう。

就活浪人のメリット

マイナスイメージを持たれやすい就活浪人ですが、就活浪人ならではのメリットもあります。ここでは、就活浪人のメリットについて見てみましょう。

・反省を活かせる
・就活を効率的に進められる
・社会人の友人たちからアドバイスをもらえる

反省を活かせる

1つ目のメリットは、前年度の就活における反省点を活かせることです。すでに自己分析が済んでいたり、早期選考のタイミングから面接に慣れていたりと、他のライバルたちが初めて就活する中で一歩リードしてスタートを切れることは大きな利点でしょう。

就活を効率的に進められる

2つ目のメリットは、就活をより効率的に進められることです。就活全体のスケジュールや動きを把握しているため、無駄なくスムーズに就活を進められます。また、学業との両立も必要ないため、就活に全振りできる点もメリットでしょう。

社会人の友人たちからアドバイスをもらえる

3つ目のメリットは、社会人になった友人たちからアドバイスをもらえることです。仲のよい同級生が就職していれば、社会人としての目線で相談に乗ってもらえるかもしれません。

新卒での就活でもOG・OB訪問で先輩社員と会うことは可能ですが、友人からの率直なアドバイスは役に立つことでしょう。

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就活浪人の過ごし方

ここからは、就活浪人の過ごし方について紹介します。就活浪人の過ごし方は、その後の結果にも影響しやすいため、ぜひ参考にして有意義な期間となるよう意識してみてください。

就活浪人におけるおすすめの過ごし方は下記の通りです。

・長期インターンを受ける
・志望業界の資格を取得する
・留学する

長期インターンを受ける

就活浪人なら比較的時間にゆとりがあるので、長期インターンやアルバイトで実務経験を積めるでしょう。昨年も就活をしていた場合はすでに業界研究や企業研究を終えているので、気になる企業があればぜひ積極的にエントリーしてみてください。

説明会や短期インターンでは得られない経験や知識を得られるので、即戦力としてアピールするための材料にできるかもしれません。ただし、学生のみを対象としている長期インターンもあるため、必要に応じて直接企業に連絡したり、既卒OKのインターンを探したりする必要性が生じることがあります。

志望業界の資格を取得する

志望する業界が固まっている場合は、関連する資格を取得するのも1つです。入社意欲の裏付けとなるほか、就活浪人のマイナスイメージを払拭できる可能性もあります。また、難易度の高い資格に合格できれば、即戦力として採用される可能性もあるでしょう。

一方で、資格取得が最終目標ではないため、あくまで就活のスケジュールを優先しつつ、無理のない範囲で目標を定めましょう。

留学する

グローバル系の企業への就職を目指すなら、思い切って留学してみるのも選択肢の1つです。語学力の向上や留学経験のエピソードなど、自分ならではのアピールポイントとして自信にもつながるでしょう。

就活浪人の選考対策

最後に、就活浪人の選考対策について解説します。就活浪人で志望企業の内定を勝ち取るために押さえておきたいポイントは以下の通りです。

・既卒特化型就職エージェントの利用
・自己分析の見直し
・就職浪人の理由を明確にする

既卒特化型就職エージェントの利用

スムーズな就活をおこなうにはエージェントやスカウトサービスの利用が欠かせません。その中でも、就活浪人生には既卒に特化した就職エージェントが人気です。

新卒の場合とは異なる目線でアドバイスをもらえるので、プロからのサポートを受けたい方はチェックしてみてください。

就活の軸の見直し

就活浪人であれば自己分析や就活の軸は設定済みの場合が多いでしょう。しかし、一年就活をおこなった上で、価値観や考え方が変化している場合もあります。そのため、再度就活をスタートする前に、就活の軸を一度見直してみましょう。

就職浪人の理由を明確にする

就活浪人として選考を受けると、「なぜ就活浪人を選択したのか」「なぜ内定を辞退したのか」といった内容の質問を受ける機会が多くなります。

そのため、就活浪人を選んだ理由を明確にして、はっきりと伝えられるようにしておきましょう。できるだけポジティブに伝わる言葉を選ぶほか、就浪期間の過ごし方や昨年と比べて気をつけている点など、就活浪人ならではの質問対策も早めに済ませることをおすすめします。

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就活浪人は最終手段!納得できる就活を進めよう

就活浪人の概要や企業からのイメージ、就浪期間中の過ごし方などを紹介しました。就活浪人も1つの選択肢ではありますが、早期から就活浪人を選ぶのではなく、最終手段として捉えておくくらいがよいかもしれません。本記事を参考に、自分自身が納得できる就活を進めてみてください。

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