就活の倍率は高すぎる?倍率の計算方法や高すぎる企業の特徴を紹介

この記事のまとめ

  • 人気企業の就活倍率は数百倍に達することもあり、特に大手総合商社や広告代理店などは倍率が高くなりやすい
  • 倍率の高さに惑わされず、自分の強みや志向に合った企業を探し、納得のいく就職活動をすることが重要。

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もくじ

就活の倍率の種類と計算方法

就活の倍率と一言でいっても、倍率には就職倍率・内定倍率・求人倍率の3種類があります。倍率を知りたい場合、どの倍率について知りたいのかを明確にしましょう。次に、その倍率の計算方法を把握して倍率を算出します。

ここからは、倍率の種類ごとの概要と計算方法を解説します。

就職倍率

企業への入社難易度を示す数値です。「エントリーした就活生の人数÷採用予定人数」で算出できます。つまり、何人採用するかを知ることで算出できる数値です。例えば、エントリーした就活生の人数が100人で採用予定人数が5人だった場合、就職倍率は20倍です。

参考として、大手企業の就職倍率は2倍前後であることが多い傾向にあります。つまり、大手企業は半分が落ちるといえます。

一方、中小企業は1倍を下回ることも珍しくありません。このことからも、大手企業より中小企業は採用されやすいことが分かります。

おおまかな内定倍率の平均値としては、大手企業は25倍、中堅企業は10倍、中小企業は1~3倍とされています。

内定倍率

内定を得られる確率の指標です。「エントリーした就活生の人数÷内定を出した人数」で算出できます。例えば、エントリーした就活生の人数が100人で、内定を出した人数が2人だった場合の内定倍率は50倍です。

内定倍率は、就活四季報で分かることがあります。就活四季報に志望企業の倍率が掲載されていないかを調べてみましょう。

ただし、内定倍率があまりに高すぎたり低すぎたりすると「NA」と掲載されることがあります。この場合、大手企業では倍率が高すぎる、中小企業では倍率が低すぎると予想できます。

求人倍率

経済指標の1つで、「求職者数÷求人数」で算出できます。例えば、求職者数が100人で求人数も100個だった場合、求人倍率は1倍です。

就職倍率や内定倍率は、各企業ごとの倍率を示す数値です。しかし、求人倍率は企業ごとではなく求人数そのものを示す数値であるため、景気の状況を図る指標である点に違いがあります。

有効求人倍率が1倍を上回ると、求職者より求人数の方が多いため、競争率は比較的低めです。

就活の倍率が高い企業・低い企業の特徴

内定率を上げるためには、気になる企業の就活倍率の把握が大切です。就活の倍率が高い企業と低い企業には、それぞれ共通の特徴があります。

そこでここからは、就活の倍率が高い企業と低い企業それぞれの特徴をご紹介します。

倍率が高い企業の特徴:知名度が高い

知名度が高い企業は、就活倍率が高い傾向にあります。なぜなら、知名度が高ければ高いほど応募者数が増えるためです。

大手企業や世間的に知名度のある企業、人気の高いベンチャー企業は、求人を出せば多くの応募者が集まります。そのため、就職倍率、内定倍率ともに高い傾向です。

求人を探す際、無名の企業より知名度がある企業に目が向くため、求人を出せば宣伝をしなくても応募者が集まります。

倍率が高い企業の特徴:募集人数が少ない

応募者が少なくても、採用人数が少なければ倍率は上がります。例えば、人気のあるベンチャー企業や専門性の高い職業は採用人数が少ないこともあります。その結果、就活倍率は高めです。

倍率が高い企業の特徴:ホワイト企業である

ホワイト企業は、働きやすく応募者が集まりやすい傾向にあります。これによって、倍率が上がります。

ホワイト企業とは、有給休暇を取りやすかったり、福利厚生が充実していたりするなど、働きやすい環境が整っている企業のことです。有給取得率や福利厚生の内容を確認することで、ホワイト企業かを判断できます。

しかし、自分にとって働きやすいかは入社してみないと分かりません。OB・OG訪問や働いている人の口コミを参考に、ホワイト企業かを判断しましょう。

倍率が低い企業の特徴:人手不足である

倍率が低い企業は、人手不足であることが多い傾向にあります。人手不足のため採用予定人数が多く、応募者がある程度集まっていても倍率が下がります。

人手不足の原因はさまざまなものの、離職率が高いことも原因の1つです。離職率が高い=ブラック企業とは限りません。なぜなら、専門性が高い職業で職務内容が難しい可能性もあるためです。

離職率が高い仕事には応募者もなかなか集まりません。採用予定人数が多いにも関わらず、応募者がなかなか集まらないと倍率は下がります。

就活の倍率を参考にして就活をする際の注意点

就活では、倍率が応募する企業を選ぶ1つの判断材料です。そのため、就活時に倍率を見ることは大切なものの、以下の点に注意が必要です。

・倍率の高い企業ばかりエントリーしない

・倍率の低さに安心しない

それぞれの注意点について詳しく解説します。

倍率の高い企業ばかりエントリーしない

倍率が高い企業は、知名度が高かったりホワイト企業で働きやすい環境であったりと、メリットが多数あります。しかし、就職倍率の高い企業はそれだけ内定を獲得する難易度も高い企業です。

倍率にばかりこだわってしまうと就職活動が難航する可能性もあります。倍率の高い大手企業だけではなく、中小企業にも目を向けて自分に合う企業を探しましょう。

倍率の低さに安心しない

倍率の低さに安心してはいけません。なぜなら、倍率が低くても内定を楽に獲得できるとは限らないためです。

内定を獲得するためには、企業が求める基準を満たさなければいけません。企業は、採用予定人数に達していなくても自社に合う人材以外は採用しません。

倍率が低い企業でも、しっかりと対策や自己PRを行うなど、内定獲得に努めましょう。

高倍率=良い企業ではないことを認識する

就活生には高倍率の企業を、人気のあるよい企業だと考える人もいます。確かに倍率の高い企業の多くが知名度の高い企業であり、その点が魅力的であることは間違いありません。しかし、そうであるからと言って、必ずしもその企業が自分にある企業だとは限りません。もちろん、単に有名企業であるという理由で選考にエントリーすることは悪いことではありませんが、選考開始前には必ず企業分析を行うようにしましょう。

インターンシップに参加する

会社説明会に参加したり、インターネットで企業の情報や倍率を調べたりすることは、就職活動を行う上では欠かせないことです。しかし、それだけでは企業の実態や内情をつかみにくい場合があります。このような点を確認するためにはインターンシップに参加することをお勧めします。長期のインターンシップに参加すると、社内の雰囲気や現場を体験でき、入社した後の企業とのミスマッチを防ぐことも可能です。さらに、インターンシップでの経験は企業研究にも役立てられるため、積極的に参加しましょう。

倍率が低くて優良な企業を見つける方法

大企業は有名であるため、多くの学生にその名が知られている一方で、倍率の高い企業が非常に多くあります。さらに大企業は全体のわずか0.3%程度であることが知られています。そこでポイントとなる点が企業探しです。以下では、大企業でなくとも魅力的な面のある企業をどのようにして探すかをお伝えします。

就職四季報の活用

企業を探す際には、就職四季報という書籍の活用をお勧めします。この書籍ではさまざまな企業の内定倍率や平均年収、3年後新卒定着率などを確認できます。ただし、企業によってはNA(No Answer)として、倍率を公開していないところもあることに注意しましょう。内定倍率においては、倍率が高すぎる、または低すぎるために学生から敬遠されることもあるため、非公表としている企業もあります。また、就職四季報には企業ごとの特徴やビジネスモデルなどの詳しい情報も掲載されているため、企業研究に役立てられます。

業界研究・企業研究

業界研究や企業研究を行うことは就職活動を行う上で、最も重要なことのうちの一つといえます。インターネットや新聞で情報を収集したり、会社説明会に参加するなど、複数の手段を通じて企業研究を行うことが大切です。また、採用情報や福利厚生などの企業の基本情報を調べて、他企業と比較し分析することで、企業の求める人材や、将来性などを調べ、自分に合った企業かどうかをじっくりと検討しましょう。

逆求人サイトへの登録

逆求人サイトとは、サイトに登録した就活生に対して企業側がオファーを送るシステムになります。近年はこのようなサイトを通して就職活動を行う学生も多くなってきました。逆求人サイトでは、企業に学生の自分らしさを評価してもらえる仕組みであり、学生側の負担がより少ないことがメリットです。また、倍率が低くても有力企業と呼べる会社も利用しているため、オファーを通じて就職活動における視野を広げることもできます。一度利用してみるとよいでしょう。

高倍率の企業から内定を獲得する方法

高倍率の企業から内定を獲得する際に重要なことが「差別化」です。企業は数多くの学生のESや面接を見ています。そのため、よくあるような文章や似たような特徴は面接官の印象に残りにくいでしょう。以下では就職活動において、どのように差別化を行うかを紹介します。

逆求人サイトで高倍率企業からのオファーを待つ

多くの就活生はマイナビ等の有名リクルートサイトを利用する場合がよくあります。しかし、同じ手段をとれば、あなたも同じような行動をする人のうちの一人となってしまう可能性もあるでしょう。そこで、逆求人サイトへの登録をすることで企業との出会いを差別化できます。逆求人サイトを探すときのポイントは、大手企業から中小企業まで幅広い企業が利用するサイトを見つけることです。そうすれば大手企業からのオファーも期待できると同時にこれまで知らなかった企業からのオファーも届き、より幅の広い就職活動を行うことも可能になります。

過去に志望企業を通過したESを分析し質を高める

企業に送られてくるESの数は膨大です。よって、ESの段階での通過率は20~50%と低めの数字が出ています。この段階を突破するにはESの質を高くすることです。過去に通過したESを分析し、どのような点がよいか、どのような点が足りていないか、などを追究することが大切です。REALMEでは合格ラインに達した、過去の就活生のESを閲覧できます。このようなツールを利用してESの質を高めましょう。

質の高いESを提出依頼日に速達で提出する

上記のように質の高いESを作成したら、提出依頼が来た当日に速達で送付しましょう。これは就職活動を行う学生の間で一般的なことではありません。序盤に会社に送付されたESは人事部の目に留まりやすく、入社意欲を印象づける機会になります。。このようにすることで、面接や入社に関する意欲を他と差別化できます。

面接後は迅速にお礼メールを送信する

面接終了後はすぐに面接担当官にお礼のメールを送りましょう。内容は堅苦しいものではなく、最低限のビジネスマナーは守りつつも自分の言葉で書くことがおすすめです。例えば、面接で入社意欲が高まったことや、丁寧な面接をしてもらったことへのお礼などです。このようにお礼メールを送ることで丁寧で礼儀正しい人物であるという印象を持ってもらえ、面接官に入社後の活躍を想像させられます。

AI面接「REALME」で内定可能性をチェックしよう

倍率が高い企業でも、REALMEを活用すれば内定率を上げられたり、効率よく就活できたりします。なぜなら、REALMEには以下の機能があるためです。

・志望企業に対する自分の現在地が分かる

・合格基準をもとにした面接解答例が閲覧できる

・自身の強みや弱みを客観的に判断できる

それぞれの特徴について詳しく解説します。

志望企業に対する自分の現在地が分かる

REALMEを利用する際は、20〜30分のAI面接を受けます。面接の結果と過去の合格ラインの学生データを比較して、AIが志望企業の内定率を数値化します。これによって、志望企業に対する自分の現在地を把握可能です。

現在の立ち位置が分かれば、応募する企業を絞り込むことや応募に最適なタイミングの把握ができます。

合格ラインに達したESや合格基準をもとにした面接解答例が閲覧できる

REALMEでは、過去に志望企業の合格ラインを突破した就活生のESデータや、AIとの対話テキストデータが閲覧できます。これらを分析し活用することによって、自身のESや面接対応の質の向上が可能です。

合格基準をもとにした面接解答例を閲覧できる機能もあります。

倍率が高い企業でも、選考時に適切にアピールできれば内定をもらえる可能性は十分にあります。特に、面接は自分を直接アピールできる重要な場です。

面接解答例をもとに、企業がどのような人材を求めているのか、どのような解答をすればよいのかが分かります。

自身の強み・弱みを客観的に判断できる

REALMEを使えば、自分の強みや弱みを客観的に判断できます。

AI面接の結果は、14の項目でフィードバックされます。フィードバックされた内容から、客観的な自己分析が可能です。

選考時に魅力を感じてもらうためには、自己分析をして自身の強みのアピールが大切です。客観的な自己分析によって、自身の強みや弱みを再確認できたり、自分では気づかなかった強みを知るきっかけになったりします。

就活は倍率に左右されずに進めよう

就活倍率は、就活を進める上で1つの指標です。しかし、倍率が高いからといってよい企業とは限らず、倍率が低くても自分に合う働きやすい企業が見つかる可能性もあります。

倍率を参考にすることは有効な手段ではあるものの、倍率ばかりに目を向けずに自分に合う企業を探すことも意識しましょう。

もくじ