サイレントお祈りとは、合否の連絡なしに不採用となることをいいます。準備や対策をして臨んだ選考でサイレントお祈りをされると「ひどい」「非常識」と感じる就活生もいるかもしれません。本記事では、サイレントお祈りをする企業の傾向やサイレントお祈りの見分け方、対処法などを解説します。
サイレントお祈りとは
サイレントお祈りとは、就活で選考を受けたにもかかわらず、合否の連絡なしに不採用となることをいいます。
不合格通知のメールに「今後のご活躍をお祈り申し上げます」 という締めの言葉が添えられることから、不合格を「お祈り」というようになりました。これに、「音沙汰がない=サイレント」という言葉が加わり「サイレントお祈り」とよばれるようになったのです。
サイレントお祈りをする企業は多い?
一般的に、企業は採用活動の効率化や応募者への配慮から、不合格者にも最終的な不合格通知は出すものと考えられています。
しかし実際には、不合格通知を出さずに採用活動を終了する企業もあるようです。
サイレントお祈りをする企業の傾向一覧
サイレントお祈りをする企業の傾向にはどのようなものがあるのかまとめました。
・大企業・人気企業
・選考回数が多い企業
それぞれについて解説していきます。
大企業・人気企業
大企業や人気企業では応募者が多く、一人ひとりに合否の連絡を出す余裕がない場合があります。このようなケースでは合格者のみに連絡を出すことになり、不合格者は結果的にサイレントお祈りとなってしまうことがあるのです。
選考回数が多い企業
選考回数が多くなるほど、合否の連絡に手間がかかります。そのため、選考回数が少ない企業と比べると、選考回数が多い企業の方がサイレントお祈りが多くなる傾向にあるといえるでしょう。
また、選考辞退者の穴埋めやスケジュール管理などの都合上、すぐに合否の連絡をしない企業もあります。特に書類選考などの初期段階で通知を出さないケースも多いでしょう。
サイレントお祈りと判断する目安期間は?
「サイレントお祈りかも?」と思っても、合否の結果が届かなければ志望企業への想いを断ち切るのは難しいものです。しかし、自分の就活を考えるといつまでも待っているわけにはいきません。
ここでは、サイレントお祈りと判断する目安期間と考え方について解説します。
・まずは1週間〜2週間待ってみる
・2週間が過ぎたら他の企業を探そう
まずは1週間〜2週間待ってみる
合否の連絡を出している企業でも、何かしらの事情で連絡が遅れてしまうことはよくあります。また、合格者に対して連絡が漏れているというケースは少なく、選考が通っていれば基本的に連絡が来るはずです。
そのため、まずは1週間〜2週間程度は気長に待ってみましょう。ただし、この間も他社の選考は進めることが重要です。
2週間が過ぎたら他の企業を探そう
一概にはいえませんが、合格した場合は1週間〜10日程度で合否の連絡が来る場合が多いです。そのため、目安として2週間が過ぎたらサイレントお祈りの可能性が高くなると考えましょう。
現在エントリーしている企業以外にも目を向けて、持ち駒を減らさないようにするのがおすすめです。
企業がサイレントお祈りをする理由
就活生としては不合格の場合も連絡を送って欲しいものですが、企業がサイレントお祈りをするにはさまざまな理由が考えられます。
企業がサイレントお祈りをする主な理由は以下の通りです。
1.選考に時間がかかっている
2.連絡に時間がかかっている
3.保留・キープしたい
4.問い合わせ対応を減らしたい
5.合格者のみに連絡している
それぞれについて見ていきましょう。
1. 選考に時間がかかっている
応募者が多い場合、選考に時間がかかっているケースが考えられます。「もう1人の候補者と悩んでいる」「他の面接官との間で意見が分かれている」といった場合などです。
この場合はサイレントお祈りではなく、選考結果が出たあとに連絡が来る可能性もあります。
2. 連絡に時間がかかっている
選考結果は出ていても、就活生への連絡に時間がかかっている可能性もあります。大企業をはじめ、社内チェックや連絡のフローが複雑な場合などに起こり得るでしょう。
3. 保留・キープしたい
「合格ではないものの、不合格と伝えずにキープしておきたい」という考えから、あえて合否の連絡を出さない企業もあります。このような場合、辞退者が出た場合などに繰り上げ方式で通過の連絡が来る可能性があるでしょう。
とはいえ実際に辞退者が出るかはわかりません。就活生としては、いずれにせよ他社の選考に注力すべきです。
4. 問い合わせ対応を減らしたい
採用担当者が忙しい企業などでは、問い合わせの対応を減らすためにサイレントお祈りをしている場合もあります。不合格通知を出すと「なぜ不採用となったのか」「結果に納得できない」といった問い合わせが来る可能性があるためです。
このような問い合わせに対応する余裕がないことから、不合格通知を出さない場合があります。
5. 合格者のみに連絡している
上記で紹介した以外にも、会社の方針として合格者のみに連絡しているところもあります。
・連絡ミスを防ぐため
・採用担当者が不足しているため
・リソースを減らすため
上記のような可能性が考えられますが、いずれもサイレントお祈りの場合は連絡が来ないため、次の選考に向けて切り替えることが重要です。
サイレントお祈り?と思ったときの対処法
「サイレントお祈りなんてひどい!」と思うのも無理はありません。しかし、サイレントお祈りをしている企業は珍しくないため、対処法を知って上手く割り切りましょう。
「サイレントお祈りかも?」と思ったときの対処法は以下の通りです。
・合否の連絡を待つ
・問い合わせる
・他社の選考に注力する
合否の連絡を待つ
すぐに連絡が来る場合もありますが、企業やスケジュールによっては連絡が遅れたり、土日を挟んで連絡が来たりすることもよくあります。
不合格が来ても焦らないように他社の選考も進めつつ、まずは合否の連絡を待ちましょう。
問い合わせる
「2週間以上経っても音沙汰がない」「他社の選考のスケジュール上結果を早く知りたい」といった場合には、企業に問い合わせてみるのも1つ。
もし問い合わせをする場合は、メールで連絡するようにしましょう。比較的採用担当者の手間がかからないほか、電話をしてもすぐに回答できない可能性が高いためです。
他社の選考に注力する
サイレントお祈りは仕方ないと割り切って、他社の選考に注力するのも1つです。不採用となった場合も持ち駒を増やすことで、心の安定にもつながります。
新しく企業を探したり、これまで目を向けていなかった業界を調べたりして、サイレントお祈りから気持ち上手くを切り替えましょう。
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サイレントお祈りに関するよくある質問
Q. 催促してもいいですか?
合否結果について事前に連絡があった場合、その期間までは必ず待ちましょう。何も伝えられていない場合は、2週間程度を目安に待機します。それでも音沙汰がない場合は連絡するのも1つですが、あくまで問い合わせる形でメールを入れるようにしましょう。
Q. むかつく・仕返しをしたいです
思い入れの強い企業であっただけに、サイレントお祈りで「非常識でむかつく」「仕返しをしたい」といった思いが生まれることもあるかもしれません。
しかし、その企業へ入社をしなくても、社会に出てから取引したり、やり取りが発生したりする可能性もあります。なかなか納得できないかもしれませんが、他の企業に目を向けるようにして、サイレントお祈りをしてきた企業のことは忘れましょう。
Q. 合否が来ないと割り切れません
合否が来ないと割り切れない場合は、2週間以上経過後に問い合わせをしてみるのも1つです。合否の連絡をしていない企業でも、問い合わせ者に対しては結果を知らせてくれる可能性もあるでしょう。
サイレントお祈りと判断する前にまずは2週間待ってみよう!
サイレントお祈りをする企業の傾向や理由、待機期間の目安などを紹介しました。「サイレントお祈りかも」と思っても連絡が遅れている可能性もあるため、2週間程度は企業からの連絡を待ってみましょう。それ以上経っても音沙汰がない場合はサイレントお祈りの可能性が高いため、割り切って他の選考に注力するのがおすすめです。