志望動機はよく聞かれやすい質問だからこそ、最終面接で志望動機を聞かれないと不安になるものです。本記事では、志望動機を聞かれないときの企業の意図や、事前にできる対策について解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
最終面接で志望動機を聞かれないこともある

質問の代表格ともいえる志望動機だからこそ、最終面接で聞かれなかった時に不安になる方もいるでしょう。
しかし、志望動機を聞かれなかったから不採用とは限りません。面接当日に志望動機を聞かれずに動揺してしまわないように、企業の意図を読み取り事前に対策しておくことが大切です。
最終面接で志望動機を聞かれないときに考えられること

企業によっては最終面接で志望動機を聞かないこともあります。その場合に考えられることについて5つ紹介します。
1. 時間がなかったから
2. 質問リストになかった
3. カジュアル面談形式だった
4. 採用・不採用が決まった
5. 書類やほかの質問ですでに志望動機が分かっていた
事前に把握しておき、当日の面接に臨みましょう。
【1】ほかの質問で時間が経ってしまい聞けなくなってしまったから

まず、ある質問で深掘りしたことで1つの質問に長時間かかり、志望動機を聞く時間がなくなってしまったことが考えられます。
次の面接を控えている可能性も高いため、ほかの質問で志望動機を聞かれなかったとしても気にしないようにしましょう。
【2】もともと質問リストになかったから

ほぼ意思確認のみの最終面接の場合は、そもそも志望動機を聞くこと自体がリストにない可能性があります。
その場合でも、質問への受け答えや人柄はしっかりと見られているため、自分の魅力が伝わるよう事前に対策しておきましょう。
【3】カジュアル面談形式だったから

ベンチャー企業などで多いカジュアル面接の場合、志望動機を聞かないどころか、定番の質問自体もしてこない場が考えられます。
カジュアル面談も面接であることには変わりはありませんが、どういった選考スタイルなのか、情報を共有できる場があれば事前に活用しておくと良いでしょう。
【4】採用・不採用が決まったから

ほかの質問で採用・不採用が決まった場合、志望動機が聞かれない可能性があります。採用・不採用が決定するタイミングは企業によってさまざまで、面接の最中もあれば、面接後にじっくり吟味することもあるようです。
面接の最中に早々に合否が決まった場合は、その場で切り上げて終了になる可能性が高いです。
【5】書類やほかの質問ですでに志望動機が分かっていたから

エントリーシートや履歴書、ほかの質問ですでに志望動機が深く分かっていた場合は、志望動機を聞く必要がないため質問はされないでしょう。
「志望動機は何ですか?」という直接的な質問でなくても、例えば「5年後のキャリアビジョンについて教えてください」といった将来像を尋ねるような質問で、志望動機を図っている可能性があるため対策が必要です。
志望動機が聞かれない最終面接で見られていること

次に、最終面接で志望動機を聞かれなかった時に、何を見られているのかについて解説します。志望動機を聞かれなかったとしても、熱意が伝えられるように事前対策しておきましょう。
企業の方向性にあった人物か

企業が採用するうえで大切なのは「長く働いて企業の利益に貢献してくれる人物」に入社してもらうことです。せっかく採用したのに、すぐに辞められては企業にとってマイナスになってしまいます。
志望動機以外の質問で、その人が企業に定着しそうかを見極めていると考えておきましょう。
人柄やコミュニケーション能力

仕事は、社員と円滑にコミュニケーションを取りながら進めていくものです。面接では、その人物が現在企業で働いている社員と一緒に滞りなく業務を行えるかを見ています。
自身の人柄が企業にマッチしていることを効果的に伝えられるように、自己分析は入念に行っておくのがおすすめです。
最終面接で志望動機が聞かれない場合の対策法3選

最終面接で志望動機を聞かれない場合にできる対策を3つ紹介します。志望動機を聞かれないからといって何もしなければ、ほかの就活生と差をつけられません。アピールできるポイントがないか考えながら対策を進めていきましょう。
【1】質問回答時に志望動機をアピールする

直接志望動機を聞かれなくても、ほかの質問をされた時に志望動機をアピールできます。ただ質問に答えて終わりではなく、自分の熱意や適性を正確に伝えることが面接では大切です。
そのためには、自分が将来どんな姿になっているかを具体的に考え、そこに企業のビジョンがどのように当てはまっているのかを自分の言葉で伝えられるようにしておきましょう。
【2】将来のビジョンを伝える

企業に入社後、どんな仕事をしたいか、仕事を通してどんな自分になりたいかを真剣に伝えることで企業に熱意を伝えられます。
具体的に将来を考えていることが分かるので、企業について深く研究していることも伝えられるだけでなく、入社後のミスマッチを防げるという効果もあるでしょう。
【3】自己PRなどほかの回答の精度を高めておく

志望動機が聞かれないということは、その分ほかの質問を深掘りされる可能性が高いと考えて良いでしょう。
自己PRや学生時代に頑張ったことなど、定番の質問を今一度振り返り、深掘りされても動揺せずに答えられるように対策しておくことが大切です。
もしも最終面接がうまく行かなかったと感じたら?

入念に準備して挑んだ志望度の高い最終面接。もし不採用になってしまったら引きずってしまいます。せっかく頑張って挑んだからこそ引きずるのは仕方がないですが、就職活動は待ってはくれません。
どこかで見切りをつけて、切り替えることも大切です。不採用となってしまった面接を振り返り、次回に活かせることを反映させていきましょう。
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最終面接で志望動機を聞かれない場合でも十分な対策で本番に挑もう

たとえ最終面接で志望動機を聞かれない場合でも内定をもらえる可能性はあります。ただし、対策を怠っていては志望度が企業に伝わらず残念な結果につながるかもしれません。事前に入念に対策をして自信を持って最終面接に挑みましょう。