IT業界で選考時に実施されることの多いCAB(キャブ)は、最近ではIT系以外の企業も選考時に導入しています。
そこで今回は、就活前に知りたいCABの概要や対策方法をご紹介します。
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CABの基本情報
近年、選考時に利用されることが増えているCAB。CABはまだまだ馴染みが薄く、就活を始めてから知ったという人も少なくありません。
ここからは、CABの基本情報をご紹介します。
CABとは?
CAB(キャブ)とは、「Computer Aptitude Battery」の頭文字を取った言葉で、日本エス・エイチ・エル社が提供する適性検査のことです。ストレス耐性や論理的思考、バイタリティに関する問題が出題され、IT系の職業への適性を図ります。これまでは主にIT業界で利用されていましたが、最近では適性検査の一種として幅広い業種で導入されています。実施方法は、紙のマークシートかWeb-CABのいずれかです。
CABに似た適性検査として、日本エス・エイチ・エル社はGABも提供しています。CABがITに特化した適正検査であることに対し、GABはより幅広い職種向けの適性検査です。
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CABの目的
企業がCABを実施する目的は、IT系の業種への向き・不向きを見極めるためです。IT系の採用活動は、経験年数や実績を考慮して採用するケースがほとんどです。しかし、新卒の場合実績や経験はほぼありません。そこで、選考にCABを導入して論理的な思考力や情報処理能力、精神面の適性を測り、IT業界に向いているかを判断します。
企業としては適性が無い人を採用しても、早期離職につながりかねません。企業は内定辞退や早期離職を避けたいため、事前に適性検査を実施します。
CABの出題内容
CABでは、主に以下が出題されます。
・暗算
・法則性
・命令表
・暗号
・性格検査
それぞれの内容について詳しく解説します。
暗算
暗算ができるかを試す問題が出題されます。基本的な計算式だけではなく、足し算・引き算・掛け算・割り算が1つの式に混ざっている問題など、さまざまな形式の問題が出題され、電卓を使わずに解きます。なかには、「0.15÷0.3×0.8÷10=□×□(□は同じ数字)」のように複雑な問題も出題されるため、対策が必須です。
紙のマークシートは50問を10分で、Web-CABの場合は四則演算50問を9分で解きます。
法則性
法則性を試す問題も出題されます。これは、図形群の法則性を発見して不足する図形を選択する問題です。問題に出る法則性はさまざまで、単純なものだけではなく、マス内で複数の図形がそれぞれ別々の法則に沿って動くような複雑な問題も出題されます。
法則を見つける問題は、慣れが重要です。何度も問題を解いて、法則に気づく力を養いましょう。
法則性を解く問題は、紙のマークシートは40問を15分で、Web-CABは30問を12分で解きます。
命令表
図形を変化させる命令がいくつか出されており、変化後の図形を選択する問題です。命令表も慣れれば解き方が分かるため、何度も例題を解いて解き方を身につけましょう。
命令表の問題は、紙のマークシートは50問を20分で、Web-CABは36問を15分で解きます。1問に時間をかけすぎると時間が足りなくなるため、反復練習をして素早く解けるよう慣れがポイントです。
暗号
図形の変化から、どのような暗号が出されたかを解読する問題です。「図形が円のなかの暗号にしたがって変化する場合、空欄に相応しい暗号はどれか」などの問題が出題されます。
暗号を経てどのように図形が変化するのかを分析することで、答えが導き出せます。はじめてで時間内に全て解くことは難しいため、反復練習をして慣れることが大切です。
紙のマークシートは39問を20分で、Web-CABは30問を16分で解きます。
性格検査
4つの質問文のなかから、自分にもっとも当てはまるものに「YES」と、当てはまらないものに「NO」と答える問題です。性格検査に正解はなく、あくまでその人の性格を見極める問題です。
紙のマークシートは68問を約30分で、Web-CABも68問を約30分で解きます。1問を約26秒で回答しなければならないため、テンポよく回答しないと間に合いません。深く考えず当てはまるものを選ぶことが大切です。
CABの対策方法
前述のように、CABは簡単な問題から複雑な問題まで出題されます。どの項目も短い時間のなかで回答しなければならず、1問に時間をかけすぎると全て解けません。
そこでここからは、CABの対策方法をご紹介します。CABを攻略して、内定に近づきましょう。
問題集を何回も解く
性格検査以外の問題は慣れが大切です。何度も問題集を解くことが、攻略のコツです。
過去問をこなせば解法のパターンが把握できます。問題集は書店で購入できるほか、インターネット上にもあります。問題集を何度も解いて、暗算・法則性・命令表・暗号・性格検査それぞれの問題形式に慣れましょう。
苦手分野に力を入れる
前述の通り、CABの問題は暗算・法則性・命令表・暗号・性格検査に分けられます。問題集を解いていると、自分にとっての得意・不得意の分野が分かります。
苦手分野が見つかったら、苦手分野に特に力を入れて何度も問題を解きましょう。
CAB攻略のためには、苦手分野の克服が必須です。得意分野を伸ばすより、苦手をなくしたほうが点数はあがりやすい傾向にあるため、苦手分野は繰り返し問題集を解きましょう。
インターネット上には、無料で解ける問題も多くあります。インターネットを活用してより多くの苦手分野の問題を解くとよいでしょう。
AI面接「REALME」で内定可能性をチェックしよう
内定を得るためには、CABを攻略するだけではなく面接対策も必要です。面接対策の方法はさまざまあり、特にREALMEがおすすめです。
ここからは、REALMEをおすすめする理由について解説します。
志望企業に対する自分の現在地が分かる
REALMEを利用する際は、20〜30分程度のAI面接を受けます。AI面接の対話内容から14項目がフィードバックされ、自身の強みや弱みを客観的に分析可能です。
また、REALMEには豊富なデータが蓄積されています。志望企業の合格ラインの学生データと比較できて、志望企業の内定率が数値化されます。これによって、自分の現在地が把握可能です。
内定率が低くても、CAB対策をしたり面接対策を見直したりすれば、内定率向上が期待できます。
合格ラインを超えた面接回答例・ESが閲覧できる
自身のデータだけではなく、他の学生データも閲覧できます。合格ラインを超えた面接解答例やESを閲覧でき、不足部分の把握や補填が可能です。
不足部分を補えば、内定率が向上します。合格ラインの学生データの分析は、CABの性格検査の対策にも活用可能です。
14の能力を点数化して見れる
AI面接の結果は、14の項目にフィードバックされます。14の能力が点数化されるため、客観的に自身の強みや弱みの分析が可能です。
面接対策では、自己分析が必須です。客観的な意見を知ることで、これまで気づかなかった自身の強みや弱みを知るきっかけにつながります。
客観的な自己分析は、CABの性格検査の対策にも役立つでしょう。
IT系の業種を目指すならCAB対策をしよう
IT系の企業は、選考にCABが含まれているケースもあります。ESや面接対策だけではなくCABの対策も必要です。
苦手分野を残したままや練習無しに臨むことは難しいため、何度も問題を解いて対策を万全にしましょう。