一次面接にかかる時間は?15分30分1時間など時間別質問数も

この記事のまとめ
  • 一次面接の平均時間は約30分。企業によって形式や質問数が異なるため事前調査が必要。
  • 質問内容は「自己紹介」や「志望動機」など、短時間で人物評価が可能な質問が中心になる。
  • 面接時間が短い理由として応募者数の多さ、専門職の場合は確認事項の多さが影響している。

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独自調査:一次面接の平均時間は30分が7割弱で最多

(ABABAの学生ユーザー50人へ独自にアンケート調査)

一次面接の平均時間は30分が67.3%と約7割を占める結果となりました。二位は45分、三位は15分と続いており、一次面接の大半は1時間以内に終わると考えられます。

ただし、一次面接は集団面接やオンライン面接などさまざまな形態で行われるため、一次面接にかける時間は、企業ごとに違います。志望企業の一次面接にかかる時間を知りたい場合は、どのような形態で行っているか事前にリサーチすることも大切です。

選考フェーズごとの面接の平均時間

一次面接は約20~30分

一次面接は、志望動機や自己PR、第一印象、最低限のビジネスマナーを見られます。そのため、顔合わせの意味合いが強く、約20~30分と比較的短い時間で終わることがほとんどです。

二次面接は約30分~1時間

二次面接では、一次面接よりも具体的な思考や価値観を見極められる場になります。しっかり話を深堀りされる場でもあるので、約30分~1時間ほどかかることが多いです。

最終面接は約15分~1時間

最終面接は、採用することを前提にした意思確認の場でもあります。志望動機や入社後のキャリアプランを質問され、企業理念に沿う回答ができていれば、そのままスムーズに面接終了となるパターンも考えられます。

なかには採用前の大事な時期だからこそ長く話したい、という理由でまとまった時間がセッティングされることもあり、約15分~1時間と見積もるのが妥当でしょう。

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一次面接の時間と合否の関係は?

一次面接の時間が長いか短いかが合否に直接関係するわけではありません。選考段階や企業の方針によって、面接時間は異なります。面接が長引く場合、企業が候補者のアピールポイントをさらに引き出したいと考えている可能性や、優秀すぎて早い段階で合格が決まった場合などもあります。

そのため、面接時間の長さに惑わされず、限られた時間を最大限有効に使うことが重要です。自己PRや質問にしっかりと対応できるよう、事前準備を徹底しましょう。

一次面接の時間別!質問数と質問例一覧

一次面接の時間に応じて、質問数や質問内容も変わります。ここでは、時間別の平均質問数と頻出質問の例をご紹介します。一次面接をスムーズに対応できるように確認しましょう。

面接時間別の平均質問数

面接時間質問数の平均
15分3〜5個
15〜30分6〜8個
30〜1時間8〜10個

面接時間別!頻出質問一覧

優先度①15分以内の場合によく聞かれる質問

・自己紹介
・志望動機
・学生時代に力を入れていたこと

優先度②15~30分の場合によく聞かれる質問

・長所と短所
・大学での勉強内容
・趣味や特技
・将来の目標
・ビジョン

優先度③30分~1時間の場合によく聞かれる質問

・気になっているニュース
・他社の選考状況
・希望職種
・逆質問

一次面接では、多くの学生と面接しなければならないため、できるだけ短時間で判断できるような質問をされる傾向があります。特に優先度①の質問が、どの面接でも聞かれる基本質問です。

優先度②③の質問も一次面接で聞かれなくても二次面接や三次面接で聞かれることもあります。前述した質問例はスムーズに答えられるように準備することをおすすめします。

また、質問の答えだけでなく、社会人としてのマナーや身だしなみ、コミュニケーション能力などを見られていることも押さえましょう。

一次面接の時間が変わる理由

企業によって面接形式が異なる

個人面接やグループディスカッションを含めた集団面接など、企業によって面接形式が異なるので、種類に応じて時間も変わります。1時間に5人の集団面接の場合、一人あたりの面接時間はおよそ12分。このように、決められた制限時間内に応募者を見極める企業も多いです。

業種や職種によっては確認事項が多い

専門職や高度なスキルを要求される役職などの採用では、業務を実行する上で、必要になる資格の有無やスキルレベルを確認する必要があります。そのため面接での確認事項が増えることが多く、面接時間が長くなりやすいです。

資格や専門的なスキルが必要になる業種、業態の面接は比較的長くなるものと捉えましょう。

一次面接の時間が短い理由

応募者が多く1回の面接時間が決まっている

一次面接は、書類選考を除き一般的にどの選考フェーズよりも対象者が多くなる傾向。企業によっては1回あたりの面接時間が定められていることもあるので、短い時間で終わることが多いです。

スムーズに面接が進んだ

面接時に言葉に詰まらず、面接官が質問したいことを早く聞き終わった場合は、そのまま面接を終了することがほとんどです。要領よく回答もまとまっていて、早い段階で合格を判断してもらえた際も、短い時間で面接が終わることもあります。

不合格の決定が早かった

面接が始まってから早い段階で、不合格だと判断された場合も面接が短くなります。「会話が弾まない」「逆質問もない」ときも、必要以上に時間を確保することはありません。明らかに早く終わったときは、自分の態度や話し方に問題があったのかもしれません。帰宅したらすぐに一次面接を振り返るようにしましょう。

一次面接の時間が長い理由

就活生と面接官が初めて顔を合わせるから

一次面接が長くなる理由の1つは、面接官が学生と会い、書類で確認した人柄や人物像を確かめるためです。実際に顔を合わせることで、身だしなみや礼儀作法、コミュニケーション能力など、基本的な部分を一通りチェックします。

また、上司に合わせてうまくやっていけるかなどを見ることも面接の目的の1つです。このように、一次面接は学生と企業双方が理解を深めるために時間をかける場合があります。

応募者に興味を示しているから

面接官が応募者に興味関心を持って、会話が弾みながら進むときは、面接時間も長くなりがちです。話す内容や質問量も増えるので、その分おのずと時間が伸びていきます。

合否の判断に悩んでいるから

応募者が質問に対して意図通りの回答を返さない、といったようにうまく面接が進行できない場合も、面接時間は長くなります。もう一度聞き返されたり、違う言い回しで質問されたりする場合、時間が伸びることになるほかコミュニケーションコストがかかると判断される場合もあるので注意しましょう。

一次面接と二次面接の目的の違い

一次面接と二次面接は、それぞれ異なる目的を持っています。一次面接は、主に候補者を絞り込むための選考であり、基本的な人物像や印象のチェックが主眼です。一方で、二次面接は、より詳細にスキルや適性を評価し、最終的な採用判断を下す場です。

ここでは、一次面接と二次面接の目的の違いについて詳しく解説します。

一次面接の目的

一次面接の目的は、候補者を絞り込むことです。面接官は、第一印象や基本的な礼儀、企業文化への適応度を重視し、職場の雰囲気に合うかどうかを見極めます。特に落とす理由がなければ次の選考に進めることが多いため、緊張しすぎず自分らしく話すことが重要です。

一次面接では、最終的な内定判断は行われず、主に基礎的な能力や人柄が評価されるため、しっかり準備すれば通過の可能性は十分あります。基本的な質問への対策を万全にし、自信を持って臨みましょう。

二次以降の面接の目的

二次面接以降は、企業が求めるスキルや適性をより詳しく確認する場です。特に、二次面接が最終面接の場合、経営陣や役員が面接官を務め、最終的な採用判断が下されることが多いでしょう。

この段階では、自己PRを深めるだけでなく、仕事に対する価値観やキャリアビジョンを具体的に伝えることが重要です。企業が求める人材像と自分の強みが一致することを示し、入社後の貢献イメージを明確に伝えられるよう準備を整えましょう。

一次面接で効果的にアピールするポイント

限られた一次面接の時間を有効に活用するためには、事前準備と自己アピールの方法が重要です。面接では短時間で自分を印象づける必要があるため、効率よく自分の強みや魅力を伝えるポイントを押さえましょう。

ここでは、一次面接で効果的にアピールするポイントを紹介します。

頻出の質問には入念な回答を準備しておく

一次面接では、頻出の質問に対してスムーズに答えられるよう事前準備が重要です。「自己紹介」「志望動機」「長所・短所」などは必ず聞かれる質問のため、事前に整理し、簡潔かつ分かりやすい回答を用意しましょう。

スムーズに答えられれば、限られた面接時間で自分の魅力をしっかり伝えられます。また、準備した回答を暗記するだけでなく、自然な会話の流れで話せるよう、模擬面接などを活用しながら練習を重ねることも大切です。

徹底した自己分析を行う

一次面接では、自分の強みや弱み、キャリアビジョンへの理解が重要です。自己分析を通じて自分を深く知ることで、面接官からの深掘り質問に柔軟に対応できます。

特に、自分がどのような場面で強みを発揮できるのか、またどのような改善点があるのかの明確化が大切です。面接前に自己分析をしっかり行い、本番の面接でも自分のキャリアビジョンを具体的に話すことで、面接の時間を有効に活用でき、説得力を持ってアピールできるでしょう。

結論ファーストで簡潔に伝える

一次面接では限られた時間内で自分を印象づけるため、結論を先に伝える「結論ファースト」が重要です。質問に対して要点を絞り、簡潔に話すことで、面接官に伝えたいことを短時間で効果的にアピールできます。

志望動機や自己紹介では、先に結論を伝え、その後に理由や詳細を加える形で回答すると、面接官に理解されやすいでしょう。頻出質問に対しては、面接練習を繰り返して結論ファーストの話し方を身につけることが、面接時間を有効活用するポイントです。

明朗な話し方を心がける

一次面接では、明朗な話し方が非常に重要です。表情が明るく、はっきりとした話し方を心がけることで、面接官にポジティブな印象を与えられます。短い面接時間で、積極的な態度や笑顔を見せることで、相手とのコミュニケーションがスムーズに進み、あなたの魅力を伝えられるでしょう。

たとえ緊張していたとしても、明るい表情を保つことで、自信を持って話している印象を与え、面接官があなたのポテンシャルに気づけます。話し方一つで、面接の雰囲気が大きく変わるため、意識して練習を重ねるとよいでしょう。

逆質問を準備する

面接の終盤で行われる逆質問の時間は、企業への熱意を伝える絶好のチャンスです。事前に企業研究をし、ホームページなどで得られなかった情報をもとに質問を準備しましょう。

例えば、企業の今後のビジョンや業界内での立ち位置に関する質問などが挙げられます。また、面接中に気になった点や具体的な業務内容に関する質問も効果的です。逆質問を通じて、企業への関心を深く示し、あなたがその企業に対して積極的な姿勢を持っていることを印象づけましょう。

ケース別!一次面接の時間にかかわる疑問を解消

一次面接の時間は予定よりも長くなる場合もあれば、思っていたよりも早く終わってしまうこともあります。面接時間に差があると不安に感じてしまうでしょう。なぜ面接時間に差がでるのかを解説します。

面接が1時間もかかりましたがなぜですか?

面接の方針は企業ごとにさまざまです。面接において、じっくりと学生の考え方や人柄を知りたいと考える企業は面接時間が長くなる傾向にあります。面接の時間にコミュニケーションをしっかりとることで、人柄やスキルを見極めたいと考えています。

また、面接時に雑談が入ると、もう自分に興味はないのかと不安に思ってしまうこともあるのではないでしょうか。この場合、興味がなくなったのではなく、雑談から人柄を見ている可能性もあるため、誠実に向き合いましょう。

一次面接の時間が予定より早く終わって不安です。なぜですか?

一般的に面接が予定より早く終わってしまうと不安に感じます。面接が短くなる理由には、以下のことが考えられます。

・質問に的確に答えられた

・会話のテンポがよかった

・企業側の方針で時間が短め

質問にスムーズに答えられたり、テンポよく面接が進んだりすると、他の学生と同じ質問数でも早く終わる可能性があります。また、応募者が多い、面接に人員が割けないなど、企業側の問題で面接時間が短くなることもあります。

面接時間の長さが変わる要因はさまざまです。そのため、面接時間の長さが結果に直接関係するわけではありません。面接の長さを深く気にする必要はないでしょう。

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一次面接は限られた時間内にどれだけ自分をアピールできるかが重要です。面接に不安のある人は「REALME」のAI面接を利用しましょう。

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AI面接で志望企業の内定判定が確認できる

REALME」のAI面接は志望企業の最終面接まで進んだ就活生のデータを基に、内定判定率を確認できます。

一次面接にかかる時間や、内容は志望企業によって変わるため、企業ごとの対策が必要です。AI面接では、フィードバックで足りない部分を確認できるため、自身の現在地を客観的に捉えられます。

合格ラインにいる就活生のデータを閲覧できる

REALME」では、志望企業の合格ラインにいる就活生のデータを閲覧できます。ライバル就活生の模範回答と自身の面接を比較することで、自身の弱点を見つけ出せるでしょう。

同じ企業でも、一次面接、二次面接と進むに連れて内容や時間も変わるため、それぞれの面接に対する準備が必要です。

AI面接の結果を確認しながら、自身の面接をブラッシュアップしましょう。

AI分析で自身の強みと弱みを把握できる

REALME」のAI分析は項目ごとに採点するため、自身の強みと弱みを把握できます。そのため、アピールポイントも分かり、面接時の武器となるでしょう。

面接では、内容や時間配分の他にも、人柄を見られます。普段通りの自分をアピールするためにも、AI面接を利用して、十分な面接対策をしましょう。

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一次面接の時間は約20~30分が多い

一次面接にかかる時間を、理由ごとに分けて紹介しました。選考内容や募集ポジションによって、応募者に確認する事項が異なりますが、約20~30分の場合が一般的といえます。ただし合格でもスムーズに面接が進んで短時間で終わる可能性があるので、時間によって合否が決まるとは言い切れません。一次面接の結果を待っている間は、次の面接や他社選考の準備をしながら過ごしましょう。

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