ガクチカが本当にないと感じる理由は?ガクチカの見つけ方を紹介します

就活の選考において、学生時代に力を入れたこと、通称「ガクチカ」は定番の質問です。この質問に自信を持って答えられない学生もいるでしょう。本記事では「ガクチカが本当にない」という学生に向けてガクチカの見つけ方について説明します。

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もくじ

ガクチカが本当にないと感じる理由は?

「ガクチカにふさわしい経験がない」と感じている人が多くいます。ガクチカにふさわしい経験がなく、ガクチカで話せることが本当にないと感じる理由を紹介します。

輝かしい経験がない 

ガクチカで話すことは全国大会優勝、留学など人に自信をもって話せる内容でなければいけないと考える人もいるでしょう。

確かに目を惹くような輝かしい経験があれば、ガクチカに活かせます。しかし、目立った成果がなくても「自分が頑張った」と思える経験であればガクチカとして話せます。

よくある内容だとしても、結果に至るプロセスを語れれば、十分にアピールできるでしょう。

頑張った経験がない 

「頑張った経験がない」と思う場合、ガクチカを考えることが難しいでしょう。たとえば、コロナの影響で満足のいく活動ができなかった、家庭の事情でガクチカにふさわしい努力ができなかった人もいます。

しかし、重要なことはどのようなプロセスを踏んで何を学んだかです。この2点をアピールできれば立派なガクチカに仕上がります。

長く続けた経験がない 

長期にわたって取り組んだことは、自己PRにつなげやすいといえます。

しかし、ガクチカで話すエピソードは、長く続けてきたことでなくても構いません。短い出来事であっても、学びがあればガクチカとして話せます。経験の長さにとらわれないようにしましょう。

就活向けの経験がない 

頑張った経験があっても、「就活向きではないから話せない」と思いこむこともあるでしょう。

しかし、ガクチカの内容はどのようなものでも構いません。学生時代に最も熱心に取り組んだことがたとえ趣味や推し活のような娯楽であっても、それに力を注いだこと自体が重要です。どのようにエネルギーを注いだのかであったり、視点を工夫することで、ガクチカとして十分に活用できます。

企業がガクチカで見ているポイント

企業の採用担当者は、学生時代に力を入れて取り組んだこと、いわゆるガクチカを通じてその人の姿勢や考え方、行動力などを判断します。質問の意図を理解すると、どのエピソードを伝えればよいかも見えてくるでしょう。「どのような話を選べばよいのか分からない」と悩む学生も、企業が注目する視点を知ることで、答え方のヒントが得られます。

企業がガクチカの質問で見ているポイントについて、くわしく解説します。

物事への取り組み方

物事への取り組み方は、仕事に対する姿勢や考え方を知るうえで重要なポイントです。そのため、企業は学生がどのように課題と向き合い工夫や努力を重ねてきたか、そのプロセスを重視します。たとえ成果が目立たない経験でも、目的意識や改善への意欲、主体性などが伝われば十分に評価されるでしょう。また、取り組む姿勢や価値観が、企業の風土とマッチするかどうかも判断されます。ガクチカを通して、自分がどのような考えで行動したのかをしっかり伝えることが大切です。

何がモチベーションになるか

企業は、応募者がどのようなことでモチベーションを感じ、それがどのような行動につながるかを見極めようとします。特に長期的に活躍できる人材を求める企業にとって、何がやる気の原動力になるのかを把握することは重要なポイントです。ガクチカのエピソードから、「どのような状況で努力を継続できるのか」「困難をどのように乗り越えたか」などの点が見えると、入社後の配属や活躍できる場をイメージしやすくなります。自分のモチベーションの源泉を把握し、企業の価値観や職種に合うよう伝えることが、選考での評価を高める鍵だといえるでしょう。

得たことをどのように活かすか

ガクチカのエピソードにおいて、採用担当者は、ガクチカで得た経験を今後の業務にどのように結びつけ、活用できるかを知りたいと考えています。たとえば、ガクチカで身につけた問題解決能力やチームワークを、入社後どのように役立てられるかを具体的な業務内容で示すことが評価につながるでしょう。その際、論理的に筋道を立てた説明が重要です。論理的思考力や分かりやすく伝える力は、仕事でのコミュニケーションやチームとの協働にも直結するため、ガクチカを通じてその能力をアピールできます。

ガクチカが本当にない際の見つけ方は?

もし本当にガクチカがないと感じているなら、過去を振り返り、自分が経験したことを探してみましょう。これまでの人生を改めて見直すことで、話せる出来事が見つかります。

具体的な方法については、この項目で詳しく紹介します。

自己分析をする 

自己分析は、就活準備の基本です。自己分析を一度終えていたとしても、再度見直すことが求められます。

自己分析をやり直す際に意識するポイントは、「どのような経験をしたか」を中心に振り返ることです。ガクチカを探す際、多くの人は『どのように頑張ったか』に注目することが多いといえます。

しかし、頑張ったことだけにこだわらず、これまでに経験したすべての出来事に目を向けることで、見落としていた『ガクチカのヒント』を見つけられるでしょう。

他己分析をする 

第三者の意見は、自分では気づけなかった新たな一面を発見する手助けになります。自分では「たいしたことない」と思う経験が、周りから見ると意外にすごい経験であることも珍しくありません。

意見をもらう際は、家族や友人だけに聞くのでなく、アルバイトの同僚や先輩に尋ねることがおすすめです。より客観的な意見を得られるでしょう。

長所や強みから考える 

ガクチカと自己PRは別物だと思われやすいですが、実はガクチカは自分の人柄や価値観を企業に伝えるための自己PRともいえます。

自分の長所や強みが発揮できたエピソードを探すと、ガクチカを作れます。長所や強みを軸にしたガクチカを作れば、ほかの自己PRと一貫性を持たせられるでしょう。

趣味や特技から考える 

長年続けている趣味や、長時間熱中できる特技を掘り下げると、ガクチカとなるエピソードを引き出せます。

たとえば、趣味がプラモデルの場合、どのように組み立てるか手順を考えながら進める力をアピールできます。また、推し活など趣味の遠征先で友人を作った経験がある場合、コミュニケーション能力の高さを伝えるガクチカとして話せるでしょう。

趣味を楽しむ過程を論理的に説明できるようにすれば、それも立派なガクチカになります。

日常生活から考える 

日々の生活で特に意識していることをガクチカとして活用しましょう。

特に継続して取り組んでいる習慣があれば、それに焦点を当てることがおすすめです。「継続は力なり」ということわざがあるように、何かを継続している事実自体が強みになります。

その習慣を始めたきっかけや、継続できている理由を振り返ると、自分ならではの学びや気づきが見つかるでしょう。

今から作る 

ガクチカは過去の話である必要はありません。過去を振り返って「本当にない!」と感じるなら、今から作り始めれば大丈夫です。

読書を習慣づける、ランニングなどの運動を始めるなど身近な内容でも問題ありません。たとえ1週間や1カ月といった短期間でも、目標を掲げて取り組んでみましょう。趣味や改善したい生活習慣と関連付けるなど、前向きに取り組める工夫をすると続けやすくなります。

ガクチカが本当にない!と悩む人におすすめのテーマ

大学生活で留学などの特別な経験がなく、「ガクチカが本当にない」と悩んでいる人も少なくないでしょう。大切なことは特別な経験ではなく、どのような環境でも自分なりに工夫したことや努力したことを見つけ出すことです。アルバイトや授業など、日常にも立派なエピソードは見つけられます。ここではおすすめのテーマについて解説します。

学業やゼミ

大学生活で特別な活動をしていなかったとしても、学業は誰もが取り組んできた経験の一つです。所属していたゼミや研究テーマ、卒業論文の取り組みなどは立派なガクチカの材料に使えます。たとえ結果が思うように出なかったとしても、工夫したポイントや、どのような姿勢で取り組んできたかを伝えることが重要です。GPAを上げるための努力や、単位取得のための工夫、グループワークで仲間と協力した経験などもアピールポイントだといえます。

大学時代のサークルや部活動

大学時代に参加したサークルや部活動は、ガクチカとしてよく使われるテーマの一つです。活動内容や目標に向けた努力、成果だけでなく、学業との両立やメンバーとの協力体制などもアピール材料にできます。数年前は、感染症の影響でオンライン中心の活動を余儀なくされましたが、その場合でもどのような工夫をして乗り越えたかが重要だといえるでしょう。「対面が難しかったからこそ生まれた工夫」や「制限がありながら挑戦できたこと」に目を向けると、より説得力のあるエピソードになります。

長期間続けていること

長期間継続して取り組んできたことも、ガクチカの立派なテーマです。たとえば、小さい頃から続けている習い事や、高校時代に始めて今も続けている習慣などが該当します。ピアノ・書道・料理・早起きなど、一見シンプルなことでも、長く続けてきた事実や継続のために工夫してきた点を伝えることで、粘り強さや自己管理能力をアピールできるでしょう。また、大学入学前の出来事であっても、現在につながっているものであれば、ガクチカとして十分に評価されます。

スポーツや読書などの趣味

趣味も立派なガクチカのテーマです。スポーツや読書などの趣味を通じて学んだことや成長した過程を説明することで、自分の特性をアピールできます。

たとえば、スポーツでチームワークや忍耐力を学んだり、読書を通じて思考力を高めたりした経験があれば、それを面接で共有することが大切です。ただ「楽しんでいた」と述べるのではなく、なぜその趣味が好きで、どのように取り組んできたか、そこから得たスキルや知識を具体的に伝えることがポイントだといえます。自己成長やスキル習得に焦点を当て、その経験が将来どのように役立つかを説明できれば、面接官によい印象を与えられるでしょう。

アルバイト

アルバイトもガクチカのテーマの一つです。ただ頑張ったことではなく、どのような業務を担当し、どのような工夫で成果を上げたかが重要です。売上に貢献したエピソードや、業務の効率化に取り組んだ経験があれば、それを具体的な数値とともに伝えます。また、アルバイトやインターンを通じて社会人としての責任感を養ったこともアピールポイントになるでしょう。アルバイトの経験を通じて得たスキルを、今後の仕事への活かし方を伝えると、さらに効果的です。

「REALME」では他の学生のガクチカが見られる!

自分のガクチカが志望企業に合うかを確認する方法があります。それが「REALME」への登録です。「REALME」は他の学生のガクチカを閲覧することができるため、自分のガクチカに改善点がないかを見直す機会になります。

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合格ラインの学生のガクチカを参考にできる 

REALME」では志望企業の合格ラインに達した学生のガクチカを確認できます。「アピールできるガクチカが本当にない」と思っていても、ほかの学生の回答例を見ると、案外そうでもない場合があります。

自分と同じ志向を持っている学生のガクチカを見ることで、「自分のこの話もガクチカにできるかも」と思えるでしょう。

志望企業の内定を判定できる 

REALME」のAI面接を行うことで、今のあなたが志望企業から内定をもらえるかの判定が出ます。志望企業の合格ラインを超えた学生の能力平均値と自身の結果をAIが比較して、内定可能性を判定する仕組みです。A~Eで評価してくれるため、自分の現在地を把握することが可能です。

自分の強みと弱みを可視化できる 

REALME」で内定判定を出すために使っているものが、AI面接での回答です。この回答をもとにAIがあなたの強み・弱みを数値化してくれます。

就活において重要な14の要素のうちどの要素に強みを持つのかをグラフで図示してくれるため、自分の強みを把握しやすいという特徴があります。

ガクチカが本当にないと思わずに探してみよう!

「ガクチカが本当にない」と思いこんでいるだけで、さまざまな角度から探せば必ず見つかります。立派な結果が伴っていなくても、自分が胸を張って頑張った経験であれば、それがガクチカです。学業やサークル、アルバイト以外にも使えるエピソードがないか、改めて振り返ってみましょう。

REALME」を使えば、他の就活生の回答を参考にガクチカを考えられます。AIとの面接によるフィードバックや内定判定も活用できるでしょう。

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