Webテストは、就活初期段階の重要な関門です。形式を把握し、対策を立てられれば、スムーズに就活を進められる可能性が高まります。この記事では、Webテストの種類や見分け方を解説しています。
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Webテストとは
Webテストとはパソコンで受験できる適性検査です。多くの企業が採用選考フローで取り入れており、突破できないと次の選考に進めないこともあります。
Webテストには多くの種類があるため、自分が志望する企業のWebテストを把握し、効率よく対策を立てなければなりません。しかし、Webテストの内容を公開していない企業もあるため、事前の調査が必要です。
受験方法
Webテストの受験方法は、大まかに次の3つです。
- 自宅で受験する
- 共通会場で受験する
- 企業で受験する
「共通会場」に出向いて受験する形式は、企業から受験場所を指定される場合もあれば、自分で近くの受験会場を選択できる場合もあります。
自宅受験の場合、自宅のパソコンや大学のパソコン室で実施可能です。企業にエントリー後、書類選考に通過すると企業から受験者IDとログイン用のURLが記載されたメールが送られてきます。自宅で受ける際には、カンニングなどの不正行為をしないように注意しましょう。
最近は、自宅受験型のWebテストが主流になりつつあります。不正や替え玉受験を防ぐため、オンライン監視型の自宅受験もあります。
Webテストの種類を見分けるメリット
自分が志望する企業がどのWebテストを利用するのかを知ることで、テストまでの間に対策が可能です。Webテストの出題傾向は種類によって異なります。
また、Webテストの合格基準は、各企業によって変わります。点数が高ければ有利になりますが、必ずしもWebテストの結果だけで合否が決まるわけではありません。Webテストの種類を見分けることで、傾向を知り対策を立てられます。
Webテストの3つの見分け方
Webテストの見分け方は、主に以下の3つです。
- 受験用URLで見分ける
- ログイン画面で見分ける
- OB・OG訪問から見分ける
どの見分け方にもメリット・デメリットがあります。1つの見分け方に頼らず、いくつかを組み合わせて見分けることがおすすめです。
①受験用URLで見分ける
自宅で受験する場合、企業から受験用URLが送られてきます。
URLには、サービス名が含まれている場合が多いです。サービス名によってURLが異なるため、Webテストの種類を見分けるときの手掛かりになるでしょう。
Webテストの受験期間は多くの場合、1週間程度の期間が設けられています。その間にテストの対策が可能です。
②ログイン画面で見分ける
Webテストのログイン画面でどのWebテストか推測が可能です。企業からWebテスト受験の案内が来たら、受験ページにアクセスします。アクセスしただけでは、問題は始まらないため、ログイン画面のデザインや色合い・書かれている文言をチェックします。いくつかのWebテストを受けていると、共通点が分かり、どのWebテストか判断できるでしょう。
他にも、あなたの志望する企業を受けたことがある人が口コミサイトに投稿している場合、そこから見分けられるでしょう。ただし、口コミサイトは投稿年数にズレがあることもあるため、注意しましょう。
③OB・OG訪問から見分ける
あなたの志望する企業にOB・OGがいる場合は、OB訪問を活用しましょう。OB・OGに会った際に、どのようなWebテストを受けたか聞いてみましょう。
ただし、記憶がはっきりしていない場合や実施年度によってWebテストが変わることもあるため、参考程度にとどめてください。
また、OB・OG訪問の場合、Webテスト以外にも質問することをまとめておくことをおすすめします。
URLで見分けられるWebテスト一覧
URLから見分けられるWebテストを紹介します。企業から案内される受験用URLが何のWebテストのURLなのか分かれば、対策を立てられます。Webテストの内容や傾向を押さえて効率よく進めましょう。
SPI
SPIはSynthetic Personality Inventory(総合適性検査)の略です。学歴や職歴の表面的な情報だけでなく、個人の能力や特性を重視した採用選考を目指す考えのもと誕生しました。特に、「個」を活かす採用方法を重視する企業に選ばれています。
サービス名 | 適性検査 SPI 3 |
サービスURL | https://www.spi.recruit.co.jp/ |
運営会社 | 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ |
受験方法(会場/企業/自宅) | 受験会場に出向く |
検査の概要 | 基本は能力検査と性格検査 |
受験用URL | http://arorua.net/ |
TG-WEB
TG-WEBは、株式会社ヒューマネジーが提供するサービスで、大手企業や食品、コンサルなど幅広い分野で導入されています。「新型」「従来型」があり、検査内容は、言語問題・計数問題・性格テスト・英語から企業が必要だと判断したテストを組み合わせて出題されます。
従来型の場合は、難易度が高いため対策をしましょう。新型の場合は、問題数が多く回答時間が少ないためスピードが重視されます。
サービス名 | TG-WEB |
サービスURL | https://tg-web.humanage.co.jp/ |
運営会社 | 株式会社ヒューマネジー |
受験方法(会場/企業/自宅) | テストセンター形式または自宅受験形式 |
検査の概要 | 言語問題(国語)、計数問題(数学)、性格テスト、英語 |
受験用URL | https://www.c-personal.com/http://assessment.c-personal.com/http://assessment.e-gitest.com/ |
玉手箱
玉手箱は、日本エス・エイチ・エル株式会社が開発・提供している適性検査です。総合商社・専門商社・コンサルで導入されています。
玉手箱には「玉手箱I Ver.2」「玉手箱III」があります。
自宅受験の場合、企業から届くURLで玉手箱であるかどうか絞り込むことが難しいといえるでしょう。なぜなら、Web-GABやWeb-CABの場合もあるためです。
サービス名 | 玉手箱III |
サービスURL | http://www2.shl.ne.jp/product/index.asp?view=recruit |
運営会社 | 日本エス・エイチ・エル株式会社 |
受験方法(会場/企業/自宅) | 自宅受験形式 テストセンター形式 |
検査の概要 | 「知的能力」と「パーソナリティ」の両面から測定 |
受験用URL | https://web1.e-exams.jp/https://tsvs1.e-exams2.jp/https://nsvs1.e-exams4.jp/ など |
WebGAB
Web GABは、玉手箱と同じ日本エス・エイチ・エル株式会社が開発・提供する適性検査です。URLのみでWebGABと判断をすることが難しい点に注意しましょう。
問題自体のレベルは中学生から高校受験程度ですが、制限時間内に問題を解く必要があるため、練習を重ねましょう。
サービス名 | 総合適性テストWebGAB |
サービスURL | http://www2.shl.ne.jp/product/index.asp?view=recruit |
運営会社 | 日本エス・エイチ・エル株式会社 |
受験方法(会場/企業/自宅) | センター形式または自宅受検形式 |
検査の概要 | 言語理解、計数理解、パーソナリティ(OPQ) |
受験用URL | https://web1.e-exams.jp/https://tsvs1.e-exams2.jp/https://nsvs1.e-exams4.jp/ など |
WebCAB
Web CABは、玉手箱やWebGABと同じ、日本エス・エイチ・エル株式会社が提供している適性テストです。
WebCABは、コンピュータ職としての適性を診断するテストであり、検査の内容に特徴があります。数学的思考を問う問題が多いため、しっかりとした対策が大切です。
サービス名 | コンピュータ職適性テストWebCAB |
サービスURL | http://www2.shl.ne.jp/product/index.asp?view=recruit |
運営会社 | 日本エス・エイチ・エル株式会社 |
受験方法(会場/企業/自宅) | 筆記テスト Webテスト |
検査の概要 | 暗算、法則性、命令表、暗号、パーソナリティ(OPQ) |
受験用URL | https://web1.e-exams.jp/https://tsvs1.e-exams2.jp/https://nsvs1.e-exams4.jp/ など |
その他のWebテスト
その他のWebテストとして、下記を導入している企業もあります。
- CUBIC
- GPS
- CBTS
- TAP
- 不適性検査スカウター
CUBICは株式会社CUBICが提供している適性試験です。幅広い業種で使用されていますが、財務・会計事務所や社会保険事務所での使用割合が高いといえます。
GPSはベネッセコーポレーションが提供している適性検査です。思考力を中心に「課題を発見する力」「解決する力」「価値観の前提やすれ違いを見抜く力」を測定します。
CBTSは株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズが提供する適性検査です。テストセンターでのみ受験ができます。
TAPは能力問題(言語・数理・論理)と性格検査(職務バイタリティ・対人的側面・行動的側面)からなる試験です。Web受験とマークシート受験が用意されています。
不適性検査スカウターは能力検査・脂質検査・精神分析・定着検査の4種類の適性検査があります。受験方法は「Webテスト」「マークシート回答方式」「紙の解答用紙」の3種類です。
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Webテストの見分け方を知って対策しよう!
Webテストとは、選考で多くの企業が採用する適性検査です。どのテストか見分ける方法として、受験用URLやログイン画面のデザイン、OB・OG訪問での情報収集が有効です。特にURLにはサービス名が含まれる場合があり、種類の特定ができるでしょう。
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