本記事では、長期インターンをガクチカに採用してアピールする際に、どのようにして伝えれば面接官へ好印象を与えられるのか、評価される書き方のコツをご紹介します。
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長期インターンはガクチカに使える
近年、短期インターンや夏季インターンに比べ、長期インターンに参加する人は少ないといわれています。そのため、長期インターンへの参加者は希少性が高く、他の就活生と差別化を図りやすいでしょう。
長期インターンでは、参加してすぐに成果や結果が出ることはありません。業務を実践する過程でいくつもの課題を乗り越え、そこでやっと結果が出るものです。
そのため長期インターンをガクチカに使えば、目標を達成するために積極的に行動し、自ら課題を解決できる主体性の高さをアピールできるでしょう。
ガクチカで話せるインターンシップ期間の目安
ガクチカとしてインターンシップ経験をアピールする際、どの程度の期間が適切か迷うこともあるでしょう。インターンシップの長さによって伝えられる内容や得られる学びが異なるため、適切な視点を持つことが重要です。
ここでは、ガクチカで話せるインターンシップ期間の目安について解説します。
3か月以上のインターンシップはガクチカにしやすい
長期インターンシップは、ガクチカとして伝えやすい経験の1つです。3か月以上の期間があると業務に慣れ、試行錯誤を重ねながら成果を出すための工夫ができるため、自分らしい経験をアピールしやすいでしょう。特に、課題への取り組み方や成長した点を具体的に説明しやすいのが特徴です。
ただし、伝えたい内容が明確であれば、必ずしも期間の長さが重要というわけではありません。経験の本質を整理し、魅力的に伝えることがポイントです。
3か月未満でも強くアピールできる内容であればガクチカにできる
短期間のインターンシップでも、自分の強みや努力の姿勢を具体的に伝えられれば、ガクチカとして十分に活用できます。重要なことは、目標を持ち、その達成のためにどのように行動したかを明確に示すことです。
また、学業やアルバイトと比べて期間が短いため、エピソードの起承転結を意識すると、面接官に伝わりやすくなるでしょう。期間の長さにとらわれず、自分らしさを最も表現できる経験を選び、魅力的なエピソードの構築が大切です。
長期インターンをガクチカにするメリット
長期インターンシップは、実務経験を積みながら自分の強みや成長を具体的に示せるため、ガクチカとして活用しやすい点が特徴です。業務への工夫や成果を伝えやすく、主体性や課題解決力をアピールする材料として有効です。
ここでは、長期インターンをガクチカにするメリットを紹介します。
仕事で発揮できる強みのアピールがしやすい
長期インターンでは、職場での実践的な経験を通じて、自分の強みを直接アピールできる点がメリットです。上司や同僚との関わり方、業務の進め方、組織内での立ち位置を学ぶことで、働くうえでの適性を具体的に示せます。
部活動やゼミの経験は仕事の場面に置き換える必要がありますが、インターン経験はそのまま実務に直結するため、より説得力のあるエピソードになり得ます。長期間の勤務を通じて培った責任感や課題解決力も強みとして伝えやすくなるでしょう。
具体的なビジネススキルや実務スキルをアピールできる
長期インターンでは、パソコンスキルやビジネスマナーなど、社会人に必要な基礎スキルを習得でき、ガクチカで具体的なアピールができます。特に志望業界と関連する業務経験がある場合、業務に直結するスキルや知識を強みとして伝えられる点が大きなメリットです。
例えば、営業なら顧客対応やプレゼン、マーケティングならデータ分析など、実践的な経験を示すことで即戦力として評価される可能性が高まります。長期インターンの経験は、就職活動において有効な武器となるでしょう。
面接官が内容をイメージしやすい
長期インターンの経験は、面接官にとって内容を具体的にイメージしやすい話題です。企業での業務に基づいたエピソードであれば、面接官自身も似た経験をしている可能性が高く、共感を得やすくなるでしょう。
一方で、ゼミや研究活動の話は専門的な説明が必要となる場合があり、伝わりにくいこともあります。仕事に関するエピソードは、業種を問わずビジネスの流れに沿って話が展開できるため、面接官に理解されやすく、効果的なアピールにつながります。
仕事の失敗談や挫折経験を話せる
面接では、挫折経験や困難をどのように乗り越えたかの深掘りが多くあります。長期インターンでは、取引先対応のミスや社内での報連相の失敗など、実務における具体的な失敗談を話せます。
重要なことは、当時の状況や改善策を具体的に説明し、そこから得た学びを伝えることです。失敗をどのように克服し、次にどのように活かしたかを示すことで、主体性や問題解決能力をアピールできます。職場での経験をもとに話せるため、説得力のある自己PRにつながります。
他の応募者との差別化になる
長期インターンの経験は、他の応募者との差別化に大いに役立ちます。多くの学生がアルバイトや部活動、ゼミの経験をアピールする中で、企業での実務経験を持つことは強みになるでしょう。
また、インターンを通じて仕事への価値観やキャリアビジョンが明確になるため、企業側も採用後のミスマッチが軽減できます。さらに、学歴に自信がない場合でも、実務経験で得た成果や成長を強調することで、即戦力として高く評価される可能性が高まります。
インターンの経験をガクチカに活かすポイント
長期インターンの経験をガクチカで使う際は、いくつかのポイントを押さえることで、面接官の印象に残りやすくなります。
ここでは、どのようなことを意識してガクチカを作成すれば、長期インターンでの経験を効果的にアピールできるかをご説明します。
参加動機や力を入れた内容を明確に伝える
長期インターンに参加した理由を明確にし、目的達成に向けた行動や工夫を具体的に伝えることが重要です。単に「現場経験がある」だけではなく、成果を出すためにどのように努力したかを説明しましょう。
失敗や困難に直面した際、どのように乗り越えたのかの具体的なエピソードを交えると、課題解決能力や成長意欲がアピールできます。取り組みのプロセスや結果を整理し、面接官が納得しやすい形での明確な伝え方を意識しましょう。
経験そのものはアピールにならない
面接官はガクチカを通して、就活生がどのようなことに関心をもち、熱心に取り組めるのかを知りたいと思っています。また、就活生のモチベーションがどこにあるのかを把握したいと考えています。そのため、「長期インターンに参加した」だけでは、アピールになりません。
ガクチカを作成する際は、長期インターンへの参加を決意した理由や、実践するなかで意識したことや工夫したことを伝えましょう。
数字を使って説明する
長期インターンをガクチカで使うときは、具体的な数字を盛り込んでアピールするとよいでしょう。
例えば、「目標の売上高よりも◯◯万円多く結果を出せた」「達成率が目標に対して120%だった」など、成果を明確に伝えると分かりやすくアピールできます。
また、数字を使うときはできるだけ「比較できる形」でアピールするとよいでしょう。
「他のインターン生の売上高が25万円に対し、自分は40万円の結果を出せた。」「前年比の達成率が80%だったことに対し、自分は95%の成果を出せた。」など、比較できる形で提示すると、自分がどの程度の実績を出せたかを分かりやすく伝えられます。
人間的な成長を感じさせる内容にする
ガクチカでは、長期インターンで培った技術力や専門的な知識よりも、自分の人柄や人間的な成長をアピールしましょう。
面接官は、長期インターンを経て学んだことや感じたことを知りたいと思っています。また、長期インターンを通して、就活生がどのように成長したのかを確認したいと考えています。
そのため、長期インターンで仕事への価値観がどのように変わったのかや、どのような姿勢で取り組むようになったのかなど、自分自身の変化や成長を具体的に説明するとよいでしょう。
企業が求める人物像を意識する
企業が求める人物像を把握し、それに沿った形でのインターン経験アピールが重要です。選考前に企業の採用ページや社員インタビューを確認し、求めるスキルや価値観を理解すると効果的です。
自分のインターン経験が企業の求める人材像と一致すれば、より魅力的に映ります。自己分析をして、ガクチカで伝えるとよいポイントの整理によって、説得力のある自己PRが可能となるでしょう。
長期インターンの経験を活かしたガクチカの作り方
長期インターンの経験をガクチカでアピールする際は、事前に把握したいポイントがいくつかあります。
ここでは、長期インターンで経験したことを、どのように伝えれば効果的にアピールできるかをご説明します。
自己分析と企業分析を実施する
長期インターンをガクチカに活かす際は、徹底した自己分析が大切です。以下の流れを参考にして、自分の強みを抽出し、整理しましょう。
- 今までの成功体験や苦労したことをリストアップする
- 長期インターンで取り組んだプロジェクトや解決策などを具体的にあげる
- 上記を振り返り、自分の能力をどのような過程で発揮したのかを書き出す
また、企業分析も重要です。企業の求める人物像を把握し、自分の能力をどのように活かせば業務に貢献できるのかを導き出すことで、説得力のあるガクチカがつくれます。
企業理念や社風に着目し、自分がどのような人物なのかを具体的なエピソードを交えて伝えれば、ガクチカのクオリティがより高まるでしょう。
誰でも分かる言葉で説明する
長期インターンで専門用語を使うことが当たり前だったとしても、面接で用いることは極力控えましょう。
業界特有の専門用語は誰でも分かる言葉ではないため、理解してもらえない場合があります。また、専門用語を使うと「配慮して話せない人物」と捉えられる可能性もあるでしょう。
万が一うっかり専門用語を使ってしまった場合は、言い換えや補足をすると面接官にも分かりやすく伝えられます。
名称やブランド名を控える
基本的にガクチカでは、長期インターン先の企業名や営業先の会社名などの固有名詞を含めることはNGです。
企業の多くは守秘義務を考慮する必要があるため、固有名詞をガクチカに含めるとインターン先に迷惑をかけるおそれがあります。さらに、就活生への印象も悪くなるため、名称やブランド名などの固有名詞は含めないよう気をつけましょう。
具体的には、社名であれば「大手商社」や「保険会社」など、一般的な表現がおすすめです。
文の組み立てを意識する
長期インターンをガクチカで伝える際は、以下の6つの構成に分けて書くと簡潔で具体性のある内容がつくれます。
- 結論:長期インターンのなかで最も力を入れて取り組んだことを書く
- 動機:なぜその長期インターンに参加したのかを書く
- 課題:長期インターンの過程でどのような課題があったのかを書く
- 内容:課題に対してどのような解決策を考案したのかを具体的に説明する
- 成果:これらの行動で得られた成果を数字を用いて分かりやすく伝える
- 学び:長期インターンで学んだことやそれをどのように活かすのかをアピールする
長期インターンのガクチカで陥りがちな失敗例
- 話を盛りすぎる
あくまでガクチカは、等身大の自分をアピールすることが目的です。等身大の自分を求めてもらえる企業に就くことが就活の目的であるため、ありのままを素直に伝えましょう。
- 自慢話をする
アピールがただの自慢にならないように気をつけましょう。「このようなスキルを手に入れた」「他者よりも貴重な経験ができた」などのように優れた結果だけを話すのではなく、どのような点に苦労したかや得られた学びに重点を置いたアピールが大切です。
- 嘘をつく
たとえ成果が出なかったとしても、嘘をついて自分を大きく見せることは禁物です。ガクチカでは、長期インターンで精一杯取り組んだことを素直に伝えてください。
課題を改善するために行動した内容や具体的なエピソードを話せば、仮に失敗談であってもアピールにつながります。
長期インターンをテーマにした例文
長期インターンの経験を営業のガクチカに取り入れた場合
私が学生時代、最も力を入れたことは、IT企業の長期インターンです。 私は長期インターンで、主に新規顧客開拓を担当しました。最初は商談からなかなか受注につながらず、達成率は月間目標の60%程度でした。 そこで、この課題を乗り越えるために、私は2つの解決策を考えました。ターゲット企業の課題や業界動向のリサーチを徹底することと、そのデータに基づいた提案の実施です。 その結果、受注率を60%から85%に改善し、インターン実施期間中に20件の新規契約を獲得しました。これに伴い、営業チーム全体の売上を120%達成しました。 これらの経験を通して、営業職には入念な準備とリサーチが大切であることを学びました。入社後は、この経験を活かしてさらに高い成果を出し、売上に貢献したいと考えています。 |
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長期インターンを通して得た能力や強みをガクチカとしてアピールするためにも、志望企業が求める人物像の把握と自分の改善点を知ることが重要です。
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長期インターンの経験を活かして印象に残るガクチカにしよう
長期インターンをガクチカに活かすことは、非常に有効です。
基本的にガクチカでは、「結果」よりも「過程」を重視します。そのため、長期インターンを通してどのようなことに力を入れ、どのようにして課題を乗り越えたのかを具体的に伝えましょう。
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