就活で落ちたときのメンタルの切り替え方を解説します。就活で不採用になると落ち込むのは当然ですが、メンタルがボロボロになってしまう前に上手く切り替えましょう。落ちるのは当たり前であると考えて、いかに次の選考につなげられるかが重要です。
就活で落ちるのは当たり前!その後の切り替えが大切
就活で落ちてしまうと、まるで自分が否定されたように感じて落ち込んでしまう人もいるでしょう。しかし実際には、単に企業との相性が合わなかったというだけかもしれません。また、複数社を受けているのであれば、そのうちの一社から不採用通知を受けることはごく自然なことです。
実際に、就職未来研究所の「就職白書2024」によれば、1人あたりの就活生のエントリー数の平均は約28.1社、平均内定社数は約2.6社となっています。つまり、25社程度はエントリーしても何らかの理由で不採用となっているのです。
就活生自身としても、最終的に入社するのは一社のみ。また、新卒採用の市場は年々活発化しているといわれています。特に中小企業では新卒採用の求人倍率が増加しており、2024年卒の求人倍率は6.19倍です。
1つの企業に落ちたからといって、他の企業で不採用になるとは限りません。就活で落ちた場合には早めにメンタルを切り替えて、次の選考に意識を向けるようにしてみましょう。
就活で落ちたときのメンタルの切り替え方6選
次の選考に向けてメンタルを切り替えるべきであるとわかっていても、実際にどのように切り替えてよいかわからない方もいるかもしれません。ここでは、就活で落ちたときのメンタルの切り替え方を紹介します。
・まずは結果を受け入れる
・家族や友人に話す
・ポジティブな思考を心がける
・プロに相談する
・期限を決めてリフレッシュする
・落ちた企業を嫌いになる
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてみてください。
まずは結果を受け入れる
就職活動で落ちたときには、まずはその結果を受け入れることが大切です。
不採用自体はほとんどの人が就活の過程で経験する過程であり、特別珍しいことではありません。「あの企業とは合わなかった」「入社後のミスマッチが起こらなくてよかった」というように捉えて、次のステップに進むための一歩を踏み出しましょう。
家族や友人に話す
信頼できる家族や友人に話すことで、気持ちを切り替えるきっかけとなる場合があります。純粋に話や愚痴を聞いてもらうことはもちろん、具体的なアドバイスが欲しい場合は伝えてみるとよいでしょう。
ポジティブな思考を心がける
就活に落ちてしまうと、どうしても自己肯定感が下がってしまったり、ネガティブな考え方になってしまったりするものです。しかし、気持ちを切り替えられないまま他の企業の選考に進むと、マイナスの影響を与えてしまう可能性があります。
特に第一志望に落ちた場合は立ち直るのに時間がかかるかもしれませんが、意識的にポジティブな思考を心がけることで徐々に気持ちを切り替えましょう。
プロに相談する
「何が悪かったのかわからない」「自分の対策が合っているか不安」といった場合は、就活のプロに相談してみるのも手段の1つです。相談したい内容について事前にまとめておくと、相談の場を有意義にすることができて、具体的なアドバイスをもらえるでしょう。
具体的な相談先は下記の通りです。
・大学のキャリアセンター
・エージェントのキャリアアドバイザー
・就活相談を受け付けているSNSアカウント
期限を決めてリフレッシュする
どうしても気持ちを切り替えられない場合は、思い切ってリフレッシュ期間を設けるのも1つです。「この1日は就活から離れる」といったように、趣味や運動に打ち込むことで気持ちを切り替えやすくなります。
とはいえ、そのまま長期間就活から離れてしまうリスクを避けるために、必ず期限を決めて休息を取りましょう。
落ちた企業を嫌いになる
やや荒療治ですが、自分の気持ちを優先させるために、落ちた企業の悪いところを挙げて、あえて嫌いになる方法もあります。どれだけ魅力的に思える企業でも、1つも欠点がないかといえばそうではないはずです。
ネガティブな感情を持ち続けるとかえって疲れてしまいますが、落ちた直後に「もっといい企業に出会えるかもしれない」といったように、気持ちを切り替える程度であれば構わないでしょう。
メンタルを切り替えたあとの対策3選
ここからは、メンタルを切り替えたあとの対策について見てみましょう。
・就活の軸を見直す
・他の企業を探す
・スカウトサービスに登録する
それぞれについて解説していきます。
就活の軸を見直す
なかなか選考に通らないという場合、就活の軸を一度見直してみましょう。特に一次選考や二次選考での不採用が続く場合、現在の回答に一貫性がないかもしれません。
就活の軸を見直すことで、面接や書類選考での受け答えに迷いがなくなり、ポジティブな印象を持ってもらいやすくなります。特に、就活初期で設定した軸は後から変わることも珍しくありません。企業研究や業界分析を繰り返す中で就活の軸を見直し、常に就活の軸と志望企業が合致する状態にしておきましょう。
他の企業を探す
志望度の高い企業に落ちてしまうと、その後の持ち駒が少なくなってしまうケースがあります。大手企業や人気企業でなくても、将来性のある優良企業はたくさんあります。少し視野を広げて、これまで知らなかった企業にもぜひ目を向けてみましょう。
例えば、人気企業や知名度の高い企業ばかりにエントリーしているという場合は、BtoBの企業も見てみたり、エージェントにおすすめの企業を紹介してもらったりする方法があります。
スカウトサービスに登録する
最終面接や役員面接で落ちてしまうと、その後別の企業を1から受け直すことがより大変に感じるかもしれません。そういった場合には、スカウトサービスへの登録がおすすめです。スカウトサービスとは、登録することで企業からのオファーを受けられるサービスのこと。
最近では書類選考や一次面接が免除されるものもあるので、効率的に就活を進めたい場合にはぴったりです。
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就活で落ちたあとはメンタルを切り替えて対策しよう
就活で落ちたときのメンタルの切り替えについて紹介しました。志望度の高い企業に落ちてしまうと、気持ちが沈んでしまうのも無理はありません。まずは結果を受け入れて、前向きな気持ちになるための第一歩を踏み出しましょう。
その後の対策としては、就活の軸を見直したり、スカウトサービスに登録して他の企業を探したりすることが有効です。