「大和証券って倍率が高くて自分じゃ本選考突破は難しいかも……」
そうお悩みの就活生の方向けに、実際に大和証券の本選考を突破し、内定を獲得した26卒の方にインタビューを行い、選考突破のコツや内定獲得のための対策方法を伝授していただきました!
大和証券の本選考体験談を教えてくださった方

- 26卒
- 早慶
- 金融サークル
- 飲食アルバイト
- 金融志望
大和証券で話していたガクチカ・志望動機
大和証券のガクチカ
私が最も力を入れたのは、大学の金融サークルでの活動です。サークル長として20名のメンバーをまとめながら、投資コンテストの企画運営を担当しました。初年度は参加者が少なく苦戦しましたが、他大学との連携や企業との協賛を積極的に進めることで、翌年には参加者を3倍に増やすことができました。この経験を通じて、チームをまとめるリーダーシップ力と、困難な状況でも諦めずに取り組む粘り強さを身につけることができました。また、金融市場への理解を深める中で、証券業界への関心も高まりました。
大和証券の志望動機
私が大和証券を志望する理由は、顧客第一主義の理念に強く共感したからです。金融サークルでの活動を通じて、お客様の資産形成をサポートする証券業界の社会的意義を実感しました。中でも大和証券は、長年にわたって培ってきた信頼と実績により、お客様に寄り添った提案ができる環境が整っていると感じています。また、デジタル化への積極的な取り組みや海外展開など、時代の変化に対応した新しい挑戦を続けている点にも魅力を感じています。私も大和証券の一員として、お客様の人生設計に貢献できるような証券マンになりたいと考えています。
大和証券の本選考の選考フロー

ES・WEBテスト
エントリーシートの提出期限は4月上旬で、WEBテストは玉手箱形式でした。ESは自分史の記述のみというシンプルな構成でしたが、2500字という大容量のため、自分の価値観形成を丁寧に描写する必要がありました。WEBテストについては、一般的な玉手箱対策で十分対応可能でした。
社員面談
4月下旬に実施された社員面談は、若手の営業担当の方との個人面接でした。約30分間のオンライン面接で、志望動機の確認などが主に確認されました。選考に関わるかは分かりませんが、何かしらの報告はあると思います。
1次面接
4月下旬に実施された1次面接は、人事の方との個人面接でした。約30分間のオンライン面接で、ESの自分史を中心とした質問が多く出されました。志望動機や学生時代の経験について詳しく聞かれ、証券業界への理解度も確認されました。
2次面接
5月上旬に実施された2次面接は、現場の管理職の方とのオンライン面接でした。約30分間と1次面接と同じ長さでした。雰囲気は普通の面接で質問も特に答えづらい内容はなかったですが、1つだけ金融業界の不祥事について考えを問われたのには驚きました。
最終面接
5月上旬に実施された最終面接は、中堅の人事部の方とのオンライン面接でした。約30分間で自己紹介、自分史、経歴の確認の一般的な内容と債券部門と株式部門どちらに興味があるかなどより実務に近い内容も質問されました。
大和証券の本選考ES
設問①
大学での研究内容やゼミの内容について記述してください。
私はヨーロッパの金融動向について書きました。中小国のマクロ経済データを調べ、各国ごとに大きな差が見受けられた結果から景気減速を抑えた要因や、不況からの回復を早めた要因について、簡潔に軸がずれないように意識をして、金融に興味があることも伝わるようにしました。
設問②
当社を志望する理由、入社後のキャリアプランをご記入ください。
私は大学院進学をした経験を踏まえながら、なぜ大和証券を志望したのかのエピソードを具体的に記載をしつつも、簡潔にまとめることを意識しました。中でも「人の大和」として充実した研修制度や教育プログラムを整備していることを上げ、スキルアップとビジョンの実現に理想的な職場であることを記載しました。入社後はセールスを担当したいことを大学院時代に参加した活動と結び付けて、想いを伝わりやすくなるように意識をしました。
設問③
自分史を記述してください
私は幼少期から現在までの経験を時系列で整理し、特に金融業界への興味を持つきっかけとなった出来事を中心に記述しました。家族の影響で経済に関心を持った幼少期、高校時代の投資サークルでの経験、大学での金融サークル活動、そして将来への想いという流れで構成しました。単なる自己紹介ではなく、自分の価値観がどのように形成されてきたかを具体的なエピソードとともに示すことを心がけました。また、なぜ証券業界なのか、なぜ大和証券なのかという点についても、過去の経験と関連付けながら説明しました。
大和証券の本選考社員面談
聞かれた内容
社員面談では、まずESに記載した自分史について質問されました。特に学生時代に最も力を入れたことについて、具体的な成果や学んだことを詳しく聞かれました。また、なぜ証券業界を志望するのか、なぜ大和証券なのかという基本的な志望動機についても確認されました。面接自体はカジュアルな雰囲気で面接官の方は非常に温和で、緊張をほぐすような雰囲気作りをしてくださったため、リラックスして自分の想いを伝えることができました。
逆質問
逆質問では、実際に入社されている方の選考についてや実際の業務内容について詳しく伺いました。「なぜ大和証券を選んだのか」、「社員の方のこれまでのキャリアとこれからのキャリアについての考え」、「営業の仕事で感じたやりがい」、「海外勤務について」を質問させていただきました。面接官の方は丁寧に答えてくださり、企業の方向性や働く環境について理解を深めることができました。
大和証券の本選考1次面接
聞かれた内容
1次面接では、まずESに記載した自分史について詳しく質問されました。特に学生時代に最も力を入れたことについて、具体的な成果や学んだことを詳しく聞かれました。また、なぜ証券業界を志望するのか、なぜ大和証券なのかという基本的な志望動機についても確認されました。その他、大学での専攻内容や最近気になったニュースについても質問がありました。面接官の方は非常に温和で、緊張をほぐすような雰囲気作りをしてくださったため、リラックスして自分の想いを伝えることができました。
逆質問
逆質問では、実際の業務内容について詳しく伺いました。特に新入社員がどのような研修を受け、どのような業務から始まるのかという点に関心があったため、具体的にお聞きしました。また、大和証券の今後の事業展開や、デジタル化への取り組みについても質問し、企業への関心の高さをアピールしました。面接官の方は丁寧に答えてくださり、企業の方向性や働く環境について理解を深めることができました。
大和証券の本選考2次面接
聞かれた内容
2次面接では、より実務に近い質問が中心でした。学生時代の経験の中で、困難を乗り越えた体験について詳しく聞かれ、その時の思考プロセスや行動について説明しました。また、チームワークを重視した経験やリーダーシップを発揮した場面についても質問され、具体的なエピソードとともに回答しました。証券業界の現状に対する見解や、営業に対する考え方についても聞かれ、業界研究の成果を示すことができました。現場の管理職の方ということもあり、実際の業務の厳しさも含めて率直にお話ししてくださり、非常に勉強になりました。
逆質問
2次面接の逆質問では、現場の方ならではの視点でお話を伺いました。実際の営業活動において大切にしていることや、お客様との関係構築で重要なポイントについて質問しました。また、若手社員の成長過程や、キャリア形成において意識すべきことについてもアドバイスをいただきました。面接官の方の経験談を交えた回答は非常に参考になり、大和証券で働くイメージを具体的に描くことができました。
大和証券の本選考最終面接
聞かれた内容
最終面接では、これまでの面接内容を踏まえた上で、より深い部分について質問されました。大和証券を志望する理由を改めて聞かれ、企業理念や事業内容への理解を示しながら回答しました。また、10年後の自分がどうなっていたいかという将来のビジョンについても詳しく聞かれ、大和証券でそれを実現したい想いを伝えました。困難な状況でも諦めずに取り組んだ経験や、ストレス耐性についても確認され、証券業界で働く覚悟があることを示しました。最終的には、内定を出した場合の入社意思についても確認され、志望度の高さを明確に表明しました。
逆質問
最終面接の逆質問では、企業のトップクラスの方々に直接お話を伺える貴重な機会として、より戦略的な質問をしました。大和証券の今後の成長戦略や、業界全体の将来性についての見解を伺いました。また、新入社員に期待することや、どのような人材が活躍しているかについても質問し、自分がそうした人材になりたいという意欲を示しました。役員の方々からは、会社の方向性や求める人物像について詳しくお話しいただき、大和証券への理解をさらに深めることができました。
大和証券内定までの流れ
面接結果の通知方法
各面接の結果通知方法は、社員面談や1次面接、2次面接の結果は面談後2~3日ほどで電話で通知されました。最終面接だけは面接実施から1か月以内にメールで通知され、内容は内定の旨と今後の流れについて説明があり、その後正式な内定通知書が郵送されました。
内定承諾はしたか?その理由は?
私は大和証券の内定を承諾しました。承諾期限は内定通知から約2週間後でしたが、1週間後には承諾の連絡をしました。承諾した最大の理由は、企業理念への共感でした。顧客第一主義という理念が単なるスローガンではなく、実際の業務に根付いていることを選考過程で感じることができました。また、選考で出会った社員の皆さんが一様に誠実で温かい人柄の方ばかりで、こうした環境で働きたいと強く思いました。新入社員研修制度の充実や若手のうちから責任ある業務を任せてもらえる環境も、自分の成長につながると確信しました。他社からも内定をいただいていましたが、最終的には面接での印象と企業文化のフィット感で大和証券を選択しました。
選考全体を通しての感想
大和証券の選考は、証券業界の中では中程度の難易度でしたが、人柄を重視した選考プロセスであることが印象的でした。ESの自分史という独特な設問により、自分の価値観や想いを深く掘り下げて伝える必要がありましたが、それだけに自分らしさをアピールできる機会でもありました。面接では圧迫的な要素は全くなく、むしろ学生の話をしっかりと聞いてくださる温かい雰囲気でした。選考を通じて、大和証券が求める人材像や企業文化を理解することができ、自分との適性を確認できたと感じています。
大和証券の本選考突破のコツ

大和証券の本選考を突破するためのコツ
大和証券の選考を突破するためには、まず自分史の作成に最大限の力を注ぐことが重要です。2500字という大容量のESですが、単なる自己紹介ではなく、自分の価値観がどのように形成されてきたかを具体的なエピソードとともに示すことが求められます。また、証券業界への理解を深めることも必須です。
最近のマーケット動向や業界の課題について自分なりの見解を持ち、面接で的確に答えられるよう準備しておくことが大切です。
大和証券の企業研究は徹底的に行い、競合他社との違いを明確に説明できるレベルまで深める必要があります。面接では一貫性を保ちながら、素直で誠実な姿勢で臨むことが重要です。
大和証券を受ける人へのアドバイス
大和証券を受ける際には、営業職への理解と前向きな姿勢を示すことが重要です。証券業界は体力的・精神的にハードな業界ですが、その分やりがいも大きいことを理解し、その覚悟があることを具体的な経験とともに示してください。また、逆質問は必ず複数用意しておき、企業への関心の高さをアピールしましょう。ESの自分史では、なぜ金融業界に興味を持ったのか、どのような経験が自分を形成してきたのかを丁寧に描写することが重要です。面接では緊張せず、リラックスして自分の想いを素直に伝えることを心がけてください。大和証券は人柄を重視する企業なので、誠実で前向きな姿勢が評価されると思います。
まとめ
大和証券の26卒選考は、自分史という独特なESから始まり、人柄を重視した温かい面接プロセスが特徴的でした。選考全体を通じて感じたのは、企業が学生一人ひとりとしっかり向き合い、適性を見極めようとする姿勢でした。証券業界への理解と大和証券への深い研究、そして自分の想いを一貫性を持って伝えることができれば、きっと良い結果につながると思います。これから大和証券を受ける皆さんには、自分らしさを大切にしながら、誠実に選考に臨んでいただきたいと思います。