TALはまだほかの適性検査と比べると情報が少ないといえます。そのため、対策の仕方を知りたいと考えている方もいるでしょう。
しかし、適性検査TALは脳科学・統計学系適性検査であり、そもそも対策がしにくいように作られています。
他のWEBテストに比べると対策が難しいものの、回答や時間配分の工夫で高得点を狙える方法を解説します。
ただ、対策を進めても緊張してなかなか点数が取れない時や、そもそもテストが苦手な人もいると思います。
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適性検査TALとは?概要と内容
適性検査TALとは、文章形式の問題と図形形式の問題、2種類から潜在的な人間力を測る適性検査です。面接だけでは分からない本質を分析できる検査といえます。
形式は以下の通りです。
- 文章形式:7つある選択肢から解答を2つ選ぶ(15分/36問)
- 図形形式:18個の図形から15個選んで配置する(5分/1問)
文章形式の問題は自由度が高く、選択できる解答の数は問題によって異なります。解答が2つ見つからなければ1つのみの選択でも構いません。
図形形式の問題は、抽象的なテーマに沿って図形を配置する問題です。制限時間である5分以内に完了させる必要があり、一度配置した図形は戻せないため注意しましょう。
TALを企業で導入する背景「企業は何を見ている?」
近年、多くの企業が採用活動においてTAL適性検査を導入しています。これは応募者の表面上の能力ではなく、潜在的な人間力や職務適性を見極めるための手段です。
TALの導入背景を理解することは、適切な対策や自己分析にもつながるでしょう。
ここでは、TALの導入背景について解説します。
ストレス耐性
社会人になると、環境や人間関係、責任の重さなどによって大きなストレスのかかる場面が増加します。そのため、企業はTAL適性検査を通じて応募者のストレス耐性を見極めようとします。たとえば新しい職場での適応力、プレッシャー下での判断力、失敗からの立ち直り力などがその対象です。
こうしたメンタル面の傾向は入社後の離職リスクにも直結するため、企業は事前の把握で長期的な人材定着を図っています。TALは数値やグラフによって可視化できるため、客観的かつ実用的な判断材料として重宝されるでしょう。
潜在能力や思考力
TAL適性検査では、学力やこれまでの経歴だけでは判断できない、自分の潜在的な能力や思考のクセが問われます。初めての課題にどう取り組むか、物事をどのように整理して考えるか、直感的な判断をどう下すかなど、自分でも気づきにくい思考傾向や特性が表れます。面接や履歴書では伝えきれない「地頭」や思考パターンが企業に伝わるため、対策が難しい一方で、ありのままの自分を評価してもらえるチャンスでもあるでしょう。
さらに、TALでは学ぶ力や新しい環境への柔軟性や、将来の成長に関わる力も重視されるため、今はまだ自信がなくてもポテンシャルをしっかり見てもらえる可能性があります。
TALの導入企業
適性検査TALを導入している企業の一例を紹介します。
導入企業一例
建築・不動産業(従業員数:200名以上) サービス業(従業員数:100名以上) 外資系システムインテグレーション(従業員数:1,000名以上) 金融機関(従業員数:5,000名以上) 金融機関(従業員数:5,000名以上) 地方公共団体(従業員数:非公開) |
出典:人総研「導入事例」
TALを導入する企業の業界は、建築業から地方公共団体まで多岐にわたります。従業員数が100名以上いる大企業での導入例が多いことが特徴です。
TALはそもそも対策できないように作られている
TALの対策方法を知りたいと考えている学生は多いでしょう。しかし、TALは脳科学・統計学系適性検査であり、そもそも対策しにくい検査といえます。
TALを提供する人総研は、「適性検査TALは質問の意図を見抜きにくく、対策を立てられないWebテスト」としています。
変に勘ぐって「質問の意図を読もう」「よく見せて気に入られよう」と考えると、解答に矛盾が生じるリスクがあるため、素直に解答することを心がけましょう。
適性検査TALで落ちることもある
TALは対策が立てにくい適性検査です。そのため、対策をしても落ちる恐れがあります。落ちる確率は2〜3割ともいわれていますが、実態は定かではありません。
企業は求める人物像に合わせて検査結果を見るため、TALで落ちたからといって落ち込む必要はないでしょう。
適性検査TALの対策方法
適性検査TALには正解がなく、対策が難しいとされます。しかし、対策をせずに本番に臨むことを不安に感じる就活生も多いでしょう。
そこでここでは、少しでも対策したい場合の対策法をご紹介します。
ポジティブな回答をする
回答に迷ったら、ポジティブな回答を選びましょう。なぜなら、企業は後ろ向きな人より前向きな人を採用するためです。
選択肢に迷った際は、前向きな回答を選択して、ネガティブな思考だと思われないようにしましょう。
例えば、図形の配置問題では右肩上がりに図形を配置したり、上向きの矢印や〇を多く使用したりすることで、ポジティブな印象を与えられます。
常識的な回答を選ぶ
一般常識のある回答をしましょう。なぜなら、TALはそもそも入社後にトラブルの元となる人材の採用リスクを減らすことが目的だからです。独自性や個性を発揮することは逆効果であり、明らかにおかしな選択肢や常識から外れた選択肢を選ぶ必要はありません。
常識的な回答を選択して、一般常識があることをアピールしましょう。
例題や問題集を解いておく
例題や問題集を事前に解いて練習することも対策の一つです。なぜなら、例題や問題集を解いておくことで問題に慣れ、スムーズに回答できるためです。
適性検査TALは、問題数が多く回答時間は短いため、一問にじっくりと時間をかけることはできません。全ての問題を解けるように、時間配分を意識しながら例題や問題集を解くことで、本番でも最終問題まで辿り着けます。
時間配分に気をつける
TALは、潜在的な基礎能力や本質的な性格特性などを見極める目的があるため、問題数が多めに設定されています。1問に対してじっくり時間をかけていると、制限時間内に全て回答できなくなる可能性があります。
テンポよく回答できるように、日ごろから時間配分を意識して問題集や例題を解くことが重要です。特に図形問題は5分以内に回答しましょう。
また、考えすぎず直感で回答することも大切です。分からない問題は一旦飛ばして、最終問題まで解けるようにペースを調整する必要があります。
【文章形式編】それでも対策したい人向けの例題・模範解答例
ここからは、実際に出題された例題をもとにした模範解答を紹介します。ただし、質問の意図を知ると、余計なバイアスがかかる恐れがあります。あくまでも参考程度にとどめましょう。
手に持ってもよい卵を選ぶ問題
「手に持ってもよい卵を選ぶ問題」は、高確率で出題される有名なものです。
あなたが「手に持ってもよい卵」はどれですか。以下7つから、2つを選んでください。 殻を剥いていないゆで卵 殻を剥いたゆで卵 殻を剥いて、切ってあるゆで卵 殻を剥いて、切って、お皿に盛ってあるゆで卵 生卵 模型の卵 ウズラの卵 |
「卵を持つ」ことが、自分が持っておきたい・大切にしたい価値観であると考察できます。
ポイントは、温かみを感じない「模型の卵」を選ばないことだといわれています。「模型の卵を選ぶとサイコパスと捉えられるからタブー解答」という噂があるためです。
各選択肢の持つ意味は、インターネット上で考察されています。以下にまとめていますので、参考にしてください。
インターネット上の考察まとめ
殻を剥いていないゆで卵:安全性と実用性 殻を剥いたゆで卵:利便性と柔軟性 殻を剥いて、切ってあるゆで卵:効率性 殻を剥いて、切って、お皿に盛ってあるゆで卵:完璧主義 生卵:創造性と柔軟性 模型の卵:無機質、冷たい印象 ウズラの卵:独自性 |
子犬をもらったとき、どのように育てますか?
動物への接し方を問う問題もよく出題されます。動物虐待をする人は、人間に危害を加える恐れがあるとされています。
子犬をもらったら、あなたならどのように育てますか。以下7つから、2つを選んでください。 芸を教える 皆で育てる 辛く当たると思う 他人を当てにせず自分で育てる 放ったらかしにすると思う 優しく育てる 厳しく育てる |
子犬という自分よりも弱い存在への接し方は、ビジネスだと部下や後輩など弱い立場の人間への対応を表します。放置や横暴などに繋がるようなネガティブな回答は避けましょう。
この問題に対する考察を以下にまとめました。
インターネット上の考察まとめ
芸を教える:能力開発 皆で育てる:協調性 辛く当たると思う:自己認知の欠如 他人を当てにせず自分で育てる:独立心・責任感 放ったらかしにすると思う:責任感の欠如 優しく育てる:ホスピタリティ 厳しく育てる:規律を重んじる |
協調性があると判断される「2」の選択肢や、ホスピタリティがあると判断される「6」の選択肢が無難な解答とされています。
自動販売機が故障していてお釣りが出ない場合はどうする?
この問題も、頻出問題として知られています。
例題を確認しましょう。
自動販売機が壊れてお釣りが出ない時、あなたならどうする?
- 何もせずに諦める
- おかしいと思う
- 運が悪かったと考える
- 「お金を取られた」と悔しがる
- 自動販売機の運営会社に電話して苦情を言う
- むしゃくしゃした気持ちになる
- 自動販売機を蹴る
この問題は、予想外のことが起きた際の感情の変化を見るための問題です。そのため、「むしゃくしゃした気持ちになる」や「自動販売機を蹴る」という回答は、感情的になりやすい性格とネガティブに捉えられます。
一方、「何もせずに諦める」や「おかしいと思う」と回答する人は、ハプニングが起きても平常心を保てる人と捉えられます。
あなたはどんな人ですか?
これは応募者の人柄や性格を知るための質問です。
自分がどのような人なのか、該当するものを下記より2つ選択してください。 ①どんな場合でも決して怒らない②あまり怒らない人だと思う③カッとならない人間である④カッとなる人間である⑤すぐにはカッとならない人間だと思う⑥怒りっぽい人だと思う⑦すぐにカッとなる人間だと思う |
上記の⑥⑦は、避けるべき回答です。「感情の制御がうまくできない」「ストレスに対する耐性が低い」「円滑なコミュニケーションが取れない」などと判断されます。
とはいえ、自分を良く見せようと①の回答を選ぶと、「嘘をついている」と思われる可能性があります。常識的な回答といえるのは、②と⑤と考えられます。
普段の服装は?
多くはない質問ではあるものの、服装を聞かれることがあります。一見業務に関係のない質問ではあるものの、回答は慎重に選びましょう。
あなたの普段の服装に該当するものを、以下から2つ選んでください。 ①ファッションに注意している②毎日、清潔さに気を使っている③やはり、他人よりも目立つ必要がある④普通の服装でよいと思う⑤直接仕事には関係ないと思う⑥他社の人とも会う時のためにも重要である⑦自分の印象を表すので大事である |
避けるべき回答といえるのは③です。自己主張が強すぎて「協調性がない」「組織に馴染めない」と捉えられる可能性があります。
また、⑤を選ぶと「ビジネスマナーを軽視している」と捉えられ、ネガティブな印象を与えるおそれがあります。この質問に対する模範回答は、②⑦といえます。
お金や物を盗まれた人を見てどう思うか
これはTALにおいて比較的出題の機会が多い質問です。
以下より該当するものを2つ選んでください。 ①盗まれる人が良くないと思う②困っていると思う③仕方がないと思う④かわいそうだと思う⑤自分とは関係ない⑥盗まれないようにすることが大事である⑦警察に届けるべきだと思う |
➀③⑤の回答を選ぶと、「周りに関心がない」「相手を思いやる心がない」「冷めている」とマイナスな印象を抱かれることがあるため、避けたほうがよいといえます。
模範回答といえるのは、②④です。「相手の気持ちを汲み取る能力がある」「相手に寄り添う姿勢がある」といったポジティブな印象につながります。
【図形配置編】それでも対策したい人向けの例題・模範解答例
図形形式の問題例を紹介します。
主に、自分を意味するにこちゃんマークを始めとする、三角や四角、ハートや矢印などさまざまな図形を配置する問題です。選択したにこちゃんマークの位置によって判断される傾向があります。
配置例と意味について以下にまとめました。
にこちゃんマークが一番上:向上心をイメージさせるポジティブな解答 半円の中ににこちゃんマーク:笑顔が強調され、ほかの社員と円満に仕事をする明るいイメージ 独自のオリジナル解答:スタンダードな形と異なる独自の解答で、自分の理想を表現する |
にこちゃんマークを一番上に配置する形がもっともスタンダードであるとされています。向上心をイメージさせるポジティブな回答です。
半円の中ににこちゃんマークを配置する形もスタンダードで、円の中心に顔があるため、笑顔が強調されて明るいイメージを与えます。
自分が活躍する理想の姿をイメージしながら表現しましょう。
また、配置にはいくつか注意点もあります。以下を参考にしてください。
注意点
ポジティブな印象の色・図形を用いる 図形が持つイメージを意識する 自分の直感を表現することを意識する |
仕事に関するテーマが頻出します。例えば、「わたしの就職活動」「目指す社会人像」「わたしの仕事」などのテーマが多く見られます。模範回答はないと思われがちですが、自分を表す「ニコニコマーク」を使ったり、矢印を上向きにしてポジティブな印象にしたりなど、いくつかのポイントがあります。仕事に関するテーマは頻出問題のため、回答を事前に考えましょう。
TAL図形配置問題のコツ
TAL適性検査の図形配置問題では、与えられた図形をどのように配置するかが重要なポイントです。配置する図形の向きや形を工夫し、ポジティブで明るい印象を与えるように意識した配置も効果的です。コツを踏まえることで、TAL適性検査の図形配置問題をスムーズに解けるでしょう。
ここでは、TAL図形配置問題のコツについて解説します。
できるだけ多くの図形を使用する
TAL適性検査の図形配置問題では、与えられた図形の枚数をできるだけ多く使うことが重要です。枚数が多いと、その分表現できる幅が広がり、より正確な配置ができます。余分なくすべての図形の使用によって、より完成度の高い解答が得られるでしょう。
少ない枚数で解答しようと思うと、どうしても表現が制限されますが、図形を多く使うことで表現できる範囲が広がり、より柔軟な解答が可能です。図形の枚数が多ければ多いほど、正確な配置ができる可能性が高くなるため、積極的にすべての図形を使うように心がけましょう。
人の形をイメージする
TAL適性検査の図形配置問題では、人の形をイメージした配置がポイントです。限られた時間内で自分らしさや思考力の表現は簡単ではありませんが、人の顔や体を思い浮かべながら配置すると、自然とバランスがとれた魅力的な構図になるでしょう。
目や口、手の位置などを意識することで、より豊かな表情や感情が伝わる構図になります。さらにハートマークなどを使うことで、親しみやすくポジティブな印象も与えられます。配置の工夫で自分の発想力や感性をアピールできるため、人の形をベースにした考えはおすすめです。
ポジティブなイメージの配置にする
TAL適性検査の図形配置問題では、見る人に明るく前向きな印象を与える工夫が大切です。就職活動では、自分の人柄や考え方を言葉以外でも伝える力が求められます。上向きの矢印やハート、星のような図形を使って、自分のポジティブなイメージを形にしましょう。
たとえば、上向きの矢印やハート、星の形の使用など元気さや希望を感じるようなデザインにすると、見る側にも好印象を与えられます。配置を通じて前向きな姿勢や素直な発想力を表現できれば、選考を有利に進める大きなアピールポイントとなります。
適性検査TALを受ける際の注意点
適性検査TALを受ける際は、押さえたい注意点がいくつかあります。そこでここでは、適性検査TALを受ける際の注意点をご紹介します。
一度回答したら前の画面には戻れない
適性検査TALの特徴として、一度回答したら前の画面に戻って再回答することはできません。やり直しができないため、しっかりと考えてから回答しましょう。
ただし、一問に時間をかけすぎると全ての問題に回答できません。じっくりと考えることは大切ですが、時間配分には注意しましょう。
例問や過去問を解く際、1問あたりの時間配分を明確にすると、じっくりと考えつつ全ての問題を解くことができます。
「最大2つ選べ」の質問は無理に2つ選ぶ必要はない
問題によっては、「最大2つ選べ」という質問が出題されます。この際、最大2つ選べという質問には無理に2つ選ぶ必要はありません。例えば、1つのみの選択しかない場合は1つのみ回答しましょう。
2つ選ぶ場合は、回答に矛盾がないかを確認します。矛盾があると一貫性がないと判断されて逆効果です。
また、無理に2つ解答しようとすると矛盾が出るだけではなく、1問に時間をかけすぎてしまう可能性があります。「最大」と記載がある場合は、指定の解答数以下で解答しましょう。
一度配置した図形は元に戻せない
図形問題の注意点として、一度配置した図形を元に戻すことはできないことが挙げられます。そのため、配置する際は慎重に考えながら配置する必要があります。
考えなしに置かず、全体像や完成像をイメージしながら配置しましょう。
15個目の図形を配置したら強制終了となる
図形問題は、15個目の図形を配置した時点で終了となる点にも注意が必要です。考えなしにどんどん配置すると、配置した図形を変更できないだけではなく、回答が強制終了します。
前述の通り、完成図をイメージして数えながら配置することが大切です。図形問題は「一度配置したら訂正できない」「配置できる数に限りがある」ことを把握して、慎重に考えて配置しましょう。
TALの実施前に!REALMEで自分の特性を理解しよう
適性検査TALを実施する前に、志望企業の内定判定が分かる「REALME」で自分の特性を把握しましょう。「REALME」ならAIとの面接で自身の能力を定量的に可視化でき、自分の強みや弱みといった特性を理解できます。
ここでは「REALME」の特徴を紹介します。ぜひチェックしてみてください。
過去データから現時点における志望企業とのギャップが分かる
「REALME」を活用すると、現時点における志望企業とのギャップが分かります。
14項目の採用要件をもとに能力が可視化されるため、志望企業が重要視している項目と自分の能力のギャップが比較できます。就職活動において自分の現在地を知ることは重要です。
現在の自分を把握して改善点を見つければ、よりよい就職活動ができるでしょう。
自身の特性から志望企業に受かるためのFBをもらえる
AIとの面接によって、強みや弱み、自身にどのような特性があるのかを把握できます。導き出された特性から、志望企業に受かるためのFBをもらえる点が「REALME」の特徴です。
志望企業の合格基準に達している学生の能力と自身の能力を比較したうえで、改善点のアドバイスが得られます。
合格ラインを超えた面接解答例・ESのAIデータを閲覧できる
「REALME」の最大の特徴は、志望企業の最終面接まで進んだ学生の合格ラインを超えた面接解答例やESのAIデータを閲覧できる点です。
合格ラインを超えた学生のデータを確認することで自己分析ができるでしょう。また、内定判定を上げれば内定率を高めることにもつながります。
適性検査「TAL」に関するよくある質問
ここまで、適性検査「TAL」について網羅的に解説しました。とはいえ、TALについて気になることや不明点が生じることもあるでしょう。ここでは、適性検査「TAL」に関するよくある質問に回答します。
TALの結果は分かる?
基本的に受験者がTALの結果を見ることはできません。
企業側で内容をチェックして選考の判断材料とするため、自分の結果は通知してもらえないと認識しておきましょう。ただし、稀に面接などでTALの結果について「なぜそう思ったか」といった質問が行われたり、フィードバックが行われたりすることがあります。
TALの過去問はある?
TALの文章問題については過去問はありませんが、これまでの出題傾向から頻出問題を調べることは可能です。頻出問題を何度か解いておくとスムーズに回答できるため、受検前に練習を積んでおきましょう。
一方、図形問題であれば過去問があります。試験によって表現するテーマは異なりますが、過去問を置いておくことで出題形式のパターンや解き方への理解を深められます。
TALとSPIの違いは何?
TAL(適性検査)とSPI(総合適性検査)は、企業が採用試験で使用するテストですが、その目的や内容には大きな違いがあります。TALは主に応募者の潜在的な能力を測るためのテストであり、抽象的な問題解決能力や論理的思考を重視します。
一方、SPIは基礎的な知識や一般常識、計算能力などを確認するテストで、より具体的なスキルが問われるでしょう。SPIでは、明確な正解があるため対策が比較的容易ですが、TALは個々の思考プロセスや創造的な解決策を評価するため、対策が難しい傾向があります。
TALに落ちる人の特徴とは?
TAL適性検査では、正解がないため、合格・不合格の基準は明確ではありませんが、落ちる人には共通した特徴があるとされます。否定的な態度や攻撃的な考え方を持っている人は、テストの内容に反映されることが多く、評価が低くなるでしょう。
また、一般常識からかけ離れた回答や、矛盾した考え方を示すことも問題視されます。TALは論理的な思考や柔軟な問題解決能力を評価するため、このような特徴が見受けられると、求められる資質を満たしていないと判断されます。そのため、自己主張が強すぎる場合や、感情的な反応を示す場合も不利に働くことがあるため、冷静で前向きな態度が重要です。
適性検査TALで落ちても大丈夫!内定は取れます
適性検査TALの対策方法について紹介しました。脳科学・統計学系の適性検査であるTALにそもそも正解はなく、明確な対策方法はありません。
就職活動中の学生の方は、紹介した対策方法を参考にしてください。また、TALの実施前に「REALME」を活用してぜひ就職活動に役立ててみてはいかがでしょうか。