「資格取得はガクチカとしてアピールできるか」
「資格取得を使うメリットやポイントが知りたい」
上記のように考える人は多いでしょう。本記事では、資格取得はガクチカでアピールできるのかについて解説します。また、資格取得をガクチカで使う際のメリットやポイントについても徹底解説しました。
さらに、就活に役立つAI面接対策ツール「REALME」も紹介します。資格をガクチカにどのように活かすか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
資格取得はガクチカとしてアピールできる?
資格取得は、ガクチカとしてアピールできます。資格取得の過程は、物事への取り組む姿勢や努力した様子を説明しやすいといえます。ガクチカに取り入れることで、資格取得を目指した動機や勉強方法からあなたの人柄を知ってもらうよい機会となるでしょう。
一方で、資格を取得する学生は多いため、他の就活生と差別化を図ることが大切です。
以下で、難易度が高く、内容を掘り下げやすい資格の例を紹介します。
- 日商簿記検定
- ファイナンシャルプランナー
- TOEIC
- マイクロオフィススペシャリスト(MOS) など
志望企業の事業内容にマッチし、採用担当者の興味を引く資格を選ぶことがポイントです。
ガクチカで資格取得を使うメリット
ここでは、ガクチカに資格取得を採用する4つのメリットについて解説します。メリットを理解したうえで活用すると、より効果の高いガクチカを作成できるでしょう。
目標達成力をアピールできる
資格取得の際に心がけたことや取得に向けて立てた計画など、目標を達成するまでの過程を具体的に伝えます。目標に向けて取り組んだ経験をアピールすることで、入社後の働き方や仕事に対する姿勢を採用担当者に想像してもらいやすくなります。
資格取得をガクチカに取り入れる際は、以下の点を押さえるとよいでしょう。
- 取り組んだ内容
- 途中で経験した困難
- 困難をどのように克服したか
- 最終的に目標は達成できたか
継続力をアピールできる
資格を取得するには長期間集中して努力することが必要です。どのような資格でも、取得する際に少なからず困難があります。「1度では資格取得できなかった」「気持ちを維持することに苦労した」などの経験談を交え、それらの困難を乗り越えて資格取得への取り組みを継続したことをアピールしましょう。
資格取得までのエピソードを具体的に話すことで、採用担当者に努力した様子や継続力があることが伝わります。
スキルをアピールできる
資格を取得すると、資格の分野に関する知識やスキルを持っていることを客観的に証明することができます。所有する資格が志望企業の業務内容に関連するものであれば、スキルを活かせる人材であることをアピールすることが可能です。
例えば、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)はIT系企業や事務・経理処理でパソコンを扱う企業に対して、TOEICは英語力を要する外資系企業や海外と取引の多い企業に対して即戦力人材であることをアピールできます。
業界に関する知識をアピールできる
志望企業で活かせる資格をガクチカに書くと、採用担当者の興味を引きやすくなります。資格取得の経験に加えて過程や理由を伝えることで、事業内容への熱意や業界に関する知識を採用担当者に伝えられます。
現場で使用する知識やスキルは入社後の研修やOJTで身につけられますが、入社前に基礎知識を得ていれば現場にスムーズに馴染めることができるため、企業に好印象を与えられるでしょう。
ガクチカで資格取得を使う際のポイント
努力を重ねて取得した資格は、採用担当者の心に残るよう、ポイントを押さえてガクチカでアピールすることが大切です。ここでは、ガクチカで資格取得を使用する際のポイントを解説します。
過程を具体的に説明する
ガクチカで資格取得について書くときは、取得までの過程を具体的に伝えることが大切です。取得するまでに立てたスケジュールやぶつかった困難、解決した課題などは、自分の人柄や課題解決に対する姿勢を表現できます。
目標達成に向けた取り組み方を説明することで、計画性や継続力をアピールすることが可能です。
資格取得の動機を明確にする
ガクチカに資格取得を使う際は、動機を明確にすることが大切です。資格に興味を持った経緯や背景を説明することで、自分の関心がある分野とそれをスキルとして形にできる力を企業にアピールできます。
「志望企業の業務内容に興味があり、それに関する資格を知って取得に至った」「取得した資格をさらに深く調べるうちに、志望企業の業務に携わることが目標となった」など、志望企業への熱意や興味と関連付けることもおすすめです。自分の誠実な人柄や、志望企業とマッチした価値観を資格取得の動機で表現できます。
入社後どのように活かせるかを伝える
入社後どのように活躍したいかを伝えることは重要です。志望する業界が求める人物像に合ったスキルをアピールすることで、即戦力に近い人材として企業に評価される可能性が高まります。
資格を活かすためには、志望企業の業務内容について十分に調べることが大切です。「ファイナンシャルプランナーの知識を営業に活かしたい」「簿記とMOSを活用して経理事務作業の効率化に貢献したい」など、企業分析をもとに資格をどのように活かすかを伝えることで評価が高まります。
資格は1つに絞ってアピールする
資格取得をアピールする際は、1つの資格に絞って伝えることがおすすめです。複数の資格を持つことは、幅広い知識を所有することを示せますが、アピールポイントが定まらず伝わりにくくなってしまいます。
ガクチカに採用する資格は、志望企業が求めるものか取得までに苦労したものを選びましょう。1つの資格に関するエピソードを深堀りし、資格取得のきっかけや過程をシンプルにアピールすることが重要です。
自慢にならないように気を付ける
難易度の高い資格や短期間で取得した資格は、伝え方によっては自慢話に聞こえる可能性があります。資格取得だけを目的としたのではなく、取得した資格を活かして仕事をしたいという意気込みを伝えることが重要です。
ガクチカを見る採用担当者は、資格の合格そのものではなく取得するまでの過程を重視します。それまでの努力やどのように学習したかもしっかりアピールすることが大切です。
資格に落ちたエピソードもガクチカにできる
たとえ資格試験に落ちてしまった場合でも、その経験をガクチカとして活用することは可能です。ここでは、試験に落ちたエピソードをガクチカにするポイントをご紹介します。悔しい過去も強みに変えて、自己アピールにつなげていきましょう。
挑戦の過程は立派な評価対象
企業はガクチカにおいて、「取り組みのなかから何を学んだのか」を重視しています。もちろん輝かしい結果や成果は少なからずアピールポイントになりますが、最重要事項ではありません。結果以上に、過程の努力や発見、気づき、成長などを重点的に審査しています。
そのため、試験の不合格を含む「失敗経験」も、ガクチカとして十分利用可能なのです。失敗談をガクチカに活用することで、ほかの就活生との差別化もできます。失敗したからこその学びを取り入れつつ、オリジナリティのあるガクチカを作成していきましょう。
不合格から得られた成長や学びを伝える
試験に落ちたエピソードをガクチカに使う際は、不合格から得られた成長や学びを伝える姿勢が大切です。「頑張ったけれど落ちました、残念でした、悔しかったです」だけでは、努力の過程で何を学べたのかが伝わりません。
資格取得のための努力は、立派なアピール材料になります。資格取得を目指すに至ったきっかけや、学習のなかで直面した課題、自分なりの課題解決方法、失敗で得られた気づきなど、結果までのプロセスや発見を積極的に伝えましょう。
資格取得ガクチカの書き方テンプレート
ここでは、資格取得に関連するガクチカの書き方を、テンプレート形式でご紹介します。同じエピソードでも、文章構成や言葉選び、文字量の配分などにより、相手に与えるイメージは大きく変わります。効果的な書き方を学び、面接官に伝わりやすい内容を作成しましょう。
「どんな資格をとったか?」(結論)をまず述べる
ガクチカの文章構成では、結論を最初に持ってくる「結論ファースト」の考え方が大切です。資格取得に関連するガクチカでも結論ファーストを意識し、「どんな資格を取ったのか」を最初に伝えましょう。
先に資格の名称を固有名詞で伝えつつ、取得に至った努力や課題解決の過程を、エピソード形式で説明します。結論ファーストのガクチカでは内容の説得力を上げられるだけではなく、内容が相手に伝わりやすくなり、論理的な印象も与えられます。
資格取得の動機と課題への取り組みを明確にする
資格取得のエピソードでは、資格を取ろうと思ったきっかけ(動機)や、課題への取り組みを明確に説明しましょう。「なぜその資格でなければいけなかったのか」を論理的に説明できれば、人間性や思考の一貫性を伝えられます。
「どんな資格でも良かった」「就活に役立つと思った」のような動機では、軽薄な印象を与えてしまいかねません。「結果・同期」の順番で話しつつ、学習過程における課題をどのような工夫で乗り越えたのかを、数字やデータを用いながら伝えましょう。
結果と学びをアピールする
資格取得に関連するガクチカでは、結果と学びを紐づけてアピールすることも大切です。資格の内容や難易度だけではなく、取得のために取り組んだ習慣や、プロセスによって得た学び、学びを企業の貢献につなげる一言を作成していきます。
そもそも、資格によって得たスキル(例:忍耐力・継続力・自己管理力など)は、ガクチカよりは自己PRのほうに向いています。ガクチカでは、独自の着眼や発想、困難に立ち向かう姿勢などが評価されるのです。
【人気資格4選】資格取得のガクチカ例文を紹介
ここでは、自己アピールで使いやすい人気資格のなかから、ガクチカの例文をご紹介します。とくに面接先の業界に関連する資格は、取得しているだけでも高ポイント。さらに魅力的なガクチカを添えて、効果的なアピールにつなげていきましょう。
TOEIC
私は大学在学中、TOEICで860点を取得しました。英語力の向上を通じて「国際的な環境でも活躍できる人材になりたい」と考えたことが動機です。学習においては、毎日リスニング30分・単語暗記50語を習慣化し、試験直前には模試を繰り返し、時間配分を意識しました。途中でリスニングの得点が伸び悩む課題がありましたが、洋画を字幕なしで視聴し耳を慣らす工夫を実施しました。その結果、目標を超えるスコアを獲得できました。語学力以外にも、計画を継続する習慣や集中力の重要性を学びました。今後は培った粘り強さと英語力を活かし、貴社の海外拠点とのやり取りや国際的なプロジェクト推進に貢献していきたいと考えています。
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
私はMOS資格を取得しました。動機は、大学生活で資料作成やレポート提出が多く、効率的に作業できるスキルを身につけたいと考えたからです。学習では公式テキストを用い、課題提出で実際にExcel関数やPowerPointの機能を使いこなす練習を重ねました。当初は高度な関数やグラフ作成に苦戦しましたが、動画教材を活用して反復練習し、短時間で見やすい資料を作れるようになりました。その成果として、ゼミ発表の資料が分かりやすいと高評価を得ました。資格勉強を通じて「伝える力」を強化できたと考えています。今後は、このスキルを業務資料の作成や会議での情報共有に役立て、貴社の業務効率化に貢献したいです。
基本情報技術者試験(FE)
私は、基本情報技術者試験に合格しました。資格取得を考えたきっかけは、当時からエンジニアを志望していたからです。基礎知識を体系的に学ぶ必要があると考え、学習を始めました。ITの知識が乏しかったため、まずは参考書と過去問を用いて用語や仕組みを一から理解することに注力しました。途中、アルゴリズム問題で理解が追いつかない課題がありましたが、プログラミング演習サイトを活用して実際にコードを書き、知識を定着させました。その結果、一発合格を果たし、ITの基盤知識を習得できました。さらに、学びを継続する姿勢の大切さを実感しました。今後は上位資格にも挑戦しながら、システム開発や業務効率化に貢献できる人材を目指したいです。
ITパスポート
私はITパスポートを取得しました。IT分野に強い関心があり、まずは基礎的な知識を幅広く習得したいと考えたことが動機です。学習では、ITの専門用語やセキュリティ、加えて経営戦略や会計といったビジネス知識まで含まれており、最初は範囲の広さに苦労しました。そこで、学習計画を細かく分け、毎日30分以上を必ず学習に充て、過去問アプリを用いて反復しました。その結果、知識の定着に成功し試験に合格でき、ITとビジネス双方の基礎を身につけました。この経験から、多面的に物事を理解する力を得られたと考えています。今後は資格で得た視点を活かし、貴社においてIT活用とビジネス推進を橋渡しする存在として貢献したいです。
「REALME」で自分を客観視してガクチカを補強しよう!
「REALME」は、株式会社ABABAが提供する就活生版の全国共通模試サービスです。「REALME」のAI面接を通して、エントリーシートや自己分析・面接への対策ができます。ここでは、「REALME」が持つ3つの特徴について解説します。志望企業から内定がもらえる確率を高めるために、効果の高い就活対策を始めましょう。
自分の強みと弱みを客観的に分析
「REALME」のAI面接を行うことで自分の強み弱みを客観的に分析できます。20〜30分程の面接を行うと、円グラフで自身の能力が可視化されるため、客観的な視点で自己分析を行うことが可能です。
また、AI面接は何度でも受けられるため、内定率を高められるまで模試感覚で繰り返し利用できます。資格取得に関するガクチカをAIに判定してもらい、内定確率を高めましょう。
合格ラインに達した学生のガクチカを参照
「REALME」では、志望企業の合格ラインに到達した就活生のガクチカを見ることが可能です。最終面接に進んだ就活生のガクチカを参照することで、自分のガクチカに不足している点を把握することができます。
志望企業の内定判定を確認
「REALME」のAI面接を受けると、内定判定を出してもらうことができます。多くの就活生から得たデータと比較することで内定の可能性を算出する仕組みです。
志望企業の内定率を上げるには、エントリー時期を見極める点も大切です。「REALME」の内定判定を確認することで、エントリーのタイミングが今なのか二次募集にするべきなのかを判断できます。
ガクチカで資格取得をアピールして好印象を与えよう!
資格取得はガクチカに使えます。使用する資格を選ぶ際は、志望する企業の業務内容や求める人物像にマッチするかを考え、取得の背景や過程を深堀りし、具体的に説明できることが大切です。AI面接サービスを提供する「REALME」を活用することで、資格取得をガクチカで有効に使い、志望企業の内定獲得に近づきましょう。