就活は7月からだと遅い?夏採用の特徴や進め方のポイントを紹介

就活を4年生の7月からスタートするのは遅いですが、その後の行動次第で遅れを取り戻すことも可能です。本記事では、7月から就活をスタートする場合のスケジュールや対策のポイントなどを徹底紹介します。「間に合わない」と諦めるのは早いので、ぜひ参考にしてみてください。

もくじ

就活は7月からだと遅い?

株式会社リクルートキャリアの『就職プロセス調査(2024年卒)「2023年7月1日時点 内定状況」』によると、7月1日時点の就職活動実施率は28.8%。

内定保有者の内定保有企業数は平均1.15社となっているものの、7月のタイミングでは約3割の学生が就活を実施しています。

大学4年生の6月から就活を開始する学生は、スタートが遅いといえます。6月には内々定が出揃うタイミングであり、すでにエントリーを締め切っている企業も多いためです。

しかし、もう間に合わないのかというとそうではありません。スケジュールを立て、自分に合った企業を的確に絞り込めば、内定獲得のチャンスは十分あります。その後の行動次第で納得できる企業に就職することは可能なので、効率的に対策を進めましょう。

就活が7月からになる主な理由

以下では、7月から就活をしている就活生の主なケースを解説します。

・7月時点で内定がない
・内定先に納得していない
・公務員を志望している

それぞれ見ていきましょう。

7月時点で内定がない

7月時点で内定がないケースです。6月までの選考で内定をもらっていない学生が、次のチャンスである夏採用をメインに活動しはじめます。

ほかにも、「就職しないつもりだったが就活することにした」「留学先から帰ってきた」など、さまざまな理由があるでしょう。

内定先に納得していない

内定はもらっていても、第一志望ではない、他に行きたい業界ができたなどの理由から、7月からの就活に参入する就活生もいます。

内定先に納得できていない就活生の中には、企業研究が不十分だったり、就職活動をする中で価値観が変化したりといったケースがあります。

公務員を志望している

公務員を志望している学生が、試験と並走して7月に就活していることがあります。公務員試験は4月〜8月頃に行われますが、滑り止め対策に民間企業を受けている就活生もいるでしょう。

公務員志望の就活生はすでに面接対策にも取り組んでおり、また就活時期が遅れている理由も明確であることから、民間企業を目指す就活生にとって手強いライバルとなります。

就活を7月から始める場合は夏採用

4年生で7月に就活する場合、夏採用や二次募集でのエントリーになります。夏採用とは、文字通り夏に行われる採用活動のこと。10月の内定式まで期間が限られるため、着実に1社を勝ち取ることを意識した対策がポイントです。

後述する夏採用の狙い目企業の傾向を押さえて、自分に合った企業を的確に絞り込みましょう。

冬採用(早期選考)や春採用との違い

冬の早期選考や春採用との違いとして、以下のような点が挙げられます。

・募集枠が減る
・選考スピードが早い
・企業の採用意欲が強い

6月までの選考と比較すると、募集している企業の数はぐっと減ります。一方で企業側も「今年の採用活動を早く終えたい」と考えるため、選考スピードが早くなるのが特徴。

自社とマッチした1社といかに出会うかが重要となります。

7月からの就活のポイント

以下では、7月からの就活で押さえるべきポイントを紹介します。さまざまな対策が必要ですが、特に重要なのは以下の2つ。

行動次第で遅れを取り戻すチャンスはあるので、ぜひ参考にしてみてください!

・夏採用の狙い目企業をチェックする
・就活支援サービスを活用する

それぞれ解説していきます。

夏採用の狙い目企業をチェックする

7月からの就活では、応募できる企業を効率よく探すことがカギとなります。以下を参考に、夏採用の狙い目企業をチェックしましょう!

・中小企業
・採用枠の多い大手・人気企業
・通年採用をしている企業
・BtoB企業
・グループの子会社

中小企業

中小企業の場合、条件がよくても知名度の低さゆえに募集が集まらない場合があります。また、大手のように補欠者を多くは取らないので、辞退者が出た場合に穴埋めがしにくいことも夏採用をする理由の1つです。

採用枠の多い大手・人気企業

夏採用では、一部の大手や人気企業の二次募集に間に合うかもしれません。特に採用枠の多い企業の中には、例年夏採用を実施している企業もあります。

ただし、二次募集の応募者にはすでに就活を始めている手強いライバルも含まれます。厳しい戦いになることを覚悟した上でエントリーしましょう。

また、夏採用で大企業や人気企業のみに絞って受けることはおすすめできません。中小規模の会社やBtoB企業、子会社なども並走してエントリーするのがおすすめです。

通年採用をしている企業

採用時期にこだわらず、通年採用を実施している企業もあるのでチェックしてみてください。

入社後のミスマッチを防ぎたい、慎重に就活生を選びたいといった理由で実施している企業が多く、相性のよい企業が見つかればあっさり内々定が出ることもあります。

BtoB企業

BtoB企業とは、個人(BtoC)ではなく企業を相手にビジネスを展開する企業です。個人向けのサービスを扱う企業と比べて知名度が低く、社会人経験のない就活生から応募が集まりづらい傾向にあります。

こういった事情から優良企業でも夏採用を実施しているところがあるのがBtoB企業の魅力です。

グループの子会社

大手企業の子会社もBtoBと同様に認知度が低く、採用枠が埋まらないことがあります。夏採用はもちろん、他の企業よりもエントリーの締切が遅い傾向にあるので、7月に選考を受ける就活生にとっては狙い目です。

就活支援サービスを活用する

就活生の中には自力で就活を進めようとする学生もいますが、効率よく就活を進めるには就活支援サービスへの登録が欠かせません。

夏採用では担当者がついてくれたり、非公開求人を紹介してくれたりするサービスを活用しましょう!

・スカウトサービス
・エージェント
・キャリアセンター
・OB・OG訪問を活用する

スカウトサービス

スカウトサービスは、プロフィール登録することで企業からオファーを受けられる就活支援サービス。逆求人型のスタイルなので、時間の限られた夏採用にもぴったりです。自分に興味を持ってくれた企業からのみ連絡が来るので、効率よく企業と出会えます。

また、辞退者の穴埋めなどを理由にクローズドの採用が行われていることもあり、非公開求人を紹介してもらえることも。自力では見つけにくい、魅力的な企業と出会えるかもしれません。

スカウトサービスなら、これまでの選考が評価に変わる、「ABABA」がおすすめ!ESや一次面接が免除になる企業もあるので、後期の就活をスムーズに終えたい方は登録してみてください。

エージェント

エージェントサービスとは、1人ひとりに担当者がついて就活をサポートしてくれるスタイルの就活支援サービス。毎年就活生を見てきたプロが、7月の就活について進め方や企業の選び方をアドバイスしてくれます。

エントリーシートの添削や面接対策にも対応しているところが多く、手厚いサポートを受けたいときにおすすめ。また、スカウトサービスと同じく非公開求人を紹介してくれることもあります。

キャリアセンター

大学によっては、キャリアセンターが企業と連携しているところもあります。連携先の企業で内定辞退者が出たときにキャリアセンターを通じて紹介してくれる可能性があるので、自分の就活状況を報告しつつ、こまめに連絡を取ってみてください。

OB・OG訪問を活用する

OB・OGに相談するのも1つです。特に中小企業やベンチャー企業は採用ルールがゆるめの企業も多く、「自社に興味を持った学生がいる」となれば、面接のチャンスを得られる可能性もあります。自分がつながりのある企業や別のOB・OGを紹介してくれる場合もあるので、相談してみるとよいでしょう。

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焦ってしまいがちな就活後期にもぴったり

「ABABA」では、多くのスカウトでESや一次選考が免除されるのもうれしいポイント!気になる業界や企業の選考に短いルートで挑戦できるので、よりスピードが求められる7月以降の就活後期にはとくにおすすめのサービスです。

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7月からの就活はまだまだチャンスがある!自分に合った企業を探そう

7月になるとすでに内々定が出揃っているため、就活を継続する場合は夏採用としてエントリーすることになります。6月までの採用と比較すると応募できる企業は限られますが、7月ならエントリーを受け付けている企業もたくさんあるので狙い目の企業を中心にチェックしてみましょう!これまで就活支援サービスを活用していなかった場合は登録して、限られた期間を有効活用してみてください。

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