エントリーシートは就職活動に欠かせない一方で、エントリーシートを書く機会はあまり多くないといえます。
エントリーシートは、Web上で作成するほか、手書きで作成することもできます。メールと手紙のように、Webと手書きを比較して、手書きで作成する方が就活に有利かどうかと悩む人もいるでしょう。
この記事では、手書きのエントリーシートを作成するメリットや、成功のポイントなどについて解説します。エントリーシートの書き方で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
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エントリーシートとは?
エントリーシートとは、企業が採用選考の判断材料として提出を求める重要な書類です。企業側はエントリーシートを通じて、応募者が企業の求める人物像にマッチしているか、人柄や能力・価値観などを判断します。
確認される事項は、志望動機や自己PR、ガクチカなど、面接で質問する前段階の情報です。エントリーシートの内容を参考にしながら、面接で自社とマッチする人材であるかをチェックします。
エントリーシートの種類
エントリーシートの形式は、以下の3種類があります。
- Webエントリー形式
- 手書き形式
- PDF形式
Webエントリーは近年増えている形式で、作成から提出まですべてWeb上で完結することが特徴です。多くのケースでは、文字数があらかじめ設定されています。
手書きは、従来の紙に手書きをして作成する従来の形式です。現在も多くの企業が導入しており、ホームページからダウンロードしたりメールで送られた形式を印刷して作成します。多くのケースで文字数に制限がない一方で、郵送方法の指定や提出期限などを事前に確認しておくことが重要です。金融機関や公務員、社員の年齢層が比較的高い企業などでは、手書きのエントリーシートを求められる傾向があります。
PDF形式の場合は、手書きやパソコン入力したデータをPDF化して提出します。データをPDF化して送る方法はビジネスシーンでよく使われるため、この形式を導入する企業は多いでしょう。
手書きでエントリーシートを作るメリット・デメリット
エントリーシートを作る際、手書きならではの利点や課題があります。自分の志望企業は、手書きの方がよい印象を与えやすい業界・業種であるかを確認することが、手書き作成の効果を高めるために有効です。ここでは、エントリーシートを手書きで作成するメリットとデメリットを紹介します。
メリット①丁寧さや誠実さを文字から伝えられる
パソコンやスマートフォンによるデジタルの文字よりも、手書きの文字による手紙の方がより気持ちや人柄を伝えやすいと感じるケースがあります。エントリーシートも手書きであれば、同様に丁寧さや誠実さなどの人柄を文字によって伝えられます。
手書きの場合は、丁寧で読みやすい文字にするため、バランスや正しいとめ・はね・はらいを意識したり、余白や改行を工夫することが重要です。文章全体の構成も読みやすさを意識して、熱意や入社意欲をアピールできるエントリーシートを作りましょう。
メリット②相手目線の意識の高さを伝えられる
エントリーシートを手書きで作成することによって、時間と手間をかけたことが伝わり、企業や採用担当者に対する配慮や入社意欲をアピールできます。読み手の立場に立ち、単なる「丁寧な文字」「丁寧な文章」ではない、手書きならではのよさをしっかりと伝えられるよう意識することが大切です。
面倒と感じられることの多い手書き作業を経て、相手の目線に合わせて意識の高さや熱意を伝えられる点は、手書きのエントリーシートならではのメリットです。
デメリット①時間と手間がかかる
手書きによるエントリーシートの作成は、パソコンを使う場合と比べると多くの時間と手間がかかります。ミスがあると書き直しをしなければならなかったり、郵送の準備をしたりと、Web上で作成する形式よりも手間が多い点はデメリットのひとつです。
就職活動中に時間効率を重視する人は多いため、時間と手間がかかる点は大きな懸念材料といえます。かかる時間と手間の量を考慮したうえでメリットと比較検討し、どの方法でエントリーシートを作成することが適切かを見極めることが大切です。
デメリット②丁寧に書かないと読みづらくなる
手書きのエントリーシートは、人柄や熱意などを伝えやすい一方で、丁寧な字で書かなければ読みづらくなることが課題です。特に字を書くことが苦手な人にとってはデメリットとなり得ます。崩した文字やバランスが悪い文字は、「丁寧さや誠実さがない」と感じられる可能性があるため、エントリーシートを作成するときには避けた方が無難です。
一方で、お手本のような字を書く自信がない人でも、読みやすさを意識して丁寧に書くことで、就職に向き合う熱意や真摯な態度のアピールは十分にできます。
手書きESで差をつける!評価される4つのポイント
手書きのエントリーシートが高く評価されるためにはいくつかのポイントがあり、それらを押さえることで、ほかの就活生との差別化が可能です。ここでは、手書き作成のエントリーシートで押さえたいポイントを、詳しく解説します。
とめ・はね・はらいを意識する
読みやすい文章は、丁寧な字で書かれていることが前提です。基本の「とめ・はね・はらい」を意識して書くことで、丁寧で綺麗な文字が書けます。基本を守って字を書くためには、1文字1文字を丁寧に書くことが大切です。その結果として、丁寧さが伝わるエントリーシートを作成でき、面接官によい印象を持ってもらえる可能性が高まります。
文字のサイズを意識する
読みやすい文章を書くためには、字の丁寧さに加えて、文字サイズを意識することが重要です。文字の大きさや余白を揃えることは、読みやすい文章を書くために大事なポイントです。
エントリーシートは、就活において応募者の第一印象を左右する入り口となる書類といえます。バランスの整った読みやすいエントリーシートを作成することで、第一印象がよりよくなります。
枠に対して8割程度のサイズに収めることや、全体のバランスを整える意識を持って書くことが重要です。
下書きをしてから清書する
手書きでエントリーシートを書くときは、下書きをしてから清書することが大切です。エントリーシートは、文字数が定められていることがあります。手書きであっても、パソコンで事前に作成して文字数を確認することがおすすめです。
文字数が規定内に収まるよう文章が作成できたら、鉛筆で下書きをします。下書きで全体のバランスを確認してから清書することで、全体の印象がよくなり、誤字・脱字を防げます。
消せるボールペンは使用しない
消せるボールペンは、ミスや書き損じをすぐに訂正できるため、非常に便利なアイテムです。しかし、エントリーシートや履歴書など、重要書類に使用することは避けましょう。消せるボールペンのインクは熱に弱く、環境によっては文字が消えてしまいます。また、改ざんが容易であるため、公的な文書には不適切です。優れたエントリーシートを作成しても、消せるボールペンで書いてあると、マナー違反と判断されて大幅な減点につながる可能性があります。
ES前に!AI全国共通模試「REALME」で事前に内定判定
自己PRを客観的に評価したい人や、エントリーシート作成における模範解答を知りたい人には、AI全国共通模試「REALME」がおすすめです。AIとの面接による客観的な自己分析や、エントリーシートの模範例を確認できます。就活中の人はぜひ活用してください。
過去の合格基準からAIで抽出したES例を見れる
「REALME」では、AIが抽出した、過去の合格基準を満たすエントリーシートの例を見ることができます。志望企業の合格ラインに達した学生のエントリーシートを見られるため、自身が作成するときの参考にできるでしょう。面接における質問の回答例も閲覧でき、志望企業の面接対策にも役立ちます。
ESを提出する志望企業を内定判定できる
「REALME」でAI面接をすれば、エントリーシートを提出する前に、志望企業の内定判定を調べられます。合格ラインに達した学生のデータと比較することで、志望企業に内定をもらえる可能性を判定してもらうことが可能です。エントリー前に内定判定を確認することで、最適なタイミングでエントリーできるため、内定率の向上を目指せます。
最終選考に残った学生のデータから客観的に自己分析できる
「REALME」なら、志望企業の最終選考に残った学生のデータと自分のデータを比較して、客観的な自己分析ができます。エントリーシートの自己紹介文を作成するにあたって、客観的な自己分析による強み・弱みの把握は、重要なポイントです。より効果が高く魅力のあるエントリーシートにするために、「REALME」を活用してみてはいかがでしょうか。
誠実さが伝わる手書きのESで選考を突破しよう
この記事では、手書きエントリーシートのメリットやポイントを紹介しました。自分の性格や志望企業の業種によっては、Webでの作成が適するケースもある一方で、手書きで作成することによる効果やよさも多いといえます。ほかの就活生と差をつけるために、誠実さや丁寧さが伝わる手書きのエントリーシートを作り、選考突破を目指しましょう。
また、AI面接による客観的な自己分析を通して、文字だけでなく内容からも誠実さや熱意を伝えられるよう、エントリーシート作成の際には「REALME」の活用をぜひご検討ください。