「適性検査がボロボロで、駄目だと思っていたのに受かった」
このような声を聞くことがあります。駄目だとあきらめていたのに選考に受かるのは、一体なぜでしょう。
この記事では、適性検査がボロボロだったのに受かる理由を紹介します。また、ボロボロだと思ったとき、そのあとの面接で挽回する方法についても解説します。
自信を持って面接に挑みたい人には、就活支援サービス「REALME」がおすすめです。興味がある人は、ぜひ詳細をご覧ください。
適性検査がボロボロでも受かった理由は?
適性検査がボロボロだったと思っていても、選考に受かることがあります。あきらめることはありません。
ボロボロでも受かる理由として、以下の4つが挙げられます。
本人の体感よりも高得点が取れていた
適性検査の手応えがまるでなかったとしても、体感していた以上の高得点が取れているケースがあります。
あてずっぽうな回答が偶然にも正解だった。あるいは、間違っているかもしれないと思いながらもとりあえず書いた回答が正解だった、ということは少なくありません。自己採点よりもよい成績を収めていた場合、予想に反して受かるのです。
そのようなことが起こり得るため、たとえ自信がなくても、分からないなりに回答欄を埋めるようにしましょう。
性格検査の結果が企業にマッチした
適性検査がボロボロだった場合でも、性格検査の結果さえ企業にマッチしていれば選考に受かることがあります。
自社にマッチした人材を探すのは、企業にとって容易なことではありません。そのため、性格検査の結果、企業とよくマッチしていると判断された学生は、能力検査の成績が高くなくても次の選考へと進める場合があるのです。
能力検査は参考程度に見るだけで、性格検査を重視する企業もあります。能力検査が駄目だったからといって、あきらめることはありません。
合格基準点が低かった
企業が設定する合格基準点が低かった場合、適性検査がボロボロでも受かることがあります。
志望者が多い企業にとって適性検査は、基準点に満たない受験者を落とすことを目的としたテストです。企業はそれぞれボーダーラインとなる基準点を定めており、学力の高い人材を求める企業では基準点が高く、学力よりも人柄や相性を重視する企業では基準点が低く設定される傾向にあります。
適性検査の手応えがなかったのに受かった場合は、人柄や企業との相性が重視されたと考えられるでしょう。
エントリーシートの内容が評価された
エントリーシートが高く評価されれば、適性検査の成績にかかわらず選考に受かる場合があります。
たとえ適性検査が駄目でも、エントリーシートに志望動機や仕事への価値観がしっかりと書かれ、魅力的な内容になっていればよいのです。採用担当者に「この学生に会って話を聞いてみたい」と思わせることができれば、選考を通過する可能性は十分にあります。
エントリーシートを作成する際は、深く企業研究をして企業が求める人物像を探り、担当者の興味をひく内容になるよう準備しましょう。
企業が適性検査の結果を重視していなった
企業によっては、適性検査の結果をそこまで重視していないこともあります。
また、適性検査の内容のうち重視する分野が決まっているケースでは、ほかの部分の評価が低くてもその分野の正解率が高いと評価されることもあるでしょう。
Webテストの結果があまりよくなかったと感じても、言語・非言語のどちらかはよくできていることもあります。
結果が出るまで適性検査の評価は分からないため、諦めずに待ちましょう。
適性検査がボロボロになる要因
適性検査は、就職活動を始めるまで受ける機会がなかった人も多く、受けてみて初めて自分の課題が分かることもあるでしょう。
ここでは、適性検査の結果が悪くなる要因として考えられることを、能力検査と性格検査に分けて紹介します。
【能力検査】検査の傾向を把握していない
適性検査の結果が悪くなる要因としては、能力検査でどのような問題が出るのかを把握していないことが挙げられます。
能力検査は傾向を知って事前に対策しないと、本番に対応できません。
能力検査は一般的に中学から大学受験レベルの学力で解ける問題が中心のため、対策さえすれば解けるでしょう。
暗記で解ける問題もあり、対策用の問題集を繰り返し解くことが合格につながります。
事前に勉強し、回答が頭に浮かぶレベルまで学習しましょう。
【能力検査】検査に慣れていない
学力が十分でも、試験の形式に慣れていないと実力を発揮できないこともあります。
検査方式に不慣れだと操作方法に戸惑うと、分かっていることでも答えられないでしょう。
能力検査の形式に慣れるためには、問題集を終えたら模擬テストの活用がおすすめです。
実践形式で練習を積めば、本番でスムーズに解答しやすくなります。
インターネット上に無料でできる模擬テストもあるため、活用して対策しましょう。
【能力検査】時間配分に失敗する
能力検査には、暗記していればすぐ解ける問題もあれば、回答に時間がかかる問題もあります。
時間配分に失敗して未回答が多いと、回答した部分の正答率が高くても低評価になりやすいといえるでしょう。
能力検査は出題数が多く、1問に割ける時間は限られます。
そのため、分からない問題について考え込むと、途中までしか回答できません。
事前に問題集や模擬試験で時間配分を確認し、可能な限り多くの問題を解けるようにしましょう。
【性格検査】検査で噓をつく
性格検査は能力検査とは異なり、明確な正解はありません。
そのため対策が難しいものの、検査で嘘を吐くと低評価になる可能性があります。
会社によく思われるために普段の行動とは異なる選択肢を選ぶと、かえって低評価になることは少なくありません。
「一度も〇〇したことがない」というような極端な回答は避け、自身の過去や感情を振り返って正直に答えるようにしましょう。
一方で、「どちらともいえない」が多すぎる場合も、優柔不断と受け取られる可能性があります。
【性格検査】回答が矛盾する
性格検査では、似たような内容の質問が繰り返し出てくることもあります。
そのような質問に対しては、回答内容が矛盾しないようにしましょう。
同じような内容の質問に違う答えを返すと、適当に答えていると受け取られかねません。
性格検査内での矛盾だけではなく、エントリーシートや面接時と違う答え方をした場合も低評価になることがあります。
就活時は自己分析をし、同じ内容の質問に矛盾なく一貫した答えができるようにしましょう。
適性検査に落ちる確率や原因については、以下の記事を参照してください。
適性検査がボロボロでも面接で挽回して受かる方法
適性検査がボロボロだったと落ち込んでしまう場合でも、面接で挽回して選考を通過する方法があります。
企業研究・志望動機・面接練習の3つのアプローチについて解説しましょう。
企業が求める人物像を理解する
適性検査の手応えがなかった場合でも、面接に向けて企業研究をして、企業が求める人物像を理解しましょう。
そのためには深い自己分析も必要です。企業が理想とする人物像と自分の特性を丹念に照らし合わせ、その共通点を見つけ出します。
自己理解をしっかりと深めたうえで面接に臨み、自分が企業とどれだけマッチしているのか、入社後どのように貢献できるかを、しっかりとアピールしましょう。
志望動機に力を入れる
適性検査がボロボロだと思った場合は、面接に向けて志望動機や自己PRをしっかりと準備して、入社意欲の高さをアピールすることも重要です。
その際、どこの企業でも使い回せるテンプレのような志望動機ではなく、この企業に入りたいという強い意思を伝えることが必要とされます。志望企業の研究をして、商品やサービス名・企業の理念・社会への貢献などを具体的に把握し、面接で話をする際に盛り込んでください。
入社への熱意を伝えられれば、適性検査の結果を十分にカバーできるでしょう。
面接練習をしてしっかりアピールする
適性検査がボロボロでも面接に進めたとしたら、それは企業があなたの人柄を評価していることの表れです。悔いが残らないよう準備して面接に臨みましょう。
ここで大切なのは自信を持つことです。気弱になって、面接で自信のない姿を見せると、悪い印象を与えてしまいます。用意した志望動機や自己PRをきちんと伝えられるよう、面接の練習に力を入れてください。
模擬面接を受けたり、話している様子を動画に撮ったりして、客観的にチェックするのがおすすめです。
適性検査がボロボロにならないための対策
ここまで適性検査がボロボロだった場合の対処法を解説してきましたが、その前に重要なのは、適性検査がボロボロにならないようしっかりと対策することです。適性検査に向けて、以下の準備をしておきましょう。
練習問題をくり返し解く
対策の1つ目は、練習問題をくり返し解くことです。これにより、大まかな出題傾向を押さえられます。適性検査は、内容や細かな数字が変わったとしても、出題パターンはほぼ同じです。基本的な解き方を覚えて、問題に慣れておきましょう。
その際、重要なのは問題集を一冊にすることです。何冊もの問題集に手を出さず、一冊を繰り返すことで、解法や知識を定着させましょう。
苦手分野を克服する
能力検査は本番前に練習問題を繰り返し、自分が苦手な分野の把握が重要です。
重点的に練習し、可能な限り苦手を克服することで、正答率を挙げられます。
また、時間が足りなくなったときにどの問題を解き、どの問題を飛ばすかの判断材料にするためにも、自分の得意不得意を把握することは重要です。
限られた時間で高評価をもらうために、苦手分野と得意分野を把握しましょう。
能力検査の種類と特徴を把握する
代表的な能力検査には、以下のようなものがあります。
名称 | 特徴 |
SPI | 中学・高校レベルで、幅広い分野から出題される。性格検査を含む。 |
玉手箱 | SPIに次いでよく利用されている適性検査。SPIと同じく能力検査と性格検査で構成されている。 |
GAB・CAB | GABは総合職向け、CABは主にSEやプログラマー向けの適性検査。バイタリティやストレス耐性を測る面もある。 |
TG-WEB | 問題数は少ないが、難易度が高いとされている。言語・非言語・英語・性格適性検査の4つの分野から組み合わせて出題される。 |
それぞれの特徴を理解し、選考を受ける会社がどの検査を使っているかを調べて対策しましょう。
適性検査の種類については、以下の記事を参照してください。
模擬テストで本番に慣れる
適性検査に有効な対策は、模擬テストの利用です。繰り返し練習問題にトライして、ある程度解けるようになってきたら、ぜひ模擬テストを受けてみてください。
適性検査は出題の仕方が独特で、時間制限もあるため、いきなり受けると戸惑うことがあります。しかし、模擬テストを受けて本番と同じような環境で問題を解いておけば、テストの形式や時間配分について事前に把握できます。本番の形式に慣れることによって、不安や焦りを最小限に抑えられ、実力が発揮できるでしょう。
性格検査は常識の範囲で答える
性格検査では単に性格の傾向を調べる問題だけではなく、常識や倫理観を図る質問も出題されます。
常識や倫理観について問う問題では、悪い印象を与える回答は選ばないことが重要です。
常識や倫理観に欠けると判断された人材は、ほかの部分が高評価でも、社会人として問題ありと判断されることがあります。
また、「一度も〇〇したことがない」と極端な選択肢を選ぶことも、嘘を吐いているのではないかと疑われる要因です。
性格検査は常識やモラルを意識して答えましょう。
適性検査がボロボロなら「REALME」で面接対策!
適性検査がボロボロだったとしても、いつまでも落ち込んでいる場合ではありません。就活支援サービス「REALME」で面接対策をしましょう。
ここでは「REALME」をおすすめする3つの理由を紹介します。
自分の強みと弱みを元に自己分析する
「REALME」で20~30分程度のAI面接を受けると、自分の強み・弱みが可視化され、客観的な自己分析ができます。就活で重視される「成長意欲」「問題解決力」「柔軟性」といった14の能力が点数化され、面接で自分のどこをアピールすればよいかが見えてきます。
しっかり準備して面接に臨めば、不本意だった適性検査の結果をカバーできるでしょう。
志望企業の内定判定を確認できる
「REALME」のAI面接を受けると、志望企業の最終面接に進んだ就活生のデータと比較することで、内定を獲得できる可能性が分かります。この内定判定は、A+・A・B+・B、といった10段階の評価で表されます。
内定判定で自分の現在地を把握し、面接の内容を見直せば、さらに内定判定を上げることが可能です。これにより、自信を持って面接に挑めるでしょう。
合格ラインの学生のESや自己PRを参考にする
「REALME」には、志望企業の合格ラインをクリアした学生のAI面接データを閲覧できる機能があります。過去の優秀な学生のESや自己PRのデータを、自分のデータと比較することによって、自分の改善点や足りない部分が見えてきます。ガクチカや志望動機をどのようにアピールしているのかも、大いに参考になるでしょう。
適性検査がボロボロでも受かることはある!
適性検査がボロボロでも、選考に受かることはあります。予想以上に正解できていたケースや、企業が適性検査をそれほど重視していなかったケースなど、受かった理由はさまざまです。適性検査がボロボロだと思ってもあきらめず、面接に向けて対策することをおすすめします。
面接の改善方法が分からない人には、就活支援サービス「REALME」の利用がおすすめです。AI面接のフィードバックを活用して、就活を成功させましょう。