就職活動において、多くの企業が導入しているWEB適性検査。その内容や種類、対策方法を正しく理解することは、選考突破の鍵となります。
本記事では、代表的な検査形式であるSPIや玉手箱などの特徴を詳しく解説し、効果的な対策方法を紹介します。これらの情報を活用し、万全の準備で就活に臨みましょう。
万全な準備をしても、緊張していつも通りの点数が取れないこともあります。
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WEB適性検査とは?

そもそもWEB適性検査とは、就活において応募者の能力や特性を測るために行われるWEB上の試験のこと。試験は主に「能力検査」と「性格検査」の2つに分けられますが、出題内容や問題形式はWEB適性検査の種類によって異なるのが特徴です。
応募者と企業とのマッチ度を確かめたり、応募者の絞り込みをしたりと、WEB適性検査はさまざまな目的で多くの企業に導入されています。
WEB適性検査の受験方法
WEB適性検査は主に下記の2通りの受験方法があります。
- 外部の会場で受験する「テストセンター方式」
- 自宅や学校などのパソコンで受験する「Webテスティング」
どちらの受験方法になるかは応募した企業によって異なるため、応募後のお知らせやメールなどで確認してみてください。
WEB適性検査が行われるタイミング
WEB適性検査が行われるタイミングは企業によっても異なりますが、下記の3パターンが多い傾向にあります。
①企業へのエントリー前の受験
企業へのエントリーと同じタイミングでWEB適性検査の結果を提出するよう指示があるパターン。その場合、テストセンターや自宅などで事前にWEB適性検査を受けておく必要があります。
②ESや履歴書の提出時
エントリー後、ESや履歴書を求められた際にWEB適性検査を受けるよう指示があるパターン。企業側は書類審査と適性検査の結果を加味して、次の選考に進めるかを判断します。
③一次面接が終わった後
一次面接が終わった後にWEB適性検査を受けるパターン。企業側は面接とWEB適性検査の結果で次の選考に進むかどうかを判断します。
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企業がWEB適性検査を実施する理由
ここでは、企業がWEB適性検査を実施する理由をご紹介します。実際に面接をする前におこなわれるWEB適性検査では、企業と応募者のマッチングを事前に調べられるのが大きなメリット。WEB適性検査が企業に与える恩恵を知り、対策につなげていきましょう。
選考を少しでも効率化するため
企業がWEB適性検査を実施する理由として、選考を少しでも効率化することが挙げられます。とくに応募者が多い企業では、全員分のエントリーシートを見るだけでも大きなコストがかかります。まずはWEB適性検査で候補者を絞り込むことで、選考に必要な時間を大幅に短縮できるのです。
WEB適性検査を使えば、一人ひとりのエントリーシートや履歴書などを細かくチェックする必要はなくなります。WEB適性検査をクリアした候補者だけにリソースを省け、無理のない選考業務が実現するでしょう。
自社にマッチする人物なのか確かめたいため
自社にマッチする人物なのか確かめるためにも、WEB適性検査が活用されます。なぜならWEB適性検査では学力や認知能力だけではなく、性格面や非認知能力の検査もできるからです。
ステータス上は優秀な人材であっても、企業とのマッチングが低ければ最終的に落ちる可能性が高いもの。企業は、人間性や仕事観の合致を踏まえたマッチングを望んでいます。最初にWEB適性検査で振るいにかけることで、不必要な選考コストを減らせます。
地頭の良さなどを測定したいため
WEB適性検査では、基本的な学力や「地頭の良さ」についても測定が可能です。そもそもWEB適性検査は基本的に、知識を暗記しているかどうかをチェックする検査ではありません。思考力を測る問題が多く、論理的思考力・パターン認識力・情報を処理する能力など、数値化しにくい能力を計測できます。
面接では、いわゆる「暗記」や「慣れ」によってある程度の好印象を残すことは可能です。だからこそ、応募者の本質的な能力の検査がしにくいケースもあるものです。WEB適性検査では、面接では審査しにくい「入社後の思考力や対応力」などもチェックできます。
WEB適性検査の種類

ここからはWEB適性検査の種類について紹介します。就活で行われる代表的なWEB適性検査は、主に下記の5種類。WEB適性検査の種類によって、内容や特徴がそれぞれ変わるので詳しく解説します。
- SPI(適性検査)
- 玉手箱
- ENG
- GAB
- TG-WEB
SPI(適性検査)
SPIは多くの企業で導入されているWEB適性検査で、内容は「能力検査」と「性格検査」の2種類にわかれています。
能力検査 | ・言語分野(国語系)と非言語分野(数学系)の2種類 |
性格検査 | ・考え方や価値観を把握して、どんな仕事や組織に向いているかが判断される |
能力検査は主に高校卒業レベルの知識問題が出題され、問題数が多いのが特徴。性格検査は自分がどういった性格なのか、普段どういった行動をしているかなど、自分に当てはまる選択肢を回答していく検査です。
玉手箱
玉手箱では「能力検査(言語系、非言語系、英語)」と「性格検査」の2種類の試験が行われます。SPIとは違い、英語科目が追加されるのが特徴です。
言語系の問題は長文読解、非言語系の問題では四則演算や図表の読み取りなどが出題されます。問題数に対して試験時間が短いため、いかに素早く正確な回答ができるかという観点が見られているのも特徴です。
ENG
ENGはSPIの英語分野のWEB適性検査のことで、中学〜高校〜大学受験レベルの英語の語彙、文法、読解問題が出題されます。
またENGは自宅受験ではなく、テストセンターや企業が用意した会場で受けるのが特徴。外資系の企業や英語が必須とされる企業で導入されています。
GAB
GABは言語や非言語などの知的能力とパーソナリティを測るためのWEB適性検査です。似た名前にCABというWEB適性検査がありますが、CABはIT系職種への適性を測るための検査のため、総合適性検査であるGABとは問題の内容が異なります。
またSPIとの主な違いは言語問題。SPIは語句の用法や熟語の意味といった短い文章問題が多いのに対し、GABは長文読解がメインです。短時間で長文問題を解かなければいけないため、難易度が高いと言われています。
TG-WEB
TG-WEBでは言語、非言語、英語、性格検査の試験が行われます。注意したいのはTG-WEBには「従来型」と「新型」の2種類があること。「従来型」はほかのWEB適性検査とは違った独特な問題が多く、「新型」は試験時間に対して問題数が多いという特徴があります。
同じTG-WEBを導入しているといっても、企業がどちらの種類を採用しているかによって対策が異なるため注意が必要です。

【能力検査】WEB適性検査の対策方法

ここからは言語、非言語、英語といった能力検査の対策方法について紹介します。「高校卒業レベルの知識問題だから大丈夫」と思っていても油断は禁物です。問題数の多さや出題形式に戸惑ってしまい、思うように回答ができなかったというケースもあるため、対策はしっかりと行っておきましょう。
練習段階から制限時間を決めておく
WEB適性検査の対策として、練習段階から制限時間を決めておく方法が挙げられます。多くのWEB適性検査では短時間で多くの問題に回答する必要があるため、残り時間が足りずに焦って回答してしまうケースも珍しくありません。
練習段階から制限時間を設けておけば、問題数に応じた一問ごとの所要時間を体感で学べ、本番での適切な時間配分につながります。最初に問題全体に目を通したうえで「短時間で終わりそうな問題を優先的に着手する」のも、効果的な練習方法といえるでしょう。
対策本や問題集で傾向を掴む
能力検査は対策本や問題集などを用いてたくさんの問題を解き、出題傾向を掴んでおくことが重要です。いくつか問題を解くことで、どんな問題が出やすいか、自分の苦手分野が何かを把握できます。
また能力検査は問題数に対して試験時間が短いという特徴もあるので、素早く問題が解けるように練習しておきましょう。
模擬試験を受ける
能力検査は対策本で勉強するだけでなく、模擬試験を受けてみましょう。模擬試験を受けることで、本番での時間配分やWEB適性検査で注意すべき点などがイメージしやすくなります。
無料で模擬試験を受けられるサイトや、大学で適性検査の講座を実施している場合もあるので、本番前に取り組んでみるのがおすすめです。
さらに適性検索の対策やポイントを知りたい人は次の記事もチェックしてみてください。


【性格検査】WEB適性検査の対策方法

ここからは性格検査の対策方法について解説します。性格検査では「答えに一貫性があるか」「嘘をつかない人か」「どんな職種に向いているか」などの観点が見られています。
とくに大企業においては、WEB適性検査で応募者を足切りするということもあるため、十分な対策が必要です。
自己分析をしておく
性格検査では、事前に自己分析をしっかりと行っておくことが重要です。自分の性格や価値観を明確にすることで、回答に矛盾がなくなったり、求められる人材に自分がマッチしているかどうかを判断しやすくなったりします。
嘘をついて性格検査に受かったとしても、入社後のミスマッチにつながるおそれがあるためあくまでも正直に答えるようにしましょう。
矛盾した回答をしない
性格検査において回答に矛盾があると「適性検査をいい加減に受けている」「この応募者は嘘をつく人だ」と判断されかねません。
性格検査では、聞き方や文章を変えて何度も同じ内容の質問をされるといったひっかけ問題が多いのが特徴。そのため前述した通り自己分析をしっかりと行っておけば、一貫性のある回答ができ、適性検査の合格につながりやすくなります。
質問の傾向およびスピード感を把握する
WEB適性検査における性格検査では、質問の傾向およびスピード感を把握することが大切です。できる限り早く回答していく必要があるため、日頃から自己理解を深めつつ、直感的に答えられるように備えておきましょう。
たとえば無料の性格診断ツールを活用し、性格検査の傾向・スピード感を体で覚えておくのもおすすめ。例題に詰まったら、ChatGPTやGeminiなどのAIに「性格診断に関連する問題を50問出して」と入力すれば、新規の内容を出題してもらえます。
WEB適性検査の受験で心がけたいこと4つ
ここでは、WEB適性検査の受験で心がけたいポイントを4つご紹介します。とくにWEBでの検査に慣れていない人にとっては、通信環境やデバイスの準備の段階から不安を抱いてしまいますよね。あらかじめ備えるべきポイントを知り、安心して本番を迎えましょう。
Windowsに対応しているデバイスを用意する
多くの企業のWEB適性検査は、Windows環境で実施される傾向にあります。当日までにWindows環境を整え、対応しているパソコンやタブレットなどを用意しましょう。
ゼロからWindows環境を整える場合、Windowsのインストールや初期設定・必要なドライバのインストール・Windows Updateによる最新版へのアップデートなど、さまざまな手順が必要になります。本番当日から逆算しつつ、余裕をもって環境構築を進めましょう。
インターネット環境に注意を払う
WEB適性検査当日までに必ず確認しておきたいのが、インターネットの通信環境です。WEB適性検査は前提としてオンラインでおこなわれるため、通信環境が不安定な状況だと回答が適切に送信されず、結果にも大きな影響を与えます。
ルーターとデバイスの位置関係はもちろん、同じ回線を利用しているデバイスがある場合は当日に切断しておくことをおすすめします。当日に万が一通信が不安定になったときに備え、サブ回線も用意しておくと安心です。
あらかじめ余裕を持って予約する
WEB適性検査を受ける際は、あらかじめ余裕を持って予約しましょう。締切日が近すぎると、受験自体ができない可能性があります。また検査の種類によっては、予約から受験開始までに数日間の日程を要する場合もあります。
さらに試験日当日に予約しても、開始URLの発行が間に合わず、自動的に期限切れになってしまうリスクもあるでしょう。回線やデバイスが不安定な場合、締め切り直前では再試行をはじめとするサポート対応ができないこともあります。
どれだけ不安でも不正行為を避ける
WEB適性検査の内容が難しいと感じても、不正行為だけは絶対に避けましょう。昨今のWEB適性検査では、不正を防ぐための監視機能や分析機能が進化しつつあります。
たとえば複数の問題をそれぞれ数秒間で連続正解した場合、システムは回答時間の異常を認知します。「難問はすべて正解しているのに、簡単な問題は間違えてばかり」のような不自然な回答パターンも認知され、不正を疑われてしまうでしょう。
もし不正行為がバレずに合格しても、その後の面接や再テストなどでは必ずボロが出るものです。「不正がバレた時点で選考辞退扱いされる」と認識しましょう。
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