「自分のガクチカが弱いのではないか」と悩む就活生もいるでしょう。強いエピソードにするには、自己分析や企業研究の見直しが大切です。
「REALME」を活用すると、ガクチカの作成や面接の練習が効率的に行えます。
ガクチカが弱いと評価されるエピソードの特徴
ガクチカが弱いと評価されるエピソードには、以下のような特徴があります。
- 企業が求める人物像に合っていない
- ありきたりな内容になっている
- 取り組みの工夫が分からない
ここで紹介する特徴に当てはまる場合は、ガクチカの見直しが必要です。
企業が求める人物像に合っていない
志望企業が求める人物像との関連性が低いエピソードの場合、どんなに内容が良くてもアピールが弱いと評価されてしまうでしょう。
例えば、周りとのチームワークが重要な仕事であるのに、1人でコツコツ頑張って目標達成した話をしてしまうなどです。
企業は、社内のポジションで活躍できる特性や価値観を明確に持っており、選考ではそれに合致するかどうかを重視します。
ガクチカは企業と就活生の相性をはかる目的もあるため、質問の意図から外れた回答はよい評価を得られないでしょう。
ありきたりな内容になっている
求める人物像と合っていても、就活生の多くが経験しているようなありきたりな内容は評価されにくいでしょう。
例えば「サークル活動を頑張りました」「居酒屋でアルバイトをしていました」など経験を話すだけでは、ほかの就活生との差別化ができません。企業側に、ガクチカが弱いと判断されてしまう可能性があります。
企業は結果よりも、過程での問題解決力や継続力、行動力を重視しており、それが再現可能かどうかを判断しています。経験に加えて、自ら行動したことや挑戦したことを伝えると、オリジナリティが感じられるエピソードとなるでしょう。
取り組みの工夫が分からない
課題に対してどのような工夫をして取り組んだのかがわからないガクチカも、弱いと判断されやすいでしょう。企業はガクチカのエピソードを通じて、就活生が求める人物像に当てはまるかどうかを判断します。
そのため、成果を得るまでにどんな風に考えて行動したのかを知りたいと企業側は思っています。経験や結果のみを伝えても、企業側に就活生の努力・魅力が伝わりません。
取り組みに対して努力したエピソードや、取り組みから得た学び・気づきを伝えましょう。
弱いと思われるガクチカの例文
弱い印象を与えてしまうガクチカの例文を見てみましょう。
私が学生時代に力を入れて取り組んだことは、居酒屋でのアルバイトです。私はバイトリーダーとして、丁寧な接客を心がけ、売上を向上させました。
この例文が弱いと思われるポイントは、以下が挙げられます。
- 具体的な取り組みが不明
- 定量的な数値がない
- 仕事や社会において当然のことを話している
- 学びが伝わらない
特にアルバイトをガクチカのエピソードにする場合は「丁寧な接客」など、社会的に当たり前のことを話さないよう注意が必要です。
ガクチカは面接で重要?企業が聞く意味とは
企業が面接でガクチカを聞く目的は、主に求める人物像に合っているか確認するためと、人柄を知るためです。
ガクチカを通じて、就職後の業務をうまく進められるかどうかを判断しています。
ここでは、それぞれの意味について見ていきましょう。
求める人物像に合っているかどうか確認するため
企業はガクチカから、求める人物像に合っているかどうかを確認しています。企業の文化・価値観にマッチしているか、強みや経験・スキルが業務で活かせるものかどうかを判断する材料にしているのです。
どのように貢献できるかを意識した内容になっていると、その経験から得た学びを活かそうとしている印象を与えられます。
また、何を考えて行動したのかといった価値観も、企業が重視している点です。企業の理念や社風との相性を確認されます。
人柄を知るため
就活生の人柄も、ガクチカで確認している重要なポイントです。ガクチカでは、取り組みに対してどのように考えて行動する人物なのかがわかります。また、単なるスキルや成果だけでなく、就活生の価値観や行動様式を把握するためにも有効です。
これは、企業の価値観との擦り合わせだけではなく、入社後にメンバーとうまく業務を進めていけるのかどうかを見極めたいと考えています。
就活生がチームやグループのなかで、どのような役割を果たすのか、どのような考え方で他者と関わるかを知ろうとしています。
弱いガクチカを強くする方法
弱いガクチカを強くする方法は、以下通りです。
- 自己分析をやり直す
- 企業が求める人物像を理解する
- 伝わりやすい構成を意識する
- 課題に対しての自分の取り組みを詳しく説明する
- 結果・成果には具体的な数値を用いる
- 取り組みから得られた学びや今後の活かし方を盛り込む
自己分析をやり直す
強いガクチカを作るためには、企業へのアピールになる経験を探す必要があります。ガクチカを作る前に、自己分析を入念に行うことが重要です。
過去の経験を細かく振り返って整理し、自分が乗り越えてきた課題に対しどのように考え行動してきたのかを明確にしましょう。
企業は、ガクチカから「求める人物像に合っているか」「どんな人柄か」を判断しています。自己分析をやり直し、志望企業に合わせて最適なエピソードを見つけましょう。
企業が求める人物像を理解する
企業が求める人物像を理解していなければ、ガクチカでどんなに自分の良さをアピールしても、評価にはつながりません。ガクチカの内容は、企業が求める人物像とマッチしていることが重要であるためです。
企業ごとに求める人物像や価値観、社風は異なります。企業の公式サイトや採用ページを確認し、企業文化や価値観、求める人物像を把握しましょう。
企業が求める人物像を意識したガクチカを伝えると、企業と自分のマッチ度をアピールできます。
伝わりやすい構成を意識する
ガクチカは、相手に伝わりやすい構成を意識しましょう。
伝わりやすい構成として、PREP法を活用するのがおすすめです。PREP法は、以下で構成されています。
【PREP法】
Point : 要点・結論
Reason : 理由
Example : 具体例
Point : 要点・結論
たとえば、結論が後回しになると「結局何が言いたいのだろうか」と思わせてしまいます。
PREP法を意識すれば、経験から得た学びや成長を、企業が理解しやすい形で論理的にアピールできるでしょう。
課題に対しての自分の取り組みを詳しく説明する
ガクチカにおいて企業が重視するのは、課題と結果だけではありません。課題に向けて、どのような価値観・考え方で行動したかも見られています。
そのため、ガクチカでは課題と結果だけでなく、結果に至るまでの取り組みも詳しく伝えましょう。
どのように考え、どのような行動を取ったのかを説明すると、問題解決能力・行動力をアピールできます。結果に至る過程を具体的にアピールすれば、あなたの魅力をより企業側に伝えられます。
結果・成果には具体的な数値を用いる
ガクチカでは、結果・成果にはできる限り数値を入れるよう意識しましょう。
たとえば「売上がアップしました」だけでは、どのくらい伸ばせたのかがわかりません。「売上が半年間で50万円アップしました」のように、数値を入れた表現に変更しましょう。
このとき、結果・成果は大きいものである必要はありません。嘘はつかずに正直な数字で伝えてください。
エピソードに数値を用いると、企業側に具体的なイメージを持ってもらいやすくなり、説得力が増します。
取り組みから得られた学びや今後の活かし方を盛り込む
ガクチカには、経験から得た学びと入社後にどのように活かすのかを盛り込みましょう。
企業側は入社後に活躍する人材を求めています。経験から得た学びから、企業が求める人材かどうかの判断はできます。
また、経験を通じて得た学びから、どのように企業に貢献するのかをあなた自身から伝えると、志望度の高さもアピールできるでしょう。こうした内容を盛り込むと、企業に対して説得力のある魅力的なガクチカとなり、高評価につながります。
AI面接「REALME」を活用して面接を突破しよう!
ガクチカを選考でより評価の高いものにするには、徹底した準備が大切です。ガクチカに不安がある場合は、自己分析や企業研究、面接練習などを改めて行いましょう。
AI面接「REALME」を活用すれば、自己分析や面接練習を効率よく行えます。
ガクチカ・強みなどの模範回答を作成してもらえる
「REALME」では、AIとの約20分程度の面接だけで、自己PR・ガクチカ・強み・就活の軸の模範解答集が作成されます。客観的な強みや自己PRがわかると、ガクチカの見直しも行いやすいでしょう。
REALMEを活用しつつ、自分で考えたガクチカや企業研究を見直せば、より評価の高いガクチカ作成につながります。
自分に最適な企業が見つかる
「REALME」は14の質問に回答すると、17業界・13職種別で自分とのマッチ度を把握できます。さらに、自己分析・模擬面接をふまえて、新卒採用を行っている約38,000社から最適な企業を提案してくれます。
よりマッチ度の高い企業を選べると、ガクチカの内容を改善でき、納得感のある内定につながるでしょう。
事前に内定判定を確認できる
「REALME」では模擬面接を受けると、内定判定を算出してくれます。また、判定をより高める模範解答の提案も可能です。
自分で考えたガクチカや、修正した内容が企業からどのような評価を受けるか把握すれば、より優れたガクチカに仕上げられるでしょう。
また、面接練習にもなるため、ガクチカ以外の内容も見直せます。
弱いと感じるガクチカも工夫すれば強いエピソードに変えられる!
本記事では、ガクチカが弱いと評価される特徴や企業が聞く意味、強いエピソードにする方法などを解説しました。
企業は、ガクチカの規模や数値の大きさだけを見ているわけではありません。どのような価値観や考え方で行動しているか、課題解決力はあるかなど、あなたが企業で活躍できる人材かを確認しています。
自己分析や企業研究を徹底し、企業が求める人物像を整理しましょう。そして、自分がアピールできる強みを擦り合わせて、より高い評価をもらえるガクチカを目指してください。



