最終最終が終わった後に適性検査が求められると「適性検査で落ちるのでは…」「自分に不安要素があったのでは…」と不安な気持ちになってしまいますよね。
この記事では、最終面接後に適性検査を求める企業の意図や、最終面接後の適性検査と合否の関係についてまとめています。
記事の後半では、検査を受ける時に気をつけるべきポイントもまとめているので、選考後の適性検査を控えている方はぜひ続きをご覧ください。
最終面接後に適性検査を行う意図とは?

企業が最終面接後に適性検査を行う意図は、足切りというよりは人材の見極めを目的としていることがほとんどです。そのため一次面接前の適性検査よりも、どのような人材なのか細かくチェックされます。
また、”『株式会社アイデム 人と仕事研究所』2018年卒新卒採用に関する企業調査“によると、適性検査の結果を採用で重視している企業は全体の15%弱であり、検査の結果を選考に活用しない企業も多いという結果が出ています。
適性検査の結果だけで合否が決まることはほとんどなく、面接や書類選考などの結果が重視され、検査結果は選考結果を判断するための補助的な材料になることが多いと言えるでしょう。
能力と性格の最終的な見極め

企業によって適性検査の種類は異なりますが、SPI形式を採用しているところが多い傾向です。企業側は就活生の学力や組織との相性のよさを確かめたいので、適性検査の結果をもとに採用するべきか検討します。
足きりとして落とされるケースはあまり多くありません。しかし能力検査の結果が乏しかったり、性格面に問題があったりすると選考で落とされる可能性は十分あります。
内定者の能力把握

最終面接後に適性検査を行う意図として、内定者の能力の把握を目的としている企業は少なくありません。内定者の学力はどれくらいのレベルなのか、どれくらいの平均点が取れているのか分析されます。
このような企業の場合は年度ごとに内定者の記録を取っているので、ある年度だけ記録を取らないということはほとんどないでしょう。
適性検査のコスト削減

適性検査は何かとコストがかかるため、経費削減のために最終面接後に導入する企業もあります。
受験にかかるコストは1人あたり約数百円〜数千円ほど。試験の種類によってはそれ以上の費用がかかるため、受験者の人数が増えれば増えるほどコストが膨大になります。
最終面接後の適性検査は落ちやすい?

最終面接後の適性検査の選考通過率について、気になる就活生は多いことでしょう。最終面接後の適性検査は人材の見極めを目的としている企業が多いため、足きりで落とされる可能性は低いです。
ただし無策の状態で挑んでしまうと、適性検査で落とされる可能性は十分あります。そのため日頃から適性検査の対策を行うのが望ましいです。
適性検査の評価は面接とセットになっていることが多い

最終面接後の適性検査は面接とセットになっているケースが多いです。そのため選考で落とされた場合は適性検査の結果のみならず、面接で落とされている可能性が十分考えられます。
もし選考結果が乏しくなかった場合は、適性検査の結果だけではなく面接での立ち振る舞いに問題がなかったか振り返るようにしましょう。
最終面接後の適性検査で落ちる人の特徴
最終面接で手応えがあっても、適性検査の結果次第で不採用になることがあります。最終面接後の適性検査で落ちる人には、いくつかの特徴があります。
そこでここでは、最終面接後の適性検査で落ちる人の特徴を確認しましょう。
【能力検査】
時間配分ができていない
能力検査の難易度はそれほど高くありません。しかし、問題を最後まで解くためには、時間配分がカギです。なぜなら、適性検査は出題数が多く、短時間で多数の問題を解く必要があるためです。
時間配分が適切でないと、時間が足りず最後のほうが無回答になる可能性があります。その結果、能力を示せず不採用になることがあります。
テキストやインターネットに掲載されている問題集を何度か解いて、時間配分を身につけましょう。
スコアが基準を満たしていない
全て解けたとしても、スコアが基準に満たないと不採用になる可能性があります。
能力検査は幅広い範囲から出題されます。設定されたボーダーラインを超えていない、対策が不十分で問題の形式が分かっていないなどが原因で、適性検査に落ちるケースは珍しくありません。
適性検査には、それぞれボーダーラインが設定されています。過去問や問題集を何度も解いて、ボーダーラインを上回るスコアが獲得できるように対策しましょう。
【性格検査】
極端な回答が多い
極端な回答が多いと、不採用になるケースが多い傾向にあります。特に、「これまで一度も〇〇したことがない」と極端な否定表現は、マイナスな印象を持たれかねません。
また、極端な回答ばかりすると虚偽の回答をしたと疑われます。嘘をついていると思われると、不採用になるため、嘘や真実性が疑われるような回答はしないようにしましょう。
回答に矛盾が多い
回答に矛盾が多く、一貫性がないと不採用につながります。回答に矛盾が多いと、極端な回答が多い場合と同様に、信用性が落ちるためです。
適性検査では、本質は同じものでも質問の言葉を変えた出題があります。この際、全く異なる回答をすると、一貫性がないと思われます。
一貫性がないと、回答に嘘が混ざっている、自己分析できていないなどと思われてしまい、マイナスイメージにつながるため注意しましょう。
最終面接後の適性検査で落ちないためには?【検査別対策】

最終面接後の適性検査に落ちないためには、日頃から対策を行うことが望ましいです。しかし就活生の中には、どのような対策方法がベストなのか迷っている方もいることでしょう。ここからは最終面接後の適性検査で落ちないための対策を能力検査と性格検査別に解説します。
【能力検査】
適性検査の種類や特徴を理解する
能力検査では、主にSPI・玉手箱・CAB・eF-1Gのいずれかが出題されます。それぞれの特徴は以下の通りです。
種類 | 特徴 |
SPI | 国内で最も多く活用されている適性検査。テスト形式によって回答方法は異なるものの、複雑な計算や前提知識は不要。 |
玉手箱 | 制限時間が短く、スピーディーな回答が求められる。 |
CAB | IT関連企業で出題されることの多い適性検査。論理的思考力をメインに出題される。 |
eF-1G | 比較的出題率は低く、難易度は最も高い。 |
それぞれの特徴を把握して、対策をしましょう。
問題集を繰り返し解く
問題集を繰り返し解き、問題の傾向を掴みましょう。
前述した通り、適性能力検査はいくつかの種類があり、それぞれで特徴が違います。問題の傾向を理解することで高スコアが期待できます。
問題の傾向を把握するためには、何度も問題を解くことが大切です。また、問題集を繰り返し解くことで、得意分野と苦手分野が分かります。苦手分野をなくせば、さらに高スコアが狙えます。
時間配分を意識する
全問題に回答できるように、時間配分を意識しましょう。
能力検査はスピード感が大切です。一問あたりにかけられる時間は短く、リズムよく回答しないと全て解けません。
問題集を解きながら、適切な時間配分を覚えましょう。目安として、1問を30秒ほどで回答できるように練習すると、全問題解答する余裕ができます。
【性格検査】
自己分析を徹底する
自己分析をしっかりとして、検査に臨みましょう。性格検査において自己分析が重要な理由は、性格検査は企業とのマッチ度を測る検査でもあるためです。
マッチ度を適切に把握するためには、事前の自己分析が必須です。自分の価値観や性格を把握して、偽りなく回答しましょう。
嘘をついて入社すると、入社後に価値観や社風が合わず、早期離職の恐れがあります。嘘がばれなくても、入社後に自分を苦しめることとなるため、虚偽の回答はNGです。
嘘はつかない
自分の考えと違う回答をしてはいけません。
「企業によく見せたい」「企業と合う人材であることをアピールしたい」などと思って回答すると、矛盾が生じます。矛盾が生じると、嘘をついていると疑われたり、自己分析ができていないとマイナス評価につながったりします。
性格検査では、一貫性のない回答はNGです。自分の考えを正直に回答して、自分に合う企業への入社を目指しましょう。
例題を解いておく
性格検査では、スコアが合否に影響することはありません。しかし、例題を何度か解いて問題に慣れておくことは大切です。なぜなら、能力検査と同様にスピード感が大切です。
性格検査も、一問にじっくりと時間をかけることはできません。時間配分を意識して、最終問題まで解けるようにしましょう。
繰り返し例題を解いて練習すると、初見でもすぐに回答できるため1問に時間をかけずに回答できます。
「REALME」で徹底的な自己分析ができる
最終面接後の適性検査が不安な人は、REALMEがおすすめです。なぜなら、REALMEはAIを活用して徹底的な自己分析ができるためです。
ここでは、REALMEの機能や特徴を詳しくご紹介します。
AI分析で客観的な自己分析ができる
REALMEの最大の特徴は、AI面接です。
AI面接の結果は、14の項目でフィードバックされます。フィードバックされた内容を確認することで、客観的に自己分析ができます。
自己分析ができれば、自身の強みや弱みを把握可能です。その結果、自身に合った企業や業種が分かったり、自身のアピールポイントを改めて把握できたりします。
AI面接で志望企業の内定判定が分かる
AI面接の結果は、過去の合格ラインの学生と比較できます。データを比較することで、志望企業に対する現在の内定判定が分かる点も特徴です。
また、合格者の面接回答例を閲覧できます。面接回答例を見ることで、企業がどのような人材を求めているのか、どのような回答をすればよいのかが分かります。
適切なエントリータイミングが分かり内定率が上がる
適切なエントリータイミングが分かって、効率よく就活できます。
AI面接は何度でも受けられます。何度もAI面接することで、内定判定が上がった時点でのエントリーが可能です。
また、内定に足りない部分が事前に分かります。これによって、対策してからエントリーできるため、内定率の向上が可能です。
最終面接前のみならず適性検査と面接対策はしっかり行おう

本記事では、最終面接後の適性検査の実態と受かるためのポイントを解説しました。最終面接後の適性検査は面接の評価とトータルで判断しているケースが多く、落ちた場合には面接での受け答えに問題がある可能性も十分考えられます。そのため少しでも希望の企業に就職するためには、面接対策と適性検査対策の両方に力を入れるのが望ましいです。