主な適性検査は6種類
適性検査にはさまざまな種類がありますが、多くの企業で実施されているのは主に下記の6種類です。
①SPI(適性検査)
②玉手箱
③ENG
④CAB
⑤GAB
⑥TG-WEB
それぞれの試験内容や特徴、受検方法などを詳しく解説します。
1. SPI(適性検査)
SPIは多くの企業で導入されている適性検査で、内容は「能力検査」と「性格検査」の2種類です。
能力検査は主に高校卒業レベルの知識問題が出題され、問題数が多いのが特徴。性格検査は自分がどういった性格なのか、普段どういった行動をしているかなどを問われる問題が多いのが特徴です。
またSPIはPCで受検する場合、回答者によって問題数が変わるため注意しておきましょう。
試験内容 | 能力検査(言語系+非言語系)+性格検査 |
問題数と試験時間 | PCで受検する場合 |
受検方法 | テストセンター方式 |
2. 玉手箱
玉手箱では「能力検査(言語系、非言語系、英語)」と「性格検査」の2種類の試験が行われ、SPIとは異なり英語科目が追加されるのが特徴です。
言語系の問題は長文読解、非言語系の問題では四則演算、図表の読み取りといった問題が出題されます。問題数に対して試験時間が短いため、いかにスピーディーに正確な回答ができるかという観点が見られているのも特徴です。
試験内容 | 能力検査(言語系+非言語系+英語)+性格検査 |
問題数と試験時間 | 言語系 |
受検方法 | Webテスト |
3. ENG
ENGはSPIの英語分野の適性検査のことで、中学から高校、大学受検レベルの英語の語彙、文法、読解問題が出題されます。
SPIとセットで受検することが多く、外資系の企業や英語が必須とされる企業で導入されているのが特徴。またENGは自宅受検ではなく、テストセンターや企業が用意した会場で受検します。
試験内容 | 能力検査(言語系+非言語系+英語)+性格検査 |
問題数と試験時間 | 約30〜40問、約30分 |
受検方法 | Webテスト |
4. GAB
GABは言語や非言語などの「知的能力」と「パーソナリティ」を測るための適性検査。SPIとは違い、言語系は長文読解がメインとなるため難易度が高めです。またGABは新卒総合職向けの適性検査という特徴があります。
試験内容 | 言語、計数、(英語)、パーソナリティ |
問題数と試験時間 | マークシート方式(GAB) |
受検方法 | マークシート方式(GAB) |
5. CAB
CABはIT系職種の適性を測るための適性検査。主にSE(システムエンジニア)やプログラマーといった職種を志望している方向けに行われます。
試験内容 | 4種類の知的能力テスト+性格検査 |
問題数と試験時間 | ペーパーテスト方式(CAB):247問、95分 |
受検方法 | ペーパーテスト方式(CAB) |
6. TG-WEB
TG-WEBでは言語、非言語、英語、性格検査の試験が行われます。注意したいのはTG-WEBには「従来型」と「新型」の2種類があること。「従来型」はほかの適性検査とは違った独特な問題が多く、「新型」は試験時間に対して問題数が多いという特徴があります。
試験内容 | 言語+計数+英語+性格検査 |
問題数と試験時間 | 従来型 |
受検方法 | AI監視型WEBテスト方式 |
その他の適性検査6種類
適性検査には前述したもの以外にも、さまざまな種類があります。一部ピックアップして紹介するので、受検する前の参考にしてみてください。
7. tanΘ
tanΘでは能力検査(言語、非言語、英語)と性格検査の2種類が行われます。ほかの適性検査と比較すると比較的試験時間が短いのが特徴。また性格検査は手持ちのスマートフォンで受検できます。
試験内容 | 言語+非言語+英語+性格検査 |
問題数と試験時間 | 能力検査 |
受検方法 | WEBテスト方式(性格検査はスマホ受検にも対応) |
8. SCOA
SCOAでは言語、数理、英語、論理、常識の問題と性格検査が出題されます。知的能力や性格、事務処理能力などを総合的に測定するのが特徴です。試験時間60分で120問の問題を解く必要があるため、スピーディな解答が求められます。
試験内容 | 言語+数理+英語+論理+常識 |
問題数と試験時間 | 120問、60分 |
受検方法 | WEBテスト方式 |
9. TAL
TALは脳科学と図形式の検査を組み合わせることで「応募者の潜在的能力を測る」適性検査です。問題は文章形式と図形配置の2種類にわかれており、人間性を見られる試験であるため対策が難しい傾向にあります。
試験内容 | 文章形式 |
問題数と試験時間 | 文章形式 |
受検方法 | WEBテスト方式 |
10. ミキワメ
ミキワメは「能力検査」と「性格検査」の2種類。能力検査は並び替えや穴埋めなどの言語問題と、図表の読み取りや推論といった計数問題が問われます。
試験内容 | 実施環境アンケート |
問題数と試験時間 | 実施環境アンケート:1分 |
受検方法 | WEBテスト方式 |
11. 3E-IP
3E-IPは、知的能力検査の「3E-i」と特性やコミュニケーション能力などを測る性格検査「3E-p」の2種類。3E-iでは簡単な足し算や図形の法則性、穴埋め、文字の並び替えなどの問題が出題されます。
試験内容 | 3E-i(知的能力) |
問題数と試験時間 | 3E-i(知的能力):21問、20分 |
受検方法 | WEBテスト方式 |
12. 内田クレペリン検査
内田クレペリン検査は簡単な一桁の足し算を繰り返すことで、応募者の能力や性格、行動を測る検査。与えられた作業をスピーディーに行えるか、仕事をするうえでの応募者の癖は何かという観点が見られています。
試験内容 | 一桁の足し算の繰り返し |
問題数と試験時間 | 前半:15分 |
受検方法 | 筆記試験 |
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