丸紅の本選考対策まとめ! 選考フローや選考のポイントまで徹底解説

「丸紅って倍率が高くて自分じゃ本選考突破は難しいかも……」

そうお悩みの就活生の方向けに、実際に丸紅の本選考を突破し、内定を獲得した26卒の方にインタビューをおこない、選考突破のコツや内定獲得のための対策方法を伝授していただきました!

これから丸紅を受ける方や、丸紅を志望している方必見の内容となっておりますので、本記事を見ながら丸紅本選考突破のための対策を進めてみてくださいね。

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目次

丸紅の本選考体験談を教えてくださった方

丸紅の本選考体験談を教えてくださった方のプロフィール
  • 26卒
  • MARCH
  • 環境経済学ゼミ
  • 留学経験
  • 商社志望

丸紅で話していたガクチカ・志望動機

丸紅のガクチカ

私が学生時代に最も力を入れたのは、フィリピンでの教育支援ボランティア活動です。現地の小学校で英語教育のサポートを行い、教材不足という課題に直面しました。

当初、言語の壁や文化の違いから子どもたちとの関係構築に苦労しましたが、現地の先生方と協力して、身近な材料を使った教材作りに取り組みました。廃材や現地の果物を使って英単語カードを作成し、ゲーム形式で学習できる環境を整えました。

この活動では、チームワークの重要性を実感しました。現地スタッフとの信頼関係を築くため、積極的にコミュニケーションを取り、相手の立場に立って考える姿勢を心がけました。結果として、子どもたちの学習意欲向上に貢献でき、活動期間中に基礎英語力の向上を実現できました。

この経験から、異文化理解と協働の大切さを学び、困難な状況でも創意工夫により解決策を見出す力を身につけました。

丸紅の志望動機

私が丸紅を志望する理由は、多様な事業を通じて社会課題解決に貢献したいからです。

学生時代のフィリピンでのボランティア活動で、教育格差という社会課題に直面しました。この経験から、より大きなスケールで社会に貢献したいという思いを抱くようになりました。

丸紅の事業は、エネルギーから食料、インフラまで人々の生活に不可欠な分野を網羅しており、特に再生可能エネルギー事業や新興国でのインフラ開発に魅力を感じています。単なる仲介業務ではなく、持続可能な社会の実現に向けて、新たな価値を創造する姿勢に共感しました。

また、海外留学で培った語学力と異文化理解力を活かし、グローバルな環境で成長したいと考えています。商社の最前線で、様々なステークホルダーとの協働を通じて、世界規模の課題解決に挑戦したいです。

丸紅の「正・新・和」の企業理念のもと、誠実さと革新性を持って、持続可能な未来社会の構築に貢献したいと考えています。

丸紅の本選考の選考フロー

ES・WEBテスト

エントリーシートの提出と玉手箱形式のWEBテストが実施されました。ESは文字数が多めで準備に時間を要しました。WEBテストは標準的な難易度でしたが、時間配分が重要でした。

1次面接

面接ではESの深掘りと志望動機の確認が中心で、時間は30分ほどでした。商社への適性を見られている印象で、面接官は人事部の方と現場社員の方の2名体制でした。

2次面接

事業部門の管理職の方と営業部の社員の方との個人面接が行われました。ビジネス感覚を問われる質問が多く、より実務に近い内容でした。新興国でのビジネス機会や課題について具体的に聞かれ、インターンシップでの経験が活かされました。面接時間も45分と長く、じっくりと話を聞いていただけました。

最終面接

執行役員レベルの方3人との面接でした。これまでとは異なる雰囲気で、丸紅への本気度や将来のビジョンを問われる質問が中心でした。商社業界の将来性や丸紅の強み・課題についても深く聞かれ、企業研究の重要性を実感しました。面接時間は60分と最も長く、じっくりとした対話形式でした。

丸紅の本選考ES

設問①

あなたが何かに熱意を持って取り組む際、その背景にある原動力について、理由と合わせて教えてください。
(200文字以下)

この設問では「社会課題を解決したい」という価値観を原動力として挙げました。環境経済学ゼミでの学びや留学先での環境保護活動を通じて、地球規模の課題に対して自分なりに貢献したいと思うようになった背景を説明しました。単なる理想論ではなく、実際のゼミ活動や留学経験で得た気づきを具体的なエピソードで示すことを意識しました。

設問②

その原動力をもって、学生時代に最も力を入れたことについて教えてください。(200文字以下)

設問1との一貫性を保ちながら、留学先での環境保護団体での活動について記載しました。言語や文化の壁を乗り越えて現地学生と協働し、気候変動啓発イベントを成功させた経験を具体的に説明しました。200文字という制限の中で、課題・取り組み・成果・学びを簡潔にまとめ、環境問題への関心と国際協働の経験をアピールしました。

設問③

周囲を巻き込み、何かやり遂げた経験について具体的に教えてください。(400文字以下)

この設問では留学先での環境保護イベントの企画・運営経験を詳しく記述しました。多国籍のメンバーをまとめる難しさや、文化的背景の違いによる意見の対立をどう調整したかを具体的に説明しました。周囲を巻き込むためのコミュニケーション手法として、個別の面談や役割分担の工夫、定期的な進捗共有などを挙げ、最終的に500名を動員するイベント成功までの過程を示しました。

設問④

数ある業界・企業の中で、なぜ「総合商社」そして「丸紅」で働きたいと考えているのか教えてください。
(200文字以下)

総合商社の中でもなぜ丸紅なのかという差別化を明確にしました。環境経済学の学びから、経済発展と環境保護の両立の重要性を理解し、丸紅の再生可能エネルギーや環境インフラ事業への注力姿勢を具体的に挙げました。他商社との比較ではなく、自分の学問的背景と丸紅の事業戦略の合致点を示し、将来のビジョンまで含めて志望理由を構築しました。

丸紅の本選考1次面接

聞かれた内容

1次面接では、ESで記載した内容をより具体的に説明することを心がけました。自己紹介から始まり、志望動機の深掘り、学生時代の経験について詳細な質問が続きました。特に丸紅の事業に対する理解度を確認する質問では、事前に調べていた知識を活かして具体的な事業名を挙げながら答えました。

海外経験については、単なる体験談ではなく、そこで何を学び、どう成長したかを重点的に聞かれました。困難を乗り越えた経験の詳細では、STAR法を使って構造的に説明することを意識しました。他社の選考状況やチームワークを発揮した経験についても聞かれ、面接官の質問に対しては結論を先に述べてから詳細を説明する構成を心がけました。

逆質問

1次面接の逆質問では、若手社員の成長環境について質問しました。「入社1年目から任される業務の範囲と責任の大きさはどの程度でしょうか」と聞いたところ、現場の社員の方から実体験を交えた詳しい回答をいただけました。また、「新興国でのビジネス展開において、若手が活躍できる機会はありますか」という質問もしました。これらの質問を通じて、自分の関心分野への具体的な興味を示すことができたと思います。

丸紅の本選考2次面接

聞かれた内容

2次面接では、より深い思考力と人間性を見られていると感じました。改めての志望動機、リーダーシップを発揮した経験、将来のキャリアビジョンなど、1次面接よりも深い内容が中心でした。丸紅で働く上での不安や懸念について聞かれた際は、正直に答えつつも前向きな姿勢を示すことを意識しました。

商社の社会的意義について聞かれた際は、単なる中間業者としての機能だけでなく、社会課題解決の観点から答えるようにしました。国際情勢に対する見解や失敗から学んだことについても聞かれ、幅広い知識と経験が求められました。周囲の人からどのような人物だと言われるかという質問では、客観的な視点で自分を分析して答えました。将来のキャリアビジョンについては、短期的・中期的・長期的な視点で整理して回答し、面接官との対話を重視しながら進めました。

逆質問

2次面接の逆質問では、事業部門の方ということもあり、より具体的な業務内容について質問しました。「電力・インフラ事業において、今後最も注力されるエリアはどちらでしょうか」という質問に対して、詳しい事業戦略を教えていただけました。また、「若手が海外駐在を経験するまでの一般的なキャリアパス」についても質問し、将来への具体的なイメージを持つことができました。これらの質問を通じて、単なる興味ではなく、真剣に将来を考えていることを伝えられたと思います。

丸紅の本選考最終面接

聞かれた内容

最終面接では、入社への強い意欲と、丸紅で働くことに対する具体的なビジョンを伝えることを最も重視しました。丸紅への入社意欲の確認から始まり、学生時代に力を入れたこと、困難な状況での判断基準について詳しく聞かれました。社会に対して果たしたい役割や丸紅で実現したい夢については、より大きな視点から商社業界の未来や社会貢献について語ることを意識しました。

他の内定企業との比較について聞かれた際は、正直に答えつつも、丸紅が第一志望であることを明確に伝えました。入社後のキャリア形成や逆境に立ち向かう原動力についても深く掘り下げられ、最後に伝えたいことでは、これまでの面接を通して感じた丸紅への思いを率直に伝えました。また、面接終了後に10分ほど人事面談があり、改めて第一志望かどうかを確認されました。

逆質問

最終面接の逆質問では、役員の方ということもあり、会社全体の方向性について質問しました。「今後の丸紅の成長戦略において、最も重要な要素は何でしょうか」という質問に対して、非常に詳しい回答をいただけました。また、「若手に期待されることは何でしょうか」という質問もし、新しい発想力と実行力への期待を感じることができました。これらの質問を通じて、会社の将来に対する関心と、自分がその一員として貢献したいという気持ちを伝えることができたと思います。

丸紅内定までの流れ

面接結果の通知方法

丸紅の結果通知は非常にスピーディーでした。1次面接は3日後にマイページ上での合格通知と電話連絡をいただきました。2次面接は人事担当者から直接電話でご連絡いただきました。

最終面接は5日後に、人事部長から直接お電話をいただきました。「採用させていただきたい」という言葉とともに、「期待している」というメッセージもいただき、非常に嬉しかったです。その後、内定通知書と内定者向けの詳細な資料が郵送で送られてきました。

各選考の結果通知が迅速だったため、他社の選考スケジュールとの調整もしやすく、スムーズに就職活動を進めることができました。また、電話での通知の際には、面接官の方からの具体的なフィードバックもいただけたため、自分の強みを再確認することができました。

内定承諾はしたか?その理由は?

私は丸紅の内定を承諾しました。承諾した最大の理由は、

もともと第一志望だった丸紅から内定をいただけたこと

新興国でのビジネス展開や電力・インフラ分野への関心が、丸紅の事業戦略と完全に一致していました。

選考過程を通じて出会った社員の方々の人柄

皆さんが困難な状況でも前向きに取り組む姿勢や、多様性を受け入れる文化に魅力を感じました。若手のうちから責任のある仕事を任せてもらえる環境と、グローバルな舞台で活躍できる機会が豊富にあることも大きな決め手でした。

他の商社からも内定をいただきましたが、事業内容、社風、将来性を総合的に判断した結果、丸紅が最も自分に合っていると感じました。人事の方も「じっくり考えて決めてください」と言ってくださり、プレッシャーを感じることなく判断できました。

選考全体を通しての感想

丸紅の選考を通じて、改めて自分自身について深く考える良い機会になりました。なぜその会社で働きたいのか、将来どうなりたいのか、自分の強みは何なのか。これらの問いに向き合い続けることで、面接での回答にも一貫性と説得力が生まれたと思います。

選考期間中は不安もありましたが、自分なりに精一杯準備し、素直に自分をアピールすることを心がけました。特に、海外での実体験を具体的なエピソードとして活用できたことは大きなアドバンテージでした。また、丸紅の事業内容や社風を深く理解し、自分の価値観との合致点を明確に示せたことも良かったと思います。

面接官の方々は皆さん非常に話しやすく、リラックスした雰囲気の中で自分らしさを表現することができました。緊張はしましたが、事前の準備と一貫したストーリーがあったからこそ、最後まで自信を持って臨むことができたと感じています。

丸紅の本選考突破のコツ

丸紅の本選考を突破するためのコツ

丸紅の選考を突破するために最も重要なのは、一貫したストーリーの構築です。なぜ商社なのか、なぜ丸紅なのか、入社後何をしたいのか、将来どうなりたいのか。これらが一本の線でつながるストーリーを作り上げることが不可欠です。私の場合は、「新興国でのビジネス展開への関心」という軸を一貫してアピールし、実体験に基づいた説得力のあるストーリーを構築できました。

また、企業研究の深さも重要な要素です。丸紅の事業内容、強み、課題を深く理解し、自分の経験や志向との接点を明確に示すことが求められます。IR資料や有価証券報告書まで読み込んで、面接で具体的な質問に答えられるよう準備しておくことをお勧めします。

実体験の豊富さも大きなアドバンテージになります。海外経験、リーダーシップ経験、困難を乗り越えた経験など、具体的なエピソードを豊富に持っていることで、どの質問に対しても説得力のある回答ができます。学生のうちから積極的に様々な経験を積んでおくことが重要です。

自分自身の経験をストーリーとして友人や同級生に分かりやすく伝える練習が効果的

一つの軸を決めて、今までの経験を踏まえて軸に沿ったストーリーの構築をできるように練習しましょう。構築ができるようになったら、そのストーリーを聞く人が分かりやすいように伝え、説得力を持たせることを意識してください。

丸紅を受ける人へのアドバイス

丸紅を目指す方には、早期からの企業研究をお勧めします。丸紅の事業は非常に幅広いので、早めに自分の関心分野を見つけて深く研究することが重要です。ただの企業研究ではなく、業界動向や社会情勢との関連も含めて理解を深めてください。

また、グローバルな視点を持つことも重要です。商社は海外展開が前提のビジネスなので、語学力はもちろん、異文化理解や国際情勢への関心を示すことが求められます。可能であれば海外経験を積んでおくことをお勧めします。

コミュニケーション力も欠かせない要素です。商社の仕事は人との関わりが中心なので、面接でも実際の業務でも、相手の立場に立って考え、分かりやすく伝える力が重要です。グループディスカッションでは協調性とリーダーシップの両方を発揮することを意識してください。

最後に、丸紅らしさの理解も大切です。丸紅の場合は、「謙虚で協調性があり、粘り強く取り組む」という社風を理解し、それに合った人物像を示すことが重要です。面接では自信を持ちつつも謙虚さを忘れず、チームワークを重視する姿勢を示すことを心がけてください。

まとめ

丸紅の2026卒選考は、一貫したストーリーと深い企業研究、そして豊富な実体験が成功の鍵となりました。選考過程では、ESから最終面接まで「新興国でのビジネス展開への関心」という軸を一貫してアピールし、海外インターンシップやリーダーシップ経験という具体的なエピソードで裏付けることができました。

面接官の方々は皆さん非常に話しやすく、対話形式で進行していただけたため、リラックスして自分らしさを表現することができました。また、各選考の結果通知も迅速で、スムーズに就職活動を進めることができました。

丸紅を目指す皆さんには、自分の軸をしっかりと持って、実体験に基づいた一貫したストーリーを構築することをお勧めします。そして、企業研究を深く行い、丸紅への本気度を伝え続けることが重要です。準備を怠らず、最後まで諦めずに取り組んでいただければと思います。

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