「三井物産って倍率が高くて自分じゃ本選考突破は難しいかも……」
そうお悩みの就活生の方向けに、実際に三井物産の本選考を突破し、内定を獲得した26卒の方にインタビューをおこない、選考突破のコツや内定獲得のための対策方法を伝授していただきました!
これから三井物産を受ける方や、三井物産を志望している方必見の内容となっておりますので、本記事を見ながら三井物産本選考突破のための対策を進めてみてくださいね。

- 26卒
- MARCH
- 国際交流サークル
- カフェアルバイト
- 経済学ゼミ
三井物産で話していたガクチカ・志望動機
三井物産のガクチカ
私が学生時代に最も力を入れて取り組んだことは、大学の国際交流サークルで、企画責任者として留学生向けイベントの参加率を倍増させたことです。当初、イベント内容は日本人学生の視点で作られており、留学生の参加率は低迷していました。私はこの状況を打開するため、留学生一人ひとりにヒアリングを実施し、彼らが本当に求める異文化交流の形を徹底的に調査しました。その結果、食文化や母国の遊びを共有する体験型の企画を立案。準備段階では文化の違いから意見が衝突することもありましたが、私が中心となり「全員が主役」という当事者意識をチームで共有し、粘り強く対話を重ねました。結果、イベントは過去最高の参加率を記録し、多様な背景を持つ仲間と一つの目標を達成する喜びを学びました。この経験から得た「課題発見力」と「周囲を巻き込む力」は、貴社で働く上でも必ず活かせると確信しています。
三井物産の志望動機
「挑戦と創造」の精神の下、個の力を尊重し、社会に新たな価値を生み出し続ける貴社の姿勢に強く惹かれています。私は学生時代のサークル活動で、多様な価値観を持つ仲間と共にゼロから企画を創り上げることにやりがいを感じてきました。この経験から、将来はより大きなフィールドで、世界中の人々の生活を豊かにするスケールの大きな仕事に挑戦したいと考えるようになりました。数ある総合商社の中でも、OB訪問でお会いした社員の方々が口を揃えて語る「若手にも裁量権を与え、挑戦を後押しする文化」と「『お前はどうしたい?』と問い、個人の意志を尊重する風土」は、貴社ならではの魅力だと感じています。私も貴社の一員として「圧倒的当事者意識」を持ち、エネルギー分野などの社会基盤を支える事業に携わることで、世界中の人々の未来をより良いものへと変革していく一助となりたいです。
三井物産の本選考の選考フロー

ES・Webテスト
ESは自分史の提出を求められ、これまでの人生経験を時系列で整理する必要がありました。WebテストはGAB形式で、ここを通過しないと面接には進めません。多くの学生が応募するため、ボーダーは比較的高めだと感じました。入念な対策が必須です。
1次面接
若手社員の方が面接官で、個人または少人数グループで行われました。基本的な質問と深堀り、自分史(ES)に沿った内容などを主に聞かれました。一貫性と具体性を意識した回答を心がけました。
2次面接
中堅からベテランの社員の方が面接官で、ここが選考の山場だと感じました。自己PRやガクチカを深く掘り下げられ、自分の価値観や人間性を見極められているような雰囲気でした。「なぜ他の商社ではダメなのか」という質問も鋭く、説得力のある回答が求められました。
3days インターンシップ
2グループに2人メンターさんがついてくれて、少人数のグループワークをしました。常にメンターさんがついている状態なのでかなり緊張しましたが、気さくにお話ししてくれて誠実さを感じたのが印象的です。グループワークは新規事業立案型で、協調性をアピールしつつ、自分の個性も出せるように意識しました。
最終面接
役員クラスの方が面接官で、複数対一名の形式でした。雰囲気は厳かで、会話の節々から入社への熱意や覚悟を試されているのを感じました。キャリアビジョンや三井物産で成し遂げたいことを、自分の言葉で熱く語ることが重要です。
三井物産の本選考ES(自分史)
設問①
2,000文字で自分の歴史を綴った「自分史」を提出
自分史の作成にあたっては、単なる年表ではなく、それぞれの経験から何を学び、どのような価値観を形成してきたかを意識して記載しました。特に中学時代の部活動、高校での留学経験、大学でのサークル活動とアルバイト経験を中心に構成し、一貫して「課題解決への取り組み」と「主体的な行動」をテーマとして貫きました。
大学3年時のサークル活動でのイベント参加率向上プロジェクトについては特に詳しく記載しました。なぜそのプロジェクトに取り組もうと思ったのか、どのような困難があったのか、それをどう乗り越えたのか、そして何を学んだのかを具体的に説明しました。また、バイトでの売り上げ向上プロジェクトについても、自分で主体性を持って取り組んだ経験として強調しました。
自分史全体を通じて、「挑戦と創造」への関心がどのように育まれてきたかを示すストーリーを意識しました。高校時代の留学経験、大学での国際交流サークルへの参加、そして将来のキャリア志望まで、一貫した流れを作ることで、三井物産への志望動機に説得力を持たせました。
三井物産の本選考1次面接
聞かれた内容
1次面接は、基本的な質疑応答で構成されていました。自己紹介から始まり、人生で最も挑戦した経験やガクチカの深掘り、サークル活動で大変だったことなどを聞かれました。面接官の方は非常に穏やかで、対話を楽しむ雰囲気を作ってくださったのが印象的です。
逆質問
逆質問の時間では、「若手のうちから海外案件に関わるチャンスはどれくらいあるか」や「社員の方々が仕事で『挑戦した』と感じる瞬間はどのような時か」といった、自身のキャリアと企業の文化に関する質問をしました。これにより、入社意欲の高さと、企業研究をしっかり行っている姿勢を示すことを意識しました。
三井物産の本選考2次面接
聞かれた内容
2次面接は、自分史について順々に質問されました。エピソードに対して、具体的に自分はどう考えて何をしたか、1番つらかったことなど、かなり鋭い質問が続きました。
また、「なぜ総合商社なのか、その中でもなぜ三井物産なのか」という問いは、1次面接よりも格段に深く、鋭く突っ込まれました。
ここでは、OB訪問で聞いた社員の方の具体的なエピソードを交え、「人」と「挑戦できる風土」に惹かれたという点を、自分の言葉で熱意を持って語りました。結論を急ぐのではなく、自分の経験と想いをストーリーとして伝えることを心掛けました。
逆質問
ここでは、「入社後に活躍されている方に共通する資質は何か」という質問をしました。これにより、自身がその組織で成長していく姿を具体的にイメージしていることをアピールしました。また、「〇〇様(面接官)が三井物産で働き続ける理由は何ですか」と尋ね、面接官自身の想いを引き出すことで、より深いコミュニケーションを図ることを目指しました。
3daysインターンシップ
6人のチームで事業立案型のグループワークをしました。手順としては、事業説明→お題発表→議論→中間発表→ブラッシュアップ→最終発表→懇親会の手順で3日間進んでいきました。メンターの社員さんはすごく親身に相談に乗ってくれて、全体も活気あふれる雰囲気でした。かなり時間がないため、限られた時間の中でグループに貢献しつつ、自分をアピールすることが通過のカギだと感じました。
三井物産の本選考最終面接
聞かれた内容
最終面接は、役員の方2人が面接官で非常に厳かな雰囲気で進みました。
自分史についての質問から始まり、「本当にうちに来てくれる覚悟はある?」といった、本気度を確かめるような質問が次々と投げかけられました。
志望動機やキャリアビジョンについて改めて問われ、私はこれまで話してきたことの総まとめとして、「三井物産というフィールドでしか成し遂げられない夢がある」ということを、一貫性と熱意を込めて伝えました。論理的な正しさよりも、誠実さと人間性を見られている場だと感じました。
逆質問
最後の逆質問では、「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」と感謝を述べた上で、「もしご縁をいただけた際には、入社までにどのようなことを学んでおけば、より早く貴社に貢献できるでしょうか」と質問しました。最後まで入社への強い意志と前向きな姿勢を示すことを意識しました。
三井物産内定までの流れ
面接結果の通知方法
各面接の結果は、メールで連絡が来ました。大手企業としては非常にスピーディーで、不安な時間を長く過ごさずに済んだのはありがたかったです。
内定承諾はしたか?その理由は?
はい、内々定をいただいた後、すぐに承諾しました。
最大の決め手は、選考を通して感じた「人」の魅力と「挑戦を後押しする文化」です。
OB訪問や面接でお会いした社員の方々は、誰もが仕事に誇りを持ち、若手の意見にも真摯に耳を傾けてくださいました。ここでなら、自分らしく、そして「圧倒的当事者意識」を持ってスケールの大きな仕事に挑戦できると確信したからです。内定者向けの懇親会も手厚く、入社後の不安を解消してくれるフォロー体制も魅力に感じました。
選考全体を通しての感想
三井物産の選考は、終始「就活生一人ひとりの人間性」を深く知ろうとしてくれるプロセスだったと感じます。
単なる優秀さやロジカルシンキングだけでなく、その人が持つ価値観や情熱、そして「なぜ三井物産なのか」という純粋な想いが問われます。面接は決して圧迫的ではなく、むしろ対話を通じてこちらの魅力を引き出そうとしてくれる温かい雰囲気でした。
だからこそ、小手先のテクニックではなく、徹底した自己分析と企業研究に基づいた自分だけのストーリーを語ることが何よりも重要だと痛感しました。
三井物産の本選考突破のコツ

三井物産の本選考を突破するためのコツ
三井物産の本選考を突破する上で最も重要なのは、「なぜ三井物産でなければならないのか」を徹底的に突き詰めることです。
そのためには、OB/OG訪問が不可欠です。現場で働く社員の方の生の声を聞き、説明会だけでは得られないリアルな企業文化や仕事のやりがいを自分の中に落とし込みましょう。
その一次情報を基に、自分自身の経験や価値観と結びつけ、「自分だけの志望動機」を構築することが、他の就活生との最大の差別化に繋がります。
三井物産を受ける人へのアドバイス
これから選考に臨む皆さんには、「自分らしさを失わないでほしい」と伝えたいです。商社の面接というと、型にはまったエリート像を演じなければならないと思いがちですが、三井物産はむしろ逆でした。
面接官との対話を楽しみ、時には自分ならではのユニークな視点やストーリーを語ることが、かえって好印象に繋がります。誠実さを忘れずに、自信を持ってあなた自身の言葉で想いを伝えてください。そうすれば、きっと道は拓けるはずです。
まとめ
三井物産の内定獲得は決して簡単な道のりではありませんが、正しい方向性で努力を続ければ、必ずチャンスはあります。この記事で紹介した私の体験談が、皆さんの自己分析や企業研究の一助となり、選考突破に繋がることを心から願っています。頑張ってください!
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