一次面接は、就職活動の重要なステップです。この記事では、一次面接での頻出質問や効果的な対策、そして準備すべき項目について詳しく解説しています。
逆質問の例や避けるべき質問も紹介しているので、面接官に好印象を与えられること間違いなしです。
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一次面接対策はなにをすればいい?

(ABABAの学生ユーザー50人へ独自にアンケート調査)
一次面接の対策をしてよかったことは「明るい雰囲気」が27.6%と約3割を占める結果となりました。続いて「最低限のマナー」が20.1%で二位となり、面接の内容よりも、社会人としての立ち居振る舞いを心がけた人が多いと推測できます。
社会人としてのマナーを見直す
一次面接で好印象を残すためには、社会人としての以下のマナーは備えることが大切です。
・身だしなみを整える
・時間を守る(5分前行動)
・挨拶は明るく元気に行う
・受け答えの際はアイコンタクトをとる
・丁寧な言葉遣いをする
前述のマナーは社会人として最低限のマナーのため、面接を受ける前に習得します。また、一次面接に行く前には、必ず服装や髪型などの身だしなみチェックを行いましょう。ビジネスシーンの場だからこそ、社会人としてのマナーを守って面接に臨むように心掛けましょう。
明るい雰囲気を心がける
一次面接をなかなか通過できないという方は、面接時の表情や話し方、態度を改めて振り返ってみましょう。もし「面接官を不快にさせてしまう態度をとっていた」「ハキハキ話せず面接がうまく進まなかった」など後悔がある人は、次の面接を受ける前に、必ず対策をしてから臨むようにしてください。
自己分析をする
自己分析は、面接でスムーズな受け答えをするために欠かせません。一次面接では、自己紹介や自己PRは必ず聞かれます。自己紹介は面接で初めに受ける質問のため、第一印象に与える影響の大きい質問です。スムーズに答えられるように準備をしましょう。
自己分析は自分の思考や強み、弱みを客観的に判断します。面接だけでなく、就活全般の方向性を明確にするためにも役立ちます。自分の目標を明確にするためにも自己分析は事前に行いましょう。
企業分析をする
企業分析は、面接での自己PRや志望動機を固めるための基礎です。企業分析を行わずに面接に挑んでしまうと、志望動機や受け答えの軸が作れません。「他の企業でも同じことを言っているのではないか」と疑われるような上辺だけの回答にならないようにしましょう。
企業分析をすることで、企業への理解も深まり、自分が働いたときのイメージができます。企業側に志望の本気度が伝わるように、企業について下調べを十分に行いましょう。
質問対策をする
面接では、質問の受け答えがしっかりとできているかが重要です。質問の受け答えがスムーズにできないと、コミュニケーション能力が低いとみなされます。面接は時間が限られているため、時間内に端的に受け答えができるように対策をしましょう。
面接時に想定される質問に対する受け答えを事前に練習することで、本番も緊張せずに挑めます。企業によって、質問内容や面接時間が異なるため、志望企業に応じた準備が大切です。
面接練習をする
面接は数をこなすほど上達します。志望企業の面接の前に模擬面接をすることもおすすめです。なるべく面接と同じ状況を作り、フィードバックをもらえる模擬面接がおすすめです。大学の就職課やOB・OGの先輩などに相談しましょう。
「面接は練習と同じことを聞かれるわけではないから意味ないのでは?」と考える学生もいます。
模擬面接と本番で全く同じ質問がでるとは限らないものの「自分の気持ちを言葉にする」「質問の意図を理解して的確に答える」ことはすべての面接に共通することです。伝え方や答え方のコツを知っておくことで、本番の面接時に応用ができます。
一次面接の特徴
不合格者を見極めるために行われる

一次面接は、選考フェーズのなかでもとくに対象人数が多い段階です。そのため、多くの応募者のなかから不合格者を見極めなければいけません。採用ポジションや募集要項によっては、通過できる人数が限定されている場合もあります。
若手社員が面接担当になる

一次面接を担当する社員は、一般的に若年層であることが多いです。二次面接や最終面接が別途ある場合、一次面接は即採用に直結するフェーズではないので、人事になりたての社員が練習として面接担当に選ばれることもあります。
裏をかえせば、応募者と年齢の近い方が面接官であることが多いので、肩の力を抜いてしっかり面接に臨みましょう。
最低限のビジネスマナーを見られる

服装のTPOをはじめスーツにシワがないか、髪型や話し方、挨拶など、社会人としてのマナーを守る必要があります。
どんなに優秀な人材だとしても、マナーが悪いだけで評価が下がり次の選考に進めないケースも少なくありません。誰でも配慮できるポイントだからこそ、疎かにせず最低限のマナーは守るようにしましょう。
志望度の高さを見極められる

一次面接の場で、面接官が一番評価対象にしているのが志望度の高さです。エントリーシートで伝わっていた志望度や熱意が、面接でよりしっかりと伝わると、好印象を得られます。
エントリーシートと一次面接で話している内容が異なると、面接官から不信感を覚えられるおそれもあるので注意しましょう。
集団面接もある
採用の初期段階は応募者が多いため、一次面接で集団面接を行う場合があります。面接形式は企業ごとに違いますが、一般的には1グループあたり就活生3名〜6名ほどで実施します。
集団面接は個人面接より持ち時間が少ないため、面接官へよい印象を残せるようにアピールすることが大切です。集団面接でよく聞かれる質問などを事前に理解し、面接へ臨みましょう。
一次面接で聞かれる頻出質問
「志望動機を教えてください」

志望動機を聞かれたら、企業への熱意をしっかり伝えることが大切です。競合他社では叶わない「ここの企業だからこそ」と伝えられる志望動機を話しましょう。
企業の特徴や一般論をただまとめて話すだけでは効果がないので、自分の経験から培った価値観を踏まえて伝えるようにしてください。
「自己PRをしてください」
自己PRは一次面接で必ず質問される項目です。自己PRでは、あなたがアピールしたいことを1つに絞りアピールすることをおすすめします。
また、企業によっては回答時間を指定される場合があります。指定時間にぴったり終わらせる必要はありませんが、指定された時間より短いまたは長いとあなたの評価が低くなる可能性があるため、練習を事前に行いましょう。
「学生時代に力を入れたことを教えてください」

一次面接でよく聞かれる「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」は、スムーズに答えられるように事前準備が必須になります。面接の場で言葉に詰まってしまうと、悪印象を与えてしまうかもしれません。学生時代の経験から見出せる自分の資質を的確に伝えることが大切です。
「あなたの長所と短所を教えてください」

面接官は応募者の長所と短所を質問することで、人となりや困難の乗り越え方を見ています。これから一緒に仕事することを考えると、苦手なことや嫌なことがあるとすぐに逃げ出す人よりも、解決するために行動できる人を採用したいもの。どんな内容でも長所や短所にすればいい、というものではないので注意してください。
「企業への質問はありますか?」

一次面接だけでなく、どの選考フェーズでも最後に聞かれる「逆質問」。志望動機や自己PRよりも気負いしないでいい項目だと思う方もいると思います。しかし、逆質問もしっかり考えて前向きな姿勢を見せることで、好印象を与えられる大事な機会です。
事業の方向性や面接官から見る社内の雰囲気など、ホームページや企業説明会では知り得ない情報を手に入れるためにも、事前に考えるようにしてください。
一次面接で使える逆質問
一次面接でも、逆質問を聞かれるケースは多くあります。逆質問は自由度が高く、あなたの入社意欲をアピールできるチャンスです。「とくにありません」と返答することはなるべく避け、逆質問を積極的に行うようにしましょう。
「逆質問」がたくさんある人は、メモなどに5つほど書きだします。以下に逆質問の例を紹介します。
- 入社までに勉強しておくことを教えてください
- 御社の雰囲気はどのような感じですか?
- 御社独自の新人研修があれば教えてください
- 新入社員当時に大変だと感じたことは何ですか?
- 御社で活躍している人の共通点を教えてください など
「逆質問」では、あなたが企業に対して感じている不安や疑問などを解消できます。
入社後にギャップを感じないためにも、「逆質問」で調べても分からない点などを質問しましょう。
一次面接でのNG逆質問
逆質問を聞かれた際、気をつけたいポイントや避けたい内容があります。「NG逆質問」は、以下の通りです。
- とくにありません
→入社意欲がないと思われる - 調べたら分かる質問
→企業研究をしていないと思われる - 賃金や福利厚生ばかりの質問
→仕事内容より待遇重視と思われる - ネガティブな質問
→印象に残りづらくよい印象を残せない - クローズドクエッション
→「はい」「いいえ」の回答となり話が広がらず熱意も伝わりづらい
企業研究を重ねると、「逆質問」の内容がはっきりするでしょう。企業のこと以外に、あなた自身が企業に対してクリアにしたいことを書きだすことも1つの方法です。意味のない「逆質問」は面接官に悪い印象を与えるため、「NG逆質問」にあてはまらないよう意識しましょう。
一次面接で落ちる人の特徴
一次面接に落ちる人には以下の共通した特徴があります。
・第一印象が良くない
・コミュニケーション能力が低い
・企業の理解が不十分
・自己PRやガクチカ・志望動機が浅い
ここからは各特徴について詳しく解説します。
第一印象が良くない
第一印象が悪いと面接の合否に大きく影響するでしょう。そのため、一次面接に落ちてしまった人は、身だしなみや面接時の態度などを見直しましょう。また、遅刻も厳禁です。5分前行動を心がけ、時間に余裕をもって面接に挑みましょう。
清潔感&マナーチェック
- 髪の毛は整っているか
- スーツや靴の汚れやシワの有無
- 派手なメイクや無精ひげ
- 背筋は伸びているか
- 明るい挨拶
- 時間厳守(5分前行動)
コミュニケーション能力が低い
社会人はさまざまな人と一緒に働くため、コミュニケーション能力が必要不可欠です。コミュニケーション能力が低いと、面接で落ちる確率が高まるでしょう。そのため、上手に話せなくても、質問の意図を理解し、真摯に答える姿勢が重要です。
コミュニケーション能力チェック
- 会話のキャッチボールがとれる
- 質問の意図を理解
- 自分の意見を端的に伝えられる
- はっきりとした声で答えらる
- 逆質問ができる
企業の理解が不十分
企業リサーチや企業分析などが不十分だと、面接官にあなたの熱意が伝わらず志望度が低いと判断される可能性があります。また、逆質問された場合に「特にありません」や「企業理念は何ですか」などと回答すると、「何も準備してこなかった」などとマイナスな印象を与えるでしょう。
そのため、「逆質問」があればチャンスと思える程度に、企業の理解を深めることが大切です。
企業の理解度チェック
- 公式ページはチェックしたか
- 事業内容の把握
- 企業理念は知っているか
- 企業の魅力を伝えられる
- 逆質問の準備
自己PRやガクチカ・志望動機が浅い
どの会社でもあてはまる自己PRや、志望動機では、あなたの熱意が企業に伝わりません。反対に「自社でなくてもよい」など、面接官にマイナスな印象を与える可能性があるでしょう。
そのため、自己PRや志望動機では志望企業が求める人材に合わせた自分のアピールが大切です。自己PRや志望動機は面接で必ず聞かれるため、事前に準備し対策しましょう。
自己PR・ガクチカ・志望動機チェック
- 自己分析を行い自分の強みと弱みを理解できる
- 志望企業に合わせた自己PR
- ガクチカは要点をしぼって伝えらる
一次面接を通過するコツ
一次面接を通過するためには、以下3つのコツが必要です。
- 模擬面接
- 基本的なマナーの確認
- 答え方の練習
基本のポイントを確実に理解して一次面接を通過しましょう。
模擬面接する
面接に慣れるためには、模擬面接の練習を繰り返すことが重要です。家族や友人に協力してもらい、本番さながらの雰囲気で練習しましょう。
頭の中でシミュレーションを行って練習することも可能ですが、本番で緊張して思うように言葉がでない可能性があります。そのため、模擬練習は可能な限り面接官役を立てて練習しましょう。模擬面接を実施することで、場の雰囲気に慣れて、面接本番で緊張しにくくなるでしょう。
基本的なマナーを確認する
企業は一次面接で学生に基本的なマナーが備わっているかを確認します。
基本的なマナーについて以下にまとめていますので、参考にしてください。
- 身だしなみ
- 言葉遣い
- 敬語を適切に使えるか
- 挨拶などの所作 など
基本的なマナーは、目上の人との会話や授業を受ける姿勢など、日常生活でも身に着けることができます。普段より習慣づくと本番で緊張せず、自然に行えるでしょう。
答え方を練習する
質問に対して分かりやすく回答する練習も重要です。どのような質問にも、以下の順序で回答するとスムーズに伝わるでしょう。
- 結論
- 理由
- 具体例
- 結論
質問の回答は結論から話しましょう。結論を先に話すことで、回答の主旨を的確に伝えられます。伝わりやすい回答はコミュニケーション力の評価にもつながるため、日頃から家族や友人と話す際も結論ファーストを意識した会話にしましょう。
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また、一時面接の対策はできたが、本番で通用するか不安な学生も、AI面接で練習するとよいでしょう。
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一次面接対策として知っていた方がいい頻出質問や準備項目を紹介しました。面接では身だしなみやビジネスマナーなどの社会人としての基礎が成っているかを見極められます。そのため第一印象をしっかり整えることが大切です。質問されたことに素直に答えられるコミュニケーション能力も求められるので、本記事を参考にして、一次面接対策をおこないましょう。