「就活が始まるのはいつから?」といった疑問を抱えている方に向けて、25卒の就活がスタートするタイミングや具体的な準備と対策を紹介します。就活をいつから始めるかは志望する企業によっても差が出るので、逆算して遅れを取らないように準備しましょう。
「就活の軸」を決めておくメリット
就活の軸とは「就職をする上でもっとも重視する譲れない条件」のことを指します。まずは、就活の軸を決めておくメリットについて紹介します。
・就活のモチベーションを保てる
・悩んだときの“道しるべ”になる
就活のモチベーションを保てる
就活の軸を設定しておくことで、自分がどんな仕事をしたいのか、どのようなキャリアステップを踏みたいのかなど、具体的な条件が明確になります。就職後の自分をイメージしやすくなり、就活のモチベーションを保てるようになるのが大きなメリットです。
悩んだときの“道しるべ”になる
就活では、決められた期間でさまざまな選択をしなければならないため、時には悩んだり迷ったりしてしまうこともあるでしょう。しかし、就職の軸で就職先に求める条件を明確にしておくことで、目指すべき業界や志望職種、選択の優先順位などを決めやすくなります。
ES・面接で「就活の軸」を聞かれた場合の答え方
就活の軸を決めることで就活が進めやすくなりますが、ESや面接の企業選考においても就活の軸に関する事項は質問されやすいポイントです。
ここでは、ESや面接で就活の軸を聞かれたときの答え方について紹介していきます。就活の軸について聞かれたときは、以下のポイントに注意してみてください。
・できるだけ簡潔にまとめる
・企業の社風とマッチした回答を選ぶ
・具体性のある内容で答える
・論理的な伝え方を心がける
できるだけ簡潔にまとめる
就活の軸に答えるときは、できるだけ簡潔にまとめるようにしましょう。特にESでは、文字数に制限が設けられているため、最低限の必要な情報に絞って記載する必要があります。
「人々を笑顔にする仕事につきたい」といったように、就活の軸は一文程度でまとめるようにして、ESの文字数や面接の時間などに応じて適切に補足しながら回答しましょう。
企業の社風とマッチした回答を選ぶ
企業の社風とマッチした回答を選ぶのもポイントです。例えば、軌道に乗り始めたばかりのスタートアップ企業を志望するにも関わらず、「プライベートを重視した安定職に就きたい」と回答すれば面接官に違和感を与えてしまいます。
就活の軸そのものを曲げる必要はありませんが、この例のようなパターンでは、そもそも志望企業を変えた方がよいかもしれません。複数の就活の軸を用意している場合は、志望企業の特徴や社風と一致するものを選んで回答しましょう。
具体性のある内容で答える
就活の軸を簡潔に述べた後には、具体的な内容を補足することで、その軸を選んだ背景や理由を伝えるようにしましょう。
自分が経験した具体的なエピソードや考え方、価値観、感情などを交えて答えることで、回答にオリジナリティが出て説得力が増すはずです。
自分からしてみると特別な体験や珍しいエピソードでなかったとしても、面接官としては志望者の人となりや価値観のイメージにつながり、印象に残りやすくなります。
論理的な伝え方を心がける
社会人になると、論理的でわかりやすい伝え方が求められるようになります。就活の軸を聞かれた際にも、「就活の軸は〇〇です」といったように結論からわかりやすく伝えることを意識してみてください。
なぜその就活の軸にしたのか、どういった考えを持っているのかといった具体的な補足は結論のあとに話すように心がけましょう。
【業種別】「就活の軸」の答え方の例文
ここからは、「就活の軸」の答え方の例文を紹介します。実際にどのような回答をしてよいかわからないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 公務員
2. メーカー
3. 商社
4. 金融
5. 不動産
6. IT
1. 公務員
「スケールの大きい仕事に挑戦してみたい」という気持ちを大切に就職活動に臨んでいます。公務員の仕事では、幅広い業界の人たちと関わりながら、若くして責任のある仕事に携われるところが魅力であると考えています。
2. メーカー
私の就活の軸は「日本の技術を世界に届けること」です。貴社では、革新的な製品と技術で市場における高い評価を受けており、そのような環境で働くことができれば、自分の夢を実現できると確信しています。また、貴社は積極的に国際事業も展開しており、自分の目指すキャリアビジョンとも合致していると感じます。
3. 商社
就職活動の軸は「グローバルな働き方をすること」です。貴社の幅広い業務とグローバルなネットワークで、多彩な事業展開に貢献したいと考えています。貴社が注力しているアジアへの事業展開では、自分自身の留学経験を活かし、異文化間のコミュニケーションや柔軟な思考を役立てられるのではないかと思いました。
4. 金融
私の就職活動の軸は「人々に寄り添って生活をサポートする仕事につくこと」です。もともと人と話をするのが好きで、大学ではボランティアの活動にも参加していました。金融業界であれば、自分の強みや関心を活かせるのではないかと思い志望いたします。「お客さまの生活に寄り添い、守る。」という、御社の理念にも強く共感しています。
5. 不動産
「人によろこんでもらえるような仕事につくこと」を就活の軸にしています。貴社であれば、「〇〇ハウス」の事業をメインに、人々の人生の転機となり得る住宅購入をサポートできると考えました。
6. IT
就職活動の軸は「将来性のある職業に就くこと」です。貴社のインターンに参加させていただく中で、IT分野は社会貢献ができて、かつ未来のある業界であると強く実感しました。貴社の人材育成制度は手に職を付けたいという自分の考えに一致しているだけでなく、実際に指導いただいた先輩方の中にはキャリアモデルにしたいと思う方々もたくさんいます。貴社の一員としてITスキルを学びながら、一刻も早くエンジニアとして世の中に貢献したいです。
「3つの就活の軸」とは?
就職活動を進める中で、「3つの就活の軸」という言葉を聞いたことのある方もいるかもしれません。就活の軸の数は必ずしも1つに絞る必要はなく、人によって数もさまざまです。しかし、就活の軸を考える上で「興味や関心ごと」「活躍できる環境」「やりがい・価値観」といった3つの面に分けて考える方法があります。
また、実際に企業から「3つの軸を教えてください」といった質問を受けることもあります。こういったケースに備えて、就活の軸は3つ程度考えておけるとよいでしょう。
3つの就活の軸の例
・興味や関心ごと…日本の文化を世界に届けたい
・活躍できる環境…グローバルな環境で留学経験を活かしたい
・やりがい・価値観…顧客を笑顔にしたい
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「就活の軸」の答え方を押さえて面接に臨もう!
就活の軸の答え方に悩んでいる方に向けて、回答のポイントや具体的な例文を紹介しました。ESや面接で就活の軸について深掘りされる機会は多いため、しっかりと対策しておきましょう。就活の軸を決めることで就活のモチベーションにつながるほか、選択や判断に悩んだときの道しるべにもなるので、ぜひ早めに対策してみてください。