大学4年生で留年しそうな場合、就職活動やその後の将来について不安に感じてしまうものです。本記事では、留年した場合の就職活動のポイントを徹底解説!入社時期や内定を得るための心構えも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
留年した場合の就職活動
まずは留年が確定した場合の就職活動について、内定がある場合とない場合に分けて基本のポイントを紹介します。
内定がある場合
内定がある場合、留年が確定するかどうかを早急に確認しなければなりません。早い段階であれば卒業できる可能性もあるので、すぐに行動しましょう。
救済措置がないか学校に確かめよう
「留年かも?」と思ったら、まずは大学に連絡して現状を把握します。落ち着いて単位や成績について確認し、救済措置がないかを確かめましょう。
成績が確定する前であれば、評価を決める教授と直接話してみるのも1つです。また、TOEICなどの資格を単位として換算してもらえる場合もあるため、本当に卒業するチャンスがないのか確認してみてください。
内定先へ自分の気持ちを伝えよう
留年が確定してしまった場合、内定先との調整をしなければなりません。「留年=内定取消し」とは限らないため、迷惑をかけることを謝罪した上で自分の気持ちを伝えましょう。
企業側の対応としては、以下のようなものが考えられます。
・内定を取り消さずに卒業まで待ってくれる
・大学を中退して入社することを認めてくれる
・アルバイトやインターンなど卒業まで働かせてくれる
・内定は取り消しだが、翌年の選考で優遇措置を設けてくれる
・完全な内定取消しとなる
内定がない場合
内定がない場合も、本当に留年になるのかどうかは必ず確認してください。ただし時期によっては既卒として就活を続けるよりも、新卒で就活を続けるために「就活留年」を選択した方が有利な場合もあります。
就職浪人と就活留年の違いについては以下の記事も参考にしてみてください。
退学はNG!まずは必ず卒業しよう
内定がない場合、焦って退学することはNGです!留年して卒業するのと中退とでは最終学歴が変わり、就活の応募区分も不利になってしまいます。
留年してしまうことは珍しいことではないため、自分だけと思わず卒業に向けて前向きに取り組みましょう!
1つ下の学年と同じタイミングで就職を続けよう
内定がある場合は企業との調整が必要ですが、内定がない場合はその年の就活を続けてもあまり意味がありません。基本的には、1つ下の学年と同じタイミングでいわゆる「就活留年」と同じ状態で就活を続けることになります。
留年しても内定は得られる
留年してしまうと落ち込みますが、留年した場合でも内定はもらえます。留年と不採用は直結しないため、必要以上に不安を感じたり、ネガティブになったりする必要はありません。
企業の多くはやる気のある人材や伸び代のある人物を求めているので、積極的に就活を進めれば留年は関係なく内定をもらえます。
留年したら入社時期はどうなる?
留年した場合、入社時期がどうなるか気になる就活生も多いでしょう。留年した場合、一般的な卒業月は9月または4月となります。
・留年して9月卒業の場合
・留年して4月卒業の場合
それぞれのケースにおける入社時期について解説していきます。
留年して9月卒業の場合
留年して9月卒業の場合、主な入社時期は以下の通り。
・翌月の10月入社
・卒業して半年後の4月入社
すでに内定をもらっている場合は翌年の10月入社の可能性もありますが、一般的には翌年の新入社員と足並みを揃えた4月入社となる場合が多いです。
留年して3月卒業の場合
留年して3月卒業の場合、入社時期は翌月の4月からとなります。1つ下の学年と同じタイミングでの入社となるため、内定者の集まりや研修にも遅れを取ることなく参加できるでしょう。
留年生が内定を得るための心構え
ここからは、留年生が内定を得るための心構えを紹介します。
・面接では嘘をつかない
・ネガティブな印象にならないよう気を付ける
・留年の克服について具体的に伝える
それぞれについて、1つずつ解説していきます。
面接では嘘をつかない
先に触れた通り、「内定=不合格」ではありません。面接で避けるべきなのは、自分をよく見せようとして嘘をついたり、取り繕ったりすることです。
留学となった理由や学歴、卒業時期については嘘を付かず、真摯な受け答えを心がけましょう。
ネガティブな印象にならないよう気を付ける
現役で卒業できることが一番ですが、留年したことをネガティブに捉えすぎる必要はありません。失敗を振り返って次につなげることは大切ですが、留年したことをいつまでも引きずっていては「自信がなさそう」「暗い印象がある」と受け取られてしまいます。
留年しても前向きに就活していることをアピールして、明るく誠実な印象をもってもらいましょう!面接ではネガティブな言葉を使わないようにして、ポジティブ変換することもポイントです。
【ポジティブ変換の例】
・計画性がない→柔軟に行動できる
・面倒臭がり→割り切りが早い、合理的、効率的
・視野が狭い→集中力がある
留年の克服について具体的に伝える
留年して選考を受けると、高い割合で「留年した経緯」や「留年後のエピソード」などについて聞かれます。
留年したことは隠さず、アピールに変えるチャンスと捉えて克服の経験を伝えましょう。留年したからこその気付きや得られた経験を話せば、興味を持ってもらえるかもしれません。
そのためにも留年期間が無駄にならないよう、早めにスケジュールを立てて有益な過ごし方をすることがポイントです。
万が一留年してしまったら「ABABA」に登録してみよう!
一留年してしまった場合、その後の就活に不安を抱えるのも無理はありません。「自分に内定をくれる企業があるのだろうか」「就活留年は受け入れてもらえないのでは?」と悩んでしまう就活生もいるでしょう。
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留年・就職に関するよくある質問
Q. 留年したら就職は厳しい?
留年した経歴だけで不合格になる企業はさほど多くありません。留年の場合は新卒として就活を続けられるため、努力次第で内定を勝ち取ることは十分可能です。留年したからといって将来を悲観せず、前向きに就活に取り組みましょう!
Q. 留年すると就職は取り消しになる?
留年したからといって、すぐに内定が取り消しになるわけではありません。まずは本当に卒業できないのか大学に確認し、留年が確定した場合は企業と直接交渉してみましょう。企業によっては入社のタイミングをずらしてくれたり、中退での入社を認めてくれたりする場合もあります。
留年しても就職できる!しっかり事前準備して内定を獲得しよう
留年した場合の就職について解説しました。結論、留年した場合も就職することは十分可能です。ネガティブになりすぎず、就職に向けて前向きに取り組むことがポイント!また、内定が出ている場合は企業との調整が必要となります。自分の現状を説明して、内定先の指示に従いましょう。本記事を参考に、留年後の就活を納得できるものにしてみてください!