就職活動において、座右の銘を尋ねられることがあります。座右の銘は短いフレーズでその人となりを判定できるため、企業からすると確認したいポイントです。
今回の記事では、就職活動において座右の銘を求められる理由や、就職活動で使うと好印象になる座右の銘について紹介します。
また、就職活動で役立つAI面接サービス「REALME」についても紹介します。「REALME」はAI面接や内定判定を提供するサービスです。座右の銘を考える上で必要になる自分の強みや弱みの分析に役立てられます。就職活動を有利に進めるためにも、ぜひ活用してください。
座右の銘とは?
座右の銘とは、自分への励ましや戒めのために、心に留めておいておく言葉です。その人自身のオリジナルの言葉を用いることは少なく、多くの場合、四字熟語や偉人の言葉から引用されます。
座右の銘を聞くと、その人の行動指針や教養の度合いが感じ取れるため、就活の場において尋ねられることがあります。「あなたの座右の銘は何ですか」と聞かれてすぐ答えることは難しいため、事前に決めておくとよいでしょう。
企業が面接で座右の銘を聞く理由は?
面接において、時折座右の銘を尋ねられることがあります。
ここでは、企業が就活生に座右の銘を訪ねる理由について紹介します。なぜ聞かれるのかを知れば、どのような返答をした方がよいかが分かりやすくなるでしょう。
人柄や個性を知るため
座右の銘は、その人が人生で大切にしている言葉であり、その人の価値観を色濃く表すものです。その言葉がどのようなものから引用されているか、どのような性質を持っているかによって、相手の個性や人柄が把握できます。
面接では、短い時間で志望者の人となりを知らなくてはなりません。座右の銘を尋ねると、その人の本質部分を手短に把握できるといえるでしょう。
どのような言葉を提示するか、何から引用するかでアピールできる人柄や能力、個性は変わるため、題材選びから慎重にすることがおすすめです。
仕事への取り組み方を知るため
座右の銘からは、その人のこれまでの人生だけではなく、これから仕事に対してどのような姿勢で取り組むかについてもヒントを得られます。
座右の銘の意味や引用元は企業にとって、会社の価値観にどの程度適合できるかを判断する材料です。座右の銘を聞かれたときはそれが何かだけではなく、人との関わりを重視するか、努力を重ねる能力があるかなども判断されるといえます。
就職活動において座右の銘を求められたときは、その言葉の意味を説明した後に、自身の仕事への取り組み方や意気込みへとつなげられるものを選ぶとよいでしょう。
就活で使える座右の銘一覧
座右の銘を挙げるときは完全にオリジナルの言葉を使うことは少なく、何かから引用した方が効果的だといえます。ここからは、就職活動で座右の銘を聞かれたときに使える言葉や、引用の仕方などについて紹介します。
ことわざ
ことわざは、座右の銘としてよく用いられます。座右の銘が思いつかないときは自分が生きる上で重要視することを書き出し、その内容に沿うことわざを調べるとよいでしょう。
就職活動における座右の銘として挙げるときは、ある程度メジャーなことわざを選ぶ方が効果的です。マイナーすぎることわざや難しすぎることわざは、伝わりにくい可能性があります。
我慢強さ・継続力を伝えたいときの例は以下の通りです。
・継続は力なり
・石の上にも三年
・初心忘るべからず
・千里の道も一歩から
行動力を伝えたい場合は以下のことわざを使うとよいでしょう。
・天は自ら助くる者を助く
明るい性格を伝えたいケースでは、以下の3つがおすすめです。
・笑う門には福来たる
・思い立ったが吉日
・苦あれば楽あり
仕事をする上での心掛けを伝えられることわざは以下になります。
・石橋を叩いて渡る
・井の中の蛙大海を知らず
四字熟語
四字熟語もことわざと同様、座右の銘としてよく用いられます。漢字の組み合わせによって手短に自分の行動指針を伝えられるため、就職活動の座右の銘としては効果的だといえるでしょう。
ことわざと同様、座右の銘が思いつかないときは自分の価値観や行動指針について書き出し、その内容に沿う四字熟語を調べます。
座右の銘について印象を補強するエピソードもあると効果的です。ほぼ同じ意味でも異なる漢字を用いた四字熟語があるため、細かいニュアンスや沿えるエピソードとの親和性によって選びましょう。
粘り強さを伝えられるものを以下に示します。
・不撓不屈
・万里一空
・臥薪嘗胆
・堅忍質直
コミュニケーション能力を強調する四字熟語は以下の通りです。
・一期一会
・切磋琢磨
誠実さを伝えたいときは以下の四字熟語がおすすめです。
・一意専心
・真実一路
・質実剛健
偉人・有名人の言葉
歴史上の偉人や有名人の言葉を座右の銘にする人もいます。
偉人や有名人の名言を座右の銘にするときは、由来やそれにまつわるエピソードを調べ、それと自分の経験を重ねて紹介するとよいでしょう。趣味や専攻分野などに関わる人や、地元が同じ人の名言を引用すると説得力が増します。
代表的な例を以下に示します。
・偉大なことを成し遂げるには、まず夢見ることが必要だ。(ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ)
・世界とは鏡のようなもの。それを変えるにはあなたを変えるしかない(アレイスター・クロウリー)
・計画のない目標はただの願い事(サン・テグジュペリ)
・信念が人を動かす(マハトマ・ガンジー)
・まず「できる」っていう。方法はそれから(円谷英二)
・最後まで努力をするってのが、本当の生き甲斐ではないでしょうか(手塚治虫)
・劣等感が人をつくる(石ノ森章太郎)
フィクションの世界の言葉
物語に出てくる名言を座右の銘にする人もいます。座右の銘としてフィクションの台詞を挙げるときは、作品やシリーズの知名度が高いものから引用すると効果的です。
また、子供のころ好きだった作品の台詞から挙げて、その言葉を胸にどのような人生を送って来たかを補足として添えることもよいでしょう。
例としては以下の通りです。
・自分ひとりでデカくなった気でいるヤツは、デカくなる資格がない(クレヨンしんちゃん)
・諦めたらそこで試合終了だよ(スラムダンク)
・人にできて、きみだけにできないなんてことあるもんか(ドラえもん)
・迷ってる時間があるならまず動いてみる。それで失敗したって、何かは残る(ポケットモンスター)
・たとえ弱かったり何も知らなかったとしても、それは何もしないことの言い訳にならない(仮面ライダー電王)
・未来は、変えることができる。良いようにも、悪いようにも(ウルトラマンギンガ)
REALMEで自分の特性を知り座右の銘選びに活用!
座右の銘を決めたい人が自分自身について知りたいときは、AI面接サービス「REALME」の利用がおすすめです。「REALME」ではAIを用いた面接を通して、自分の強みを割り出せます。
自分の強み・弱みを定量化
「REALME」では、AIとの面接結果をもとに自分の強みと弱みを可視化できます。また、最終選考に進んだ人と自分の能力を見比べられます。
何が自分の強みなのか分からないという人が「REALME」を活用すれば、自分でも意識していない長所や短所が見えるでしょう。可視化された自分の性格に基づいて座右の銘を決めると、説得力が生まれます。
現時点の内定判定を確認
「REALME」では、AIとの面接結果から、現時点での内定確率を判定することが可能です。座右の銘をはじめとした自分の返答が志望企業が求める人材像に合っているかどうかを確認できるため、面接本番での受け答えについて再考できます。
内定確率が低ければ、座右の銘や自己PRのエピソードや伝え方を見直すとよいでしょう。
合格ライン就活生との差を可視化
「REALME」では、過去に志望企業の合格ラインに達した就活生の返答を見られます。そのため、今の自分に足りないものは何かを確認しつつ、受け答えの再考や改善が可能です。座右の銘についても、エピソードや伝え方などを踏まえて考え直せます。
合格ラインに達する返答と見比べて、より伝わりやすい座右の銘を目指しましょう。
座右の銘で採用担当者の心をつかもう!
座右の銘を決めておくと、短い言葉で自分の人生や価値観について説明できます。自己PRに組み込むと説得力が出るため、就職活動に挑むときは決めておきたいといえるでしょう。ことわざや四字熟語、偉人やフィクションの名言などを引用することがおすすめです。1人で考えても座右の銘が決まらないときは、「REALME」で自分の強みについて確認することをおすすめします。AI面接や内定判定を活かして自己分析をすれば、自分に合った座右の銘を決められるでしょう。