多くの就活生が、志望動機がうまく書けないという悩みを抱えています。
その原因には、自分の価値観や強みの不明確さ、企業理解の不足が挙げられます。
また、自己分析や企業研究の方法、志望動機を効果的に書くためのポイントが分からない場合もあるでしょう。
この記事では、志望動機が書けない理由や書き方のポイントについて解説します。
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志望動機が書けない理由
多くの就活生が志望動機を書けない理由には、自己分析の不足や、企業理解の欠如などが挙げられます。
これらの要因を解決するためには、自分自身の価値観や企業特性の明確化が重要です。
ここでは、志望動機が書けない理由について詳しく解説します。
自己分析が不足している
志望動機が書けない大きな理由として、自己分析が十分に行われていないことが挙げられます。
自分のことを正しく理解できていないと、仕事で何を成し遂げたいか、どのような環境で自分が力を発揮できるかをイメージしにくくなるでしょう。
その結果、志望動機を書く際に企業との接点が見つからず、魅力的な志望動機が作れない原因となり得ます。
自分の過去の経験や興味から、価値観や長所を再確認し、それを踏まえて「なぜその企業を志望するのか」を具体的に考えることが重要です。
企業の事業内容や特徴の理解不足
企業について十分に理解できていないことも、志望動機が書けない理由の1つです。
企業の事業内容や特徴を理解していない状態で志望動機を考えようとしても、入社したい理由が曖昧であれば、説得力に欠けるでしょう。
その企業で働くことによって何を実現したいかや、どのような点に共感するのかを明確にするためには、事業内容・企業理念・強みなどをしっかりと調べることが不可欠です。
企業研究を通じて、「この企業でなければならない理由」を考え、入社後にやりたいことや成し遂げたいことをイメージして、志望動機に具体性を持たせましょう。
企業に対しての志望度が高くない
周りの就活状況に影響されて焦りから応募した場合や、「どこでもよい」と考えてエントリーする場合も、志望動機が思いつかず書きづらくなるでしょう。
本気で入社したいと思っていない企業には、志望動機が薄くなり表面的な内容に終始する場合が多々あります。
志望動機を魅力的にするには、エントリーする企業に対して、興味や志望度を高めることがポイントです。
なぜその企業で働きたいのか、本当に実現したいことは何かを自分の内側で深めることで、志望動機も具体的で説得力のある内容になるでしょう。
自分と企業が合わないと感じている
「自分と企業の価値観が合っていない」と感じ、志望動機が浮かびにくい場合もあります。企業に対してポジティブな気持ちを持てなかったり、共感する点が見つからなかったりすると、前向きな志望動機は生まれないでしょう。
また、企業やその商品が、単に「昔から好きだから」という理由だけでは、内容に説得力が不足する場合もあります。
企業研究を進めても興味が持てない企業や、自分と合っていないと感じる企業には応募せず、違う企業に応募するほうが効率的に就活を進められることもあります。
企業が志望動機を聞く目的
企業は応募してくる人材が企業に合う感覚を持っているかを確かめるために、志望動機をたずねてきます。
ここでは、企業が志望動機を聞く目的を3つ紹介します。
志望動機の意味を理解し、分かりやすく伝わる志望動機を作りましょう。
志望度の高さを見るため
企業が志望動機を求める理由としては、応募してくる人材の、企業に対する志望度の高さを確かめるためがあります。
企業にとって魅力的な人材に内定を出しても、応募者側の志望度が低ければ、内定辞退される可能性もあるでしょう。
そのため、企業は志望動機から企業への理解度・熱意によって、どの程度会社に入りたいと思っているかを判断しています。
第一志望の企業への志望動機は、志望度の高さが伝わるように書くとよいでしょう。
応募者の人柄を知るため
志望動機そのものではなく、志望するに至った経過を見て、応募者の人柄を知ろうとしているケースもあります。
応募者の人柄は面接時にもある程度測れますが、文章での志望動機も重要な判断材料です。
能力や熱意が十分でも、考えや人柄が社風に合わない場合は、職場に適応できずに早期離職されるリスクがあります。
企業側は早期離職を防ぐために、応募者が企業に適応できるかどうかを志望動機によって判定します。
社風とマッチしているかを見るため
志望度や人柄だけではなく、価値観が社風と合うかどうかも、長く働くうえで重要視されます。
応募者の人格形成に関わる根本的な価値観については、面接の短い時間だけで判定するには限界があるでしょう。
価値観の判定として重宝されるのが、自己PRや志望動機などの文章です。
企業側は志望動機から応募者の価値観について把握し、社風や企業理念にマッチしているかを確認します。
志望動機を書く前に、志望企業の理念や社風について調べておくとよいでしょう。
企業が志望動機を深掘りする理由については、以下の記事を参照してください。
志望動機の上手な書き方とは
志望動機を書くときは、やみくもに志望の経緯から理由までを書いても伝わりにくい可能性があります。
ここでは、志望理由の書き方が分からないときにおすすめの文章構成を紹介します。
企業に熱意が伝わる志望動機文を心掛けましょう。
①志望する理由
志望理由を書くときは、志望の経緯から初めて最後に結論を書く、という書き方をする人もいます。
この場合、文章が長いと本題の志望理由にたどり着くまで時間がかかり、読みにくい志望動機になる可能性があります。
志望動機が何なのかを強調して文章を構成したいときは、志望動機の核となる結論を最初に書くことがおすすめです。
最初に結論を述べることでその先の文章を読むうえでも着地点が分かった状態で読みやすくなります。
②志望に至ったエピソード
最初に志望理由を書いたらそれで終えるのではなく、そのように考えるに至った経緯を説明しましょう。
志望理由は、特別ドラマチックで目を惹くものである必要はありません。
過去の自分の経験や培った価値観などと照らし合わせて、分かりやすく書くことを心掛けましょう。
また、自己PRで述べた自身の長所や価値観に通じる志望理由がある場合は、強調して書くと説得力が増します。
インパクトよりも説得力を意識した文章にすることがおすすめです。
③入社後のイメージ
志望理由とその経緯だけでは文字数が少ない、伝えたいことが伝えきれていないと感じる場合は、入社後のイメージを盛り込むことがおすすめです。
入社後、会社にどのように貢献できるかを書くことで、入社がゴールではなく先のことを見据えられていると評価される可能性があります。
入社後のイメージを書くときは、志望企業の社風や仕事内容などについて調べてから書くとよいでしょう。
調べずにイメージや自分の希望だけを先行させて書くと、的外れな文章になる可能性があります。
志望動機を見つける方法
就活中に志望動機が浮かばない場合は、その企業を選んだ理由を明確化することが第一歩になります。
ここでは、企業選びのポイントや、OB・OGの話を聞くことで見えてくる志望動機の見つけ方を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
選んだ理由を整理する
志望動機を明確にするためには、その企業を選んだ理由の整理が大切です。
企業の特徴や魅力を紙に書き出し、他の企業と比較してみると、なぜその企業で働きたいのかが明確になるでしょう。
たとえば、企業の事業内容・業界内での強み・企業理念や文化など、魅力に感じるポイントを具体的に列挙します。
そして、「なぜこの企業でなければならないのか」という視点で整理してみると、より説得力のある志望動機が見つけやすくなるでしょう。
この作業によって企業に対する理解が深まり、自分の考えが反映された志望動機に仕上げられます。
企業理念を志望動機にする場合については、以下の記事を参照してください。
志望動機に企業理念を組み込む際のポイントは?企業理念の定義を正しく理解しよう
OB・OGの話を聞く
志望動機を見つけるうえで、企業で働くOB・OGに話を聞くことは非常に有益です。
企業のホームページだけでは分からない職場の雰囲気や、仕事の内容、求められるスキルなど、経験をもとにした具体的な情報を得られます。
OB・OGとの交流を通じて、その企業で働くことによって得られることややりがいを知ることができ、自分がその企業でどのように貢献できるかのイメージも深まります。
このようにして得られた情報をもとに志望動機を作成することで、採用担当者にも自分の熱意が伝わりやすくなるでしょう。
会社の雰囲気を志望動機にする場合については、以下の記事を参照してください。
マイナス評価につながる志望動機
志望動機でのマイナス評価は、多くの就活生が避けたいポイントです。
熱意や意図を伝えることは大切ですが、場合によっては悪印象につながってしまうこともあり注意が必要です。
ここでは、マイナス評価につながる志望動機について詳しく解説します。
志望動機が漠然としている
志望動機が漠然としていると、面接官や企業にとって印象に残りにくく、他の企業にも当てはまる内容では説得力を欠いてしまいます。
たとえば、「御社の成長性に魅力を感じています」という一般的な表現は、他の企業でもいえることです。
志望動機を書く際には、具体的なエピソードや根拠を含め、その企業の特性と自分の経験や価値観などの関連付けが重要です。
志望動機が具体的であれば、面接官に強い印象を残しやすく、あなたの意欲や適性もより明確に伝わるでしょう。
待遇面にフォーカスし過ぎる
志望動機で待遇面や福利厚生に重きを置き過ぎると、採用担当者に「条件のよい企業があれば転職するのでは」と不安を抱かれる恐れがあります。
給料や休暇などの待遇も就職先選びにおいて重要ですが、志望動機においては業務内容や企業文化、自分が貢献できる点にフォーカスすることが重要です。
待遇面ばかりを強調せず、自分のスキルを活かしてその企業でどのように成長したいか、何を実現したいかを伝えることで、企業への本気度が伝わり信頼性のある志望動機になるでしょう。
志望動機のNG例については、以下の記事を参照してください。
【業種別】志望動機の例文
志望動機は文字数制限がある場合もあり、どのような構成で書けばよいのか分からない人もいるでしょう。
ここでは、200字程度で志望動機を求められたときの例文を職種ごとに紹介します。
分かりやすい文章構成の参考にしましょう。
営業職の例文
私は学生時代の経験を生かし、貴社で提案力を生かして仕事をしたいと考え、営業職を志望しました。
私は学生時代、学園祭でスポンサー集めの担当でした。企業のニーズと学園祭の目的を両立させる提案の過程で、交渉相手の要望を理解してメリットを示すことの重要性を学びました。
貴社は幅広い商材を扱っており、顧客の課題を解決する姿勢が感じられる点に強く惹かれました。
入社後はコミュニケーション力や提案力を生かし、売上とお客様満足度の向上に貢献したいと考えています。
事務職の例文
私は、学生時代に培った調整能力を生かして貴社に貢献したいと思い、事務職を希望しました。
私は大学時代にサークルの会計担当を任され、書類作成・スケジュール管理を担当し、正確に仕事をする能力や調整力を身につけました。
貴社は複数事業を展開しているため、部署間の連携が重要だと考えています。
貴社への入社後は正確性や調整能力を生かし、バックオフィスから企業全体を支えることによって、事業拡大や利益向上に貢献したいと考えています。
志望動機の締めくくり方については、以下の記事を参照してください。
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REALMEのAI面接には、志望企業への内定確率を示してくれるという特徴があります。
就活中は「自分の適性が企業に合っているか」や「志望動機が伝わるか」など、内定獲得への不安が尽きないでしょう。
REALMEは、その企業ごとの合否可能性を分析してくれます。
さらに、AIの分析結果から自身の適性を見直すことで、企業への理解を深め、説得力のある志望動機作成にもつながるでしょう。
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どのようなポイントが評価されやすいのかといった傾向を把握できるため、より的確に面接対策を行えます。
自分と内定獲得者の違いを把握することで、面接でのアピールポイントや、志望動機が書けない際のアイデアも得られるでしょう。
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自分の弱点や改善点を客観的に理解できる点が大きなメリットです。
志望動機が書けないという悩みを持っていたとしても、AIによって浮かび上がった自分の強みや適性をもとに新たな切り口を見出せるでしょう。
志望動機が書けない悩みに対処しよう
就活において「志望動機が書けない」という悩みはよくあるものですが、書けない理由や書き方のポイントを知ることで、企業に合った志望動機が作成できます。
適切な自己分析や企業研究で説得力のある志望動機を書き、内定を掴みましょう。
「REALME」のAI面接ツールを活用し、自己理解を深めたり、志望企業への理解を深めることで、自然と志望動機も浮かび上がってきます。
自己分析を通して自分の強みや価値観を再確認し、企業との関連性を明確にすることによって、自分ならではの志望動機が書けるでしょう。