就職活動の際、目指す業界によってはポートフォリオの提出を求められることがあります。特にエンジニアやクリエイターを志望するときは、提出を求められることが多いでしょう。
この記事では、就活におけるポートフォリオの使い方や使うメリットを紹介します。ポートフォリオを使って就活を有利にするためのコツも紹介しているので、エンジニアやクリエイターを志望する人はぜひ参考にしてください。
ポートフォリオに載せる自己紹介文を作るためには、客観的な自己分析が大切です。「REALME」ならAI面接による分析結果から客観的に自分と向き合えるため、活用してみてはいかがでしょうか。
ポートフォリオとは
ポートフォリオとは、主にエンジニアやデザイナーなどクリエイター系の職種で使用される、自身の作品や実績をアピールするためのものです。
ポートフォリオを作る際は、目的や用途を意識して作成する必要があります。就職活動の場においては、ポートフォリオは選考の判断材料として用いられるからです。技術職やクリエイター職の選考で提出するポートフォリオは、自分の能力や作品を採用担当者に分かりやすくアピールできるように作成することが重要です。
ポートフォリオに載せる情報
就活で使用するポートフォリオに載せる基本的な情報の例は以下の通りです。
- 目次
- 自己紹介
- 作品紹介
- ポートフォリオのURL
- 自分のSNS など
履歴書やエントリーシートに記載する内容と重複する情報もあるため、ポートフォリオならではの工夫を施して記載することが大切です。
自己紹介文に入れる名前や経歴などの基本情報は、採用担当者に興味を持ってもらえるよう配慮します。見やすい文字やレイアウトを意識することに加えて、作品の世界観に合わせたコンセプトで作成したり、提出先の企業イメージや業務内容に合わせて内容を変更したりすることが、よい印象につながります。
就活でポートフォリオを使うメリット
SNS発信や情報共有などのさまざまな場面で使われるポートフォリオですが、就活で使うことにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
最大のメリットは、自分のスキルを素早く具体的にアピールできる点です。まとめた実績や作品を実際に見てもらえるため、言葉だけの説明と比べて、どのような仕事ができるかを視覚的・直感的に理解してもらえます。ポートフォリオの活用で、自分の魅力や能力を面接の限られた時間内で最大限アピールでき、ほかの就活生と差別化が図りやすくなります。
ポートフォリオを就活で使う業界
就活でポートフォリオを使うことが多い職種は、以下に挙げるものです。
- Webデザイナー
- イラストレーター
- ITエンジニア
- プログラマー
- 映像クリエイター など
成果物が明確な形として残りやすい職種であるエンジニアやクリエイター系で使われることが多いといえます。たとえばデザイナーであれば、作品のみを載せるのではなく、設計の段階から作成のプロセスまで載せることが有効です。映像クリエイターは、作成した動画のURLやQRコードなどを載せるとよいでしょう。
ポートフォリオは、それぞれの業界に合わせた使い方を意識して作成することが重要です。
企業が就活でポートフォリオの提出を求める理由
就活生が自分に合った企業と出会いたいと考えるように、企業側も、自社にマッチした人材を獲得したいと考えています。ポートフォリオは、両者の希望を叶えるために最適なツールです。ここでは、企業がポートフォリオを通じて何を見るのか解説します。
就活生のスキルや作品を確認したい
ポートフォリオ最大の目的は、スキルや作品を確認することです。エントリーシートや面接の質疑応答だけでは、実際にどの程度のスキルや技術を有しているのかを採用担当者が判断することは難しいでしょう。一方で、制作物や制作過程を一目で見られるポートフォリオは、具体的なスキルや技術の所有を判定するために大きく貢献します。企業は、自社が求めるレベルを満たす人材であるかを正確に判断する手段として、ポートフォリオの提出を求めるのです。
自社の雰囲気と合うかどうかを把握したい
ポートフォリオや作品の雰囲気が自社と合っているかどうかも、採用担当者がチェックする重要なポイントです。どんなに高い技術を持っていても、作品や成果の出し方が自社の社風やイメージと合っていなければ、ミスマッチが起こります。高い技術力を自社で長く活かしてもらうために、センスや価値観が自社にマッチする人材であるかを、ポートフォリオで確認します。
就活生の人柄や性格を把握したい
ポートフォリオから、就活生の人柄や性格の把握が可能です。ポートフォリオの作り方によって、個性や仕事への取り組み方、コミュニケーションに対する考え方が、採用担当者に伝わります。就活生の人物像は、作品の傾向に加えて、自己紹介やPR文からも図れます。人柄や性格の把握は、自社で活躍できる人材であるかを判断する材料として、技術やスキルと同じように重要です。
紙とWebのポートフォリオの違い
ポートフォリオの提出形式は、紙とWebの2種類があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットについてまとめました。
メリット | デメリット | |
紙 | ・Web上では難しい細部の表現や迫力を伝えられる・インターネット環境がない場所でも閲覧できる | ・印刷の手間や紙、インク代がかかる・ファイルで持ち運ぶ手間がかかる |
Web | ・URLがあれば場所や時間を問わず提出できる・印刷の手間が省ける・簡単に情報を追加・更新できる | ・迫力が落ちる可能性がある・細部の表現が伝わりにくい・サーバー代やサイト更新の手間がかかる |
ポートフォリオを使った就活のコツ
ここでは、就活でポートフォリオを上手に活用するコツを紹介します。ポイントを押さえて活用することで、面接がよりスムーズで有利に進められるでしょう。
掲載する作品を厳選する
ポートフォリオに掲載する作品は、数よりも質を重視します。自分のこれまでの作品すべてを掲載するのではなく、特に自信があるものや得意分野のものを厳選して掲載しましょう。志望する業界や企業に合わせて精査し、見る人を意識した内容にすることが大切です。内容を詰め込みすぎず、洗練された印象深いポートフォリオを作成します。
履歴書では伝えきれないことも含める
履歴書では伝えきれなかった部分をアピールすることが大切です。ポートフォリオでは、作品やスキルのレベルに加えて、自分の情報も表現します。自分の強みや得意分野、希望企業に合うと考える特徴などをアピールすることで、企業が求める人材であると伝えられます。
定期的に更新する
ポートフォリオは、新しい作品や実績ができた際、情報を追加したり更新することが大切です。また、複数の企業に提出する予定があるときは、提出先の企業が求める形式や方法に合わせた調整が求められます。状況に応じて定期的に更新し、最新の情報を掲載することで、ポートフォリオを信頼性の高い有効なツールとして活用し続けられます。
著作権を確認する
Web上に作品を掲載する際は、著作権についての確認が重要です。クライアントから依頼されて作成した作品を使用するときは、依頼先から掲載の許可を得ることが不可欠です。オンライン上の掲載では、著作権に配慮するほか、Webページにベーシック認証やダイジェスト認証などのアクセス制限をかけ、情報漏洩防止や自身の著作権保守にも努めましょう。
「REALME」でポートフォリオの自己紹介を作ろう
就活に関する対策がひとつで完結できる「REALME」なら、ポートフォリオの自己紹介を作る際にも役立ちます。ここでは、おすすめの使い方を紹介します。
AI面接で自己分析ができる
「REALME」のAI面接を行うことで、客観的な自己分析が可能です。AI面接を受けた後に、自身の能力が定量化・可視化されます。また、AIによるフィードバックがもらえるため、それらをポートフォリオに反映させることがおすすめです。第三者からの視点で自分の強みや弱みを知り、それらを反映させたポートフォリオを作成することで、より高い効果を得られます。
合格ラインにいる就活生の回答が参考になる
「REALME」では、志望企業の合格ラインに到達した就活生の回答を閲覧できます。他者の回答を分析することで、より効果的に自分をアピールできる自己紹介文を作れます。AI面接で志望企業の合格ラインを超えた学生が、面接でどのような回答をしたのか、どのような自己PRをしたのかを参考にして、ポートフォリオの自己紹介を作るとよいでしょう。
志望企業の内定判定も確認できる
「REALME」最大の特徴は、AI面接の結果から志望企業の内定判定が確認できることです。自分の現在地や実力、不足しているものが分かるため、内定率の向上が目指せます。AI面接は無料で何度でも受けられるため、内定判定が向上するまで繰り返し受けて、自分のスキルを確認しブラッシュアップすることがおすすめです。
ポートフォリオで就活を有利に進めよう
就職活動では、志望する業界によってはポートフォリオの提出を求められることがあります。今回ご紹介したポイントを押さえてポートフォリオを作成し、就活を有利に進められるよう、ぜひ参考にしてください。また、よりアピール効果が高く魅力あるポートフォリオを作るために、AI面接による客観的な自己分析を提供する「REALME」の活用もおすすめします。