「将来の目標は何ですか?」という質問に対し、志望企業の仕事内容に関連付けて答えることが難しいと感じる方もいるでしょう。今回の記事では将来の目標の例文をいくつか紹介します。例文を参考に、自分にしかない要素を交えつつ回答を作成しましょう。
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「将来の目標」の例文(職種別)
職種別・将来の目標の例文を紹介します。それぞれの仕事内容に応じて、必要となるスキルや適性が変わります。ここで紹介した例文に含まれる要素を交えながら、自分なりの将来の目標を考えてください。
営業職
営業職における将来の目標は、コミュニケーション能力と関連付けることをおすすめします。
私は、お客様の話を聞くだけでなく、本当の課題を導き出せる営業になりたいと思います。 私には、誰かから相談を受けた際に「なぜそう感じたのか」「本当に困っているところはどこか」など本当の悩みを考える癖があります。真の悩みにたどり着いたときの相手の驚きと安堵した顔を見ると、自分も嬉しく感じます。 お客様が悩まれているとき、本当の悩みには気づいていないケースもあるでしょう。そのようなときに、本当の悩みにたどり着き、課題を解決できるような営業を目指します。 |
事務職
事務職はほかの部署や企業をサポートする役割です。将来の目標を考えるときは、サポートをする立場を踏まえたエピソードを準備しましょう。
私は、サポートするに留まらず、結果に結びつくアシストができる事務になりたいと考えています。 私が所属する大学サッカー部では「地区大会の準々決勝から勝ち上がれない」という課題を抱えていました。練習メニューの見直しをはじめとした対策はしていましたが、私はハイレベルな学校との実戦経験が乏しいことに気づきました。それから、強豪校のサッカー部所属の友人と連絡を取り、合同練習や練習試合ができるように手配しました。今でも、格上と戦う頻度を増やすことに取り組んでいます。その結果、去年夏では地区大会準決勝まで勝ち上がれました。 この経験を活かし、入社後はどのようにしたら売上や結果につながるかを分析してサポートする事務として活躍したいと思います。 |
企画職
企画職における将来の目標として掲げやすいものは新製品開発です。ただし、それ以外にも企画職でできることはたくさんあります。企業理解だけでなく職種理解も深めたうえで、目標を考えましょう。
私は御社で「新しい価値を作る企画職」を目指します。 私は趣味で手作りアクセサリーの制作・販売をしています。「ほかの作家ができないもの」を制作すると、お客様の反応が大きく変わることに気づきました。よく売れた作品から造形や配色の傾向をつかみ、「今までとは違う作品」「お客様の目の色が変わる作品」を作り続けています。 企画においては、売れる商品を作ることはもちろん、目新しさも重要です。私はアクセサリー販売で培った発想力を活かし、今までと違う商品を生み出したいと考えています。 |
研究・開発職
理系学生の場合、研究内容と絡めた目標を作成すると説得力が増します。
私は、御社が推進する「新旧の技術との融合」の中心メンバーになれる研究職を目指します。 私の専攻は生産先端工学です。現在は教授の指導のもと、新材料を開発しています。御社がこれまで培ってきた技術と新しい素材を融合できれば、環境負荷にまつわる問題解決の一助となるのではと考えています。 御社に入社後も研究を進め、人と自然が共存できる新製品開発に関わりたいと思います。 |
エンジニア
エンジニア職は、さまざまな切り口で将来の目標を語れるでしょう。ここでは、会社のIT化を進める社内SEの例文を紹介します。
御社のDX推進の旗振り役として活躍したいと考えています。 私は、大学時代にダンスサークルに所属していました。部費の徴収やコンテストの参加者管理などの事務作業が上手にいかない時期がありました。そこで私は、誰でもアクセスできるGoogleのプラットフォームを活用し、フォームとスプレッドシートを連携したり簡単な関数を挿入したりして、煩雑だった事務作業の自動化に成功しました。 この経験を活かして、御社に入社後も効率のよいシステム開発をしたいと思います。 |
「将来の目標」の例文(業界別)
企業に焦点を当てて将来の目標を答える場合、業界のトレンドを押さえることが大切です。最新の情報と企業研究の内容を組み合わせて、実態に沿う将来の目標を答えましょう。
製造業
製造業は国外の動向の影響を強く受ける傾向があります。最新のニュースを把握して、企業が目指す姿と関連付けた内容を用意しましょう。
今の目標は、御社が現在海外向けに展開するブランドの知名度アップに関わることです。 私は幼少期、海外に在住していました。その国で売られていた製品は故障しやすく、御社の海外向け製品を購入した親の安心した顔が忘れられません。最近は、日本を離れて暮らす若者も増えています。彼らが日本で頼りにしていた製品をより多くの国で手にいれられるように、広報や宣伝、販売に関わりたいと思います。 |
医療・介護
医療や介護業界では、少子化や高齢化など業界に影響する社会問題を軸にして、目標を作成しましょう。
私は、御社で医療従事者の苦労を減らせる製品作りに携わりたいと考えています。 私の母は、看護師として総合病院に勤めています。常に仕事に追われていて、私が幼い頃は私が寝た後に帰ってくる日もありました。御社で販売する電子カルテが導入されて、「今日は早く帰ってこれた!」と笑顔で帰ってくる母を見て嬉しく感じたことを覚えています。 医療従事者の苦労は今も絶えません。母のように前線で奮闘する医療従事者を、手助けできる製品を生み出したいと思います。 |
IT
IT業界の領域はどんどん広がっています。目標を考えるときは、幅広い視点で案を出すと、ほかの志望者との差別化につながります。
私は、御社が注力する物流業界のDX化に関連したシステム開発に携わりたいと考えています。 私は現在、物流倉庫でアルバイトをしています。最近新しいシステムが導入されて、体の負担や残業が大幅に減りました。御社の説明会で、アルバイト先で導入されたシステムを開発していると聞き、現場を知り尽くしたシステムが作れることに感動しました。 私自身のアルバイト経験や専攻であるアプリケーション開発の知識を活かして、現場で働く方により喜んでもらえるシステムを作りたいと思います。 |
飲食業
飲食業の場合、例えば海外向けの展開に注力する企業であれば、インバウンドや海外進出をキーワードにするとよいでしょう。
私の将来の夢は、日本に来た海外のお客様を日本食で感動させることです。 私は大学1年後期から約1年半、カナダで過ごしました。現地の食材を使って海外の友人に日本食を振る舞ったとき、友人が感動して何度もおかわりしたことを今でも覚えています。この経験を経て、海外に向けて日本食の美味しさを伝えたいと思うようになりました。 インバウンド需要が大幅に伸び、御社の売上でもインバウンド客の割合が増えています。留学で磨いた言語力も活かしながら、日本食の良さを多くの方に広めたいと考えています。 |
アパレル
アパレルは接客業であり、顧客との信頼が重要です。そのため、将来の目標として信頼を掲げるとよいでしょう。
私はお客様から信頼され、長年指名される店員を目指します。 私は服が好きで、現在大手アパレル店でアルバイト勤務しています。あるお客様に初めて接客をした際、「自分に似合う服がよく分からない」と相談を受けました。体格や着る場所など細かくお伺いして、複数のコーディネートを提案しました。その後、季節が巡る度に「この時期に合う組み合わせを考えてほしい」と指名をいただいています。 御社に入社後も「この人に聞けば私に合う服を選んでくれる」と頼ってもらえる店員になりたいと思います。 |
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将来の目標を考えるときには、自己分析が欠かせません。「REALME」はAIと面接ができるサービスであり、面接後のフィードバックを自己分析に活用できます。また、他の就活生の回答を閲覧でき、自分の回答を作成する際の参考となるでしょう。ここからは、「REALME」の特徴を紹介します。
合格ラインの学生のESや自己PR・ガクチカが見られる
「REALME」では、最終面接に到達した就活生のESや自己PRを閲覧できます。合格ラインにいる学生の回答を参考にして、将来の目標を作成できます。多くの回答を閲覧すれば、その分、自分の回答の質を高められるでしょう。
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志望企業の内定判定を確認
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自分の強みと弱みを定量化
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将来の目標と自分の強みを関連付けられれば、その他の質問にも矛盾なく回答できます。面接を通して一貫した回答をするためにも、「REALME」を使って自己理解を深めましょう。
将来の目標を明確にして将来性をアピールしよう!
将来の目標や夢の例文を紹介しました。どの職種や業界を目指すときも、自分のエピソードや強みと絡めた回答を作成しましょう。「REALME」を使えば、自己分析や面接練習が可能です。他の学生の回答を参考にして、企業が求める適切な目標をアピールしましょう。