面接後、結果の連絡方法について告知されますが、具体的な日付ではなく「前向きに検討します」といわれるケースもあります。
そこで今回は、「前向きに検討する」といわれた場合、落ちる可能性が高いのかについて、意味やいわれる理由を解説します。
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「前向きに検討」は落ちる?
通常、面接後は合否連絡の目安日数や連絡手段が告知されます。しかし、場合によっては「前向きに検討する」といわれることがあります。
この言葉は、具体的な日数をいっていないため、選考に落ちたのではと不安を感じる就活生が少なくありません。そこでここからは、「前向きに検討」の意味を解説します。
「前向きに検討」の意味
「前向きに検討」とは、「前向き」と「検討」の2つの単語が合わさった言葉です。前向きには積極的または建設的な意味があり、検討とは物事をよく調べ、それでよいか考えることを指します。
つまり、積極的に検討してもらえるという意味であり、ネガティブに捉える必要はありません。「前向きに検討」といわれたら、しっかりと合否を判断してもらえる意味であるため、ポジティブに捉えましょう。
合格を確定する言葉ではない
前向きに合否を検討するとはいえ、必ずしも合格するとは限りません。なぜなら、あくまでも検討の段階のためです。
他の就活生と比較したり、これまでの選考内容を考慮したりして、合否を検討する段階です。前向きに考えた結果、「やはり自社に合う人材ではない」と判断されれば、不合格になる可能性もあります。
ネガティブに捉える必要はありませんが、合格したと決めつけて就活を辞めることは避けましょう。
「前向きに検討」の類語
「前向きに検討」と似た意味の言葉として、「総合的に判断します」や「追ってご連絡いたします」といわれることがあります。両者と「前向きに検討」は類語であり、大きな違いはありません。
ただし、「総合的に判断します」は他の就活生やこれまでの選考データを踏まえて判断することを示します。そのため、前向きに検討するといわれた方が、合格率は高めです。
「追ってご連絡します」は、あくまで連絡することを伝える言葉であり、ポジティブにもネガティブにも捉えられません。
「前向きに検討」といわれる理由
「前向きに検討」といわれるケースは、意外と少なくありません。面接官が「前向きに検討」という言葉を選ぶ理由はさまざまで、主な理由は以下の通りです。
・採用担当者に採用権限がない
・検討する時間をとりたい
・直接伝えることを避けている
それぞれの理由について詳しく解説します。
採用担当者に採用権限がない
採用担当者に採用権限がないことで、使われるケースがあります。これは、面接官1人の判断で合否は決められなかったり、複数人で合否を検討したりするケースです。
直接コミュニケーションをとった面接官に合否を一任する企業もあります。しかし、面接官の先入観や偏見などが評価につながらないようにするため、面接官以外の社員が合否を検討することは珍しくありません。
特に、最終面接になると本当に自社に合う人材か、採用して活躍するかを慎重に判断します。そのため、面接官が独断で決めるケースは稀です。
検討する時間をとりたい
検討する時間をとりたいことも理由の1つです。
その面接のみの評価であれば、さほど時間はかかりません。しかし、面接の評価以外の部分も踏まえて合否を検討したり、他の応募者と比べたりすると、その分時間を要します。
人柄やこれまでの選考過程を踏まえたり、他の候補者と比較したりなど、検討する時間が欲しいという意味合いで使うこともあります。しっかりと検討してもらえているため、合格が確定されたわけではないものの、前向きに捉えてよいでしょう。
直接伝えるのを避けている
その場で不合格について伝えることを避けるために使うこともあります。これは、選考が始まる段階で落選が決まっている場合や、よりよい候補者がすでに見つかっている場合です。
不合格が決まっているとはいえ、その場で直接伝えると、候補者に不快感を与えることや企業にマイナスイメージを与えます。そこで、候補者に不快感を与えないために、検討はしていないものの時間を置きます。
「前向きに検討」といわれたときの対処法
「前向きに検討」を使った意図は、企業にしか分かりません。そのため、言葉をそのまま受け止めて悲観したり、喜んだりしてはいけません。
ここからは、「前向きに検討」といわれた際の適切な対処法をご紹介します
言葉の意味を深掘りしない
面接ではよく使われる言葉であり、深い意味はないこともあります。そのため、深掘りしたりこの言葉をいわれたから落ちたのではとか考えたりする必要はありません。締めくくりの言葉として捉えて、深く詮索しないようにしましょう。
また、もし「前向きに検討します」といわれた際は、シンプルに「よろしくお願いいたします」と回答しましょう。「合否連絡までどの程度かかりますか」のように、質問をすることは避けます。
意識しないようにする
面接官の言葉一つひとつに一喜一憂してはいけません。
「前向きに検討」の言葉だけで合格が決まるわけではないため、一喜一憂する暇があるなら次に目を向けて準備を進めた方が効率よく就活を進められます。
就活は長引くほど焦って、マイナスな気持ちに陥ります。早めに志望企業から内定をもらうためにも、就活をスムーズに進められるよう次の選考準備をしましょう。
最終面接を振り返る
最終面接を振り返って、次につなげます。
面接における内容や回答、言動などを振り返りましょう。身だしなみは適切だったか、回答はハキハキと分かりやすい声で伝えられたか、挨拶はしっかりとできたかなどを確認します。
「前向きに検討します」といわれても、落ちる可能性はあります。不合格である可能性を考慮して、次の面接に活かしましょう。
また、振り返りはできるだけ早めにすることをおすすめします。時間が経つほど記憶はなくなるため、記憶が鮮明なうちに振り返ることが大切です。
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それぞれの特徴について詳しく解説します。
過去のデータから志望企業に対する現在地が分かる
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面接解答を作る際は、REALMEに掲載されている面接解答例を参考にしましょう。
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改めて自己分析をして、自分の強みと弱みを理解して面接でのアピールポイントを確認しましょう。
「前向きに検討します」といわれても一喜一憂せず就活を進めよう
面接官が「前向きに検討します」という言葉を使う理由はさまざまで、「前向きに検討します」といわれたからといって合否の結果は分かりません。一つひとつの言葉に一喜一憂せずに、次に向けて準備をして就活を進めましょう。