面接でうまく話せないことは多くの就活生が経験するのではないでしょうか。面接でうまく話せなかった場合、落ちるのではないかと不安に思ってしまいます。
面接ではさまざまな要素が合わさって合否判定するため「うまく話せなかった」という理由だけで落ちることはありません。一方、うまく話せた方が自身のアピールをスムーズに行えるメリットもあるでしょう。
この記事では面接でうまく話せなかった原因や後悔しないための対策方法をご紹介します。面接でうまく話せるか不安がある人は参考にしてください。
面接でうまく話せないと心配な人には「REALME」がおすすめです。AI面接で自身の強みや弱みが分かり、効果的な自己アピールが可能です。
面接でうまく話せなかったからといって落ちるわけではない
面接官は人柄やスキルなどを総合的に判断して合否を判定しています。そのため、面接でうまく話せなかったからといって落ちることはありません。
企業は面接で以下のことをチェックしています。
- 社風にマッチする人柄か
- 入社に意欲的か
- コミュニケーションがとれるか
- 社会人としてのマナー
- 身だしなみや言葉遣い
- 自社で活かせる強みを持っているか
面接はさまざまな角度から判断し、自社に合う人物を見つけ出す作業です。うまく話せないことだけにとらわれないように注意しましょう。
面接でうまく話せない主な原因
面接でうまく話せなくて落ち込んだ経験をする人は少なくありません。なぜ、面接でうまく話せなくなるのか、主な原因を解説します。
緊張から頭が真っ白になる
面接は失敗したらどうしようという不安から緊張することもあるでしょう。プレッシャーから緊張し過ぎて伝えたい内容が飛んでしまうことも、うまく話せない原因の1つです。
また、質問に対する答えを丸暗記している場合は、言葉が出てこなくなり、結果として黙ってしまう可能性があります。沈黙時間が長いと落ちるわけではありませんが、できれば避けましょう。
うまく伝えようとし過ぎると緊張もしやすくなります。その場合は、緊張していることを素直に伝えてみましょう。正直に伝えることで緊張を和らげるだけでなく、誠実な人柄が好印象を与えます。
想定していなかった質問をされる
企業によっては人柄を知るために、あえて想定外の難しい質問をする場合があります。イレギュラーな質問により、とっさに答えが思いつかず沈黙の時間が長くなることもあるでしょう。
沈黙を恐れて、あわてて理解できないまま答えても、うまく回答できない可能性が高いでしょう。質問内容が難しくて答えが思いつかない場合は、正直に伝えてみることも方法の1つです。
準備が不足している
面接の準備が不十分だと回答内容の整理ができず、うまく話すことは難しいでしょう。
面接の準備には以下の項目があります。
- 業界研究
- 企業研究
- 自己分析
- 面接対策
事前の準備が十分にできていなければ、うまく話せないことはいうまでもありません。準備が不足していると、うまく話せないだけでなく、入社意欲が低いとも判断されます。
また、準備不足だと不安が増し、緊張も高まる傾向があります。落ち着いて面接を受けられるようにきちんと事前準備をしましょう。
完璧な受け答えを意識し過ぎている
面接でうまく話せない原因として、完璧な受け答えを意識しすぎていることが挙げられます。「合格するためには、非の付け所の無い完璧な回答であるべきだ」と考え、小さなミスや言葉の詰まりさえも、取り返しのつかない失敗のように受け取ってしまいます。
「決してボロを出さないように」と緊張した結果、大きなプレッシャーを感じてうまく話せなくなっている状態です。目線や姿勢など、すべての要素にも細かく注意を払いすぎており、ストレスも溜まりやすくなってしまいます。
実績・経験に自信がない
実績や経験に自信がないことも、面接でうまく話せない原因の一つです。たとえば「大学や学部を適当に選んだから、学業の目的がとくにない」「バイトを時給で選んだから、誇れるような動機が言えない」などが挙げられます。
特別な実績や経験がなくても、伝え方一つで強みに変換できるのですが、自信のなさまでフォローできるわけではありません。自信がないと声も小さくなりやすく、面接官には積極性に欠ける印象を与えてしまいます。
回答を丸暗記している
回答を丸暗記しているのも、面接でうまく話せない原因として挙げられます。なぜなら丸暗記した内容は、一部でも忘れてしまうと全体を思い出せなくなりがちだからです。たった一文や一単語を忘れるだけでも、頭が真っ白になりパニック状態になってしまうことがあります。
「丸暗記式の面接対策」では、想定外の質問にとくに弱くなります。暗記している部分は自信満々でも、していない部分はしどろもどろになってしまうと、面接官には丸暗記がバレてしまうでしょう。その結果、熱意や本気度が足りないと判断されてしまいます。
面接でうまく話せなかったと後悔しないための対処法5選
面接でうまく話せなかったことが直接合否に関係なくても、きちんと自分の伝えたいことが伝えられなかった面接は後悔してしまいます。面接でうまく話すためには練習や準備が必要不可欠です。うまく話せるようになるための対処法を5つご紹介します。
1.企業研究や自己分析を入念に行う
就活において企業研究と自己分析は非常に重要です。企業研究は面接を受ける企業の事業内容や企業理念、社風や強みなどを調べて、理解を深めることです。企業研究を入念にすることで、志望動機を具体的にできます。
また、自己分析では性格や強みなどを理解するために欠かせません。自己分析のやり方が分からない人は、書籍や自己分析ツールの利用がおすすめです。企業研究した上で、自己分析のもと、企業が求める人物像にあったアピールをしましょう。
2.よく聞かれる質問に対する回答を考える
面接ではよく聞かれる質問がいくつか存在します。高頻度の質問に対する回答を事前に考えておくとよいでしょう。
よく聞かれる質問は以下の通りです。
- 自己紹介
- 自己PR
- 強み
- 就活の軸
- 志望動機
自分の考えを事前にまとめておくことで、頭を整理した状態で面接に挑めるため、落ち着いて回答できます。ただし、企業によって回答は異なるため、いくつかパターンを用意しておきましょう。
3.話し方をまとめる
話し方をまとめていないと、面接官にアピールしたいことが伝わらない可能性もあります。
伝わるようにうまく話すためには、内容を順序立てて組み立てることが大切です。話をまとめることが苦手な人は以下の順序を意識して話しましょう。
- 結論
- 理由
- エピソード
- まとめ
結論から伝えることで、聞き手は理解しやすくなる上に、話し手は伝えたいことを強調できます。最初は順序立てて話すのが難しいと思うでしょうが、練習することでうまく伝えられるようになります。
4.答えられない時の言い方を頭に入れておく
質問が難しく、答えられないことを想定し対策することも大切です。面接でどのような質問をされるかは本番まで分かりません。どれだけ準備をしても答えられない質問をされることもあります。回答できない時に黙ってしまうことは避けましょう。
答えられない時の対策は以下の通りです。
- 考える時間をもらう
- 意図をかみ砕いて聞き返す
- 正直に分かりませんと伝える
分からないからといって即答すると、思考力が乏しいと判断される場合もあるため注意しましょう。
5.模擬面接を実施する
模擬面接はうまく話せなかったという悩みを解消する方法の1つです。模擬面接を事前に実施することで、面接の雰囲気に慣れて、本番でも落ち着いて回答できます。また、模擬面接によって客観的に自身の面接を振り返ることで、改善点が発見できる利点もあります。
主な模擬面接の方法は以下の通りです。
- 1人で練習する
- 友人に頼む
- 就活のプロにお願いする
- 就活ツールを使う
模擬面接する時は、本番に近い環境を意識して取り組みましょう。面接は何度も練習することで、徐々にうまく話せるようになります。人からフィードバックをもらったり、録音したりして、面接の問題点を洗い出し、対策しましょう。
ゆっくり大きな声で話す
面接でうまく話すためには、ゆっくりと大きな声で話すように努めます。緊張すると「スムーズに話さなければ」という気持ちが先走り、つい早口になってしまう人も多いものです。落ち着いて話したいときこそ焦らず、ゆっくりとしたペースを心がけましょう。
「普段話す速さの8割程度」を意識すると、相手に内容が届きやすくなります。また、良い内容を話していても声が小さくて聞こえなければ意味がありません。録音での練習も踏まえつつ、聞き取りやすいボリューム・速さを意識してくださいね。
失敗を怖がらない
面接では、多少の失敗程度であればマイナス評価にはなりません。面接官も応募者が緊張していることを想定しています。「少しくらい失敗するのが当たり前」と割り切ることで、プレッシャーから解放されて話しやすくなるでしょう。
言葉に詰まったときも、焦る必要はありません。素直に「思考を整理しますので少々お待ちください」と伝えれば、大抵の面接官は肯定的に受け取ります。面接において大切なのは失敗しないことではなく、ミスを乗り越えるための対応力なのです。
緊張を和らげる方法を見つけておく
緊張を和らげる方法は、性格や性質によって人それぞれです。本番での緊張を想定して、少しでも気持ちを和らげる方法を見つけておくと安心できます。方法は他人をまねする必要はありません。あくまで「自分がリラックスできる手段」であることが大切です。
たとえば深呼吸をしたり、楽しかった記憶を思い出したり、心に響いた言葉を脳内で反すうしたりなどが挙げられます。本番中にも無理なく試せる方法を探し、自分を支えてくれるおまじないとして活用していきましょう。
面接でうまく話せなかったときに実施すると良いこと
ここでは、面接でうまく話せなかったときに実施したいことをご紹介します。どれほど入念に準備しても、緊張や不安に負けてしまうときがあります。「やってしまった」と落ち込むのではなく、次の挑戦に生かす姿勢が大切です。
面接後にお礼メールを送る
面接でうまく話せなかったときでも、投げやりになる必要はありません。面接後にお礼のメールを送信し、礼儀正しさや誠実さを伝えましょう。もちろん、お礼メールを送ったからといって採用されるとは限りません。しかしメールをしないときと比べ、「丁寧な人」と印象付けることは可能です。
また自分では「失敗した」と思っていても、面接官としては悪い印象を抱いていないかもしれません。丁寧なお礼メールは、合格率を底上げするためにも効果的なのです。
面接を振り返り改善点を見出す
「面接がうまくいかなかった」と思ったら、面接内容をすぐに振り返り、改善点を探していきましょう。
- 自分が思う「失敗」とは何か
- なぜ、どのタイミングで失敗してしまったのか
- 本番中に失敗を取り戻せるチャンスはあったか
- 失敗を防ぐためにできたことはあったか
- 次回失敗しないために何ができるか
上記を明文化する形で洗い出し、同じ失敗を繰り返さないために具体的な改善策につなげることが大切です。最初から完璧な回答ができる人はいません。学業やスポーツと同じように、面接も失敗と改善のサイクルで前進していきます。
面接でうまく話せない人に覚えておいてほしいこと
ここでは、面接でうまく話せない人が覚えておきたいポイントをご紹介します。何度も面接に失敗すると、自信も自己肯定感も失われてしまいがちに。自分のなかに新しい考え方や価値観を取り入れ、視野を広げたうえで次の挑戦に向かっていきましょう。
うまく話すことが大事なわけではない
面接では、上手に話すことだけが大事なわけではありません。もちろん円滑な自己PRや質疑応答が無駄なわけではなく、思考を誤解なく伝えるためには最低限のアピール力が必要です。しかし面接においてもっとも大切な要素は、熱意や人柄を伝える姿勢です。
たとえうまく話せなくても、一生けん命な姿勢や企業への本気度、誠実な対応力などが伝われば、コミュニケーション能力以上に高い評価を得られる可能性があります。本番中に「失敗した」と思っても投げやりにならず、最後まで真摯な姿勢を貫きましょう。
企業とは対等な関係である
面接でうまく話せない人は、「企業と自分は対等な関係である」という認識を持つことを推奨します。企業と応募者の間に上下関係はありません。企業も就活生も、お互いが「選ぶ側・選ばれる側」であることに変わりはないのです。
企業が就活生を評価するように、就活生も面接官の態度や言動を通して、企業を評価していますよね。対等な関係性であると考えれば、過度に面接官に媚びたり緊張したりする必要はないことがわかります。面接という状況を恐れず、自分らしさを伝えるように善処しましょう。
緊張は悪いものではない
面接では「緊張=悪」と思われがちです。しかし緊張は、程度次第では自分の味方になってくる存在です。適度な緊張は集中力を向上させ、相手に「誠実で真剣な姿勢」をアピールしてくれます。
反対にリラックスしすぎていると、余計な話をしたり失礼な態度を取ってしまったりなども考えられます。そもそも、慣れない場所で初対面の人と話す際に、まったく緊張しない人などほぼいないのです。
緊張は敵ではありません。上手にコントロールして味方に変え、緊張感を乗りこなして状況を楽しむ気持ちを持ちましょう。
面接対策にはAIと面接ができる「REALME」
面接でうまく話せなかったら、と悩む人には「REALME」がおすすめです。「REALME」ではAI面接による模擬面接が可能です。志望企業の面接前に使用することで面接対策ができます。
内定判定でエントリーするタイミングが分かる
「REALME」ではAI面接によって志望企業の内定判定を算出します。志望企業の合格ラインに達した就活生の回答と比較することで、エントリー前に自身の現状を確認できます。
そのため、「今エントリーするべきか」「二次募集まで待つか」など最適なエントリータイミングの選択が可能です。
客観的な視点から強みや弱みを把握できる
「REALME」ではAIによる約20分の面接で、客観的に自身の強みや弱みを把握できます。面接でうまく話せない理由の1つに、自身のよさを理解できておらず、アピールが足りていないと考えられます。
模擬面接を通して、自己分析を徹底することできちんとアピールできるようになるでしょう。
合格ラインに突破した就活生の面接回答例をチェックできる
「REALME」では志望企業の合格ラインに達した就活生の面接回答例が閲覧可能です。面接でうまく話せなかった人は、他の就活生の回答を参考にして、自身の面接を振り返ってみましょう。
面接回答例以外にも、ES(ガクチカ・自己PR・価値観)の閲覧も可能なため、志望企業の面接前に対策ができます。
面接でうまく話せなかった原因を踏まえて落ちる不安を解消しよう
面接で「うまく話せなかった」だけで落ちることはありません。うまく話せないことにとらわれ過ぎないようにしましょう。
ただし、うまく話せなかった原因を考えて、不安を解消することは就活を続けるためにも大切です。面接に不安がある人は、模擬面接や企業研究、自己分析を徹底して、少しでも多くの不安を解消しましょう。