近年、オンライン面接の普及やAIの技術向上を受け「AI面接」を導入する会社が増加しています。AI面接とは名前の通り、AIによる新たな面接方式ですが、AIが面接官のためカンペを見ながら回答してもよいのかと疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、AI面接ではカンペを見てもよいのかや、使う場合の注意点、カンペを使わないためのポイントを解説します。最後には就職活動に役立つツール「REALME」についても解説しています。
AI面接でカンペを見てもよい?
結論から述べると、AI面接でもカンペを使うとバレる可能性があります。カンペを見ながら面接していると、視線が不自然に動いてしまい、それをAIが感知し減点につながることもあるでしょう。どうしてもカンペを使いたいという場合は、カンペを置く位置に注意し、AIから視線や態度の不自然さを感知されないように工夫したうえで臨むことをおすすめします。
AI面接でカンペを使う場合の書き方は?
前述の通りできるだけカンペは使わないことをおすすめしますが、AI面接でカンペを使う場合、カンペの書き方にもポイントがあります。ここでは、カンペを書く際のポイントについて解説します。準備する場合は以下のポイントを押さえて書いてみてください。
要点のみ書く
カンペに長い文章を書いてしまうことで、話し方や目線の動きが不自然になり、AIに感知されやすくなるでしょう。そのため、すぐに話の内容を思い出せるよう、メモ程度に要点だけ書くことをおすすめします。要点だけをパッと見て話す練習をすることで、より自然な話し方ができ、カンペを見ていることでの減点を避けられるかもしれません。
話す順番を書く
話を伝える際、AIにも分かりやすく理解してもらえるように、伝える順番を考えておくことも大切です。面接では、緊張で伝えたい内容が飛んでしまうこともあります。カンペには、要点と合わせて話す順番を書いておくことで、落ち着いて整理しながら論理的に話せます。順番だけなら目を凝らして見る必要がなく、視線が不自然になることを避けられるでしょう。
文字は大きめに書く
カンペの文字が小さく読みづらいと、内容をすぐに確認できず、ついつい目を細めてしまったり、確認に時間がかかってしまいます。カンペとの距離感を考え、無理なく読める程度の文字サイズを選びましょう。例えば付箋に書く場合は、キーワードをいくつか大きめの文字で書いておくことより、内容がひと目で分かり、自然な話し方ができます。
AI面接でカンペを置いておく位置は?
AI面接でカンペを使用する場合は、どこにカンペを置けばよいのでしょうか。不自然さを出さないためにも、カンペを置く位置は非常に重要です。ここでは、カンペを見ながらでも自然に話ができる位置について解説します。
カメラの周辺
一つ目は、カメラの周辺です。カメラ近くにカンペがあれば、視線をカメラに向けられます。また、何よりもカンペがカメラに映りこんでしまう心配がないため、本番中でも自然にカンペを使うことが可能です。対人間の面接では面接官の目を見て話をします。AI面接でも同じで、AIの目(カメラ)を見ながら話すことが重要なため、カンペはカメラ周辺がおすすめです。
パソコンやカメラの後ろ
二つ目は、パソコンやカメラの真後ろです。真後ろにカンペを置けばカメラに映ってしまう心配はありませんが、遠すぎると見えづらく視線が不自然になるため、自分からカンペの位置が遠くなりすぎないように気を付けましょう。また、数箇所に分けて置くと視線がカメラに集中しないため、1箇所にまとめて置く工夫も必要です。
パソコンの画面を半分にする
三つ目は、パソコンの画面を半分にすることです。パソコンを使ったAI面接の場合は、パソコンの画面半分をカンペとして、並べて使うこともおすすめです。
wordや、パソコンのメモ機能を活用して、画面に出るようにしておくとよいでしょう。面接画面とカンペを並べて表示することで、視線を動かすことなくカンペも自然に確認できます。なるべくカメラから視線がずれないように、カンペは大きく分かりやすく表示させておくことがポイントです。
AI面接でカンペを見ずに対応するためのポイントは?
ここまで、カンペを見て面接を受けるにはどのようにすればよいのかを解説してきましたが、面接ではできる限りカンペを使わずに対応できることが望ましいでしょう。それでは、カンペを見ずに対応するにはどのようにすればよいのでしょうか。ポイントを解説します。
よく聞かれる質問を予習する
対人間の面接ではない分、AI面接では聞かれる内容が予め決まっている傾向にあります。また、将来のビジョンや展望を聞くような内容の質問より、過去を問う質問のほうが多いとも言われています。なぜなら、応募者がこれまで何をしてきたか、どのような考えで生きてきたのかを問うことで、その人を合理的に理解できるとされているためです。AI面接でよく出される頻出質問や過去に関する質問を想定して、回答の準備をしておきましょう。
AI面接の練習をする
「対人間の面接は経験したことがあるけれど、AI面接は初めて」という人も多いのではないでしょうか。想像だけでは的確な練習ができず、漠然とした不安を抱えたまま面接することになるでしょう。そのような場合は、AIでの模擬面接を受け、形式に慣れておくことで、本番でもスムーズに自分の考えを伝えられます。AI面接を練習できるツールもあるため、うまく活用して練習しましょう。
AI面接は「REALME」を活用しよう!
AI面接の練習をしたい人や、AI面接のことについてさらに深く知りたい人には、「REALME」の活用がおすすめです。「REALME」ではES作成から面接まで、就活のすべてが対策できます。
ここでは、「REALME」の活用方法について解説します。
AI面接を通して自分の強みと弱みを把握できる
「REALME」では、AI面接を通して自分の強みと弱みを把握できます。
約20分のAI面接で、客観的な視線から自分の強みや弱みが可視化されます。自分の強みを知ることで、面接でのアピールポイントが分かり、志望動機や自己PRの自己分析にも役立つでしょう。
また、自分の強みに合った企業や業種の特徴も分かり、企業の選択肢が広がりミスマッチも防げます。
AI面接の結果で志望企業の内定判定が分かる
「REALME」ではAI面接の結果を過去の合格者データと比較することで、志望する企業の内定判定が分かります。面接のフィードバックももらえるため、現時点での合格までに足りない部分が分かり、内定に近付く的確な対策が可能です。
AI面接を重ねることで内定判定が上がり、本番はカンペに頼ることなく自分の言葉で考えや経験を伝える余裕が持てるでしょう。
合格ライン就活生のAI面接結果が見られる
「REALME」では、志望企業に合格した就活生の面接回答例やESのデータが閲覧可能です。質問に対して合格者がどのように回答したのかを確認することで、自分の回答と比較して足りない部分を補う対策ができます。
効率的な面接対策により、カンペを作らなくても面接官の質問に自信を持って答えられるでしょう。
AI面接のカンペ使用は気を付けよう!
AI面接でのカンペ使用は、決して悪いことではありませんが、使い方によっては減点につながる可能性もあります。カンペを使用する際には、視線が自然に見える置き方や書き方のポイントを押さえておきましょう。「REALME」のAI面接で、模擬面接や事前の準備を完璧にしておくことで、カンペを用意せずとも内定の確率を上げましょう。