ガクチカに高校時代のことを書いてもよい?書く際のポイントや注意点を解説

ガクチカ 高校時代

「ガクチカに高校時代のことを書いてもよいか」

「高校時代のガクチカを書く時のポイントが分からない」

上記のように悩む人は多いでしょう。本記事では、ガクチカに高校時代のことを書く際、押さえておきたいポイントや効果の高い構成、企業がガクチカについて質問する意図を解説します。

記事の後半では、ガクチカを書く際に活用できるツール「REALME」を紹介します。ガクチカの書き方に悩んでいる就活生は必見です。

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目次

ガクチカに高校時代のことを書いてもよい? 

結論からいうと、ガクチカに高校時代のことを書くこと自体は可能です。一方で、記載したいエピソードが大学時代にある人は、高校時代のガクチカを書くことは避けることがおすすめです。大学生の就職活動では、採用担当者は大学時代のエピソードを想定しており、「高校時代を超える経験が大学生活でできなかった」と思われる可能性があります。

高校時代の経験をガクチカとして書く際は、高校の経験を基盤として今の自分が成り立っていることを伝えるとよいでしょう。

高校時代の内容をガクチカで話すデメリットとは?

ここでは、高校時代の内容をガクチカで話すデメリットについてご紹介します。ガクチカは基本的に、大学時代に取り組んだ内容をテーマに話す項目です。あえて高校時代の内容を話す際は、マイナスなイメージを与える可能性を覚悟しなければなりません。

企業が望んでいる回答にならない

そもそも高校時代の取り組み自体が、企業の趣旨に沿わないことを理解しましょう。企業は面接で大学時代のエピソードを求めているため、「相手のニーズに応えられていない」「本質的な要素を理解していない」とネガティブな印象を抱かせてしまいます。

高校時代の取り組みを話す際は、相応の理由付けが必要です。その理由を適切に説明できない場合、「大学で必死に取り組んだ物事が無い」と判断されてしまうリスクがあります。

仕事での再現性を期待されない

大学卒業後の新卒での就活を前提とした場合、高校時代は少なくとも4年以上前の出来事です。高校時代にどれほど有益な学びを得たとしても、それが大学在学中に引き継がれていない場合、あくまで「過去の学び」として認識されてしまいます。

また高校時代に得た強みや考え方が、大学在学中に変化している可能性も加味されるでしょう。その結果、魅力的な学びであっても「仕事での再現性がない」と思われかねません。入社後に再現性のない学びは、企業からの期待も薄くなってしまいます。

大学時代の過ごし方に疑問を持たれやすい

高校時代の経験をガクチカに使うデメリットとして、大学時代の過ごし方に疑問を持たれやすいことが挙げられます。インパクトに弱いガクチカであれば「大学でも大して努力しなかったのか」、インパクトが強いガクチカでも「なぜそれを大学在学中に活かせなかったのか」と、どちらにしても悪印象は避けにくいでしょう。

就職活動は主に大学3年生から始まります。大学入学から2年以上の時間があったにも関わらず、高校時代を超える経験を積めていない場合、面接官は学生の積極性や成長意欲に疑問を抱く可能性があります。

高校時代のことをガクチカに使う際のポイント

高校時代のガクチカを使う際は、いくつかのポイントを押さえることが大切です。ここで解説する3つのポイントを押さえて、面接官に効果の高いアピールができるガクチカを作成しましょう。

大学時代につながるエピソードを書く 

企業が期待しているガクチカは、大学生活での経験です。そのため、高校時代のガクチカを書くのであれば、高校時代から大学時代を通して現在まで継続する内容を書きます。人柄や特徴に一貫性を持たせられるため、高校時代のエピソードを書く理由としてはよいでしょう。

一方で、高校時代からの経緯を漠然と書くだけでは、採用担当者が受ける印象が薄くなる可能性があります。上位資格の取得を積み重ねたり、選手として自分の技術を磨くだけでなく指導者としての技術向上に関心を持ったりしたなど、高校時代から現在の自分に至るまで、継続して活動している内容を取り上げることが大切です。

大学時代に活かされていることを伝える 

高校時代の経験で得たものを大学時代に活かしたエピソードも、ガクチカとしてアピールできます。活動自体は高校と大学で異なっていても、高校での活動を通して得た粘り強さや協調性などが大学時代に活きたことを説明できるのであれば、高校時代のガクチカを書くことに大きな意味があります。

高校時代の経験が、時間を経ても色濃く記憶に残っているのであれば、高校での経験がいかに大切で大きなものであったかを伝えやすいでしょう。

ほかの設問に大学時代のエピソードを含める 

履歴書やエントリーシートには、ガクチカ以外に志望動機や自己PRなどアピールする項目があります。ガクチカに高校時代のエピソードを書いたときは、ほかの設問に可能な限り大学時代のエピソードを書くことが大切です。企業は、学生の近況を知りたがっている点を押さえておきましょう。

大学卒業後にどう活かすのかを含める

高校時代の内容をあえてガクチカに使う際は、大学卒業後にどのように活かすのかを含めて話す必要があります。ガクチカで重要な要素が「入社後の再現性」です。たとえ高校時代の体験であっても、得た強みを現在も維持している背景があり、入社後にも引き続き発揮できることを伝えられれば、効果的なガクチカになる可能性があります。

再現性を示すためには、継続性が重要です。たとえば高校時代の経験でコミュニケーション能力を学んだとしても、大学在学中に発揮できていなければ宝の持ち腐れとなり、再現性も期待されません。

なるべく数字を使って具体性を高める

効果的なガクチカの基本として「なるべく数字やデータを使い具体性を高める」が挙げられます。この姿勢は高校時代のガクチカでも同様です。努力や行動のプロセスを定量的にアピールすることで、説得力が高まり、話の内容にも一貫性が生まれます。

たとえば「高校の3年間、週に3日、1日1時間〇〇をやり続けた」のように、数字が用いられるほど具体性を感じられます。大会出場や資格取得などのエピソードでも、〇〇大会や〇〇資格など固有名詞を取り入れましょう。

深掘りに対する対策をしておく

高校時代のエピソードをガクチカに使う際は、面接官からほぼ必ず深掘り質問をされると認識してください。面接官はあなたに「なぜわざわざ高校時代の話を選んだのか」と疑問や不安を抱いています。

その心理をケアするために、あえて大学ではなく高校のエピソードを選択した明確な理由を用意しておくべきです。説得力のある理由を用意できれば面接官も納得でき、ネガティブなイメージを払拭できる可能性が上がるでしょう。

高校時代のことをガクチカに書く際の構成

採用担当者の心に届くガクチカを書くためには構成が大切です。ここからは、高校時代のガクチカを書くときに押さえたい構成のポイントを解説します。

結論から書く 

まず、結論から書き、次に本題へ入ることが重要です。先に頑張った内容を簡潔に述べることで伝えたい内容を明確にできるためです。話の着地点を最初に伝えると、採用担当者はあなたの意図を理解しやすくなります。

結論ファーストの考え方は、書くときだけでなく日常生活の会話や面接でも有効です。結論から先に伝える習慣をつけると、思わぬ質問にも冷静に対応できます。何事にも、結論を最初に宣言することを意識するとよいでしょう。

取り組んだ背景 

次に、取り組んだ背景を書きます。背景は、企業にあなたを知ってもらうための大切な情報です。背景やきっかけを書くと、自分がモチベーションを高める際の考え方や価値観を伝えられます。

背景だけを単純に書くのではなく、説得力を持たせた内容にする点が大切です。

取り組んだ結果 

取り組んだ結果を伝えることが重要です。結果は成功や失敗どちらでもよく、その後得られた学びが重要視されます。結果までの過程を具体的な内容にすると、エピソードや得られた学びに説得力が増します。根拠のないエピソードは信憑性に欠けるため、伝える内容は慎重に吟味することが大切です。

例えば、問題が起こった際に何を優先して行動したかによって、人柄や価値観が分かります。また、第三者の感想や変化を示す具体的な数字を用い、あなたが行動した結果の前後で何がどのように変わったかを伝えると好印象を持たれるでしょう。

学んだ内容 

学んだ内容は、ガクチカをアピールするうえで大切なポイントの1つです。採用担当者は、学生が経験から学び、成長していける人物であるかを判断します。

また、学んだ経験や内容から、あなたの伸びしろや将来性を確認する意図があります。高校時代の経験を書く際は、経験が今の自分へどのようにつながっているか具体的に説明するとよいでしょう。

経験を企業でどう活かすか 

最後に、得た経験を企業でどのように活かすかを伝えます。あなたにとっては人生を変える大きな経験であっても、仕事での再現性がなければ、採用担当者には評価されにくいといえます。

ポイントは、あなた自身にどのように活かされているかだけではなく、企業でどのように活かすかまで伝えることです。就職後に業務で活かしたいという意気込みや熱意を伝えることが、内定率の向上に寄与します。

ガクチカに高校時代のことを書く際の注意点 

ガクチカに高校時代のことを書く際は、高校時代のエピソードのみを伝えると大学時代に何もしていないという印象を持たれてしまう点に注意が必要です。

高校時代のガクチカを書く際は、以下の点を押さえましょう。

  • 高校時代のことを書く理由の明確化
  • 高校時代のガクチカで学んだこと
  • 企業での活かし方 など

あなたの頑張りを明確に伝え、採用担当者にマイナスのイメージを持たれないようにすることが大切です。

高校時代の内容を含める際のガクチカ例文

ここでは、高校時代の内容を含める際のガクチカの例文を3つご紹介します。今回は、部活動・生徒会・日常正解の3つのテーマをピックアップしました。「現在に至るまで続く学び」を意識しながら、ネガティブなイメージを覆すガクチカを作りましょう。

部活動に関する例文

私が力を注いだのは、高校のサッカー部での練習環境改善です。部員数が多く、練習効率が悪いことが課題でした。私は自主的にミーティングを開き、練習メニューをポジションごとに分ける提案をしました。さらにタイムスケジュールを作成し、限られた時間を有効に使えるよう工夫しました。その結果、練習効率が向上し、公式戦で前年より2回多く勝ち進むことができました。この経験は大学でのゼミ活動における役割分担や計画策定にも活かされています。今後は、課題を見極め改善策を実行する力を御社の業務に応用し、成果の最大化に貢献します。

生徒会に関する例文

私が挑戦したのは、生徒会役員としての文化祭企画運営です。前年は来場者が少ないことが課題で、私は広報方法を改善する必要があると考えました。SNS発信や近隣地域への告知を提案し、全員で協力して広報活動を実施しました。その結果、来場者数は前年の1.3倍となり、地域住民との交流も深まりました。この経験で得た「人を巻き込みながら目標達成する力」は、大学でのグループワークやゼミ発表に活かされています。御社においても、周囲と協力して新たな価値を生み出し、組織目標の達成に貢献できると考えています。

日常生活での出来事に関する例文

私が努力したのは、高校時代の家庭学習習慣の確立です。当初は学習時間が安定せず成績も伸び悩んでいました。そこで毎日2時間以上勉強するルールを自らに課し、学習内容を計画的に記録する仕組みを作りました。その結果、成績は学年上位10%に入り、大学進学につながりました。計画を立てて継続する力は、大学での資格取得やレポート執筆においても大いに役立っています。今後は、継続力と自己管理力を活かし、御社の業務においても安定した成果を出し続ける人材として貢献します。

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ガクチカに高校時代のことを書く際は慎重に検討しよう!

ガクチカに高校時代の経験を書くことは問題ありません。その際は、高校時代の経験が現在の自分につながっていることや、学びが大学時代に活かされていること、最近の自分や就職活動によい影響を与えていることなどを伝えることが大切です。

高校時代のガクチカを書く際は、蓄積されたデータをもとに就活をサポートしてもらえる「REALME」の活用がおすすめです。何度でも受けられるAI面接を通して、ガクチカの内容を磨き上げ、志望企業への確実な内定を目指しましょう。

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