就職活動において、多くの企業が選考の第一関門としているのがエントリーシート(ES)です。限られた文字数の中で自分の強みや志望動機を的確に伝えることが求められるため、書き方を理解せずに提出すると通過率が大きく下がってしまいます。
企業がチェックしているポイントや基本の書き方、設問別の回答方法や例文をわかりやすく解説し、通過するES作成のコツをご紹介します。
エントリーシート(ES)の書き方基礎知識
エントリーシート(ES)は就活の最初の関門として位置づけられ、多くの学生が最初に直面する重要な書類です。
企業は応募者の能力や性格だけでなく、仕事に対する熱意や志望理由を細かく読み取っています。また、通過率や提出方法の種類といった基本情報を理解しておくことも欠かせません。
エントリーシートの基礎知識を整理しながら、知っておくべきポイントを解説します。
エントリーシート(ES)で企業がチェックするポイント
エントリーシート(ES)で企業が主にチェックしているのは、応募者の能力や性格、どのようなことができるかなどです。また、働くモチベーションや熱意の有無も重要なチェックポイントです。
採用後の活躍や長期的な定着につながるため、志望動機を通じて、なぜその企業を選んだのか、応募者の価値観や意志の強さがとくに重視されます。
エントリーシートは企業との最初の接点であるため、企業が重視している要素を具体的かつ簡潔に示しましょう。

エントリーシート(ES)の通過率
エントリーシート(ES)の平均通過率はおよそ50%前後とされています。
通過率自体は企業規模や業界、応募者の志望動機や内容の質によって大きく変動します。たとえば大企業ばかりに応募したり、数多くのエントリーシートを提出したりする場合は通過率が低下しやすいため注意が必要です。
一般的に就活生が送るエントリーシートの平均数は25〜28社程度です。限られた時間で効率的に作成しつつ、各企業の特性に合わせた内容の工夫が求められます。質を意識しつつ、適度な量を確保して応募活動を進めることが通過率向上につながるでしょう。
https://hr.ababa.co.jp/article/es-passing-rate
エントリーシート(ES)の種類
エントリーシート(ES)は大きく分けて3種類あります。
まずは一般的な「文章手書き型」です。文字通り、手描きのエントリーシートを提出する形式で、採用担当者は応募者の人柄や文章力をチェックします。
そして、近年増えている形式が「WEB型」です。オンラインフォームに必要事項を入力して提出する形式で、効率的に多くの応募者を捌けるメリットがあります。
最も自由度の高い形式が「白紙型」です。自由記述式で、自分の考えや意見を幅広く表現できます。
https://hr.ababa.co.jp/article/entry-sheet-handwritten-2
エントリーシート(ES)の書き方の基本
エントリーシート(ES)は、結論ファーストでわかりやすく書くことが基本です。まず最初に結論を明確に示し、その後に具体例や理由を述べる構成が読みやすさを高めます。
数字を用いて成果や経験を定量的に表現することも効果的です。たとえば、「売上を20%向上させた」「10人をまとめてプロジェクトを成功させた」など、数値で結果を示すことで説得力が増します。
https://hr.ababa.co.jp/article/i-cant-write-es
エントリーシート(ES)設問の回答方法と例文
エントリーシートでは多様な設問を通じて、自分の経験や強みを論理的に伝える力が求められます。採用担当者に効果的にアピールするためには、質問の意図を理解し、構成を意識した回答を準備することが大切です。
それぞれの設問への答え方について、例文を交えて解説します。
学歴
エントリーシート(ES)の学歴欄には、新卒の場合、義務教育を終えた中学校の卒業から記入し始めることが一般的です。
入学と卒業の年月は高校以降、双方記載するルールがあります。また、学校名は正式名称を使用してください。
職歴欄は正社員や契約社員としての就労経験がある場合のみ記入し、アルバイトやインターンシップは自己PR欄に記載しましょう。
正確で見やすい記入を心がけることで、採用担当者に良い印象を与えられるでしょう。

志望動機
志望動機では、まず企業を志望する理由を明確に記載しましょう。次に、自分が将来どんな目標を持ち、どのようなキャリアを築きたいかを具体的に述べることで、企業とのマッチングを示せます。
単に「興味がある」と表現するだけにとどまらず、自身の経験や価値観を踏まえた志望理由を記載してください。
| 【例文】私は、貴社の環境保全事業に強い魅力を感じております。大学時代の研究で資源循環に関心を持ち、将来的には持続可能な社会へ貢献したいと考えています。貴社の一員として専門知識を深め、業務に貢献したい所存です。 |

自己PR
自己PRでは、最初に自分の強みをひと言でまとめて記載しましょう。続いて、過去に直面した課題や問題点を説明し、自分がどのような行動をとったのかを具体的に述べます。その後、その行動によってどのような成果を得たかを示すことで、強みがどのように培われたかを伝えられます。
最初に強みを記すことで、採用担当者にわかりやすくインパクトのある自己PRが可能になります。
【例文】私の強みは「粘り強さ」です。大学時代のゼミで、チームの意見がまとまらず目標達成が困難でした。私は人それぞれの意見を丁寧に聞き、調整役として率先して課題解決に努めました。その結果、プロジェクトを成功に導くことができました。今後はこの強みを活かして御社に貢献したいと考えています。
ガクチカ
ガクチカでは、何に取り組み、どんな成果を出したのかを具体的に書きましょう。
まず取り組んだ活動や課題を明確にし、その中での自分の行動や工夫、問題解決の過程を詳述します。さらに、その経験から得た成果や成長した点についても述べましょう。
単なる活動内容の羅列ではなく、応募者の問題解決能力や行動力を効果的にアピールできる構成を意識してください。
【例文】大学のサークルでイベント企画を担当しました。予算や参加者数の制約に直面しましたが、工夫を凝らして宣伝活動を強化し、前年を20%上回る参加者を集めました。この経験で計画力と調整力が身につきました。この経験をぜひ、貴社でも活かしたいです。

仕事を通じて実現したいこと
仕事を通じて実現したいことについては、最初に「どのように実現したいか」を明確にします。その後、なぜその目標を持ったのかを説明し、さらに具体的な達成までのステップを示します。
具体的にすることで、自身のビジョンと行動計画を的確に伝えられるでしょう。
【例文】私は顧客満足度を高めることで、会社の成長に貢献したいと考えています。まず現状の課題を分析し、顧客の声を反映したサービス改善計画を立案します。次にチームと連携し、改善策を着実に実行していくつもりです。

エントリーシート(ES)添削の活用がおすすめの理由
エントリーシート(ES)に不安を感じている人には、添削サービスの活用をおすすめします。
エントリーシートの添削サービスを利用すると、専門家からの客観的で的確なフィードバックが得られ、自分では気付けなかった改善点を把握しやすくなります。結果として、通過率向上につながるでしょう。
オンラインのアプリやWebサービスならば、自分の好きなタイミングで手軽に添削依頼ができます。効率良く質の高いエントリーシート作成を目指しましょう。

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エントリーシート(ES)は就活成功のカギ
エントリーシート(ES)は、就活成功の重要なカギとなります。
エントリーシートを作成する過程で自分の経験や強み、志望動機などを整理することができ、面接での自己PRや回答に役立ちます。綿密に準備し整理した内容は自信へとつながり、面接での説得力を高める要素にもなるでしょう。
まずはエントリーシートの書き方を学び、添削サービスやアプリを使ってブラッシュアップしていくことで、就活をスムーズに進められます。
ぜひ質の高いエントリーシートを作成して、次のステップへ確実につなげましょう。


監修者:樋口尚弥(ひぐちなおや)