「ガクチカに旅行の体験を活用したいが、どのように書いたらよいのかが分からない」と悩んでいる方も多いでしょう。
本記事では、ガクチカに旅行体験の活用をおすすめする理由や、効果的に書くためのポイントを詳しく解説します。記事の最後には、AI面接による面接練習やESのブラッシュアップをサポートする就活支援サービス「REALME」についてもご紹介します。
旅行体験はガクチカにおすすめ
ガクチカの内容といえば、学業やサークル活動、アルバイト経験などが多いでしょう。
そのため、旅行の体験をガクチカにしてよいのかと迷う声も聞かれます。
一方、旅行体験はガクチカにおすすめです。ガクチカの内容を旅行にして書いたからといって、企業から見た印象が悪くなることはありません。そのため、自分の性格や成長をアピールできる旅行体験を拾い上げ、積極的にガクチカに活用してください。
ただし、すべての旅行がガクチカに向いていないため、自己PRで伝えたい内容に合った経験を選択しましょう。
旅行業界に志望する際はおすすめ
旅行体験が効果的なガクチカとして使えるケースとして、旅行業界への志望が挙げられます。旅行業界での業務では各国への理解の深さが求められるため、旅行による一次体験が豊かな応募者は好印象を与えやすくなります。
豊富な旅行経験は、お客様の目線に立つ際にも役立つでしょう。面接官も旅行に関する知識に明るいため、ガクチカの内容を具体的にイメージしやすいのも魅力です。応募者に親近感を抱きやすく、一緒に働くイメージも浮かびやすいでしょう。
航空、サービス業でもアピールできる
旅行業界だけではなく、航空業界やサービス業界でも、旅行経験は効果的なガクチカになります。海外旅行や国内旅行を通じて異文化に触れた経験は、国際線を含む航空業界での接客や顧客理解に役立ちます。訪れた国の数が多いほど、グローバルな視点で物事を考える力もアピールできるでしょう。
サービス業界では、旅行経験によるホスピタリティへの理解が役立ちます。なぜなら、旅先で受けた接客やサービスのエピソードを伝えられれば、お客様視点での発想力や行動力の発揮につながるからです。
旅行エピソードが企業に与えるイメージ
ガクチカを通して、企業は学生の性格や行動の特性を見極めようしています。旅行のエピソードをガクチカに書くと、企業にどのようなイメージを与えられるのでしょうか。考えられるイメージを3つ紹介します。
先を見越した行動ができる
旅行経験をガクチカに活用すると、先を見越した行動ができるイメージを与えられます。
どのような旅行であっても、前もって計画を立てて実行することが必要です。旅行体験を語ることで、計画性があることをアピールできます。また、旅行中に遭遇したトラブルをエピソードに盛り込めば、臨機応変に対応できる柔軟性の高さも伝えられます。
中には「旅行中、特にトラブルはなかった」場合もあるでしょう。その場合は「計画性がある」場合をメインに伝えることをおすすめします。
行動派である
旅行先や内容によっては、行動力をアピールできます。
旅行に際しては、事前の下調べや、交通手段・宿泊の手配など、行動力を発揮する場面が数多くあります。行ったことのない場所へ出向く「旅行」自体が、行動力や好奇心の表れです。旅行のなかでも特に海外旅行の経験は、行動力を強くアピールできるでしょう。行動派のイメージは、入社後のさまざまな場面で主体的に行動する印象につながります。
ただし、旅先での滞在時間が短い場合は、自己PRとしての効果があまり期待できません。旅行体験を選ぶ際は注意しましょう。
コミュニケーションスキルに優れている
ガクチカで旅行体験を伝えることで、コミュニケーション力の高さもアピールできます。
旅行には新たな出会いもあるでしょう。旅先で出会った人と積極的に交流した経験や、そのあとも交流が続いている場合は、後日談をガクチカで伝えることで、コミュニケーションスキルに優れているイメージを与えられます。
新たな環境で人間関係を構築するスキルは、入社後に配属された部署や、新しいプロジェクトを任されるような場面で大いに役立つでしょう。
語学力が堪能である
旅行のエピソードをガクチカに使うことで、語学力が堪能な印象を与えられます。日本の英語教育は、実践力に欠けている点が長年の課題となっています。旅先の言語でコミュニケーションを交わした経験は、座学だけでは得られないリアルで貴重な体験であり、語学力の高さに説得性を与えてくれるでしょう。
とくにTOEICや英語検定などの関連資格とアピールすれば、資格取得に至るまでの能力を裏付けられます。「試験範囲を覚えただけの人」と「必要なシーンで実践できる力を持つ人」とでは、評価に大きな違いが生まれるのです。
旅行エピソードを表現する書き方のコツ
旅行のエピソードをガクチカに書くときのコツをご紹介します。以下の4つの点を意識すると、旅行体験をより効果的に表現できるでしょう。
企業評価するポイントを知る
ガクチカについて聞くことで、企業が学生の何を評価するのかを理解しましょう。企業は学生の経験そのものを評価するわけではありません。自社の社風に合った人物であるか、また、入社後に自社で活躍できる人材であるかを、ガクチカの体験談を通して見定めています。
そのため、ガクチカの内容がサークル活動であっても旅行であっても、どちらかが有利になることはないと考えられます。ガクチカを通して人柄や性格が見られていることをふまえ、旅行のエピソードを考えるとよいでしょう。
具体的で簡潔な構成にする
つづいては、具体的で簡潔な構成になるよう心がけてください。
旅行で何をしたかをひたすら語るだけでは、ガクチカとしてよくありません。分かりやすく要点をまとめることが重要です。
構成は「結論→理由→具体例→結論の再提示」などのPREP法を意識しましょう。具体例として、どこで何をしてどのようなことを得たのかが分かるリアルな旅行体験をまじえると、より訴える力のあるガクチカが完成されます。
数字で語る
さらに意識したいのが具体的な数字です。
リアリティや説得力を持たせるなら、数字で語るよう意識しましょう。特に海外旅行では、さまざまなシーンで数字が登場します。何か国まわったか、何日間滞在したのか、英会話を習得してTOEICが何点から何点になったかなど、数字を前もってピックアップしましょう。
漠然と語るよりも、数字やデータを示すことで、旅行体験を分かりやすくアピールできます。
経験を活かす方法を説明する
最後に意識したいことは、旅行の経験が会社に入ったあとどのように活かせるのか、その方法を語ることです。
採用担当者のなかには、旅行の経験が仕事に結びつかないと考える人もいます。そのような人にも分かるように、旅行で感動したことやトラブルにあったこと、仲間ができたことなど、さまざまな経験を今後の仕事に関連づけて伝えるようにしましょう。
入社後の自分の姿をイメージしてもらうことが重要です。
旅行の目的、背景を伝える
旅行のエピソードを表現する際は、旅行の目的や背景を明確に伝えましょう。一般的に、旅行の目的は娯楽やレジャーであるケースが多いからです。旅行の目的に学習や自己研鑽などが含まれれば、ガクチカとしての質が上がります。
たとえば「自分の語学力がどこまで通じるのか試すため」や「グローバル社会の活躍を見込肢、視野や価値観を広げるため」などの理由は、ガクチカとして効果的です。行き先に見合った目的を考え、体験を学びにつなげていきましょう。
なるべく滞在期間が長いエピソードを選ぶ
ガクチカで旅行体験を採用する際は、なるべく滞在期間が長いエピソードを選ぶことをおすすめします。たとえば「日本人に人気の南国リゾートに5日間滞在」よりも、「現地のスクールに通う日数を踏まえ1カ月滞在」のほうが、ガクチカにおける「学び」のアピールのために効果的です。
ガクチカではエピソードよりも学びや貢献が重視されるため、日数の長さだけが優先されるわけではありません。しかし滞在期間の長さは体験の質にも現れ、学びのアピールにも説得性を与えてくれます。
旅行体験をガクチカにする際に気を付けたいポイント
ここでは、旅行体験をガクチカとして使用する際に、気をつけたいポイントをご紹介します。旅行のエピソードは伝え方を誤ると、ただの遊びのエピソードになってしまいがち。体験を正しく学び・貢献に変換し、魅力的なアピールポイントにしていきましょう。
特別な旅行体験である必要はない
ガクチカは、特別な旅行体験である必要はありません。旅行のガクチカでもっとも重要な点は「どこに行ったか」「何をしたか」ではなく「何を学んだか」です。たとえメジャーな旅行先であっても、それだけでガクチカの評価が下がることはありません。
日本とは異なる文化圏での体験や交流は、それだけで価値観の広がりにつながります。特別な旅行で得た一度きりの経験ももちろん尊いものですが、日常的な旅行や小さな出来事のなかで学んだ要素のほうが、入社後に再現しやすいという強みもあります。
インパクトを重視するあまり嘘をつかない
旅行経験に限った話ではありませんが、ガクチカでは嘘をつかないことが非常に大切です。少し脚色する程度でしたら大きな問題はありませんが、明らかに虚偽の内容を伝えた場合、その後の面接にも悪影響を及ぼす可能性があります。
とくに旅行業界や航空業界を面接する際、嘘はすぐバレるものだと認識しましょう。非旅行業界でも、面接官は多くの応募者と対話しているため、小さな違和感に敏感です。内定後のトラブルを防ぐためにも、誠実な内容を作成していきましょう。
旅行の経験を活かしたガクチカの具体例
旅行の経験をもとに作成したガクチカの例文をご紹介します。自身のガクチカを作成する際の参考にしてみてください。
計画性をアピールする場合の例文
私が強みとしているのは計画性です。高校卒業後、友人と国内旅行を企画した際、移動手段や宿泊先、観光地を効率的に巡るスケジュールを私が立案しました。さらに予算管理や緊急時の代替案も用意したことで、当日は大きなトラブルもなく円滑に旅行を楽しめました。参加した友人からも「計画がしっかりしていて安心できた」と評価をもらいました。この経験を通じて、目標に向けて準備し実行する力を培いました。御社においても、事前準備や段取り力を活かし、確実な成果達成に貢献したいと考えています。
コミュニケーション能力をアピールする場合の例文
私の強みはコミュニケーション能力です。大学時代、ヨーロッパを旅行した際に現地で道に迷ったことがありました。語学に不安がある中でも、笑顔と簡単な英単語を用いて積極的に話しかけたところ、現地の人が親切に道案内をしてくれました。そのやり取りを通じて、言葉の壁を超えるには姿勢や態度が大切であることを学びました。旅行全体でもメンバー同士が互いに支え合い、無事に計画を達成できました。この経験を活かし、御社においても顧客や仲間との信頼関係を築き、円滑なサービス提供やチーム力向上に貢献します。
チャレンジ精神をアピールする場合の例文
私が大切にしているのはチャレンジ精神です。大学の休暇を利用して初めて海外一人旅に挑戦しました。言語や文化の違いに不安はありましたが、現地で積極的に人に話しかけ、交通機関を使いこなし、観光地や市場を巡りました。とくにトラブル時には自ら調べ行動することで、不安を乗り越えられるという自信を得ました。この経験から、新しい環境に飛び込み、課題に直面しても柔軟に対応する力を身につけました。御社においても、未知の課題や変化に挑戦し続ける姿勢を発揮し、組織の成長に貢献したいと考えています。
ガクチカ作りに悩んだら「REALME」
ガクチカの作成が思うようにいかず悩んでいる人には、就活支援サービス「REALME」がおすすめです。AI面接を受けることで、面接やSEの内容を改善しましょう。
ここからは「REALME」の特徴について解説します。
短時間で自己分析できる
「REALME」では、20分のAI面接により、自己分析が可能です。AIとの面接内容をもとに、あなたの強み・弱みを分析し、35の項目をもとに14の能力に点数化してもらえます。そのため、あなたの強み・弱みが明確化し、客観的な自己分析が可能です。自分では気づかなかった強みや弱みが分かるため、客観的な視点から自分にマッチしている業界・企業が把握できるでしょう。
本格的な面接練習ができる
「REALME」のAI面接は何度でも実施可能です。面接の受け答えに慣れるには、経験を積むことが何より有効です。また、志望企業の最終面接基準をクリアした学生の面接回答例や、ガクチカ・自己PRなども閲覧できます。面接の回答方法や、ガクチカのブラッシュアップに悩んでいる人は、他の学生の面接回答例を参考にし、面接練習に役立てましょう。
エントリー時期の最適化ができる
「REALME」では、AI面接の結果から現時点での志望企業の内定判定が可能です。志望企業の最終面接まで進んだ学生の面接データと自分の面接データを比較し、志望企業から内定がもらえる可能性を算出してくれます。志望企業の最終面接に進んだ学生のデータを参照した上で内定可能性を割り出してくれるため、自分の正確な立ち位置の把握が可能です。
「REALME」では、エントリー前に判定可能なため、より効率の良い面接対策ができるでしょう。自分のガクチカが本当に魅力的なのかどうかを測るひとつの指標として、内定判定も参考にしてみてはいかがでしょうか。
ガクチカで旅行経験をアピールしよう
旅行の経験をガクチカに活用すれば「先を見越して行動できる」や「行動力がある」、「コミュニケーションスキルが高い」などのイメージを、企業に与えられます。特別な経験でなくても問題ありません。自分の性格や、経験から学んだことを伝えられるように意識し、旅行経験をガクチカでアピールしましょう。
面接やESの内容をさらに改善させたい人は、就活支援サービス「REALME」を利用してはいかがでしょうか。AI面接をぜひお試しください。