最終面接で印鑑を持ってくるように言われた場合、その理由が気になる方は多いでしょう。とくに転職活動では、さまざまな理由から印鑑の持参が求められることも多いです。本記事では印鑑が必要な理由や持参するときの注意点のほか、忘れたときの対処法についても解説します。
最終面接で印鑑が必要な理由
最終面接で、なぜ印鑑を持参する必要があるのか気になる方は多いでしょう。ここでは、考えられる主な理由を紹介します。
1. 各種必要書類への捺印のため
2. 交通費支給のため
3. 健康状態に関する証明のため
4. 内定に関する念書など
それぞれについて解説するので、参考にしてみてください。
1. 各種必要書類への捺印のため
企業によっては、履歴書やESなどの個人情報の取り扱いに関する書類に捺印が必要なケースがあります。特に大企業やプライバシーマークを取得している企業は個人情報に対する対策を厳しくしている傾向があるため、最終面接時でも捺印が必要となることは珍しくないでしょう。
2. 交通費支給のため
面接にかかる交通費や宿泊費などの精算で捺印が必要な場合もあります。まだ入社していなくても、経費処理のためには印鑑が必要となるためです。
とくに大企業や老舗企業では「しっかりしている会社である」というアピールも含めて交通費を支給している場合もあります。また、一次面接や二次面接では交通費が出なくても、最終面接では精算してくれる企業も珍しくありません。
3. 健康状態に関する証明のため
健康状態に関する証明に捺印を依頼している企業もあります。現在治療している病気があるか、以前にかかった病気があるかなどに答えて捺印します。
4. 内定に関する念書など
まれに念書などの書類に押印を依頼する企業もあります。優秀な人材がほかの企業に流れてしまうのを防ぐため、内定者に対して他の企業へ行かないという約束を取り付けようというものです。
ただし、最近では世間の目が厳しくなり大々的に行っている企業はあまりありません。また、押印をしてしまった場合でも、このような書類に法的効力はないとされています。
最終面接で印鑑持参と言われたときの注意点
最終面接で印鑑が必要な場合、捺印前に把握しておくべき注意点があります。注意点を把握した上で捺印するようにしてみてください。ここからは、最終面接で印鑑持参と言われたときに注意すべきポイントを解説します。
捺印前に内容を確認する
まず押さえておきたいのが、捺印前に書類の内容を確認することです。例えば書類に書かれている内容を読み間違えていたり、交通費の支給額に誤りがあったりした場合、そのまま提出してしまうと後からお互いに手間がかかってしまうかもしれま
せん。提出する前に、記載されている内容に相違がないか確認するようにしましょう。
疑問点があれば質問する
緊張している中で書類を受け取ると、些細な疑問はなかなか口に出しづらいかもしれません。しかし、受け取ってすぐに捺印するのではなく、一呼吸置いて不明な点がないか確かめるようにしましょう。
疑問や不安に思うことがある場合は、小さなことでも面接官に確認しておくのがおすすめです。
最終面接での印鑑持参に関するQ&A
シャチハタでもよい?
シャチハタとは、ハンコ自体にインクが入っていてスタンプのように押せる印鑑のこと。持ち運びやすく便利ですが、一般的にビジネスの場では認印を持参する方が無難であるとされています。
「シャチハタ可」と伝えられていない場合は、認印を持っていくのがおすすめです。
最終面接で印鑑持参と言われる意味は?
最終面接で印鑑持参が必要と言われると、どうしてもその意味が気になってしまうもの。上述のとおり、各種書類への捺印に必要であることが直接の理由である場合がほとんどですが、内定に近づいている可能性もあります。
とはいえ、最終面接がある以上は当日の振る舞いが重要であることに変わりはありません。スムーズな対応ができるよう、忘れずに印鑑を準備しておきましょう。
最終面接で印鑑を忘れたときの対処法
面接に向かう途中で購入する
最終面接の当日に印鑑を忘れてしまった場合は、慌てずに対処法を考えましょう。面接までの時間に余裕があれば、会場に向かう途中で購入するのも方法の一つ。
よくある一般的な苗字であれば、在庫としてストックしているお店もたくさんあります。近くに文房具を売っているお店を見つけたら、電話で取り扱いの有無を確認してから買いに向かいましょう。
後日郵送する旨を伝える
どうしても印鑑の調達が間に合わない場合、必要書類を後日郵送する方法もあります。該当の書類を持ち帰り、自宅で捺印後に郵送しても問題ないか、企業に確認してみましょう。
許可を得られたら、送付期限や住所などの確認も忘れないようにしてください。
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最終面接で印鑑が必要な理由はさまざま|忘れた場合は慌てずに対処しよう
最終面接で印鑑が必要と言われる理由のほか、押さえておきたい注意点や忘れたときの対処法について解説しました。最終面接で印鑑持参と聞くと、その意味を考えたり、身構えたりしがちですが、当日の面接が大切であることには変わりありません。しっかりと面接に専念するためにも、事前に準備をしてスムーズに当日を迎えましょう!