「SPIで落ちる可能性は?」「SPIで落ちたくない!」就活ではこのような悩みや疑問が絶えません。そこで本記事では、SPIで落ちる割合やボーダーライン、対策ポイントについて解説します。SPIの対策で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!
SPIとは?新卒採用での位置付けを理解しよう

SPIとは、さまざまな種類の適性検査があるうちの1種です。適性検査とは、就活における選考の一環として実施されるWebテストのこと。「Webテスト」とよばれたり、適性検査の種類がSPIである場合はそのまま「SPI」とよばれたりすることもあります。
就活をしていると、SPIやWebテストで落ちる確率やボーダーラインが気になるもの。ここでは、それぞれに分けて解説していきます。
・SPIに落ちる割合
・SPIのボーダーライン
SPIに落ちる確率
SPIの合格基準は企業によって異なるため、一概に合格率・不合格率を示すことはできません。一般的な目安として、落ちる確率は50%程度とされています。
「意外と落ちる」と思うかもしれませんが、SPIは対策でカバーできる問題がほとんど。何度も対策を繰り返すことで、問題や時間配分に慣れてきます。
SPIのボーダーライン
SPIにはボーダーラインがあるとされています。具体的な数値の公表はありませんが、SPIでは企業によって合格ラインが定められているのです。あくまで目安にはなりますが、大手なら7割〜、中小企業は6〜7割程度がボーダーであるといわれているので、企業の傾向と照らし合わせて参考にしてみてください。
SPIに落ちる人の特徴

SPIは、企業が応募者の基礎能力や適性を評価する試験となり、結果次第では不合格となることがあります。
特に大企業や応募者数の多い企業では、SPIを足切りの基準とすることが一般的です。一定のスコアを下回ると、選考を通過できません。
また、企業によってはボーダーラインを高めに設定するケースもあり、選考の競争率が高くなるほど水準が厳しくなる傾向があります。
ここからは、SPIに落ちる人の特徴を紹介します。
対策ができていない
SPIでは、毎年似たような問題が出題されます。傾向や問題形式を把握してしまえば、形式的に解ける問題もあるでしょう。
一方で、対策ができていないと見たこともないような内容の問題を解かなければいけません。SPIのあと二位は面接対策も控えているため、できるだけ早くから対策にとりかかることがポイントです。
時間配分ができていない
SPIでは、決められた時間内に多くの問題数を処理しなければなりません。そのため、時間の使い方を意識することが大切です。実施時間や問題数などを把握しているかどうかでパフォーマンスが変わるので、必ず事前に把握しておきましょう。
性格検査で嘘の回答をしている
SPIの性格検査で自分を良く見せようと意識しすぎて嘘の回答をすると、結果に矛盾が生じやすくなります。
企業は、性格検査の結果において回答の矛盾を検出する仕組みを導入していることもあり、一貫性がない場合には「信用できない」と判断されてしまいます。
また、理想的な回答ばかりを選ぶと「自己演出が過剰」と見なされるおそれもあります。自分の性格特性や傾向を振り返り、自然な回答を心がけることが重要です。
SPI「能力検査」の対策ポイント

SPIには、はっきり点数が出る「能力検査」と、企業との相性をはかる「性格検査」の2種類があります。
まずはSPIの対策ポイントのうち、「能力検査」の対策ポイントを紹介します。
・企業の傾向を知る
・問題集を繰り返し解く
・時間配分を意識する
・苦手分野を克服しておく
・分からない問題はとばす
それぞれについて見ていきましょう。
企業の傾向を知る
1つ目のポイントは、企業の傾向を知ることです。企業によってSPIの出題難易度が変わることはありませんが、どのくらいのラインがボーダーとされていそうかなど、過去の事例から情報収集しましょう。
問題集を繰り返し解く
SPIは問題集や対策用のテキストがたくさん出版されています。また、数ある適性検査の中でもメジャーなため、無料で対策方法を公開しているサイトも多いです。
類似問題を繰り返し解くことで、解き方のパターンや時間の使い方を掴みましょう。
時間配分を意識する
先に触れた通り、SPIでは時間の使い方が大きなポイント。
受検形式によって実施時間は異なりますが、時間内に全ての問題を解き終えるためには、1問あたり1分程度を目安に素早く解かなければなりません.。もちろん問題によって難易度は異なるため、難易度の高い問題は最後に回すといった工夫も取り入れるのがポイントです。
苦手分野を克服しておく
SPIテストに通過するには、苦手分野を克服する必要があります。
特にテストセンター形式では総合スコアが評価されるため、一つの分野で大きく失点すると合格点を超えることが難しくなります。例えば、言語分野が得意でも、非言語分野で大幅に失点すると、全体の評価が下がる可能性があります。
過去問を解いて自己採点や振り返りを行うことで、自分の苦手な分野を明らかにして重点的に対策できるようになります。
分からない問題はとばす
SPIテストには時間制限があります。一つの問題に時間をかけすぎると、ほかの問題を解くための十分な時間を確保できなくなる可能性があります。
特に非言語分野では計算問題が多いため、テンポよく解答することが欠かせません。分からない問題はとばして、解ける問題から確実に得点を積み重ねるようにしましょう。
ただし、選択肢がある問題は空欄にせず、とりあえず回答を埋めることも重要です。SPIでは総合スコアが重要になるため、少しでも点数を獲得する戦略を考えましょう。
SPI「性格検査」の対策ポイント

続いて、SPIの性格検査の対策ポイントを見てみましょう。性格検査とは、
「性格検査なのだから対策の必要はないのでは?」と思うかもしれませんが、性格検査も重要な判断材料です。
具体的には、以下のポイントに気をつける必要があります。
・回答の矛盾に気を付ける
・企業が求める人材を把握する
・自己分析をしておく
それぞれ見ていきましょう。
回答の矛盾に気を付ける
性格検査では、同じ内容の質問が複数回繰り返しで出題されることがあります。言い回しこそ違うものの、聞かれている内容は同じです。
そういった際に各問いの回答に矛盾があると、一貫性がないと判断されてしまうことがあります。「適性検査をいい加減に受けている」「この応募者は嘘をつく人だ」と判断されかねません。数多くの質問が出題されるため矛盾をゼロにすることは難しいかもしれませんが、くれぐれも適当に回答するのは避けて、ひっかけ問題には気をつけましょう。
企業が求める人材を把握する
性格検査には点数はありません。しかし、企業としては重要な選考の判断材料となっています。また、性格検査の出題数は多く、回答の判断に迷うような問いも出てくるはずです。
自分の信念を曲げてまで嘘をつく必要はありませんが、企業が求める人材を事前にリサーチしておき、回答の際にできるだけ寄せるようにしましょう。
自己分析をしておく
性格特性で一貫性のある回答をするために、自己分析が欠かせません。
SPIの性格検査では、「仕事内容や社風に合っているか」「企業が求める人柄か」などを見極める目的があります。自己分析を行い、自分の性格特性や考え方、価値観などを理解しておくことにより、スムーズな回答ができます。
また、自己分析を通じて自分の適性やキャリアの方向性を明確にできる点もメリットです。自分の性格や価値観に合った企業選びにも役立つでしょう。
SPIに関するよくあるQ&A
Q. 替え玉受験はできる?
替え玉受験とは、自分の代わりに他人にSPIやWebテストを受けてもらうこと。受験方式によっては、替え玉受験は不可能ではないかもしれません。しかし企業にバレたときのリスクが大きいため、おすすめできません。基本的にはしっかり対策した上で、自分の能力で挑戦することを推奨します。
Q. SPIで落ちる可能性はある?
SPIやWebテストが原因で落ちる可能性はあります。特に人気企業の場合は、Webテストを足切りに設けていることもあるため要注意。悔いのない就活を進めるためにも、Webテストの対策はしっかりおこないましょう。
Q. 服装に指定はある?
自宅以外でSPIを受ける場合も、服装は基本的に私服で構いません。リクルートスーツで受けても問題はありませんが、特別な指定を受けていない限りは私服を着用すればよいでしょう。
SPI対策に!「REALME」で客観的に自己分析しよう
SPIの性格検査では、一貫性のある回答が求められます。自分の強みや適性を正しく把握できていないと、回答に迷ったり矛盾が生じたりすることも少なくありません。
このような悩みを解決するために「REALME」の活用が有効です。「REALME」には、AIを使った客観的な自己分析を行える機能が備わっています。
AI面接で自身の強み・弱みが分かる
「REALME」のAI面接を活用すると、自分の強み・弱みを客観的に分析できます。
AIが面接時の受け答えや表情、話し方を解析して、就活生の適性や課題を示すことが可能です。自分では気が付かなかった性格の特性や強み・弱みなどを把握して、自己分析を深掘りできます。
また、自分にマッチする業界や企業の特徴も可視化できます。エントリーする会社選びにも活用することが可能です。
志望企業の内定判定が分かる
「REALME」のAI面接を活用すれば、志望企業に対する内定判定が分かります。
就活生がAI面接を行ったデータと過去の合格者データを比較して、リアルタイムで内定の可能性を分析します。エントリー前に内定の可能性を確認できるため、内定の見込み度が高い企業に絞って効率的に就活を行えます。
また、AI面接のフィードバックを踏まえて自己分析をやり直したり、SPI対策・面接対策を強化したりすることも可能です。
最適なエントリータイミングが分かり内定率が向上する
「REALME」ではAI面接を何度でも受けられるため、可視化された課題を克服しながら自分のタイミングでエントリーを行えます。
「A判定ならエントリーを進める」「C判定なら対策を強化してから挑戦する」など、エントリーするタイミングを見極めて戦略的に応募することで、内定率を高められます。
SPIは落ちる可能性もある!後悔のないようしっかり対策しよう

SPIで落ちる人の特徴や、SPIを突破するための対策ポイントを紹介しました。SPIは選考の初期段階で実施されることが多く、その後の選考に進むための重要なステップです。対策不足で落ちてしまうのは非常にもったいないので、早めに対策を済ませてしましましょう。本記事で紹介した内容をもとに、対策を進めてみてください!