就活で聞かれる「強み」の探し方を解説!回答一覧や例文も紹介

就活で聞かれる「強み」の探し方や、回答例を紹介します。具体的な回答が知りたい方に向けて、継続力や傾聴力、行動力をはじめ、強みごとの例文もまとめました。自己PRとの違いや答え方のポイントも解説するので、「強み」の回答に悩んでいる就活生はぜひ参考にしてみてください。

目次

就活で聞かれる「強み」とは

新卒採用の就活で聞かれる「強み」とは、自分がこれまでの経験を通して身につけた能力やスキルのことを指します。ESや面接で問われることが多いため、早い段階から強みについて深掘りし、理解を深めておくのがおすすめです。

強みと長所の違い

就活において、似たような言葉に「長所」があります。強みが経験を通して身につけたものであるのに対して、長所はその人がもともと持ち合わせている人柄や性格を指す場合が多いです。

強みと自己PRの違い

自己PRは「自分の強みをアピールして伝えること」を指します。自己PRは強みをアピールする行為を指すのに対して、強みはアピールする内容そのもののことです。

就職で聞かれる「強み」一覧表

就職で聞かれる強みはどのように答えれば良いのか悩むときは下記の一覧表を参考にしてください。就職活動中によく使われる強みをまとめました。

  • チャレンジ精神
  • コミュニケーション力
  • リーダーシップ
  • 協調性
  • 行動力
  • 分析力
  • 独自性
  • 持続力
  • 好奇心旺盛
  • 忍耐力
  • 探究心
  • 傾聴力
  • 真面目
  • 誠実
  • 謙虚
  • 逆境に強い
  • 感受性の豊かさ
  • 課題を解決する力
  • 提案力
  • 柔軟性
  • 観察力
  • 人材育成力
  • 思いやり
  • 向上心
  • 自己管理能力
  • タイムマネジメント
  • ロジカルシンキング
  • アイデア発信力
  • リスク管理能力

就活で聞かれる「強み」の探し方

ここでは、就活で聞かれる「強み」の探し方について解説します。

  • 自己分析から探す
  • 身近な人に聞く
  • 「弱み」から探す

それぞれについて見ていきましょう。

自己分析から探す

もっとも簡単なのは、自己分析から探す方法です。具体的には、他人から褒められたことのある経験や、得意としている物事について深掘りしてみましょう。

情報を整理するために、自分史やモチベーショングラフ、マインドマップなどを活用するのもおすすめです。

身近な人に聞く

自己分析が上手くいかない場合は、友人や家族などの身近な人に聞いてみるのも1つです。自分では強みですらないと思っていることが、第三者目線では優れていると感じることも珍しくありません。

強みを聞くことは恥ずかしく感じるかもしれませんが、就活で必要であることを伝えて素直に頼んでみましょう。

「弱み」から探す

どうしても強みが見つからない場合、「弱み」から探す方法もあります。強みと弱みは基本的に対となっているため、弱みを言い換えることで自分の強みを探し出すことが可能です。

例えば、「細かなミスが多い」という弱みを持っている場合、「大胆に行動できる」「思い切ってポジティブに動ける」といった強みに変換できます。

自分に強みがないと感じる場合は考え方を変えてみよう

自分に強みがないと感じる場合、強みのハードルを上げすぎている可能性があります。確かに「強み」というと、他者と比べて突出している能力や、特別な才能が必要だというイメージがあるかもしれません。しかし、就活でいう「強み」は、もう少しライトに捉えて問題ないのです。

他者と比較するのではなく、ハードルを少し下げて、自分の持つ能力の中からもっとも優れていると感じるものを挙げてみましょう。

【例文】就活で聞かれる「強み」の回答一覧

就活で聞かれる「強み」の回答として、以下のような例があります。

  • 継続力がある
  • 傾聴力がある
  • 行動力がある
  • 責任感が強い
  • 好奇心がある
  • 協調性がある
  • 問題解決力がある
  • 忍耐力がある
  • 発想力がある
  • 発信力がある

それぞれ具体的な例文も紹介するので、参考にしてみてください。

1. 継続力の例文

「私の強みは継続力です。大学時代に参加したサークル活動では、地域社会に貢献するイベントの企画や運営をしていました。最初は参加者が少なく、目立った成果を出すことが難しかったですが、諦めずに活動を続けました。イベントの企画から実施、反省会までの一連のプロセスをていねいにおこなったところ、徐々に参加者も増え、地域からの評価も高まりました。この経験から、継続的に取り組むことの大切さを学びました。貴社においても、自分の継続力を活かして、長期的なプロジェクトや困難な課題に対して粘り強く取り組み、貢献していきたいと考えています。」

2. 傾聴力の例文

「私の強みは傾聴力です。アルバイト先の顧客対応では、お客さんの要望や悩みをヒアリングして、理解することを心がけてきました。その結果、店舗の顧客アンケートで名指しで褒めていただいたことがあります。貴社に入社後は、傾聴力を活かしてチームメンバーやクライアントの意見を正確に捉えて、円滑なコミュニケーションを図ることでプロジェクトの成功に貢献したいです。」

3. 行動力の例文

「私の強みは行動力です。大学時代には多彩なイベントや活動に参加して、行動力することの重要性を学びました。学内のボランティアイベントでは積極的に学生たちにアプローチして、関心を持ってもらうよう働きかけました。最初は参加人数が乏しかったものの、徐々に多くの学生に参加してもらえるようになり、イベントを成功させることができました。このことから、ただ考えるだけでなく、実際に行動に移すことの重要性を実感しました。仕事ではこの行動力を活かし、新しいアイデアや課題に対して迅速に取り組みたいです。」

4. 責任感の例文

「私の強みは責任感です。アルバイトでは、リーダーとしてチームのスケジュール管理や業務の割り当てを担当していました。常にチームが円滑に回るように意識しただけでなく、トラブル時には迅速に対応して解決策を提案しました。責任を持って行動することで、チーム全体の成果に大きく貢献できると実感しています。仕事でもこの責任感を活かして、チームの目標達成のために邁進したいです。」

5. 好奇心の例文

「私の強みは好奇心を大切にすることです。大学では、専攻とは異なる分野の講義にも積極的に参加していました。経済学の講義では、私の専攻である工学とは異なる視点で問題解決のアプローチを学ぶことができました。好奇心があることで、異なる分野間のつながりを見出し、より広い視野を持つことができると実感しています。この好奇心を活かして、新しいアイデアやサービスの開発に励みたいと考えています。」

協調性の例文

「私の強みは、チームでの協調性です。大学のゼミで行った地域課題の解決プロジェクトでは、メンバーの意見が対立し、方向性が定まらない時期がありました。私は全員の意見を整理し、調整する役割を担い、その結果、意見の背景に共通する価値観が見え、チームの議論が建設的になりました。この経験から、一人ひとりの考えを尊重しながら共通点を見出し、前進させていく姿勢が、チーム全体の力を最大化することにつながると実感したのです。今後も職場でのチームワークにおいて、この強みを活かしていきたいです。」

課題解決力の例文

「私の強みは、課題を見つけ出し、具体的な行動で解決に導く力です。大学の文化祭実行委員として広報を担当した際、イベント情報が分かりにくいという課題に気づきました。情報量が多すぎて一目で理解できないことが主な要因なことに気づき、特設サイトに誘導する導線を設けました。結果として、前年よりも来場者数が増加し、満足度も大幅に改善されたのです。この経験から、課題を冷静に捉え、原因を分析しながら具体策を実行する力は、どのような環境でも活かせると実感しています。」

忍耐力の例文

「私の強みは、粘り強く取り組む姿勢です。大学でのプログラミングの授業では、最初はエラーばかりで思うように成果が出せず、課題提出も遅れがちでした。ですが、苦手意識を持つのではなく、向き合おうと決め、授業外の時間も使って基礎からやり直すことにしたのです。わからないところは友人や先生にも積極的に質問。最終的には、クラスでも上位評価をもらえるまで理解を深めることができました。苦手なことでも諦めず、少しずつでも前に進めば結果は変えられるということを、この経験から学びました。仕事においても、たとえ困難な状況に直面しても、粘り強く取り組む姿勢を大切にしていきたいと考えています。」

発想力の例文

「私の強みは、柔軟な発想力です。大学のサークルで新歓イベントの集客に苦戦していた際、ターゲット層である新入生のSNS利用率の高さに着目し、お試し入部キャンペーンを企画。参加者が体験の様子を投稿すると、プレゼントがもらえる仕組みにしました。

この企画で、例年の1.5倍以上の参加者を集めることができました。相手の行動や感情を想像して新しい方法を生み出すことの大切さを実感した経験です。今後も、課題に対して柔軟な視点でアイデアを出し、成果につなげる発想力を活かしていきたいと考えています。」

発信力の例文

「私の強みは、自ら発信することで周囲を巻き込む力です。大学のゼミ活動で、地域企業とのコラボ企画に参加した際、チーム内での情報共有が不足していたことが原因で、進行に遅れが出ていました。そこで自分の気づきや意見も積極的に発信することで、他のメンバーからも自然と発言が増え、全体の情報共有がスムーズになりました。自分から発信することは、周囲の意識を変え、行動を促すきっかけになると実感した経験です。今後も、組織の中で前向きな空気をつくる発信力を活かしていきたいです。」

就活で聞かれる「強み」を答えるときのポイント

ここからは、就活で聞かれる「強み」を答えるときのポイントについて紹介します。

  • 強みは3つ以上用意しておく
  • エピソードを交えて話す
  • 強みを言い換える

強みは3つ以上用意しておく

強みは3つ以上用意しておくことが理想です。ESや面接で強みを聞かれたときの回答は1つに絞って答えることになりますが、複数の回答を用意しておくことで、志望企業によって使い分けられます。

エピソードを交えて話す

エピソードを交えて話すのもポイントの1つ。まずは「私の強みは〇〇です」と結論を伝えて、その後に補足する形で具体的なエピソードを盛り込みましょう。回答にオリジナル性が出て、説得力が増すはずです。

強みを言い換える

強みを質問された際の回答は他の学生とかぶってしまうことが多いです。とくに「チャレンジ精神」や「協調性」「行動力」は、強みとしてアピールしやすいため、多くの学生に選択されています。他の就活生と差別化するために、強みを伝える際は言い換えも活用しましょう。例えば「行動力」を「思い立ったらすぐ動ける決断力」や「計画から実行までやり切る力」等に言い換えると効果的です。強みは抽象的なので、具体的な内容に言い換えると、面接官にも伝わりやすくなります。

就活で「強み」を答えるときの注意点

就活の面接では、メジャーである強みに関する質問。回答を通して、面接官は企業とマッチする人材なのかを確認し、入社後に活躍できる人材か判断します。ただ強みをアピールするためには気をつけるポイントもあります。答える際の注意点を参考にして、面接対策を行いましょう。

人として当たり前のアピールは避ける

常識として当たり前のことは強みとは言えません。例えば「時間の管理ができるので遅刻しません」「挨拶が得意です」「嘘をつきません」など社会人として、当然のことをアピールするのは避けましょう。これらを強みとして伝えると、「それ以上の強みがない」と感じられ悪い評価につながります。他の学生と差別化できる、他の人とは違う自分の強みを見つけましょう。うまく言語化できないときは、自己分析を再度行うことが効果的です。

仕事に関連しない強みは避ける

就活の場では、自社にマッチするか、入社後に活躍できるかが選考通過の判断基準となります。そのため、「よく食べる」「走るのが早い」「将棋が強い」など、趣味に関することや、仕事に関連しない強みをアピールするのは避けましょう。質問の意図を理解していないと思われ、評価が下がる原因になります。また企業や職種にマッチしない強みも避けるべきです。業界や志望する企業の業務に活かせることを強みとして伝えると効果的です。

長所を過大評価や過小評価しない

謙遜として、長所を事実よりも下げて伝えるのは避けましょう。志望度が低いと思われ、マイナスイメージにつながる可能性もあります。もし自信を持てない場合は、再度自己分析を行い、なぜそれが強みと感じるのか、過去の出来事を整理し根拠を見つけると、堂々と発言しやすくなります。

逆に、強みの過大評価も避けましょう。自慢話のように聞こえることもあるので注意が必要です。強みと、態度やスキルに矛盾があると信頼できないと思われてしまいます。

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就活で自分の「強み」を答えられるようにしておこう!

就活で聞かれることの多い「強み」について、具体的な探し方や回答の例を紹介しました。自己PRや長所と同じく、「強み」は深掘りされることの多い質問です。本記事で紹介したポイントを押さえて、就活で自分の「強み」を答えられるようにしておきましょう。

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