自己PR文や面接では、自分の強みを適切にアピールすることが大切です。今回は数ある要素のなかでも、「柔軟性」をアピールする際のポイントをご紹介します。自己分析をサポートするツールも紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
「柔軟性」を自己PRでアピールする際の例文
ここでは、柔軟性を自己PRでアピールする際の例文をご紹介します。柔軟性は数値で評価しにくいからこそ、具体的なエピソードや貢献のかたちを伝えることが大切。自分らしいストーリーや言葉を取り入れ、効果的な自己PRにつなげていきましょう。
部活やサークルをもとにした例文
部活やサークル活動を通じて柔軟性をアピールするためには、突発的なトラブルや予期せぬ状況における「冷静な対応力と解決策の提示」をアピールする必要があります。
「メンバーの意見を柔軟に取り入れ、一人ひとりの強みに合った役割分担をした」「定期的にアンケートを取り、セクションごとに目標設定を調整した」などのエピソードがあれば、柔軟性と主体性の両方をアピールできます。
アルバイトやインターンをもとにした例文
アルバイトやインターンの経験を使う際は、チーム全体の円滑な運営に貢献したエピソードを取り入れましょう。
たとえば「マニュアルに捉われず、その場の状況やニーズに応じた行動をした」「急な人手不足や業務変更に対応するために独自のルールを作った」のような内容が効果的です。自分の柔軟性がどのように好影響を与えたのかを強調しましょう。
学業や留学をもとにした例文
学業や留学をもとにした柔軟性のアピールでは、多様な価値観を尊重したエピソードが効果的です。
「言語や文化の違いに直面しても、現地や相手の価値観を尊重して適応した」「自分以外の価値観を受け入れながら、グループワークで成果を挙げた」のような内容が良いでしょう。とくに新しい環境での挑戦を取り入れたエピソードは、チャレンジ精神と柔軟性の共存をアピールできます。
研究室やゼミをもとにした例文
柔軟性のアピールでは、研究室やゼミをもとにした自己PRも効果的です。発見や対立などに関連するエピソードを交えれば、柔軟性を用いた課題解決力の高さも伝えられます。
たとえば「実験結果や発見に合わせて研究計画を柔軟に修正した」「メンバーと意見が対立したときも、相手の価値観を尊重したうえで柔軟に対応した」などのような内容に、数値や固有名詞で具体性を取り入れましょう。
自己PRで柔軟性を効果的にアピールするためのコツ
ここでは、自己PRで効果的に柔軟性をアピールするためのコツをご紹介します。柔軟性は、どのような領域の業種にも求められる能力の一つ。適切なアピール方法を選ぶことで、面接官の印象に残る自己PRを作成できるでしょう。
柔軟性を発揮して状況を変えたエピソードを取り入れる
自己PRで柔軟性をアピールする際は、柔軟な思考力や行動力を通して「状況を変えたエピソード」を取り入れます。柔軟性はコミュニケーション力とは異なり、単体でアピールするのが難しい能力。エピソードや実体験があることで、初めて説得性を持ちます。
自分の柔軟性によって、困難な状況やトラブルを乗り越えた具体的なエピソードを盛り込み、信ぴょう性や公権力をアピールしましょう。TPOに応じて考え方や行動を変え、良い結果に結びつけた経験を伝えます。
入社後にどのような業務で活かせるか言及する
自己PRにおける柔軟性のアピールでは、「入社後にどのような業務で活かせるか」に言及することも大切です。たとえば「急なトラブルにも臨機応変に対応できる」「変化の多い現場でも適応できる」などは、企業にとって大きな魅力として映るでしょう。
とくにトレンドの移り変わりが激しい業界や、最新情報のキャッチアップが重要な業界では、柔軟性の重要性が増します。「状況や相手に合わせた最適な方法を考えられる力」として、柔軟性をアピールしていきましょう。
ほかの能力もあわせてアピールする
柔軟性は、ほかの能力と合わせてアピールすることでさらに魅力的な強みになります。たとえば発想力・対応力・適応力・コミュニケーション能力など、ほかの強みも組み合わせられるエピソードを考えてみましょう。
実際の働きのなかで柔軟性を発揮するためには、分野横断的な思考力や行動力などが求められます。総合的な能力が高い人材であるほど、柔軟性の高さにも説得力が生まれるものです。ただし組み合わせる際は内容が散漫にならないよう、「複数の能力がどのように相乗効果を生み出したのか」を明確に説明するように心がけてください。
自己PRで柔軟性をアピールする際の注意点
ここでは、面接での自己PRで柔軟性をアピールするときの注意点をご紹介します。柔軟性は、数値で能力が測りにくいのが落とし穴。言葉選びやエピソード選びを間違えると、曖昧な内容の自己PRになりがちです。注意点を踏まえたうえで、強みがわかりやすい文章を作成しましょう。
判断基準を持っておく
自己PRで柔軟性をアピールする際は、明確な判断基準を持っておくことをおすすめします。判断基準のない柔軟性アピールは、捉え方によっては「他人の意見に左右されやすい」「どっちつかずで中途半端」というイメージを与えかねません。
「自分の考えや根拠に基づいて意思決定をした」というニュアンスを含められれば、効果的な柔軟性アピールになるでしょう。面接で「なぜその判断をしたのか」と聞かれた際に、納得感のある説明ができるように練習することが大切です。
想定外の質問にも答えられるようにしておく
柔軟性を伝える自己PRでは、想定外の質問に答えられるように備えましょう。柔軟性とは、言い換えれば「臨機応変な対応力」や「アドリブに強い即興力」でもあります。想定外の質問に対して慌てている姿を見せると、柔軟性自体にも疑問を抱かれてしまうかもしれません。
突発的な質問や深掘りにもすぐに対応できるよう、事前に多様な質問パターンを想定しておく意識を持ちましょう。落ち着いて自分の考えを述べられれば、柔軟性への信頼性もより担保されるはずです。
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柔軟性を活かした自己PRで選考突破を目指そう
今回は、自己PRで柔軟性をアピールする際のポイントや注意点をご紹介しました。
情報化が進む社会では、市場のトレンドやユーザーニーズがどんどん変化していきます。既存のやり方や技術に頼るだけではなく、自ら新しいやり方を見つけたり、状況に応じて柔軟に対応したりする力が必要です。
柔軟性は、これからの時代ますます重視される能力の一つといえます。具体性のあるエピソードを活用しつつ、効果的に柔軟性をアピールしていきましょう。