「楽天って倍率が高くて自分じゃ本選考突破は難しいかも……」
そうお悩みの就活生の方向けに、実際に楽天の本選考を突破し、内定を獲得した25卒の方にインタビューをおこない、選考突破のコツや内定獲得のための対策方法を伝授していただきました!
これから楽天を受ける方や、楽天を志望している方必見の内容となっておりますので、本記事を見ながら楽天本選考突破のための対策を進めてみてくださいね。
楽天の本選考体験談を教えてくれた方
- 25卒
- 地方国公立
- 地方創生系のゼミ
- 塾講師アルバイト
- 飲食アルバイト
- 通信業界、SIer志望
楽天で話していたガクチカ・志望動機
楽天のガクチカ
ゼミで行った地域活性化プロジェクトです。私はプロジェクトリーダーを務め、来客数の減少や若年層との接点不足が課題となっていた地元商店街の活性化を目指し、「商店街スタンプラリーイベント」を企画・実行しました。特にリーダーとして、全体の進行管理やタスク分担を行うとともに、特に商店街の店舗との交渉を担当しました。初めての試みに不安を抱く店舗が多い中、直接訪問し、イベントのメリットや具体的な運営計画を丁寧に説明することで信頼を得ることに注力しました。結果として、イベントには100名以上が参加し、一部の店舗では売上が前年比30%増加する成果を上げました。また、イベント後のアンケートでは90%以上の参加者が「商店街に親近感を持てた」と回答し、地元の方々から感謝の言葉をいただくことができました。
楽天の志望動機
貴社を志望する理由は、「多様性を活かした挑戦を通じて、自らの成長と社会貢献を実現したい」という思いがあるからです。貴社の「英語公用語化」や、金融、モバイル、ECなど業界の枠を超えた幅広い事業展開は、私が理想とするグローバルで多様性豊かな職場環境そのものであり、挑戦を重視する文化に強く惹かれました。自分の経験やスキルを活かしつつ、これまで以上に多様な視点を吸収できる環境で働きたいと考えています。また、貴社の「インターネットを通じて人々と社会をエンパワーメントする」という理念に強く惹かれています。楽天市場や楽天カードといった生活に密着したサービスを通じて、顧客の選択肢を広げ、新たな価値を提供する姿勢に感銘を受けました。貴社は、自分のビジョンを実現するのに最適な環境であると確信しており、成長意欲を持って挑戦したいと考えています。
楽天の選考フロー
楽天の選考フローは以下の流れで実施されます。
- ES・webテスト
- 1次面接
- 2次面接
- 最終面接
楽天のES・webテスト
「楽天を志望する理由を教えてください」「部活動やサークル、アルバイトなど、学生生活で力を入れて取り組んだことを教えてください。その際、ご自身が務めた役職や実績、活動内容も具体的に記載してください」という2つの設問に対して回答。
webテストは楽天独自のもので、言語系、非言語系の科目が課される。
楽天の1次面接
web形式で面接官1人に対して、学生4人でおこなわれる。時間は30分程度。質問内容としてはガクチカとその深掘りが基本で、志望動機などは軽く触れられる程度。
楽天の2次面接
web形式で面接官1人に対して、学生1人でおこなわれる。時間は30分程度。質問内容としては1次面接と同様、ガクチカとその深掘りが基本。志望動機なども聞かれる。
楽天の最終面接
web形式で面接官1人に対して、学生1人でおこなわれる。時間は30分程度。これまでの選考内容と同様、ガクチカについて聞かれた後、キャリア系質問、パーソナル系質問など幅広く聞かれる。
楽天のES
設問①
楽天を志望する理由を教えてください。(400文字以内)
楽天を志望する理由について、私は「多様性を活かした挑戦を通じて、自らの成長と社会貢献を実現したい」と考え、志望動機に記載しました。楽天の「英語公用語化」や、業界の枠を超えた積極的な事業展開は、私が理想とするグローバルで多様性豊かな職場環境そのものであり、また、自分の能力を最大限発揮できる場所だと感じました。
また、楽天の「インターネットを通じて人々と社会をエンパワーメントする」という理念が自分はとても好きでこれについても記載しましたね。楽天市場や楽天カードなど、日々の生活に密着したサービスを通じて、人々の選択肢を広げ、新たな価値を提供し続けている企業でこそ、自身のビジョンは達成できると考え、そのことを記載しました。
設問②
部活動やサークル、アルバイトなど、学生生活で力を入れて取り組んだことを教えてください。その際、ご自身が務めた役職や実績、活動内容も具体的に記載してください。(600字以内)
大学のゼミで行った地域活性化プロジェクトを記載しました。私はプロジェクトリーダーを務め、地元商店街の活性化を目指した施策の立案と実行を主導しました。
ゼミでは最初に商店街の現状をヒアリングし、来客数の減少や若い世代との接点不足が課題であることを特定しました。その上で、私たちのチームは「商店街スタンプラリーイベント」の企画を提案し、そのことについて記載しました。このイベントは、地元住民や若者が商店街を訪れ、店舗を巡ることで特典を得られる仕組みを取り入れ、地元とのつながりを深める狙いがあったことも併せてESに記載しましたね。
リーダーとして、私は全体の進行管理を担当するとともに、特に商店街の店舗との交渉を進めました。初めての試みということもあり、多くの店舗が協力を渋る中、直接訪問して提案内容やイベントのメリットを丁寧に説明したことも記載しました。
結果としては、当日は100名以上が参加し、商店街の各店舗で売上が前年比30%増加した店舗もあり、イベント後のアンケートでは、参加者の90%以上が「商店街に親近感を持てた」と回答し、地元の方々からも感謝の言葉をいただいたことを記載しました。
楽天の1次面接
楽天の1次面接の概要
楽天の一次面接はオンラインで行われ、人事部の30代と思われる面接官が担当していました。全体的にピリッとした雰囲気で、笑顔が少なく、真剣な態度が印象的でした。グループ面接形式で、各質問がテンポよく回される形でしたね。
面接全体を通じて、特に「なぜそう考えたのか」「なぜその行動を取ったのか」といった動機の部分が深掘りされる印象を受けました。そのため、事前に自分の経験やエピソードを掘り下げ、行動の背景を明確にしておくことが大切だと思います。
楽天の1次面接で聞かれた内容
面接ではまず自己紹介を求められました。ここでは、自分の強みや学生時代に力を入れたことを簡潔に述べることを意識しました。
次に、「学生生活で最も力を入れて取り組んだこと」について深掘りされました。私はゼミでの地域活性化プロジェクトを挙げ、プロジェクトリーダーとして課題をどのように特定し、解決に導いたかを説明しました。
そこで、「どうしてその行動を選択したのか?」という部分を深掘りされました。なぜ商店街活性化というテーマを選んだのか、そのテーマに対してどのような意義を感じたのかといったなど、かなり詳しく聞かれましたね。
また、「その取り組みで苦労したことと、それをどのように克服したか」についても掘り下げられました。私は商店街の店舗との交渉が最も大変だったと回答し、その際に信頼を築くためにどのように行動したかを具体例を交えて説明しました。結果だけでなく過程をどれだけ論理的に伝えられるか、ということを意識して回答しました。
楽天の2次面接
楽天の2次面接の概要
一次面接よりも和やかな雰囲気ではありましたが、終盤にかけて逆質問でのやり取りが少し気まずくなる場面もありました。最後の逆質問で、事前に用意していた質問が人事系や特定部署に偏っており、「そこは自分の管轄外です」と返されてしまって……。
和やかな雰囲気ではありましたが、逆質問で適切なやり取りができず、改善の必要性を痛感しました。全体を通して、一次面接よりも「楽天で何を実現したいか」という具体性と熱意を求められる内容であり、逆質問では幅広い分野に対する準備が必要だと学びました。
楽天の2次面接で聞かれた内容
1次面接と同様、「学生時代に力を入れたこと」についての質問から始まりました。一次面接で話した地域活性化プロジェクトのエピソードを再度説明しましたが、今回はその中でも特に「その経験を楽天でどう活かしたいか」という部分が特に聞かれました。
「なぜそのような行動を選んだのか」「どのような結果が得られたのか」に加え、その経験から得た学びを楽天のどの事業領域でどのように活かしたいかなど、かなり深いところまで聞かれました。
また、「楽天でどのようなことをしたいのか、そう考えるようになったきっかけは何か」という質問もありました。私は、楽天の多様な事業展開に触れた際に、データ活用の可能性に魅力を感じた経験を基に、「データを活かしたサービス向上や新規事業の立ち上げに貢献したい」と回答しました。
その際、上記の自分の考えがどのように形成されていったのか、大学での経験や楽天の説明会で感じたことを交え、論理的に説明することを意識しました。
楽天の最終面接
楽天の最終面接の概要
最終面接は40代の中堅社員の方が面接官を担当してくださいました。これまでの面接と比べても、非常に和やかな雰囲気で、リラックスしながら自分の考えを伝えることができました。
最後の逆質問では、二次面接での失敗を踏まえ、幅広い分野の質問を準備して臨みました。楽天の企業文化や具体的な働き方、社員の方々が感じるやりがいなどについて質問したところ、面接官も笑顔で丁寧に答えてくださり、良いコミュニケーションが取れたと感じました。
楽天の最終面接で聞かれた内容
これまでの選考と同様、「学生時代に力を入れたこと」についての質問からスタートしました。これまでと同じ地域活性化プロジェクトについて話しましたが、今回はより簡潔に要点をまとめ、「なぜその行動を選んだのか」「その経験を楽天でどのように活かしたいと考えているのか」を中心に話しました。これまで準備してきた内容だったこともあり、自信を持って話せた点が良かったと思います。
次に、「楽天の志望理由」について聞かれました。私は、楽天の「多様性と挑戦を尊重する企業文化」に惹かれたことと、自分のスキルを活かして新たな価値を生み出したいという熱意が伝わるように話しました。
さらに、「楽天を志望したきっかけ」については、説明会でデータ活用を中心とした事業展開ができるという内容を聞いて、自分もその一員として社会に影響を与える仕事がしたいと感じたことを具体的に話しました。
また、「他にどのような業界を見ているか」や「周りからどのような人だと言われることが多いか」といった質問もありました。他業界については正直に興味のある分野を伝えつつも、「最も共感できるのが楽天の理念である」と強調しました。周囲からの評価については「粘り強い」「前向きに物事に取り組む」と言われることが多いと述べ、そのもととなったエピソードと話しました。
楽天の本選考全体を通しての感想
楽天の本選考全体を通して感じたのは、「論理的思考力」と「主体性」を非常に重視されているということです。一次面接から最終面接に至るまで、学生時代に力を入れたことや志望理由について深掘りされ、自分の行動や考えを簡潔かつ論理的に説明することが大切だと思いました。
また、面接官からは「なぜその行動を選択したのか」「どのように課題を乗り越えたのか」など、行動の背景にある動機や過程に焦点を当てた質問が多く、表面的な回答では通用しないと感じました。
一方で、選考全体を通じて社員の方々が楽天らしい挑戦的でオープンな姿勢を持っていることも印象的でした。特に二次面接や最終面接では、和やかな雰囲気の中で自分の考えをじっくり伝えることができ、面接官の方々が真摯に向き合ってくださっていると感じました。逆質問の場面でも、社員の方々のリアルな視点を伺うことができ、楽天の社風や仕事への姿勢に対する理解が深まりました。
楽天本選考突破のコツ
楽天の本選考を突破するためのコツ
まず自己分析を徹底し、論理的に自分をアピールする準備をしておくと良いと思います。面接では、「なぜその行動を選んだのか」「その経験から何を学び、それを楽天でどう活かすのか」といった深掘りが必ず行われます。そのため、学生時代の経験を具体的なエピソードとして整理し、背景や結果、そこから得た学びを一貫性を持って説明できるようにしておくことが重要だと感じました。
また、基本的な部分ですが、結論ファーストで簡潔に回答することも大事ですね。楽天の面接はテンポが速いため、要点を押さえた回答を心がけると良いと思います。
楽天の本選考を受ける人へのアドバイス
楽天は挑戦的で多様性を重視する文化を持つ企業です。そのため、自分の経験を楽天の理念や事業内容にどのように結びつけられるかを明確にしておくことが重要ですね。「自分が楽天で何をしたいのか」「なぜ楽天でなければならないのか」を具体的に答えられる準備をしておくことがおすすめです。
また、面接ではロジカルに話すように徹底しましょう。回答が長くなりすぎるとマイナスに捉えられかねないため、事前に話す内容を簡潔にまとめておくことが大切です。特にグループ面接では、短時間で自分の強みを効果的にアピールする力が必要だと思いました。
まとめ
楽天の選考を突破するためには、自分の経験や強みを楽天の理念や事業内容と結びつけ、具体的かつ論理的に伝えることが重要です。特に、選考では「なぜその行動を選んだのか」「楽天で何を実現したいのか」といった深掘りが多いため、エピソードの背景や学びを整理し、一貫性のある回答を準備することが何よりも大事になってきます。
また、楽天は挑戦と多様性を重視する企業文化を持つため、自分の意欲や目標がその文化とどうマッチするかをしっかりアピールするようにしましょう。本記事を参考にしながら、論理的な自己分析と企業研究を徹底し、楽天でのキャリアを見据えた選考対策を進めていきましょう!
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