IT業界は文系・理系問わず人気の業界です。文系か理系かによってIT業界における志望動機の書き方は変わります。今回はIT業界の大枠を伝えつつ、志望動機を書くコツについてお伝えします。
記事の最後にはAI面接サービスの「REALME」を紹介します。AIが面接後にフィードバックを行ってくれたり、IT業界志望の学生がどのような自己PRを書いているかを確認することができます。
IT業界の特性
志望動機を書くために、業界そのものを知る必要があります。この項目ではIT業界そのものの説明と、業界としてどのような人物が求められるかを説明します。
概要
IT業界とは、IT(情報技術)を活用したサービスを提供している業界です。
- インターネットおよびWeb
- 通信
- ソフトウェア
- ハードウェア
- 情報処理サービス
IT業界としてイメージされやすいソフトウェア開発会社(ベンダー・SIerなど)はもちろん、ソーシャルゲームやスマートフォン向けアプリを開発する企業もIT企業に分類されます。
望まれる人物像
望まれる人物像やスキルは、同じIT業界でも業種によって若干の差が出ます。大まかに2つの要素が求められます。
1つ目はコミュニケーション能力です。顧客や市場が求める製品を作ることが仕事のため、相手が何に悩んでいるかを引き出す力が欠かせません。
また、社内外問わず一緒に仕事する人との連携も求められることが多いため、コミュニケーション力が求められます。
2つ目は学習意欲です。IT業界は目まぐるしいスピードで変化し続けています。今後、AI技術がさらに普及すれば技術革新のスピードはより加速するでしょう。この変化に追いつくためにも、常に学習し続ける姿勢は必須です。
IT業界で好印象を与える志望動機の作り方
IT業界の志望動機で重要なことは、「いかに学習意欲の高さを伝えるか」です。人気業種だからこそ、求める人材像と自分の強みを関連づけてアピールできるかを重視しましょう。
志望動機を重視する
IT業界は求人数が多く、志望度が低くても応募する学生もいます。そのため、志望動機の濃さが重要です。なぜIT業界で働きたいのか、なぜその企業がよいかをじっくり考えて、自分の言葉で表現しましょう。
具体的かつ濃い志望動機にするには、よりリアルな情報を探す必要があります。そのために企業分析だけでなく、OB訪問も活用しましょう。
自分の強みをアピールする
志望動機の方向性が見えたら、自分の強みをアピールします。ほかの学生と差をつけるには、求められる人物像と強みを連携させることが欠かせません。
会社説明会で聞いた人物像だけでなく、IIT業界全体で特に必要とされる学習意欲が伝わるようにしましょう。
また、強みを伝える際はただ自分の強みを押しつけていないかを確認することも重要です。面接官に「この職種で活躍しそう」と思ってもらえる内容になっているかを確認し、都度ブラッシュアップしましょう。
構成に気を配る
志望動機と自分の強みの大枠が決まったら、分かりやすい構成になるよう要素を組み合わせます。構成は結論・理由・例・結論の順番になるように意識して、難しい言葉遣いは避けます。ビジネスマナーを守りつつ、分かりやすい表現になるように文章を組み立てましょう。
志望動機で意識するとよいポイント
今まで紹介したポイントに加えて以下の3つを意識できると、よりよい志望動機に仕上がります。
- 主体性があるか
- 待遇に重きを置いていないか
- どの企業にも適用できる内容になっていないか
各項目について解説します
主体性に欠ける内容はNG
受け身な内容や表現は避けましょう。
「IT業界に興味があります」「入社後勉強して活躍できるように頑張ります」と、入社後に勉強をする前提で話すことはよくありません。加えて、研修の豊富さ、フォロー体制の手厚さなどに重きを置くと、自主性がないとみなされる可能性があります。
ITの知見が少ない学生は、特に気をつけましょう。
待遇に重きを置いた内容にしない
待遇面を重視した内容も避けましょう。
もちろん、給料が高い、福利厚生が手厚いことは会社選びにおいて重要です。IT業界は長年人材不足に悩まされています。大手IT企業では月給30万円以上を提示することもあり、新卒採用において待遇面の改善が進んでいます。
しかし、福利厚生を中心にした志望動機はよくありません。待遇が主題にならないよう、補足事項として書き加える程度にしましょう。
どの企業にも適用できる内容を避ける
どの企業でもいえるありきたりな内容は避けましょう。
例えば、「ITの発展に貢献したい」「エンジニア技術の発展に寄与したい」など抽象度の高い表現は、どの企業にも当てはまります。
IT業界の就活は、他の業界以上に情報がカギを握ります。企業分析、会社説明会やOB訪問などで情報量を増やして、具体的な内容を話せるようにしましょう。
文系学生の志望動機例を紹介
ここでは、IT業界を目指す文系学生の志望動機を紹介します。
「私はコミュニケーション能力を活かし、技術営業職としての入社を希望しています。
技術営業職に注目する理由は今後の業界の展望への期待です。貴社ではAIを活用したアプリケーションを複数リリースしています。「AIの強みを伝えることが難しい」と、会社説明会の先輩が社員座談会にて話されていたことが印象に残っています。
貴社の持つ技術の可能性を今までの経験から培ったコミュニケーション能力を活かしてより多くのお客様に販売促進をしていきたいです。」
理系学生の志望動機例を紹介
以下は、IT業界を目指す理系学生の志望動機例です。
「私が貴社を志望した理由は、スマートフォンアプリケーションの可能性を最大限に引き出したいと考えたからです。
私は大学でAndroidアプリケーション開発を専攻しています。貴社がアプリケーション開発を主軸にクラウドシステム開発にも着手されていると聞き、ゼミで取り組んでいる内容を活かせるのではないかと考えています。
あらゆる観点から顧客の課題を解決できるアプリケーション開発に取り組むためにも、ぜひ貴社でSE職として活躍したいです。」
IT業界を目指すなら「REALME」
「REALME」に登録している企業にはIT企業も多数存在しています。IT企業で確実に内定を取りたいなら、ぜひ「REALME」を活用しましょう。
ここからは「REALME」の特徴について解説します。
効率よく自己分析ができる
IT業界に限らず、どの業界を志望するうえでも重要なものが自己分析です。
「REALME」ではAIと模擬面接を行うことができます。面接内容をもとにあなたの強みや弱みを明確にし、14項目の項目に分け点数化しフィードバックしてくれます。客観的な視点で自分を分析することができるため、志望動機に使う強みもより具体的な内容に深掘りできるでしょう。
合格ラインの就活生が分かる
「REALME」で確認できることは自己分析だけではありません。志望企業の合格ラインにいる学生がどのような回答をしているかも閲覧することができます。
志望動機はもちろん、自己PRやガクチカも閲覧できるため、回答例を見て自身の志望動機をブラッシュアップするという使い方ができるでしょう。
AIと面接対策ができる
面接の練習がしたいなら、友人やキャリアセンターの職員など誰かの協力が必要です。
「REALME」なら面接相手はAIのため、自分の希望するタイミングでいつでも面接対策ができます。AI面接の内容をもとに、あなたが志望する企業の内定の可能性を算出してくれます。あなたが志望する企業の最終面接まで進んだ就活生のデータとあなたのデータを比較し、内定の可能性を割り出してくれるため、自分の正確な位置を把握することが可能です。
志望動機にこだわりIT業界の内定を勝ち取ろう
IT業界は求人数が多いからこそ、志望動機で差別化することが重要です。より具体的で企業の求める人材に沿った志望動機を作れれば、企業の担当者によい印象を残せます。
綿密な下調べをして、どのようにすれば自分の強みを生かせるかを考えて志望動機を仕上げましょう。
自己分析をする際は「REALME」の活用がおすすめです。AIとの面接によるフィードバックや他の学生の回答を参考にして、自分の志望動機の質を高めましょう。