誠実さは、就活の自己PRで使える強みです。しかし「どうすれば効果的にアピールできるのか分からない」と悩む人も多いでしょう。
この記事では、誠実さを伝えるための準備や、誠実さが求められる業界、自己PRの例文をご紹介します。
また、自己PRを磨き上げる際におすすめの就活支援サービス「REALME」についても解説します。
自己PRで誠実さを伝えるための準備
自己PRで誠実さを伝えるには「誠実さについて理解する」「仕事に関連づけられるエピソードを用意する」といった事前の準備が必要です。ここでは4つの準備について解説しましょう。
社会人に求められる誠実を理解する
自己PRで誠実さを伝える前に、まず社会人に求められる誠実さについて理解しましょう。
誠実さとは、真面目で嘘をつくことがなく、ルールや道徳に従って行動する様子を指します。社会人として誠実であることは、次のような印象を与えます。自分に当てはまるか確認しておきましょう。
- 信頼できる
- 仕事を任せられる
- 他人のために行動できる
- 責任感がある
どれも社会人として評価される資質ですが、具体的にイメージしにくい面もあり、伝える際には工夫が必要です。
志望企業や業務につなげられるエピソードを探す
誠実さを自己PRでアピールする際は、それを業務にどのように活かすかが重要です。志望する企業や業務につなげられるような、誠実さが分かるエピソードを探しておきましょう。
そのためには志望企業や業務内容を分析し、求められている人物像を把握する必要があります。たとえば、営業職で顧客の話を傾聴する姿勢が必要とされているなら「誠実にヒアリングを行い、誠意をもって対応できる営業職員になりたい」と、業務内容に合った誠実さをアピールすることをおすすめします。
自分のエピソードに合う言い換え表現を調べる
自己PRで誠実さをアピールする場合、印象が曖昧になるおそれがあります。また、同じように誠実さをアピールする学生がいた場合、差別化も難しくなるでしょう。
より印象的な自己PRにするには、用意したエピソードに合った言い換え表現を用いるのがおすすめです。自分らしい表現でアピールすることで、誠実さのリアリティが増します。
以下に言い換え表現を挙げますので、参考にしてください。
- 真面目
- 嘘やごまかしがない
- 責任感が強い
- 真剣に人と向き合う
- 何事にもひたむきに取り組む
- 約束を守る
- 地道に努力する
- 忍耐力がある
- 仕事が丁寧
- 計画的
- 人と関わる際に裏表がない
ESや履歴書の文字にも気をつける
細かいことになりますが、誠実さをアピールするなら、ESや履歴書の文字にも気をつけましょう。文字に人柄が表れると考える人も多く、書類の字が汚いと、誠実さに対する信憑性が低くなるおそれがあります。きれいな文字を書くのが苦手な場合には、丁寧で読みやすい字を心掛けましょう。
また、誤字が多い場合も誠実さとの矛盾が生じます。できるだけ誤字がないよう、書いた書類は提出前によく見直してください。
誠実さが求められる業界や職種
誠実さが求められる業界や職種は、次のとおりです。
- 公務員
- 販売職
- 介護職
- マーケティング職
- 営業職
誠実さは、責任感や信頼感が求められる業界や職種において、特に重視される資質です。
社会のために働くことを求められる公務員、顧客や利用者との信頼関係が重要な販売職・営業職、市場の動向に真摯に向き合うマーケティング職など。どれも誠実さが求められます。これらの業界・職種を志望する人は自身の誠実さを積極的に伝え、採用担当者にアピールしましょう。
自己PRで誠実さを伝える構成
自己PRで誠実さを伝える際は、分かりやすい構成を心掛けましょう。以下の4つのポイントを押さえると、誠実さがダイレクトに相手に伝わります。
①結論を最初に話す
「私の強みは誠実さです」「私は常に誠実さを大切にしてきました」というように、結論をはじめにもってきてください。冒頭で結論を伝えることで、そのあとの話が分かりやすくなります。
②具体的なエピソードを話す
つづいて、誠実さが分かる自分ならではのエピソードを伝えます。具体的な体験談を盛り込むことで、誠実さを裏付けることができるでしょう。
③得られた結果や教訓を話す
ここで、エピソードの結果や学んだことを伝えます。第三者から言われたことをまじえると、より信憑性が高まるでしょう。
④業務への活かし方も伝える
自己PRの最後は、入社後に誠実さをどのように活かすのかを伝えてください。働く意欲を示すことで、採用担当者からの評価が高まるでしょう。
自己PRで誠実さを伝えられる例文
自己PRで誠実さをアピールする場合の例文をご紹介します。3つのパターンを挙げますので、自己PR作成の参考にしてください。
部活動やサークル活動の場合
私の強みは、ひたむきな誠実さです。私は中学生の頃から陸上競技部に所属し、長距離走に取り組んできました。陸上競技は日々の練習が記録に直結するため、怠ることなく真剣に取り組むことが重要です。記録が伸び悩んだときも仲間と励まし合い、辛抱強く努力を続けました。そのお陰で、大学2年のときには県大会で入賞することができました。陸上競技から学んだことは、ひたむきに努力を続けることの重要性です。入社後はこの誠実さを活かして、どのような課題にも真摯に取り組み、成果を出していきたいと思っています。 |
アルバイトやインターンの場合
私は常に誠実であることをモットーにしています。人と真剣に向き合うことの大切さを学んだのは、学生時代の塾講師のアルバイトです。私は大学1年の頃から個別指導の塾で講師を始め、生徒の成績向上に取り組んできました。最初は機械的に教えることだけを考えていましたが、それでは思うように成果が出ませんでした。そこで気づいたのは、個々の生徒と真剣に向き合い、彼らの立場に立って指導することの重要性です。その結果、生徒たちと信頼関係を築き、成績を向上させることができました。この経験から、誠実な姿勢が人間関係や業務に与える影響を深く理解しました。入社後も誠実さを活かし、お客様との信頼関係を築いていきたいと考えています。お客様の声に耳を傾け、誠実な対応を心掛けることが、仕事や人間関係で成功を収める秘訣だと信じています。 |
研究室やゼミの場合
私の強みは誠実さだと考えています。任されたことは最後まで責任をもってやり遂げます。この姿勢を身につけたのは、大学の研究室での活動です。私は大学3年のとき、研究プロジェクトのリーダーに任命されました。はじめのうちは責任の重さに圧倒され、逃げ出したくなることもありましたが、リーダーとして仲間の期待に応えるため、誠実に取り組むことを決意しました。その結果、研究室のメンバーと信頼関係を築き、優れた成果を残すことができたのです。入社後も誠実さを活かし、周囲と信頼できる関係を築いて目標達成に貢献したいと考えています。誠実さはチームの力を最大限に引き出すための重要な要素であり、私の強みだと確信しています。 |
自己分析や面接準備には「REALME」がおすすめ
自己PRで誠実さをアピールするには、しっかりとした自己分析や面接の準備が必要です。そのために就活支援サービス「REALME」を活用してはいかがでしょうか。20~30分程度のAI面接を受けることで、面接での受け答えを改善できます。
ここからは「REALME」のメリットをご紹介しましょう。
他の就活生の回答を参考にできる
「REALME」を活用すれば、志望企業の合格基準をクリアした就活生の、AI面接での回答をテキストで閲覧できます。優秀な就活生の過去の回答を知り、自分の回答を比較することで、改善点や自分に足りない部分が把握できます。自分ひとりでは分からない課題を知り、就活に活かせるのは大きなメリットであるといえるでしょう。
AIとの面接で自分のアピール方法がわかる
「REALME」でAI面接を受けると、精密なフィードバックが受け取れます。客観的な自己分析ができて、これまで気づかなかったような自分の強みや弱みが分かります。
就活で重視される「問題解決力」「チームで取り組む力」「成長意欲」など14の能力が、10段階の点数で評価されるため、自己PRでの効果的なアピールに活かせるでしょう。
今の時点での内定判定を確認できる
「REALME」では、自身のAI面接のデータと、志望企業の最終面接へ進んだ学生のデータを比較して、内定獲得の可能性が確認できます。A+・A・B+・B、といった10段階で内定判定が出されるため、現時点での自分の実力が把握でき、何が不足しているかが分かります。AIの分析を参考に面接の受け答えを磨き上げ、内定判定を向上させたうえで、志望企業に最適なタイミングでエントリーできるでしょう。
自己分析をもとに効果的な自己PRをしよう
誠実さを自己PRで伝えるためには事前の準備が必要です。誠実さについて理解し、誠実さが分かる具体的なエピソードをまじえてアピールするよう心掛けましょう。
深く自己分析し、効果的な自己PRを作成するには、就活支援サービス「REALME」の活用がおすすめです。気になる方はAI面接をお試しください。