自己PRでボランティアの経験をアピールできるのかと考える学生は多いでしょう。結論からいうと、ボランティアを自己PRのテーマとしてアピールすることに問題はありません。この記事では、その理由と自己PRする際の注意点について解説します。
どのようなエピソードを選べばよいのか選ぶ方法も紹介しているため、ボランティアの経験を自己PR材料にしたいと考えている人は参考にしてください。
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ボランティアが自己PRになる理由
ボランティアの経験が自己PRとして有効な理由は、ボランティアを通じてアピールできる強みがあるためです。どのようなことをアピールポイントにできるのか、以下で紹介します。
行動力をアピールできるため
ボランティア活動に参加した経験は、人のために自発的な行動ができるポジティブな印象を与えられます。ボランティアは自らの意思で参加する活動であり、人のため、社会のためになる行動をとれる人であると印象付けられるでしょう。
「どのようなきっかけで始めたか」「なぜ参加しようと思ったのか」など経緯についても盛り込んで説明するとより説得力が増します。
行動力がある人を求める企業は多いため、ボランティアを自己PRの材料にすることは非常に有効であるといえるでしょう。
誠実さをアピールできるため
ボランティアは仕事とは異なり、基本的に無償で見返りを求めずに活動するものです。そのような活動に進んで参加できる人からは誠実さを感じられます。見返りを求めず人のために行動できる誠実で優しいイメージを持ってもらえるでしょう。
企業は面接の場で就活生の人柄や価値観についても見ています。ボランティアに参加した経験を自己PRでアピールすると、人柄について好印象を与えられるでしょう。
問題意識の高さをアピールできるため
ボランティア活動には、災害支援や地域の環境保全、福祉や子ども関連などさまざまな社会問題が関わっています。ボランティアに参加する意欲があることは、社会問題に対する意識の高さを表すでしょう。
ボランティアへ参加した経験があることをアピールすると、日頃から社会問題に目を向けていて、自分から考えられる人材であるという印象を与えられます。
また、社会問題への意識だけではなく、それに対する解決策まで考えているとより効果的です。
ボランティアのエピソードを選ぶ方法
ボランティアの経験を自己PRの材料にする場合、具体的なエピソードとともに説明する必要があります。どのようなエピソードを選べばよいのかを解説します。以下のポイントを押さえて選んでみてください。
自主的に参加した活動を選ぶ
参加のきっかけが友人の誘いであった場合もあるでしょう。
しかし、そのような理由をそのまま自己PRに用いることは効果的とはいえません。企業は、主体性のある人材を求めることが多いため、受け身の姿勢では評価されにくい可能性があります。
エピソードを選ぶ際には、自らの意思で取り組んだ活動を選ぶことが重要です。
最近参加した活動を選ぶ
高校時代のボランティア活動ではなく、大学時代の活動をエピソードとして挙げるようにしましょう。より新しい経験を選ぶことで、現在の自分の強みや成長をアピールできます。
強みや価値観は数年の間に変化することがあり、古い経験では当時と現在でアピールポイントが異なる場合があります。また、古い記憶に基づくエピソードは、面接などで深掘りされた際に具体的に答えられない可能性もあるため、説得力を欠く恐れもあるでしょう。
できるだけ鮮度の高いエピソードを選び、自分の成長や現在の価値観を伝えられる内容にします。
集団で参加した活動を選ぶ
ボランティア活動には、個人で参加できるものもあれば、サークル活動やボランティア団体などの集団で実施するものもあります。自己PRに使用するエピソードとしては、集団で参加した活動を選ぶと効果的です。
集団での活動において、自分がどのような役割を果たし、どのような能力を発揮したのかを伝えることは、仕事における適性を示す重要なポイントとなります。特に、協調性やコミュニケーション能力といった、社会人にとって不可欠なスキルをアピールできるでしょう。
ボランティアを自己PRする際の注意点
ボランティアについて自己PRする際は、いくつかの注意点があります。以下で紹介する点を意識して作成することで、より魅力的で面接官の印象に残りやすい自己PRになるでしょう。
活動に参加しただけではアピールにならない
単にボランティア活動に参加したという事実だけでは、自己PRとして十分ではありません。
企業が自己PRを通じて注目していることは、学生の人柄や入社への意欲、仕事に対する姿勢などです。場合によっては、ボランティア経験そのものにはそれほど興味を持たないこともあります。
ポイントは、活動を通じて何を学び、どのように成長したかを具体的に伝えることです。どのような課題意識を持って活動に参加し、何を考え、どのような行動を取ったのかを整理し、明確に説明するようにしましょう。
専門用語は避ける
ボランティア活動を続けていると、特定の分野で使われる専門用語に触れることもあるでしょう。
特に長期間活動している人は、その専門用語に馴染みが深くなり、自然に使う可能性もあります。
しかし、自己PRで専門用語を多用すると、内容が十分に伝わりません。誰が聞いても分かりやすい言葉で説明することを心がけましょう。
また、ボランティアの活動内容に焦点を当てすぎるのではなく、自分の強みや学びを効果的にアピールすることが大切です。活動内容の説明は簡潔にまとめ、ポイントを明確に伝えられるよう意識しましょう。
ビジネスとの違いを理解する
ボランティアとビジネスの違いを正しく理解しておくことも重要です。ボランティアは基本的に無償の慈善活動である一方、ビジネスは利益を生むことを目的とした活動です。
この違いを曖昧にしたまま、「ボランティア経験を活かして社会貢献したい」とアピールすると、企業側からは「働くことをボランティアの延長として捉えているのではないか」と受け取られる可能性があります。
ボランティアについて語る際は、その経験が自分にどのような影響を与え、どのような成長につながったのかを伝えることに焦点を当てましょう。
AI面接「REALME」で自己PRの型を見つけよう
自分にとって最適な自己PRの型を見つけるには、AI面接「REALME」の活用がおすすめです。AIによる分析で自身の強みを把握でき、適切な自己PR法を見つけられるでしょう。
志望企業の現在地が分かる
「REALME」のAI面接を実施することで、志望企業の内定可能性を判定してくれます。志望企業における自分の現在地が分かり、内定に向けて逆算した対策が可能です。
志望企業にとってより効果的な自己PRを作成して自分を売り込むためにも、自分の現在地を確認しておきましょう。
自己PRのアピール方法が分かる
AI面接が終わった後にAIがフィードバックを行ってくれます。それを参考にすれば、自身の強みや弱みが客観視できるため、自己PRで何をアピールポイントにすればよいのかが明確になるでしょう。
また、「REALME」では志望企業の合格ラインを超えた学生のエントリーシートや面接での回答内容を閲覧できるため、自己PRの内容を参考にすれば効果的なアピール方法が分かります。
14の能力を点数化して見られる
「REALME」のAI面接を受けた後に新卒採用で重視される14の能力を点数化してくれます。定量的に示してくれるため、自分に不足しているものが客観的な視点で把握することができ、エントリーシート対策につなげられるでしょう。
自己PRでアピールポイントとなり得る点や、対策した方がよいポイントなどが可視化できるため、効率のよい対策が可能です。
ボランティアの自己PRは具体的にアピールしよう
ボランティア活動に参加した経験を自己PRの題材にすることは、自分の強みを企業にアピールするうえで有効な方法です。一方で、アピールする際は具体的な姿をイメージしてもらえるような内容を意識しなければなりません。
活動を通して感じたことや得られたもの、学んだことについてできるだけ詳しくアピールして、好印象を残せる自己PRにしましょう。
また、自己分析や面接練習には「REALME」の活用がお勧めです。AIとの面接やフィードバックを活かして、就職活動を成功に導きましょう。