PwCの本選考対策まとめ! 選考フローや選考のポイントまで徹底解説

「PwCって倍率が高くて自分じゃ本選考突破は難しいかも……」

そうお悩みの就活生の方向けに、実際にPwCの本選考を突破し、内定を獲得した26卒の方にインタビューをおこない、選考突破のコツや内定獲得のための対策方法を伝授していただきました!

これからPwCを受ける方や、PwCを志望している方必見の内容となっておりますので、本記事を見ながらキーエンス本選考突破のための対策を進めてみてくださいね。

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目次

PwCの本選考体験談を教えてくださった方

PwCの本選考体験談を教えてくださった方のプロフィール
  • 26卒
  • 早慶上理
  • 学生団体
  • 経済学ゼミ
  • コンサル志望

PwCで話していたガクチカ・志望動機

PwCのガクチカ

私がPwCの選考で話したガクチカは、学生団体での大規模イベント企画における困難を乗り越えた経験です。500名規模の就職活動支援イベントを企画する際に、予算不足とメンバー間の意見対立という二つの大きな課題に直面しました。予算については企業への新たなスポンサー提案を通じて解決し、意見対立については一人ひとりとの個別面談を重ねて根本的な課題を把握し、全員が納得できる落としどころを見つけました。この経験を通じて、多角的な視点で課題を捉え、関係者全員の利益を考慮した解決策を導き出す重要性を学びました。結果的にイベントは大成功を収め、参加者満足度95%を達成することができました。

PwCの志望動機

私がPwCのデジタルコンサルタント職を志望する理由は、日本企業のデジタルトランスフォーメーションを推進し、社会全体の生産性向上に貢献したいからです。大学でのデータ分析プロジェクトを通じて、テクノロジーがビジネスに与えるインパクトの大きさを実感しました。PwCは単なるIT導入ではなく、戦略立案からシステム構築、組織変革まで一気通貫でサポートする点が他社と差別化されていると考えています。また、グローバルネットワークを活用した最新の知見と手法を学べる環境にも魅力を感じています。入社後は持前の分析力と調整力を活かし、クライアント企業の真のDX実現に向けて価値を提供していきたいと考えています。

PwCの本選考の選考フロー

ES・Webテスト

ESでは志望動機、困難を乗り越えた経験、自己PRの3つの設問がありました。各400字程度で、論理性と具体性を重視して回答しました。WebテストはTG Webで言語と計数、性格診断が実施されました。時間が短く設定されているため、事前の練習が必須でした。他社の選考で何度か経験を積んでおいたことが功を奏しました。

グループディスカッション

学生6名でのグループディスカッションでは「日本の社会問題と解決策」というテーマが出されました。25分という限られた時間の中で、問題の定義から解決策の提案まで構造化して議論を進める必要がありました。積極的な発言よりも、議論全体の流れを整理し、他のメンバーの意見を適切に拾い上げることを意識しました。

job選考

モデル企業を使って、「現状のビジネス課題」についてデジタル施策を考案・提案する課題が出されました。

施策の優先順位付けや実行プロセスまで落とし込み、最終的には実際の業務をイメージした提案形式でプレゼンも行いました。

現実的な問題解決に対して、一般的な考えではなく柔軟な発想を入れつつ、業務や組織文化により良い影響を与えることができると伝えられるように意識をしました。

1次面接

マネージャーとの60分間の面接で、ケース面接とビヘイビア面接の両方が実施されました。ケース面接では「大学の魅力向上策」について問われ、現状分析からステークホルダー別の施策提案まで論理的に展開しました。ビヘイビア面接では学生時代の経験について深掘りされ、STAR法を意識して回答しました。

最終面接

パートナーとの60分間の面接で、主にビヘイビア面接とカルチャーフィットの確認が行われました。志望動機やキャリアビジョンについて深く掘り下げられ、PwCの価値観との適合性を確認されました。これまでの選考との一貫性を保ちながら、成長意欲と企業文化への共感を示すことを意識しました。

人事面接

業界志望理由やデジタルコンサルタント職の志望理由の確認が中心でオーソドックスな質問が中心。

面接では、能力やスキルだけでなく、価値観や考え方をしっかり見ていると感じました。また、質問に対して自分の考えを整理して簡潔に伝えることが重要だと実感しました。

PwCの本選考ES

設問①

志望動機

志望動機では、デジタルコンサルティングへの関心の背景として大学での研究経験を挙げ、PwCの一気通貫型支援の特徴とグローバルネットワークの強みを具体的に説明しました。単なる憧れではなく、自分の経験と将来のビジョンを結び付けて論理的に構成することを心がけました。入社後に提供したい価値についても、データ分析スキルと調整力を活かしたDX推進という具体的な内容で記載しました。

設問②

困難を乗り越えた経験

学生団体でのイベント企画における困難として、予算不足とメンバー間の意見対立を選択しました。困難の具体的な内容と解決に向けたアクションを詳細に記述し、結果として得られた学びを明確に示しました。コンサルタントに求められる課題解決力と調整力をアピールできるよう、プロセスを重視した構成にしました。

設問

自己PR

「多角的思考力と実行力」を強みとして設定し、ゼミでの研究プロジェクトでのリーダーシップ経験を具体例に用いました。定量的な成果も交えて説得力を持たせ、この強みがコンサルタント業務にどう活かせるかまで言及しました。抽象的な表現を避け、具体的なエピソードで裏付けることを重視しました。

PwCの本選考1次面接

聞かれた内容

1次面接では最初にケース面接が実施され、「自分の通う大学の魅力を向上させるための施策」について25分間で検討しました。現状分析から始めて、受験生・在学生・企業という3つのステークホルダーを設定し、それぞれに向けた施策を考案しました。面接官からは途中で「なぜその施策を優先するのか」「投資対効果はどう考えるか」といった深掘りの質問があり、論理的な根拠を求められました。

続いてビヘイビア面接では、学生時代に最も力を入れて取り組んだことやチームでの意見対立の解決方法について聞かれました。特に印象的だったのは「失敗から学んだ経験」について深く掘り下げられたことで、単に失敗談を話すだけでなく、そこから得た学びと今後への活かし方まで問われました。面接全体を通じて、論理的思考力と学習能力を評価されている印象を受けました。

逆質問

逆質問では、若手コンサルタントの成長環境と、デジタルコンサルティング領域での最新トレンドについて質問しました。面接官の方からは、PwCでは入社1年目からクライアントワークに参画できることや、常に最新技術をキャッチアップする文化があることを教えていただきました。また、私自身の関心分野であるAI活用について具体的な事例も聞くことができ、入社後のイメージを具体化することができました。

PwCの本選考最終面接

聞かれた内容

最終面接はパートナーとの面接で、これまでの選考とは異なりビヘイビア面接が中心でした。「なぜコンサルティング業界を志望するのか」「PwCを選んだ理由」「10年後のキャリアビジョン」といった根本的な動機について深く掘り下げられました。特に印象的だったのは「コンサルタントに必要な資質は何だと思うか」という質問で、これまでの経験を踏まえて論理的思考力、コミュニケーション能力、学習意欲の3つを挙げて説明しました。

また、「プレッシャーの強い環境でも働けるか」「クライアントから厳しい指摘を受けた時にどう対応するか」といった実務を想定した質問もありました。これらの質問を通じて、PwCの企業文化への適合性と、コンサルタントとしての覚悟を確認されている印象を受けました。面接官の方は終始穏やかでしたが、回答の一貫性や深さを細かくチェックされており、これまでの選考での発言との整合性も重視されていました。

逆質問

逆質問では、PwCが大切にしている価値観と、パートナーから見たPwCの強みについて質問しました。協働・多様性・誠実性という価値観について具体的なエピソードを交えて説明いただき、PwCの企業文化をより深く理解することができました。また、他のコンサルティングファームとの違いについても質問し、PwCの一気通貫型支援の優位性について実例を挙げて教えていただきました。最後に入社前に準備しておくべきことについても質問し、業界知識の習得とビジネススキルの向上についてアドバイスをいただきました。

PwCの本選考人事面接

聞かれた内容

人事面接は人事の方とオンラインで30分程度面接でした。「なぜコンサル業界を志望するのか」、「なぜ数あるファームの中でPwCなのか?」、「強みと弱みは何か?」「その強みを、ITSCでどのように活かせると考えていますか?」について質問がありました。面接は淡々と進み、シンプルな質問が多かったですが、自分の志望動機をしっかり言語化しておくことが重要だと感じました。言葉にまとめておくことで、冷静に自分の考えや強みを伝えられるので、面接官との認識のズレも減らせると思います。

逆質問

逆質問では、資格の費用補助についてと、内定後のインターンについて質問しました。担当の方には丁寧にお答えいただき、入社後の心構えについて理解を深めることができました。

PwC内定までの流れ

面接結果の通知方法

各選考段階での結果通知は比較的スピーディでした。ESとWebテストの結果は応募から1週間後にメールで通知され、グループディスカッションの結果は実施から3日後に連絡がありました。1次面接の結果は4日後にメールで連絡があり、最終面接の結果は2週間ほどでメールで通知されました。

内定通知書には初任給、配属予定部署、研修スケジュールなどが記載されており、内定承諾の期限は通知から2週間と設定されていました。

内定承諾はしたか?その理由は?

結果として、PwCの内定を承諾いたしました。最大の決め手となったのは、デジタルコンサルティングという成長分野で専門性を早期に身につけられる環境です。他にも戦略コンサルティングファームや総合商社から内定をいただいていましたが、テクノロジーとビジネス戦略を組み合わせた価値提供に最も魅力を感じました。

また、選考を通じて出会った社員の方々の知的レベルの高さと人柄の良さも大きな要因でした。厳しい選考過程でしたが、面接官の方々は皆親身になって対応してくださり、一緒に働きたいと思える仲間だと感じました。さらに、PwCのグローバルネットワークを活用して将来的には海外プロジェクトにも携わりたいという希望も叶えられると考えました。

コンサルティング経験を積んだ後のキャリアパスも魅力的で、事業会社での戦略企画やスタートアップでの事業開発など、多様な選択肢が広がることも承諾理由の一つです。

選考全体を通しての感想

PwCの選考は非常に体系的で、各段階で異なる能力が評価される仕組みになっていました。ESとWebテストでは基礎学力と論理的思考力、グループディスカッションでは協働力と積極性、面接では課題解決力と人間性が重視されていた印象です。

特に印象的だったのは、選考を通じて一貫して論理性が求められていたことです。

どの段階でも「なぜそう考えるのか」「根拠は何か」という点を深く掘り下げられ、感覚的な回答ではなく構造化された思考プロセスが評価されていました。

また、PwCの企業文化への適合性も重要な評価軸でした。協働・多様性・誠実性という価値観に沿った行動経験や考え方を示すことが求められ、単なるスキルだけでなく人間性も総合的に判断されていたと感じます。

選考期間は約2ヶ月と長期にわたりましたが、各段階でフィードバックをいただけたため、自分自身の成長にもつながる貴重な経験でした。

PwCの本選考突破のコツ

PwCの本選考を突破するためのコツ

PwCの選考を突破するために最も重要なのは、論理的思考力を日常的に鍛えることです。ケース面接では単に正解を出すことよりも、思考プロセスの明確さが評価されます。普段から「なぜ」「どのように」を意識して物事を考える習慣を身につけることをお勧めします。

また、PwCの企業文化と価値観を深く理解することも重要です。協働・多様性・誠実性という価値観に沿った具体的な経験を準備し、一貫したストーリーで話せるようにしておくことが必要です。表面的な志望動機ではなく、自分の価値観とPwCの価値観の親和性を示すことが求められます。

ケース面接対策については、フレームワークの暗記よりも、問題を構造化して考える力を養うことが大切です。日常的にビジネスニュースを読み、「この問題の原因は何か」「どのような解決策があるか」を考える練習を積むことで、本番でも自然に構造化思考ができるようになります。

PwCを受ける人へのアドバイス

PwCの選考は確かに厳しいものですが、自分自身の成長にとって非常に価値のある経験になります。結果に関わらず、論理的思考力やコミュニケーション能力を鍛える良い機会として捉えることが重要です。

準備においては、早期からの情報収集と継続的な対策が不可欠です。コンサルティング業界は人気が高く競争が激しいため、他の業界よりも念入りな準備が必要になります。OB・OG訪問を通じて実際の業務内容や企業文化を理解し、自分なりの志望動機を固めることをお勧めします。

また、選考期間中のメンタル管理も重要です。長期戦かつ各段階で多くの学生が落とされるため、モチベーションを維持することが challenging になります。同じ業界を志望する仲間と情報交換をしながら、お互いに励まし合える環境を作ることが大切です。

最後に、失敗を恐れずに挑戦する姿勢を持ってください。PwCの選考で求められるのは完璧な回答ではなく、真摯に課題に向き合い学び続ける姿勢です。

まとめ

PwCの選考体験を通じて、コンサルティング業界で求められる能力と企業文化の重要性を深く理解することができました。論理的思考力、コミュニケーション能力、学習意欲、そして何より誠実な人間性が評価されるファームだと感じています。

選考は決して簡単ではありませんが、十分な準備と強い意志があれば必ず突破できます。これから受験される皆さんが、自分らしさを大切にしながら挑戦され、素晴らしい結果を得られることを心より願っています。

PwCでの経験が皆さんのキャリアにとって価値あるものになることを確信しています。頑張ってください。

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