4月になると就活は本格化し、徐々に内々定も出始めるタイミングです。しかしエントリーを受け付けている企業もあるので「もう遅い」と諦める必要はありません。本記事では、4月が就活においてどのような時期なのか、対策ポイントと合わせて徹底解説します。
就活は4月からだと遅い?
就活を4月から始めるのは、就活を始める時期としては遅めです。
経団連に加盟している企業は、3月1日から採用情報が解禁されます。そのため4月から就活をスタートした場合、気になる企業がすでに募集を締め切っている可能性もあるため注意が必要。
また、実際に面接の選考がピークを迎えるのは6月からですが、4月からの準備だと2ヶ月しか時間がありません。駆け足の対策となってしまうことからも、4月スタートの就活は遅いといえます。
ただし、4月に募集を受け付けている企業もたくさんあるので、その年の就活を諦めてしまう必要はまったくありません。その後の行動次第で他の就活生に追いつくことは可能なので、効率的に就活を進めましょう。
一般的な就活生の4月の活動状況
内閣府の調査によると、「就活が始まった」と考える時期について、3年生の9月以前が約5割、3年生の3月が約2割となっています(※1)。
4月に就活が始まったと考える学生は0.5割を下回っており(※2)、ほとんどの就活生が4月までに就活を本格的にスタートしている状況です。
※1、2: “内閣府 学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査” 参照
大学4年の4月時点で内々定を獲得している割合
同調査によると、大学4年の4月時点で内々定を獲得している就活生の割合は61.3%(※1)。3年生の3月時点で内定を獲得している割合が42.0%である(※2)ことから、4月になるとすでに内々定を出している企業が多いことがわかります。
また、4月で最初に内々定を獲得する就活生の割合は約2割ともっとも多い(※3)とされ、4月に入ると就活の選考もすでに本格化してるといえます。
※1、2、3: “内閣府 学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査” 参照
一般的な就活のスケジュール
今後のスケジュールを立てるために、一般的な就活の流れも押さえましょう。選考のスケジュールは、経団連に入っている場合とそうでない場合で大きく異なります。
以下では、経団連に入っている企業とそうでない企業のスケジュールをそれぞれ解説します。より詳しい就活の流れについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
経団連に入っている場合
大手の日系企業など、経団連に入っている場合は以下のスケジュールが基本です。3月1日と6月1日にエントリーと本選考が開始となるため、これを区切りとして一気に就活はピークを迎えます。
・大学3年の3月…情報解禁
・大学4年の6月…選考開始
4月時点ではすでに情報が解禁されており、経団連に入っている企業もすでにエントリーを締め切っている可能性があります。
また、就活スケジュールは年々早期化しており、上記に合わせて対策を進めていても遅れを取る可能性も。就活を始めようと思ったタイミングですぐに行動し、気になる企業のスケジュールをまずは確認しましょう。
経団連に入っていない場合
経団連に非加盟の場合、足並みを揃えるようなルールはありません。企業ごとに各々のタイミングで選考がスタートするので、業界や志望先によってスケジュールは大きく異なります。
4月時点ではすでに内々定を出し始めている企業も多く、早期選考やインターンシップでの選考などで就活生を囲い込むケースもあります。一方で長期的にエントリーを受け付けている企業もあるため、幅広い視野で応募企業を探しましょう。
就活における「4月」とはどんな時期?
就活における大学4年生の「4月」がどのような時期に当たるのか、以下のポイントを踏まえて解説します。
・エントリーが徐々に少なくなる
・書類やWebテストによる選考が本格化する
・就活生が内々定を獲得し始めるタイミング
それぞれ解説していきます。
エントリーが徐々に少なくなる
4月に入ると募集を締め切る企業が増え、その後は徐々にエントリーできる企業が少なくなっていきます。しかし4月にエントリーすることができれば、一部の有名企業や人気企業にも応募できるタイミングです。
「もう遅い」と諦めず、自分に合った企業を探してみましょう!
書類やWebテストによる選考が本格化する
経団連に加盟している企業をはじめ、4月は書類やWebテストによる選考が本格化する時期でもあります。
4月に就活をスタートする場合は対策にかけられる時間が限られるため、企業ごとのスケジュールをチェックしながら優先順位を決めて取り組むことがポイントです。
就活生が内々定を獲得し始めるタイミング
4月になると、周りの就活生たちが徐々に内定を獲得しはじめます。4月からのスタートだと「出遅れた」と思うかもしれませんが、必要以上に悲観的になる必要はありません。
経団連に加盟している企業は6月以降に面接が本格化するので、それまでには面接対策を徹底しておきましょう。
就活を4月から始める場合のポイント
以下では、就活を4月から始める場合のポイントを紹介します。4月からの就活は限られた時間の中で効率的に対策を進めることがカギとなるので、ぜひチェックしてみてください。
・まずは企業のスケジュールをチェックしよう
・周囲の人やアドバイザーからのサポートを受けよう
・4月までに終えるべき対策が抜けていないか確認しよう
・書類作成やWebテストは短期集中型で結果につなげよう
・自分に合った企業を的確に見つけよう
それぞれ解説していきます。
まずは企業のスケジュールをチェックしよう
4月スタートの場合は、すぐに行動に移すことが重要!3月以降はエントリーを締め切る企業が徐々に増えていくので、まずは真っ先に志望企業のスケジュールをチェックしましょう。
志望企業や業界が定まっていない場合は気になる企業をリストアップして、就活ノートにそれぞれのスケジュールを書き込みます。企業のスケジュールを把握することでその後の計画を立てやすくなるので、まずは一通りチェックするのがポイント。
就活を進める中で気になる企業を見つけたら、その都度ノートに書き加えていきます。一通りのチェックを終えたら、短期集中型で自己分析も済ませましょう。
また、説明会が開催されている場合は並走して参加していきます。
周囲の人やアドバイザーからのサポートを受けよう
1人で就活を進めようとする学生もいますが、大学や就活サービスのサポートを活用した方が効率的に就活を進められます。
特に4月スタートの場合は、周りの就活生と比べて情報収集が遅れている状態です。キャリアセンターやエージェントの担当者など、就活に詳しいプロからのアドバイスを受けてみてください。
4月までに終えるべき対策が抜けていないか確認しよう
4月までに終えるべき対策が抜けていないかも確認しましょう。例えば自己分析や就活の軸の設定は4月時点で終えている状態が理想なので、早めに取り組む必要があります。
業界研究や企業研究も重要ですが、準備期間が限られているため、エントリーをした場合や興味を持った企業に絞ってその都度進めていくと効率的です。
書類作成やWebテストは短期集中型で結果につなげよう
書類作成やWebテストは短期集中型で結果につなげることがポイント!書類は「自己PR」「ガクチカ」「長所・短所」といったように、業界や志望職種ごとの大まかなひな型を作成してしまうと効率よく進められます。
Webテストは企業によって採用している方式が異なり、その種類によって対策方法も変わってきます。過去の事例や案内のURLなどをもとに種類を調べて、解き方のコツを押さえましょう。
自分に合った企業を的確に見つけよう
4月以降の就活では、やみくもに選考を受けていては非効率です。自分に合った企業を的確に探すことができれば、書類作成や面接対策も自然とスムーズに進みます。
一斉にエントリーを受け付けているような採用枠への応募だけでなく、エージェントやスカウトサービスなどを通じて非公開求人を紹介してもらうこともおすすめ!担当者との相性やサービスの使いやすさなどもあるので、2〜3社を目安に登録してみてください。
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4月からの就活はまだ遅くない!効率よく進めて納得できる結果につなげよう
大学4年生の4月はほとんど多くの就活生がすでに就活を始めており、これから就活を始める時期としては遅いタイミング。しかしエントリーを受け付けている企業もたくさんあるので、行動次第では遅れを十分取り戻せます。まずは企業のスケジュールを一通りチェックして、説明会に参加しつつ自己分析や書類作成を進めましょう。1人で悩まず、キャリアセンターやアドバイザーに頼ると効率的に進められておすすめです。