就職試験では、適性検査としてTG-WEBが出題されることがあります。TG-WEBは、SPIや玉手箱などといったほかの適性検査に比べて難易度が高い検査です。
TG-WEBを受ける場合、SPIや玉手箱に向けた対策である程度はカバーできます。ただし、旧形式の非言語をはじめとする見なれない出題に対して「難しすぎる」と感じる人もいるでしょう。そのため、TG-WEBを受けるときは専用の対策をおすすめします。
本記事ではTG-WEBの対策やおすすめの教材を紹介します。参考にしてください。
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TG-WEBとは?新旧や他テストとの違い
TG-WEBは、ヒューマネージ社が提供する就職活動で使われている適性検査です。言語問題・非言語問題・英語・性格検査の4種類があり、出題形式も新形式と旧形式の2種類があります。
- 新形式:比較的簡単な問題を短時間で解く
- 旧形式:難しい問題を時間をかけて解く
新形式では、非言語の問題数36問に対して制限時間が8分と短い点が特徴です。問題数が多いため、時間に間に合うように素早く解答する必要があります。ただし、問題自体の難易度は高くありません。
旧形式では、1問あたり1〜2分使える時間設定です。ただし、問題自体の難易度は高いといえます。
どちらの形式が採用されているかは企業によって異なります。どちらを受けるかわからないときは、両方の対策をしましょう。
また、TG-WEBは、SPIや玉手箱などほかの適性検査と比べて難易度が高いことが特徴です。また、出題される問題の傾向も少し異なります。TG-WEBと他テストとの違いを以下に示します。
TG-WEBの出題範囲 | SPI | 玉手箱 |
旧形式・言語(文章) | 〇 | 〇 |
旧形式・非言語(推論・特殊) | × | × |
新形式・言語(語彙・文章) | 〇 | 〇 |
新形式・非言語(計算・図表・資料) | × | 〇 |
英語 | 〇 | 〇 |
対策必須!TG-WEBが「難しすぎる」といわれる理由
TG-WEBはほかの適性検査と比べて難易度が高く、「難しすぎる」といわれることがあります。
理由として、問題自体の難易度が高いことがあげられるでしょう。TG-WEBは独特の形式であり、あまり見たことがないような問題が出題されます。
また、参考書や問題集などの対策本が少ないことも理由のひとつです。数少ない書籍で対策しなければならないため、難しいと感じる人が多くいます。
加えて、TG-WEBの合格ラインは企業により異なります。合格ラインを意識した対策がしづらい点も、難しすぎるといわれる理由です。
TG-WEB対策におすすめの教材一覧
TG-WEBの対策ができる、定番の問題集や練習問題に挑戦できるWebサイトなどを紹介します。有料アプリを利用しての対策方法もあるため、あわせて活用してください。
(問題集)これが本当のWebテストだ!
SPIでは鉄板の1冊である「これが本当のWebテストだ!」には、TG-WEB版の問題集もあります。
馴染みがない非言語問題を、分かりやすく解説している対策本です。A8・G9・W8などの性格診断にも対応していて、例題や実際の出題範囲をあげながら詳しく解説しています。
ただし、英語問題の掲載が少ない点はデメリットです。英語を重点的に対策したい方は、他の教材も併用しましょう。
TG-WEBを対策できる無料・一部無料・有料のサイト・アプリ
練習問題や模擬試験などが提供されているWebサイトもあります。TG-WEBは旧形式の非言語問題が難しいといわれているため、練習問題を繰り返し解いてパターンを把握することが重要です。
主なWebサイトを以下に示します。
TG-WEB 問題 | sweet pea:一部無料 TG-WEB 練習問題(模擬試験)に挑戦!:無料(5問だけ) |
また、有料アプリの「TG-WEB対策」を利用すれば、スマートフォンでTG-WEBの対策ができます。収録されている問題数は、問題集の約30倍と豊富な点が特徴です。
有料アプリは以下の通りです。
TG-WEB対策 言語 就活・転職対策アプリ:iOS・500円 TG-WEB対策 言語:Android・500円 |
Webサイトやアプリならいつでもどこでも勉強ができるため、忙しい就活生に向いているでしょう。
企業の導入理由:TG-WEB eyeのAI監視機能で不正防止・精度向上
就職試験で適性検査を導入する企業の多くは、SPI・SHLテスト(玉手箱)を導入しています。ただし、TG-WEBは対策本が少なく、学力ではなく純粋なIQを測りやすいため、これらを測る目的で導入する企業も存在します。
また、TG-WEBにはオンラインAI監視型Webテスト「TG-WEB eye」の監視機能がある点が特徴です。不正防止や精度向上を目的とした機能であり、AIカメラ機能を使ってカンニングや替え玉受験を防げます。
例えば、ANAや大塚製薬、日本テレビなど大手企業もこの監視型テストを導入しているとされています。
不正の禁止は当然のことですが、念のため認識しておきましょう。
TG-WEBで高得点を目指す!対策・勉強法
ポイントは問題集の解答速度を上げることです。TG-WEBはSPIや玉手箱などの他のテストと比べると、とにかくスピードが求められます。それゆえ最も難易度が高いとされています。
1問の解答時間目安
- 旧形式の場合:1~2分(旧形式の独特な出題内容も把握しておくこと)
- 新形式の場合:15秒
基本の合格ラインは6〜7割といわれていますが、たとえば伊藤忠商事だと正答率が7〜8割といわれています。
なお、TG-WEBは誤謬率(ごびゅうりつ)という、解答欄を埋めた全体数に対する不正解の割合を測っていません。そのため、仮に当日時間がなくても、分からない問題はとりあえず解答欄を埋めておいてよいでしょう。
選考前に!AI全国共通模試「REALME」で事前に内定判定
自己PRを客観的に評価したい方や、TG-WEBにおける模範解答を知りたい方は、「REALME」のAI面接がおすすめです。
AIとの面接によって能力を定量化でき、自分の能力を客観的に見ることができます。
AIで客観的に強み弱み分析ができる
AIと面接をすることで、自分の強みや弱みの分析が可能です。AIによる客観的な評価を確認でき、足りない部分を改善できれば、内定確率を上げることにつながります。
内定判定を上げるFBをもとに自分の強み弱みを分析・把握すれば、TG-WEBの対策にも役立つでしょう。
志望企業を内定判定!現在地が分かる
「REALME」の最大の特徴は、AIとの面接によって志望企業の内定可能性が分かることです。また、志望企業の合格基準に達している学生の能力と比較して、自分の現在地が把握できるため、内定に必要な努力や改善点も確認できます。
「REALME」で把握した苦手分野を中心に、TG-WEBや面接の対策をすれば効率的です。
過去の合格ラインからAIで抽出したES・面接解答例を見れる
志望企業の合格ラインを超えた面接解答例やESデータを閲覧できる点もおすすめポイントです。最終選考まで進んだ学生の模範解答例が見られるため、自身が面接を受ける際の対策に役立てられます。
また、面接解答例だけではなく自己PRやガクチカの閲覧も可能です。自分の自己PRと比較して客観的に評価できるでしょう。
面接
TG-WEBの実施は企業と学生のミスマッチを防ぐために有効な手段です。事前に対策をして、万全な状態でTG-WEBに臨みましょう。対策本の種類は少ないものの、限られた教材でも効果的な方法で勉強すれば十分な対策が可能です。
TG-WEBに通った場合は、その後の面接の対策が求められます。「REALME」のAI面接を活用して、面接練習や改善を繰り返しましょう。