近年、オンライン面接の普及やAIの技術向上を受け「AI面接」を導入する会社が増加しています。AI面接とはその名のとおり、AIが面接することを指した新たな面接方式です。生身の人間相手ではない分、AI面接の傾向やポイントを押さえた対策が重要です。
この記事の前半では、AI面接で気を付けることや準備のポイント、後半では就職活動で役に立つツール「REALME」について解説します。
AI面接で落ちる理由は?
AI面接でも、通常の面接と同じように落とされることがあります。では、AI面接ではどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。正確に対策するため、注意するポイントをしっかりと押さえておきましょう。ここからは、AI面接で落とされてしまう理由について解説します。
コミュニケーション能力の低さ
AI面接で落ちる理由の一つに「コミュニケーション能力の低さ」が挙げられます。AI面接では、声のトーンやペース、話すスピード、抑揚などを分析・評価しています。一般的な受け答えより対応が遅れる、同じような内容を話してしまい落ち着きが見られない、などが起こると、コミュニケーション能力において低い評価を受けやすくなることが考えられるでしょう。AIは音声を認識して判断するため、ハキハキとした明るい声で、落ち着いた回答が高評価につながります。
話の内容が論理的ではない
AI面接では、応募者の回答がどれだけ論理的に構成されているか、も大切な要素です。話の整合性がなく矛盾した回答になっていると、論理的でないと判断される可能性があります。そういった印象を与えないためにも「話をまとめて、できる限り簡潔に伝える」「内容の矛盾をなくし、話を論理的に組み立てる」ことを心がけましょう。
表情や服装が不適切
AI面接では、マナーや身だしなみなどに関するポイントもチェックされています。服装・表情・見た目・態度が不適切と判断されると、落とされる原因となってしまいます。AI相手であっても、面接にふさわしい格好で臨むことも一つのポイントです。企業とのマッチ度を上げるためにも、マナーや身だしなみには十分気を付けましょう。
AI面接で落ちないための準備は?
AI面接で落ちないためにどのような準備をすればよいのでしょうか。ここでは具体的に、面接当日までにやっておきたい準備について解説します。把握してしっかりと準備しておきましょう。
想定質問から傾向を把握する
AI面接は対人間の面接に比べて、質問のパターンがある程度決まっている傾向にあります。例えば、キャリアビジョンなどの将来に関する質問より、応募者の過去を問う質問が多いと言われています。
・学生時代に力を入れて取り組んだことは何ですか?
・今までで最も熱心に取り組んだことを教えてください。
など、過去に関する質問にどのような角度から聞かれても答えられるように準備しておきましょう。
想定される質問を予め把握しておくことが対策につながります。
ロジックツリーを活用する
ロジックツリーとは、あるテーマを細分化し、それぞれの要素を体系的に整理する手法です。別名「論理木」とも呼ばれ、特定の問題を論理的に理解したいときに役立ちます。一つのテーマを細かく分析し、そのテーマをさらに細かく分析し・・・と繰り返すことで、過去の経験をしっかりと理解して言語化できれば、AI面接でも自信を持って対応できます。
AI面接の練習をする
AI面接が初めての場合は、どのようなものなのか想像がつきにくい部分もあるでしょう。さまざまな就活ツールには、AI面接の練習ができるものもあります。そういったツールを利用し、AI面接の形式に慣れておくことも重要です。練習のアプリでもAIからの評価が得られるため、本番に似た環境での練習ができ、評価基準が分かることも大きなポイントです。
AI面接で回答する際のポイントは?
ここまで、AI面接で落ちないためのポイントを解説してきました。では、AI面接での回答は具体的にどのように答えるとよいのでしょうか。ここでは、AI面接で回答する際のポイントを解説します。以下のポイントを踏まえて準備し、面接に備えましょう。
結論から先に伝える
前述した通り、AI面接では「いかに論理的に話ができているか」という点に着目しています。そのため、長々といきさつを説明して最後に結論がくる形式より、結論ファーストであるほうが望ましいでしょう。
これは対人間の面接でも効果的な手法であるため、普段から結論を先に述べる習慣を身に付けておきましょう。また、AIの質問に回答する際は、なるべく簡潔に答えることを心がけておくと、より分かりやすい伝え方ができます。
具体的なエピソードや数値を盛り込む
AIは、抽象的であいまいな表現の判断が苦手です。対人間の面接では行間を読んで汲み取ってくれることも、AIだと汲み取れない可能性があり「もう少し詳しく教えてください」と言われることがあります。
「最初は〇〇だったが、〇〇まで伸ばすことができた」など、回答には具体的な数字やエピソードがあると、AIも分析・判断しやすくなるでしょう。
STAR法を活用する
AI面接で質問に具体的な回答をするときは、STAR法を意識するとよいでしょう。
STAR法とは、Situation(状況)・Task(課題)・Action(行動)・Result(結果)の頭文字を取ったものです。
具体的には、
・S:Situation(状況)
「私は学生時代、〇〇に取り組んできました。」
・T:Task(課題)
「そのとき、〇〇という課題がありました。」
・A:Action(行動)
「しかし私は〇〇と考え、〇〇しました。」
・R:Result(結果)
「その結果、〇〇という成果が得られました。」
このような形で、4つのフェーズに分けて伝える手法です。無理に1文でまとめる必要はないため、簡潔に話すことを心がけましょう。
AI面接で落ちないために「REALME」を活用!
これまで説明してきたことに加えて、AI面接で落ちないためには「REALME」を活用しましょう。「REALME」は、たった20分のAI面接で客観的に強みを分析できる、就活生の強い味方です。
ここでは「REALME」の活用方法について解説します。
AI面接の結果で志望企業の内定を判定
「REALME」では、AI面接の結果を過去の合格者データと比較することで、志望企業の内定判定を確認できます。
また、現在の内定判定を把握することで、今エントリーするべきなのか2次募集まで待ったほうがよいのかが分かり、最適なエントリータイミングが分かります。
合格ライン学生のAI面接結果データが見られる
志望企業の合格ラインに達している学生のAI面接内容やESが見られることも、「REALME」の強みです。
自分と似たアピールポイントや価値観を持っている学生のデータを見て、自分のデータと比較することで、合格に足りない部分が分かります。
面接のフィードバックももらえるため、内定率を向上させる効果的な対策ができるでしょう。
AI面接を通して自分の強みと弱みを定量化
「REALME」でAI面接をすることで、客観的な視点から自分の強みや弱みを定量化できます。自分の強みに合った業界や企業の特徴が分かり、ミスマッチも防げます。
自分の強みを知ることで、AI面接でも説得力のある回答ができ、内定に近付くでしょう。
AI面接で落ちないための対策を講じよう!
AI面接で落ちないためにはポイントがあり、さまざまな対策が可能です。対人間の面接との共通点も多くありますが、AI面接ならではの特徴もしっかりと把握して当日に備えましょう。
「REALME」ではAI面接が何度でも受けられます。うまく活用することで、内定獲得を目指しましょう。